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TACACS+

9.2  時刻の設定

9.2.1 コンフィグレーションコマンド・運用コマンド一覧

時刻設定のコンフィグレーションコマンド一覧を次の表に示します。

表 9‒1 コンフィグレーションコマンド一覧

コマンド名 説明

clock summer-time サマータイムを設定します。

clock timezone タイムゾーンを設定します。

時刻設定の運用コマンド一覧を次の表に示します。

表 9‒2 運用コマンド一覧

コマンド名 説明

set clock ローカルタイムの日付,時刻を設定,表示します。

9.2.2 システムクロックの設定

タイムゾーンが JST,UTC からのオフセットが+9 の日本時間を設定する例を次に示します。

[設定のポイント]

時刻を設定する場合は,あらかじめコンフィグレーションコマンド clock timezone でタイムゾーンを 設定する必要があります。

[コマンドによる設定]

1.(config)# clock timezone JST +9

日本時間として,タイムゾーンに JST,UTC からのオフセットを+9 に設定します。

2.(config)# save (config)# exit

コミットモードが逐次コミットモードの場合は,save コマンドでスタートアップコンフィグレーション に保存します。手動コミットモードの場合は,commit コマンドでランニングコンフィグレーションに 反映したあと,スタートアップコンフィグレーションに保存してください。

そのあと,コンフィグレーションモードから装置管理者モードに移行します。

3.# set clock 1303221530 Fri Mar 22 15:30:00 JST 2013

JST での時間を 2013 年 3 月 22 日 15 時 30 分に設定します。

9.2.3 サマータイムの設定

タイムゾーンとして,標準時だけでなく,サマータイムも設定できます。サマータイムの設定では,サマー タイムの適用期間と標準時からの時間差を指定できます。サマータイムへ切り替わる時刻は,コンフィグ レーションコマンド clock timezone で指定された標準時を基準とします。

例えば,アメリカ東部標準時(EST)のタイムゾーンにアメリカ東部夏時間(EDT)を適用する場合,ア メリカ東部夏時間の適用期間である 3 月第 2 日曜日午前 2 時から 11 月第 1 日曜日午前 2 時までを 1 時間 差のサマータイムとして設定します。この場合,アメリカ東部標準時の 3 月第 2 日曜日午前 2 時にサマー タイム開始として,時刻を 1 時間進めます。また,アメリカ東部夏時間の 11 月第 1 日曜日午前 2 時にサ マータイム終了として,時刻を 1 時間戻します。サマータイムの適用例を次の図に示します。

図 9‒1 サマータイムの適用例

なお,サマータイムを設定するとき,適用期間の開始および終了を週で指定します。そのため,実際の適用 開始日および終了日は,指定月の最初の曜日によって決定します。例えば,最初の曜日が水曜で 30 日まで ある場合,週と日付の対応は次のようになります。

図 9‒2 週と日付の対応(最初の曜日が水曜の場合)

この例では,第 1 週が 1 日〜7 日,第 2 週が 8 日〜14 日,第 3 週が 15 日〜21 日,第 4 週が 22 日〜28 日,第 5 週が 29 日〜30 日となります。第 5 週を設定したときにその曜日が第 4 週までしか存在しない場 合,第 4 週の指定した曜日でサマータイムが開始または終了します。

[設定のポイント]

サマータイムを設定する場合は,コンフィグレーションコマンド clock summer-time でタイムゾーン からのオフセットを設定する必要があります。

[コマンドによる設定]

1.(config)# clock timezone EST -5

アメリカ東部標準時として,タイムゾーンに EST,UTC からのオフセットを-5 に設定します。

2.(config)# clock summer-time EDT recurring 3 2 sun 0200 11 1 sun 0200 offset 60

アメリカ東部夏時間として,3 月第 2 日曜日午前 2 時から 11 月第 1 日曜日午前 2 時までの期間に EDT を設定します。サマータイム適用期間中は,EST から 60 分時刻を先に進めます。

3.(config)# save (config)# exit

コミットモードが逐次コミットモードの場合は,save コマンドでスタートアップコンフィグレーション に保存します。手動コミットモードの場合は,commit コマンドでランニングコンフィグレーションに 反映したあと,スタートアップコンフィグレーションに保存してください。

そのあと,コンフィグレーションモードから装置管理者モードに移行します。

4.# show clock

Fri Mar 22 15:30:00 EDT 2013

時刻を表示します。2013 年 3 月 22 日はサマータイム適用期間内のため,EST より時刻が 1 時間進み ます。また,タイムゾーン名も EDT となります。