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RMAN スクリプトの手動での作成について

テンプレートウィザードを使用する代わりに RMAN スクリプトを手動で作成できます。 ス クリプトを作成するときは、バックアップ形式を指定し、出力ファイルに名前を割り当てる必 要があります。次の注意事項に留意してください。

RMAN は、以下のさまざまなタイプのバックアップをサポートしています(例 では、nは 1 以上でなければなりません):

BACKUP FULL

BACKUP INCREMNTAL LEVEL 0 (増分バックアップのための完全 バックアップベース)

BACKUP INCREMENTAL LEVELn (差分増分バックアップ)

BACKUP INCREMENTAL LEVELnCUMULATIVE (累積増分バック アップ)

データファイルバックアップセットを生成する場合、増分バックアップまたは 完全バックアップのいずれかを実行できます。完全バックアップと増分レベ ル 0 のどちらもデータファイルの完全バックアップを実行します。 ただし、増 分レベル 0 バックアップは増分レベル n および増分レベル n 累積バック アップのベースとして使用できます。

バックアップ形式 (Backup type)

ファイル名に関しては、次の注意事項に従ってください。

各出力ファイルには一意の名前が付けられている必要があります。この 条件を満たすには、%U 形式の指定子を使用します。%U は %u_%p_%c と等価であり、この指定子によって、すべての状況でバックアップセット 名の一意性が保証されます。

バックアップファイル名の形式の末尾に %t を配置します。NetBackup では、カタログイメージの検索条件の一部にタイムスタンプを使用します。

このタイムスタンプを指定しない場合、NetBackup カタログの拡大に伴っ てパフォーマンスが低下する場合があります。

すべての RMAN バックアップピースの名前に指定された形式に、空白 文字が含まれていないことを確認してください。

ファイル名

NetBackup for Oracle のサンプルスクリプトについて

NetBackup for Oracle をインストールする場合、例として使用できるサンプルスクリプト がいくつかあります。 使用するサンプルスクリプトをご利用の環境内で機能するように変 更する必要があります。 NetBackup インストールでは、サンプルスクリプトを次のディレク トリに書き込みます。

Windows の場合:

install_path¥NetBackup¥dbext¥Oracle¥samples¥rman UNIX の場合:

/usr/openv/netbackup/ext/db_ext/oracle/samples/rman

Oracle のサンプルスクリプトは次のとおりです。

Windows の場合:

第 4 章 Oracle のポリシー構成 111 スクリプトまたはテンプレートベースの Oracle ポリシーについて

cold_cluster_database_backup.cmd cold_database_backup.cmd

cold_pdb_backup.cmd

cluster_database_restore.cmd complete_database_restore.cmd complete_pdb_restore.cmd

hot_database_tablespace_backup_proxy.cmd hot_pdb_backup.cmd

hot_database_backup.cmd

hot_pdb_tablespace_backup_proxy.cmd pit_database_restore.cmd

pit_cluster_database_restore.cmd pit_pdb_restore.cmd

UNIX の場合:

cold_database_backup.sh cold_pdb_backup.sh hot_database_backup.sh

hot_database_tablespace_backup_proxy.sh hot_pdb_backup.sh

hot_pdb_tablespace_backup_proxy.sh complete_database_restore.sh complete_pdb_restore.sh pit_database_restore.sh pit_pdb_restore.sh

NetBackup for Oracle のサンプルスクリプトの使用

次の手順は、サンプルスクリプトを使用して自分のスクリプトを手動で作成する方法を示 しています。

NetBackup for Oracle で提供されるサンプルスクリプトを使用する方法

1 サンプルスクリプトを、クライアント上の別のディレクトリにコピーします。Oracle スクリ プトは、クライアント上のどの場所にも格納できます。

2 ご使用の環境に合わせて各スクリプトを編集します。

3 UNIX の場合、適切なユーザーとしてログインするように、必要に応じて su コマンド

を使用します。

su - user(user は Oracle 管理者アカウント) を Oracle スクリプトに含めない場 合、適切なユーザーとしてログインしなければ、これらのスクリプトが適切な権限およ び環境変数を使用して実行されません。データベースのバックアップとリストアに問 題が起こる可能性があります。

set duplex コマンドについて

RMAN は、同時に 4 つまでのバックアップセット (すべて同一の複製) を作成可能な API を提供しています。たとえば、NetBackup を使用して、各コピーのバックアップを異なる テープに行うと、障害、メディアの損傷または人為的なミスからコピーを保護できます。こ の機能を利用するには、set duplex および send コマンドを実行する必要があります。

set duplexコマンドでは、取得する各バックアップのコピー数を指定します。set duplex コマンドは、コマンドを発行した後割り当てられるすべてのチャネルに影響します。それ は、セッション中に明示的に無効にされるか、または変更されるまで有効です。set duplex コマンドは、チャネルの割り当て後は発行できません。

コマンドの構文は次のとおりです。

set duplex = {ON | OFF | 1 | 2 | 3 | 4}

デフォルトでは、二重化は OFF に指定されています (1 つのバックアップセットが作成さ れます)。ON を指定すると、同一の 2 つのバックアップセットが作成されます。

二重化バックアップを実行するには、BACKUP_TAPE_IO_SLAVES 初期化パラメータを有 効にする必要があります。RMAN では、要求したバックアップコピーの数に応じて、必要 なメディアがすべて構成されます。BACKUP_TAPE_IO_SLAVESについて詳しくは、Oracle のマニュアルを参照してください。

send コマンドを実行して、各バックアップで使用するポリシーおよびスケジュールを指定

できます。NetBackup では、使用するメディアの判断にポリシーまたはスケジュールが使 用されるため、コピーごとにこの情報が必要になります。この情報が指定されない場合、

エラーが発生します。

コマンドの構文は次のとおりです。

send 'keyword=value [, keyword=value,...]';

ポリシーの指定に使用するキーワードは、CPF1_POLICY、CPF2_POLICY、CPF3_POLICY および CPF4_POLICYです。これらのキーワードによって、二重化ファイル 1 から 4 にバッ クアップポリシーが指定されます。

スケジュールの指定に使用するキーワードは、CPF1_SCHED、CPF2_SCHED、CPF3_SCHED および CPF4_SCHED です。これらのキーワードによって、二重化ファイル 1 から 4 にアプ リケーションバックアップスケジュールが指定されます。

テンプレートの格納について

NetBackup for Oracle は、バックアップテンプレートをマスターサーバーに保存し、リス トアテンプレートをクライアントに保存します。 バックアップテンプレートは、バックアップ (サーバー主導バックアップ、スケジュールバックアップまたはユーザー主導バックアップ) 時にマスターサーバーから取得され、クライアント上で実行されます。バックアップテンプ レートは、ポリシーのバックアップ対象リストに名前を指定することによって、ポリシーと関 第 4 章 Oracle のポリシー構成 113 スクリプトまたはテンプレートベースの Oracle ポリシーについて

め、サーバー主導バックアップおよびスケジュールバックアップでは、同じテンプレートの コピーが使用されます。 サーバー主導バックアップとスケジュールバックアップでは、ポリ シークライアントリストの各クライアントに同じテンプレートのコピーを使用します。

テンプレートを保存するときに、テンプレートが'.tpl' で終わっていない場合、テンプ レートを保存する前に、ファイル名に拡張子が付加されます。

NetBackup for Oracle クライアントでテンプレートが実行される前に、NetBackup は、そ のクライアントでのテンプレートの有効性を検証します。検証はそのテンプレートに格納さ れている Oracle のインストール情報を確認することによって行われます。有効なテンプ レートのみが各クライアントで実行されます。

NetBackup for Oracle リカバリを使用する場合、リストアテンプレートはクライアント上の ユーザーが指定した場所に保存されます。 保存場所は、ユーザーが書き込み権限を所 有するディレクトリへの完全修飾パスで指定する必要があります。

テンプレートには、実行時に復号化される暗号化パスワードが格納されています。

シェルスクリプトの保存について

シェルスクリプトは、NetBackup クライアント上に存在している必要があります。バックアッ プシェルスクリプトは、ポリシーのバックアップ対象リストにファイル名 (パスを含む) を指定 することによって、ポリシーと関連付けられます。サーバー主導バックアップまたはスケ ジュールバックアップの場合、ポリシーのクライアントリストに存在する各クライアントには、

同じ名前のスクリプトのコピーが同じ場所に存在する必要があります。

p.97 の 「Oracle ポリシーへのバックアップ対象の追加について」 を参照してください。

バックアップおよびリカバリ処理では、Oracle データベースアクセスまたはシステムユー ザーアカウント用にパスワードが必要な場合があります。シェルがシェルスクリプトを解析 するため、パスワードを平文で保存します。

NetBackup for Oracle の NetBackup Client Service ログオンアカウントの設定

このトピックは Windows プラットフォームで NetBackup for Oracle を実行するユーザー に適用されます。

デフォルトでは、NetBackup Client Service は SYSTEM アカウントで開始されるため、

データベースユーザー認証には特に注意が必要です。パスワードではなく OS 認証を 使用している場合、SYSTEMアカウントには、ターゲットデータベースに接続する権限があ りません。

OS 認証を使用する場合、SYSDBA 権限を持つアカウントで NetBackup Client Service を実行します。