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定義情報の保存・復元

ドキュメント内 JP1/File Transmission Server/FTP(Windows(R)用) (ページ 72-76)

3   JP1/FTP のファイル伝送

3.7  定義情報の保存・復元

JP1/FTP

の定義情報を保存し,別の環境で復元できます。一つのシステムで設定し,複

数のシステムに配布することで,複数システムの環境を統一できます。保存,復元でき る定義情報は,次の四つです。

環境情報

ログインユーザ情報

自動起動プログラム情報

伝送情報

定義情報の保存,復元は[定義情報の保存・復元]を起動し,[定義情報の保存・復元]

ダイアログボックスから,またはコマンドで実行します。

[定義情報の保存・復元]ダイアログボックスの表示方法

Windows

の[スタート]メニューから[プログラム]−[JP1_File Transmission

Server_FTP]−[定義情報の保存・復元]を選択します。

[定義情報の保存・復元]ダイアログボックスを次の図に示します。

3-19 

[定義情報の保存・復元]ダイアログボックス

3.7.1 定義情報を保存する

定義情報を保存します。定義情報の保存は,[定義情報の保存・復元]ダイアログボック ス,またはコマンドで実行します。

(1) [定義情報の保存・復元]ダイアログボックスで実行する

1.

[定義情報の保存・復元]ダイアログボックスで[保存]をクリックする。

[保存する情報の選択]ダイアログボックスが表示されます。[保存する情報の選択]

ダイアログボックスを次の図に示します。

3-20 

[保存する情報の選択]ダイアログボックス

2.

保存する定義情報を選択し,任意のコメントを

0

40

バイトの文字列で指定する。

コメントは,定義情報を復元するときに表示されます。コメントの入力は省略できま す。

指定した定義情報に情報が何も登録されていない場合

登録情報がないままの状態で保存されます。このような情報は,復元時に復元情 報として指定できますが,登録情報がないまま復元されます。

3.

[OK]をクリックする。

保存するファイル名を指定するダイアログボックスが表示されます。

4.

定義情報ファイルの保存場所,ファイル名を指定して,[開く]をクリックする。

5.

[定義情報の保存・復元]ダイアログボックスで[閉じる]をクリックする。

(2) ftssave コマンドで実行する

定義情報を保存するコマンドの例を,次に示します。

すべての定義情報(環境情報,ログインユーザ情報,自動起動プログラム情報,伝送情 報)を保存します。保存する定義情報を指定することもできます。

ftssave

コマンドについては,「6. コマンド」の「ftssave−定義情報の保存−」を参照 してください。

3.7.2 定義情報を復元する

保存した定義情報を復元します。定義情報の復元は,[定義情報の保存・復元]ダイアロ グボックス,またはコマンドで実行します。

なお,IPF版で保存した定義情報を

IPF

版以外では復元することはできません。

また,逆に,IPF版以外で保存した定義情報を

IPF

版では復元することはできません。

また,定義情報の復元形式は,次の二つから選択できます。

元の情報を削除しない

復元先の元の定義情報を削除しないで,定義ファイルを復元します。

元の情報を削除する

復元先の元の定義情報を削除して,定義ファイルを復元します。

復元中に障害が発生した場合

復元中に障害が発生した場合,定義情報は復元されません。[元の情報を削除する]

を指定する前に,元の情報を保存しておくことをお勧めします。

環境定義復元時の履歴情報ディレクトリについて

環境定義に指定されている履歴情報ディレクトリは,自動で作成されません。履歴 情報ディレクトリがデフォルト以外の場合は,一度定義ユティリティで環境定義を 更新してください。ディレクトリがないと

JP1/FTP

の各種サービスが起動できませ ん。

(1) [定義情報の保存・復元]ダイアログボックスで実行する

1.

[定義情報の保存・復元]ダイアログボックスで[復元]をクリックする。

復元するファイルを指定するダイアログボックスが表示されます。

2.

復元するファイルを指定し,[開く]をクリックする。

[復元する定義情報の選択]ダイアログボックスが表示されます。

3-21 

[復元する情報の選択]ダイアログボックス

3.

復元する定義情報を選択し,選択した情報の復元の方法を指定する。

4.

[OK]をクリックする。

メッセージが表示されます。

5.

[OK]をクリックする。

6.

[定義情報の保存・復元]ダイアログボックスで[閉じる]をクリックする。

[復元する情報の選択]ダイアログボックスの各設定項目を次の表に示します。

3-9 

[復元する情報の選択]ダイアログボックスの設定項目

(2) ftsload コマンドで実行する

保存した定義情報を復元するコマンドの例を,次に示します。

すべての定義情報(環境情報,ログインユーザ情報,自動起動プログラム情報,伝送情 報)を,元の情報を削除しないで復元します。復元する定義情報を指定したり,元の情 報を削除して復元したりすることもできます。

ftsload

コマンドについては,「6. コマンド」の「ftsload−定義情報の復元−」を参照 してください。

項目 設定内容

復元する定義情報 復元する定義情報を選択します。

[環境情報]

環境定義ユティリティで設定する情報を復元します。

[ログインユーザ情報]

ログインユーザの登録で登録した情報を復元します。

[自動起動プログラム情報]

自動起動プログラムの登録で登録した情報を復元します。

[伝送情報]

伝送の登録/実行で登録した情報を復元します。

復元の方法 元の定義情報を削除するか,しないかを選択します。

元の情報を削除しない

復元先の定義情報を削除しないで,保存した定義ファイルの情 報を復元します。

復元先に次に示すキーの情報があるときは,保存したファイル の情報に更新します。復元先に同一キーの情報がないときは,

保存ファイルの情報を追加します。

次のものがキーになります。

環境定義:環境定義全体が一つのキーになります。

ログインユーザ情報:ユーザ名

自動起動プログラム情報:ファイル名,ディレクトリ名 伝送情報:カード名

元の情報を削除する

復元先の定義情報を削除してから,保存したファイルの情報を 復元します。保存したファイルの情報がそのまま定義情報とな るため,不要な定義情報が残りません。元の情報の削除は チェックした定義情報単位で削除されます。ただし,環境定義 情報は削除されません。また,ユーザ情報を削除したときは,

自動起動プログラム情報も削除されます。

コメント 定義情報保存時に登録されたコメントが表示されます。

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