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(2) CFM

3.2.8  IP インタフェースと IP パケット中継

(1) IP インタフェース数

IPv4 アドレスおよび IPv6 アドレスを設定したインタフェースを IP インタフェースと呼びます。本装置 では,次のインタフェースに IP アドレスを設定できます。

• イーサネットインタフェース

• イーサネットサブインタフェース

• ポートチャネルインタフェース

• ポートチャネルサブインタフェース

• VLAN インタフェース

• マネージメントポート

• シリアル接続ポート(AUX)

• ループバックインタフェース

本装置で使用できる最大 IP インタフェース数を次の表に示します。なお,IPv4 アドレスと IPv6 アドレス を同一のインタフェースで使用することも,個別に使用することもできます。

表 3‒47 最大 IP インタフェース数

IP インタフェース種別 IP インタフェース数

イーサネットインタフェース 16380※1

イーサネットサブインタフェース ポートチャネルインタフェース ポートチャネルサブインタフェース VLAN インタフェース

マネージメントポート 1

シリアル接続ポート(AUX)※2 1

ループバックインタフェース※3 1537

注※1

イーサネットインタフェース,イーサネットサブインタフェース,ポートチャネルインタフェース,ポートチャネル サブインタフェース,および VLAN インタフェースの合計数です。ただし,イーサネットサブインタフェース,ポー トチャネルインタフェース,ポートチャネルサブインタフェース,および VLAN インタフェースの合計数は 16000 となります。

注※2

IPv4 アドレスだけを使用できます。

注※3

グローバルネットワークおよび VRF ごとに一つ使用できます。それ以外に,グローバルネットワークおよび任意の VRF に 512 個使用できます。

(2) マルチホームの最大サブネット数

マルチホーム接続では一つのインタフェースに対して,複数の IPv4 アドレスまたは IPv6 アドレスを設定 できます。

(a) IPv4 の場合

IPv4 でのマルチホームの最大サブネット数を次の表に示します。ここで示す値は,コンフィグレーション で一つのインタフェースに設定できるアドレス数です。

表 3‒48 マルチホームの最大サブネット数(IPv4 の場合)

IP インタフェース種別 マルチホームのサブネット数

イーサネットインタフェース 256

イーサネットサブインタフェース 256

ポートチャネルインタフェース 256

ポートチャネルサブインタフェース 256

VLAN インタフェース 256

マネージメントポート 1

シリアル接続ポート(AUX) 1

ループバックインタフェース 1

(b) IPv6 の場合

IPv6 でのマルチホームの最大サブネット数を次の表に示します。ここで示す値は,コンフィグレーション で一つのインタフェースに設定できるアドレス数です。

表 3‒49 マルチホームの最大サブネット数(IPv6 の場合)

IP インタフェース種別 マルチホームのサブネット数

イーサネットインタフェース 7

イーサネットサブインタフェース 7

ポートチャネルインタフェース 7

ポートチャネルサブインタフェース 7

VLAN インタフェース 7

マネージメントポート 7

ループバックインタフェース 1

(3) IP アドレス最大設定数

(a) IPv4 アドレス

コンフィグレーションで装置に設定できる IPv4 アドレスの最大数を次の表に示します。

表 3‒50 コンフィグレーションで装置に設定できる IPv4 アドレスの最大数

IP インタフェース種別 IPv4 アドレス数

イーサネットインタフェース 16672

イーサネットサブインタフェース ポートチャネルインタフェース ポートチャネルサブインタフェース VLAN インタフェース

マネージメントポート 1

シリアル接続ポート(AUX) 1

ループバックインタフェース 1537

注※

イーサネットインタフェース,イーサネットサブインタフェース,ポートチャネルインタフェース,ポートチャネル サブインタフェース,および VLAN インタフェースの合計数です。ただし,イーサネットサブインタフェース,ポー トチャネルインタフェース,ポートチャネルサブインタフェース,および VLAN インタフェースの合計数は 16000 となります。

(b) IPv6 アドレス

コンフィグレーションで装置に設定できる IPv6 アドレスの最大数を次の表に示します。なお,ここで示す 値にはコンフィグレーションで設定した IPv6 リンクローカルアドレスの数も含みます。

表 3‒51 コンフィグレーションで装置に設定できる IPv6 アドレスの最大数

IP インタフェース種別 IPv6 アドレス数

イーサネットインタフェース 16672

イーサネットサブインタフェース ポートチャネルインタフェース ポートチャネルサブインタフェース VLAN インタフェース

マネージメントポート 7

ループバックインタフェース 1537

注※

イーサネットインタフェース,イーサネットサブインタフェース,ポートチャネルインタフェース,ポートチャネル サブインタフェース,および VLAN インタフェースの合計数です。ただし,イーサネットサブインタフェース,ポー トチャネルインタフェース,ポートチャネルサブインタフェース,および VLAN インタフェースの合計数は 16000 となります。

一つのインタフェースには必ず一つの IPv6 リンクローカルアドレスが設定されます。コンフィグレー ションでインタフェースに IPv6 グローバルアドレスを設定した場合,インタフェースには自動で IPv6 リ ンクローカルアドレスが設定されます。また,ループバックインタフェースにはリンクローカルアドレスの ほかに,VRF ごとに自動でアドレス「::1/128」が一つ設定されます。そのため,実際に装置に設定される IPv6 アドレスの最大数は次の表に示す値となります。

表 3‒52 装置に設定される IPv6 アドレスの最大数

IP インタフェース種別 コンフィグレーションで設定する IPv6 アドレス数

自動で設定される

IPv6 アドレス数 合計数

イーサネットインタフェース 16672 16380 33052

イーサネットサブインタフェース ポートチャネルインタフェース ポートチャネルサブインタフェース VLAN インタフェース

マネージメントポート 7 1 8

ループバックインタフェース 1537 2562 4099

注※

イーサネットインタフェース,イーサネットサブインタフェース,ポートチャネルインタフェース,ポートチャネル サブインタフェース,および VLAN インタフェースの合計数です。

(4) 最大相手装置数

本装置が接続する,通信できる最大相手装置数を示します。

(a) ARP エントリ数

IPv4 の場合,ARP によって,送信するパケットの宛先アドレスに対応するハードウェアアドレスを決定し ます。最大相手装置数は ARP エントリ数によって決まります。ARP エントリは,コンフィグレーションコ マンドを使用することで,スタティックにエントリ登録できます。コンフィグレーションで設定できるスタ ティック ARP エントリの最大数を次の表に示します。

表 3‒53 スタティック ARP の収容条件

項目 収容条件

スタティック ARP エントリ数 65535

本装置でサポートする ARP エントリの最大数については,「3.2.1 テーブルエントリ数」を参照してくだ さい。なお,ARP エントリの最大数は,スタティック ARP のエントリ数を含みます。

(b) NDP エントリ数

IPv6 の場合,NDP でのアドレス解決によって,送信するパケットの宛先アドレスに対応するハードウェ アアドレスを決定します。最大相手装置数は NDP エントリ数によって決まります。NDP エントリは,コ ンフィグレーションコマンドを使用することで,スタティックにエントリ登録できます。コンフィグレー ションで設定できるスタティック NDP エントリの最大数を次の表に示します。

表 3‒54 スタティック NDP の収容条件

項目 収容条件

スタティック NDP エントリ数 65535

本装置でサポートする NDP エントリの最大数については,「3.2.1 テーブルエントリ数」を参照してくだ さい。なお,NDP エントリの最大数は,スタティック NDP のエントリ数を含みます。

(c) RA の最大インタフェース数

RA ではルータから通知される IPv6 アドレス情報を基に端末でアドレスを生成します。本装置の最大イン タフェース数および最大プレフィックス数を次の表に示します。

表 3‒55 RA の収容条件

項目 収容条件

最大インタフェース数 16380

最大プレフィックス数 インタフェース当たり 7

装置当たり 32760