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FTP 接続応答メッセージの情報抑止機能

ドキュメント内 JP1/File Transmission Server/FTP(Windows(R)用) (ページ 89-93)

3   JP1/FTP のファイル伝送

3.14  FTP 接続応答メッセージの情報抑止機能

FTP

接続時の応答メッセージは,通常,次のように表示されます。

この応答メッセージ内のホスト名,製品名,およびバージョン情報を表示しないように できます。また,この応答メッセージを任意の文字列にすることもできます。

FTP

接続応答メッセージを変更するには,定義情報をあらかじめ登録しておきます。

この登録情報は,JP1/File Transmission Server/FTP Serverサービスを起動したあとに 有効になります。

3.14.1 定義情報を登録する

次のように,定義ファイルを作成し定義情報を記述してください。

(1) 定義ファイルの作成

次のパス名で定義ファイルを作成してください。

JP1/FTPのインストールディレクトリ¥FtsBanner.ini

(2) 定義ファイルの内容

次のように,Windowsの初期化ファイル(.ini)の形式で記述してください。

指定できるセクション,キー,および値を次の表に示します。

3-16 定義ファイル(FtsBanner.ini)の定義内容

(3) FTP 接続応答メッセージファイルの作成

FTP

接続応答メッセージを任意の文字列にする場合には,定義ファイルで

Display

OFF

に設定した上で,次のパス名で

FTP

接続応答メッセージファイルを作成してくださ い。

JP1/FTPのインストールディレクトリ¥FtsBanner.txt

(4) FTP 接続応答メッセージファイルの内容

次のように,FTP接続応答メッセージ文字列を記述してください。

注意事項

FTP

接続応答メッセージファイルは,1行以上で構成されます。

1

行に指定できる文字数は,256バイト以内です。256バイトを超える文字は無視 されます。

ファイルのサイズは,512バイト以内です。512バイトを超えると,ファイルが存 在しないものとみなされます。

改行だけの行も有効です。

コメントは定義できません。

0

バイトの場合,ファイルが存在しないものとみなされます。

接続する

FTP

クライアントによっては,応答メッセ−ジの形式に制限がある場合 があります。接続する

FTP

クライアントが認識可能な形式で

FTP

接続応答メッ セージファイルに記述してください。

3.14.2 表示される FTP 接続応答メッセージ

表示される

FTP

接続応答メッセージを次に示します。

定義ファイル(FtsBanner.ini)で

Display

OFF

に設定し,FTP接続応答メッセー ジファイル(FtsBanner.txt)が存在しない場合,FTP接続応答メッセージは次のよ うになります。

セクション キー 定義内容

[BANNER] Display ON|OFF

ON

FTP接続応答メッセージ内のホスト名,製品名,

およびバージョン情報を表示するかどうかを指定 します。

ON:表示します。

OFF:表示しません。

FTP

接続応答メッセージファイル(FtsBanner.txt)が存在する場合,FTPのプロト コル仕様に従って,FTP接続応答メッセージは,次のようになります。

ファイルの内容が

1

行の場合には,行の先頭に応答コード「220 」が付加されます。

ファイルの内容が複数行の場合には,最初の行の先頭に「220- 」,最後の行の先頭に

「220 」,および最初と最後以外の行の先頭に

5

個の半角スペースが付加されます。

FTP

接続応答メッセージの例を次に示します。

FTP

接続応答メッセージファイル(FtsBanner.txt)の内容:

FTP

接続応答メッセージ:

ドキュメント内 JP1/File Transmission Server/FTP(Windows(R)用) (ページ 89-93)