環境内のサーバーとクライアントを構成した後、構成設定のテストを行います。作成した 自動バックアップスケジュールを手動バックアップで実行します。状態コードおよびその 他のトラブルシューティング情報の説明が参照できます。
『NetBackup 状態コードリファレンスガイド』を参照してください。
『VERITAS NetBackup トラブルシューティングガイド』を参照してください。
構成設定をテストする方法
1 マスターサーバーに管理者 (Windows) または root ユーザー (UNIX) としてログオ ンします。
2 NetBackup 管理コンソールを起動します。
3 左ペインで、[ポリシー (Policies)]をクリックします。
4 テストするポリシーをクリックします。
第 4 章 Oracle のポリシー構成 115 Oracle の NetBackup のためのテストの設定
[スケジュール (Schedules)]ペインには、テストするポリシー用に構成されたスケ ジュールの候補の名前が表示されます。
Oracle インテリジェントポリシーの場合、[インスタンス (Instances)]のペインにはポ リシーに設定されているインスタンスのリストを含んでいます。 バックアップを開始す る 1 つ以上のインスタンスを選択してください。
スクリプトまたはテンプレートベースのポリシーの場合、[クライアント (Clients)]ペイ ンにはクライアントの名前がリストに含まれます。バックアップを開始するクライアント の 1 つ以上を選択してください。
6 [手動バックアップ (Manual Backup)]ダイアログボックスの指示に従います。次に
[OK]をクリックします。
7 バックアップのステータスを確認するには、NetBackup 管理コンソールで[アクティ ビティモニター (Activity Monitor)]をクリックします。
アクティビティモニターおよびスクリプトの出力には、バックアップ操作の状態が示さ れます。
Oracle のバックアップとリス トアの実行
この章では以下の項目について説明しています。
■ NetBackup for Oracle の使用の概要
■ RMAN リポジトリの保守作業
■ RMAN リポジトリに対する問い合わせ
■ NetBackup for Oracle バックアップについて
■ bplist コマンドを使ったバックアップの表示
■ 期限切れのバックアップイメージの管理
■ NetBackup for Oracle のリストアについて
■ Microsoft Windows Cluster 環境での NetBackup for Oracle の使用
NetBackup for Oracle の使用の概要
NetBackup の GUI と CLI (Command Line Interface) を使用すると、Oracle RMAN ユーティリティを使用して、Oracle のバックアップおよびリカバリ操作を実行することがで きます。また、Oracle Enterprise Manager から Oracle のバックアップ操作とリカバリ操 作を実行することもできます。Oracle RMAN コマンドラインインターフェースから、RMAN リポジトリの保守作業および問い合わせを行うこともできます。
RMAN リポジトリの保守作業
RMAN リポジトリとは、RMAN でバックアップ、リカバリ操作および保守作業に使用され る、ターゲットデータベースに関するメタデータの集まりです。RMAN リポジトリは、リカバ
5
スの制御ファイルに排他的に格納することができます。RMAN では、制御ファイルのみを 使用してすべての主要なバックアップおよびリカバリ操作を実行できますが、RMAN コマ ンドの中には、リカバリカタログを使用するときにのみ有効なものがあります。
表 5-1 は、RMAN リポジトリを保守するために必要なタスクと、これらのタスクを実行する リポジトリ保守コマンドのサブセットを示しています。これらのコマンドの中には、RMAN の バージョンによっては利用できないものがあります。
表 5-1 タスクおよびコマンド タスクを実行するコマンド
作業
RMAN でリカバリカタログを使用するには、リカバリカタログにターゲットデータベースを登録しま す。登録するには、ターゲットデータベースを起動して、マウントを実行します。ただし、データベー スはオープンしないでください。RMAN プロンプトで、register database コマンドを実行し ます。
リカバリカタログへのデータ ベースの登録
reset database コマンドを実行することにより、リカバリカタログ内に新しいデータベースイン カネーションレコードを作成するように RMAN に指示します。
リカバリカタログ内のインカ ネーションのリセット
タスクを実行するコマンド 作業
NetBackup では、Oracle から独立してイメージを期限切れにできるため、RMAN リポジトリに期 限切れ情報を含めることができます。 リカバリカタログまたは制御ファイルのデータがバックアップ イメージカタログのデータと同期していること確認するために、RMAN のクロスチェックを実行しま す。クロスチェックは NetBackup で各バックアップピースの存在を問い合わせ、RMAN リポジトリ で利用可能または期限切れとマークします。
指定ファイルを調べるには次のコマンドの 1 つを使用します。イメージまたはリポジトリレコードを 削除するには別のコマンドを実行する必要があります。
■ change...crosscheck コマンドでは、NetBackup に問い合わせすることによってバック アップピースが利用可能かどうかが判断されます。 利用できない場合、RMAN によって期限 切れとマーク付けされます。バックアップピースが期限切れになっていても現在利用可能な場 合、RMAN によって利用可能とマーク付けされます。コマンドの構文は次のとおりです。
change backuppiece {primary_keylist | filename_list | tag} crosscheck;
change backupset {primary_keylist} crosscheck;
■ crosscheck backupset コマンドは、利用可能なバックアップピースと期限切れのバック アップピースの両方に対して有効です。RMAN では、バックアップピースの状態がこのコマン ドの結果 (利用可能または期限切れ) に応じて更新されます。
データベースのクロスチェックを行うには、RMAN を起動し、ターゲットデータベースとリカバリカ タログ (使っている場合) に接続します。RMAN コマンドプロンプトで、次を入力します。
allocate channel for maintenance type 'SBT_TAPE';
crosscheck backupset of database;
RMAN のクロスチェックを実行する時間は複数の要因によって決まります。
■ クロスチェックされる RMAN バックアップピースの数。
■ RMAN のバックアップピースの数、または NetBackup の保持期間を過ぎた RMAN のバック
アップピースの数 (RMAN ではなく NetBackup で期限切れにされる場合)。
■ RMAN バックアップピース名の形式、およびVeritas推奨の _%t が形式文の最後に表示され
るかどうか。
■ Oracle クライアントの数。
■ すべての種類の NetBackup ポリシーの数。
■ NetBackup がバックアップを保持する時間と、NetBackup カタログのクライアントのバックアッ プイメージの数。
■ RMAN カタログの保守作業のスケジュール時間とその間隔。
■ NetBackup マスターサーバー上のホスト名およびリバースホスト名解決の速度と精度。
■ 各クロスチェック要求中に NetBackup マスターサーバーによって実行される操作の数と複雑 さ。
■ 通常のパフォーマンス。
RMAN リポジトリ内の情報 のクロスチェック
第 5 章 Oracle のバックアップとリストアの実行 119 RMAN リポジトリの保守作業
タスクを実行するコマンド 作業
DELETE OBSOLETE コマンドは、指定のリカバリ可能性の要件を満たす必要がなくなったバック アップを削除します。 構成されたデフォルトの保持ポリシー、または DELETE OBSOLETE オプ ションが別個に指定する保持ポリシーに従って、古いピースを削除することができます。 DELETE コマンドの他のフォームと同様、削除されたファイルはバックアップメディアから削除されます
(NetBackup から期限切れになるなど)。 その後でリカバリカタログから削除され、制御ファイル に DELETED とマークされます。
引数なしで DELETE OBSOLETE コマンドを指定すると、RMAN は、現在構成されている保持ポ リシーによって定義されたすべての古いバックアップを削除します。たとえば、
Allocate channel for maintenance type 'SBT_TYPE';
DELETE OBSOLETE;
REDUNDANCY 句または RECOVERY WINDOW 句を DELETE と併せて使用することで、構成され たデフォルトのポリシーではなく特定の保持ポリシーを適用して古いバックアップを削除すること もできます。
DELETE OBSOLETE REDUNDANCY = 3;
DELETE OBSOLETE RECOVERY WINDOW OR 7 DAYS;
古いバックアップの削除
delete expired backupset コマンドは、リカバリカタログ内の期限切れのバックアップピー スに対してのみ有効です。RMAN は、期限切れのバックアップピースをリカバリカタログから削除 し、バックアップメディアからも削除します (NetBackup から期限切れにするなど)。
データベース内の期限切れのバックアップをリカバリカタログから削除するには、RMAN を起動 し、ターゲットデータベースおよびリカバリカタログデータベースに接続します。RMAN コマンドプ ロンプトで、次のコマンドを入力します。
allocate channel for maintenance type 'SBT_TAPE';
delete expired backupset of database;
crosscheck および delete backupset コマンドはオブジェクトのリストを操作が行われて いるオブジェクトに制限します。 この制限は、指定された Oracle デバイスタイプ(ディスクまたは SBT テープ)、オブジェクトタイプ(アーカイブされたログまたはデータベースファイル)、および日 付範囲に適用されます。
期限切れバックアップの削 除
タスクを実行するコマンド 作業
RMAN では、リカバリカタログが、ターゲットデータベースの現在の制御ファイルまたはバックアッ プ制御ファイルと比較されます。これに続いて、見つからない情報または変更された情報でカタ ログを更新します。
ARCHIVELOG モードで実行している場合、ログの切り替えが発生したり REDO ログをアーカイ ブする際に自動的にリカバリカタログが更新されないため、リカバリカタログの再同期化を定期的 に行ってください。
ターゲットデータベースの物理構造を変更した場合にも、リカバリカタログを再同期化する必要が あります。ログアーカイブ操作の場合、物理スキーマが変更されたときにリカバリカタログは自動 的に更新されません。
RMAN の backup、copy、restore、switch の各コマンドは、ターゲットデータベースの制 御ファイルが利用可能なときに自動的にリカバリカタログを更新します。リカバリカタログのデータ ベースは、これらのコマンドのうち 1 つが実行されるときに利用可能です。
backup コマンドまたは copy コマンドを実行したときにリカバリカタログが利用できない場合、手 動でリカバリカタログを再同期化する必要があります。
リカバリカタログを再同期化するには、RMAN を起動し、resync catalog コマンドを実行しま す。
リカバリカタログの再同期化
バックアップセット、バックアップピース、データファイルコピーまたはアーカイブ REDO ログの状 態が変更されたことを、RMAN に定期的に通知する必要があります。RMAN の change コマン ドを実行すると、有効なレコード変更をさまざまな方法で実行することができます。
change ... uncatalog コマンドでは、バックアップピース、データファイルコピーまたはアー カイブログへの参照がリカバリカタログから削除されます。このコマンドは、リカバリカタログを使用 する場合にのみ有効です。
change ... delete コマンドでは、バックアップピース、データファイルコピーまたはアーカ イブログへの参照が、制御ファイルおよびリカバリカタログから削除されます。このコマンドでは、
ファイルが物理的に削除されます。このコマンドは、リカバリカタログ使用の有無に関係なく有効 です。
change ... crosscheck コマンドでは、バックアップピース、データファイルコピーまたは アーカイブログへの参照が、制御ファイルおよびリカバリカタログから削除されます。 参照は、そ のファイルが存在しなくなると削除されます。 このコマンドは、リカバリカタログ使用の有無に関係 なく有効です。
change ... unavailable コマンドでは、バックアップピース、データファイルコピーまたは アーカイブログに利用不可能とマーク付けされます。このコマンドは、リカバリカタログを使用する 場合にのみ有効です。
バックアップセットまたは ファイルコピーの可用性の 変更
リストア検証では、ストレージ(NetBackup)からバックアップピースを取得し、取得したピースが完 全な状態であることを確認しますが、 内容をデータベースに保存することなく、そのバックアップ ピースを破棄します。
テストを行うバックアップを RMAN で選択する場合、restore ... validate を実行します。
テストを行うバックアップセットを指定する場合、validate backupset を実行します。
バックアップからのリストア の妥当性チェック
第 5 章 Oracle のバックアップとリストアの実行 121 RMAN リポジトリの保守作業