3 JP1/FTP のファイル伝送
3.2 ログインユーザの登録
ファイル伝送時にサーバにログインするログインユーザの登録をします。ここで登録し たユーザ以外から,着信の要求があった場合は,サーバ側で着信を拒否します。ログイ ンユーザは,サーバ側で[ログインユーザ登録]を起動し,[ログインユーザの登録]
ウィンドウで登録します。
[ログインユーザの登録一覧]ウィンドウの表示方法
Windows
の[スタート]メニューから[プログラム]−[JP1_File TransmissionServer_FTP]−[ログインユーザの登録]を選択します。
[ログインユーザの登録一覧]ウィンドウを次の図に示します。
図
3-2
[ログインユーザの登録一覧]ウィンドウ注意事項
ここで登録するログインユーザは,Windowsのログインユーザとは関係ありませ ん。
3.2.1 ログインユーザを登録する
1.
[ログインユーザの登録一覧]ウィンドウで,[登録]を選択する。[ログインユーザの登録]ダイアログボックスが表示されます。
図
3-3
[ログインユーザの登録]ダイアログボックス2.
各項目を設定し,[登録]をクリックする。[閉じる]をクリックするまで,続けて複数のユーザの登録ができます。
3.
登録後,[閉じる]をクリックする。[ログインユーザの登録]ダイアログボックスの各設定項目を次の表に示します。
表
3-3
[ログインユーザの登録]ダイアログボックスの設定項目3.2.2 ログインユーザ情報を変更する
登録したログインユーザ情報のうち,パスワードとホームディレクトリは変更できます。
1.
[ログインユーザの登録一覧]ウィンドウの一覧から,ユーザを選択し,[変更]を選 択する。[ユーザ情報の変更]ダイアログボックスが表示されます。
項目 設定内容
ユーザ名
((1〜50バイトの文字列)) サーバに着信を許可するユーザ名を指定します。この項目に,日 本語文字(2バイトコード)を指定すると,伝送相手のFTPクラ イアントによっては,アクセス拒否,文字化けなどを起こすこと があります。この項目は省略できません。また,次の文字は使用 できません。
¥"/:<>|*?(いずれも半角文字)
先頭または末尾が半角スペース パスワード
((0〜50バイトの文字列))
サーバにログインするときのパスワードを指定します。この項目 に,日本語文字(2バイトコード)を指定すると,伝送相手の FTPクライアントによっては,アクセス拒否,文字化けなどを起 こすことがあります。
パスワードを省略する場合は,何も入力しません。省略した場合,
ファイルの着信時にパスワードのチェックはしません。
確認 [パスワード]で指定した内容を確認するために,再度同じパス ワードを入力します。パスワードの設定を省略した場合は,何も 入力しません。
ホームディレクトリ ((2〜259バイトの文字列 ))
ファイル伝送時に,ユーザが着信するディレクトリを指定します。
伝送するファイル名が相対パスで指定された場合,ここで指定し たホームディレクトリが基点となり,処理されます。[参照]をク リックしてシステムのディレクトリを指定することもできます。
この項目は省略できません。
図
3-4
[ユーザ情報の変更]ダイアログボックス2.
変更する項目をチェックし,新しい内容を入力する。パスワード,ホームディレクトリの両方を変更することもできます。
3.
[変更]をクリックする。3.2.3 ログインユーザ情報を削除する
登録したログインユーザ情報を,[ログインユーザの登録一覧]ウィンドウから削除しま す。ログインユーザ情報を削除すると,ユーザに設定されている自動起動プログラムも 削除されます。
1.
[ログインユーザの登録一覧]ウィンドウの一覧から,削除するユーザを選択する。複数のユーザを一度に削除する場合は,[Shift]キーまたは[Ctrl]キーを押しなが ら,ユーザを選択します。
2.
[削除]を選択する。確認のメッセージが表示されます。