5
01V96を使ってみよう
モニターレベルを調節する
デジタル MTR を録音待機状態にして、デジタル MTR のトラック 1 〜 8 に送られる信号を 01V96 のインプットチャンネル 17 〜 24 に返し、MONITOR OUT 端子や PHONES 端 子を経由してモニターします。
1 デジタル MTR のトラックを録音待機状態に切り替えます。
このとき、デジタル MTR 側では、録音待機状態のトラックで入力信号をモニターできるよう に、モニターモードを切り替えてください(設定方法は、デジタル MTR の説明書をご参照く ださい)。これでデジタル MTR のトラック 1 〜 8 に送られた信号が 01V96 のインプット チャンネル 17 〜 24 に返されます。
2 LAYER セクションの[17-32]キーを押します。
チャンネルモジュールで操作可能なレイヤーとして、インプットチャンネルレイヤー17 〜 32 が選ばれます。
3 DISPLAY ACCESS セクションの[PAN/ROUTING]キーを繰り返し押し、
PAN/ROUTE 画面の ROUT17-STI ページを呼び出します。
4 インプットチャンネル 17 〜 24 で、S ボタンがオン、1 〜 8 ボタンがオフになっているこ とを確認し、PAN ノブを使ってモニター信号のパンを設定します。
5 DISPLAY ACCESS セクションの[HOME]キー→[F1]キーを押し、METER 画面の CH 1-32 ページを表示させます。
ヒント:インプットチャンネル 17 〜 32 のパン、フェーダー、[ON]キーを操作しても、モ ニター用の信号が変化するだけで、デジタル MTR に録音される信号には影響しません。
6 [ON]キー1 〜 8 がオンになっている(点灯している)ことを確認し、[STEREO]フェーダー を 0dB の位置まで上げます。
7 楽器の音を出しながら、適切なレベルのモニター信号が得られるように、フェーダー1 〜 8、
[MONITOR OUT]コントロール、[PHONES]コントロールを操作します。
この状態で、インプットチャンネル 17 〜 24 からステレオバスに送られる信号を、モニ ターシステムやヘッドフォンでモニターできます。
入力信号にイコライザーをかける
01V96 では、すべてのチャンネルに 4 バンドのフルパラメトリック EQ が搭載されていま す。ここでは、インプットチャンネルの EQ を使って、トラックに録音する前の信号を加工す る方法を説明します。
1 LAYER セクションの[1-16]キーを押します。
チャンネルモジュールで操作可能なレイヤーとして、インプットチャンネルレイヤー1 〜 16 が選ばれます。
2 [SEL]キーを使って、EQ を操作するインプットチャンネルを選びます。
ノート:L/R のレベルメーターが OVER の位置まで到達するときは、[STEREO]フェー ダーを下げてください。
5
01V96を使ってみよう
3 [EQ]キー→[F1]キーを押し、EQ 画面の EQ EDIT ページを呼び出します。
EQ EDIT ページでは、現在選ばれているチャンネルの EQ パラメーターを操作します。
4 ディスプレイ左上の ON/OFF ボタンがオン(ON)になっていることを確認します。
ON/OFF ボタンは、EQ のオン/オフを切り替えるボタンです。オフ(OFF)に設定されてい るときは、[ENTER]キーを押してオン(ON)に切り替えてください。
5 楽器を演奏しながら、EQ のパラメーターを調節します。
EQ のパラメーターを調節するには、ディスプレイ下部にカーソルを移動し、パラメーターホ イールを使って値を変更します。LOW、L-MID、H-MID、HIGH のバンドごとに、次のパラ メーターを調節できます。
・ Q(キュー)ノブ
F ノブで設定した中心周波数をブースト/カットするときのキュー(急峻度)を設定します。
設定範囲は 10 〜 0.10 で、値が大きいほどカーブの勾配が急になります。なお、
LOW/HIGH バンドでは、イコライザーのタイプを切り替える用途にも使います。
・ F(フリーケンシー)
ブースト/カットする中心周波数を設定します。可変範囲はどのバンドも 21.2Hz 〜 20.0kHz です。
・ G(ゲイン)ノブ
ブースト/カット量を− 18.0dB 〜+ 18.0dB の範囲で設定します。なお、LOW バンド EQ で HPF が選ばれているとき、および HIGH バンド EQ で LPF が選ばれているとき は、このノブを使ってフィルターのオン/オフを切り替えます。
また、SELECTED CHANNEL セクションのキー/コントロールを 使って EQ のパラメーターを操作することも可能です。この場合は、
[HIGH]/[HIGH-MID]/[LOW-MID]/[LOW]の各キーで操作する バンドを選び、[Q][FREQUENCY][GAIN]の各コントロールでそ
のバンドのパラメーターを操作します。
EQUALIZER
SELECTED CHANNEL
PAN
6 同じ要領で、他のインプットチャンネルの EQ を操作します。
入力信号にコンプレッサーをかける
01V96 のインプットチャンネル 1 〜 32 には、個別にコンプレッサーが搭載されていま す。ここでは、レコーダーに録音する前の信号をコンプレッサーで加工する方法を説明しま す。
1 LAYER セクションの[1-16]キーを押します。
チャンネルモジュールで操作可能なレイヤーとして、インプットチャンネルレイヤー1 〜 16 が選ばれます。
2 [SEL]キーを使って操作するインプットチャンネルを選びます。
3 [DYNAMICS]キー→[F4]キーを押します。
DYNAMICS 画面の COMP LIB ページが表示されます。このページでは、コンプレッサーの 設定(プログラム)をコンプレッサーライブラリーにストアしたり、すでにストアされている プログラムをリコールします。コンプレッサーライブラリーのナンバー1 〜 36 には、主要 な楽器に対応するプログラムがプリセットされていますので、これを利用してみましょう。
4 パラメーターホイールを回して中央のリストをスクロールさせ、リコールしたいプログラム を選択します。
リスト内で点線で囲まれている列が、
現在選択されているプログラムを表 します。
ヒント:
・ ディスプレイ右上に、EQ 通過後の信号レベルが表示されます。このメーターが OVER の位置まで到達する場合は、画面左上の ATT. ノブを使って EQ に入力される 信号のレベルを下げてください。
・ レコーダーから信号を返すインプットチャンネルに EQ をかけることも可能です。この 方法を使えば、レコーダーに録音される信号には影響を与えずに、モニターする信号の みを加工できます。
・ EQ ライブラリーには、主要な楽器に対応した EQ の設定(プログラム)がプリセットさ れていますので、これを利用してもいいでしょう。
5
01V96を使ってみよう
5 ライブラリーリスト左側の RECALL ボタンにカーソルを合わせ、[ENTER]キーを押しま す。
プログラムのリコールが実行されます。
6 [F3]キーを押します。
DYNAMICS 画面の COMP EDIT ページが表示されます。このページでは、コンプレッサー の各パラメーターを変更できます。
7 [ENTER]キーを押し、ディスプレイ左下の ON/OFF ボタンをオン(ON)に切り替えます。
ON/OFF ボタンは、コンプレッサーのオン/オフを切り替えるボタンです。インプットチャ ンネルのコンプレッサーが有効になります。
8 楽器を演奏しながら、必要に応じてコンプレッサーのパラメーターを調節します。
パラメーターを調節するには、ディスプレイ右下の PARAMETER フィールドに並んだノブ にカーソルを合わせ、パラメーターホイール(または[INC]/[DEC]キー)を操作します。
なお、インプットチャンネル 1 〜 32 には、コンプレッサーとは独立して利用できるゲート が搭載されています。ゲートを利用したいときは、コンプレッサーと同じ要領で
[DYNAMICS]キー→[F2]キーを押してゲートライブラリーを呼び出し、[DYNAMICS]
キー→[F1]キーを押して GATE EDIT ページでパラメーターを調節してください。
ヒント:
・ ダイナミクスプロセッサーには、COMP(コンプレッサー)、EXPAND(エクスパン ダー)、COMP.(S)(コンパンダーソフト)、COMP.(H)(コンパンダーハード)という 4 種類のタイプがあり、それぞれパラメーターの内容が異なります(タイプごとのパラ メーターについては、P.274 をご参照ください)。
・ COMP EDIT ページで、コンプレッサーのタイプを切り替えることはできません。この ため、特定のタイプを利用したいときは、コンプレッサーライブラリーからそのタイプ を使ったプログラムをリコールし、必要に応じてパラメーターを変更してください。
録音する
各チャンネルの音決めが終わったら、デジタル MTR に録音します。
1 デジタル MTR の録音を開始し、楽器を演奏します。
録音中は[HOME]キーを押して METER 画面の CH 1-32 ページ、または MASTER ペー ジを表示させ、インプットチャンネルの入力レベルやバス 1 〜 8 の出力レベルがクリップ しないかどうかを監視してください。
2 演奏が終了したら、デジタル MTR を停止します。
3 録音内容を確認するには、デジタル MTR を先頭から再生します。
4 録音内容に満足できたら、デジタル MTR を停止し、トラック 1 〜 8 の録音待機状態を解除 します。