表4 消化試験に供した飼料の成分含量
( 婦 DM)
(1) 調査農家のサイロ型式とサンフ。ル採取位置
表 1にサイロ型式ならびにサンフ。ル採取位置を示した。サイロは、ステープ3基、プロック 9基、モナリス73基、 FRP3基、コンクリート角型1基、パンカー 1基の合計20基であった。
サイロの規模は113
m
3̲̲ 476m
3で、大型サイロがほとんどであった。(2) サイレージの品温、サイロの壁温、サイロ内気温
7月下旬に調査したサイレージの品温、サイロ壁温、サイロ内気温を表2に示した。サイレ ージは20例中4例が発熱していたので、それらを二次発酵区として、正常な16例と区別して表 示した。調査月の気象をみると最高気温24.4'C、 最低気温 15.8'C、 平均気温20.1 'cであ り、平年よりやや低い値を示していた。サイロ内気温は、 21.2 'C、 サイロ壁温は20.3‑‑21. 0
℃の範囲にあり、大きな差はみられないが、南側がやや高目の傾向を示していた。サイレージ の品温をみると、まず、正常区では深さ10cmが17.9'C、40cmで、は 14.8'Cであった。 一方、二 次発酵区をみると10cmが29.3'Cと明らかに高く、 40cmの深さでも 20.9'Cと正常区の10cmより 高い値を示していた。
表 1 調査農家のサイロ型式とサンプルの採取位置
サイロ型式 規 模 サ ン プ ル 位 置 J彪.
( 直 × 高 ) 1 • 3月 7 月 ス ア 一 フ 6 x 13 = 367
m
3 上 下 2 F R P 6 x 14.4 = 408 11 上 下 3 プ ロ y グ 4. 5 x 10. 9 = 173 11 上 下から2.3m 4 F R P 5 x 14 = 265 11 上 下 5 フ ロ ツ グ 5 x 14 = 265 11 上 下から3.5悦6 11 4. 5 x 9. 6 = 294 11 上 下 7 ス ア 一 プ 6 x 14.4= 407 11 上 下 8 フ ロ ツ グ 4 x 9 = 113 11 上 下から3 m
9 コ ン グ リ ー ト 上 下
10 モ ナ リ ス ク 4. 5 x 12 = 191 11 上 下 11 プ ロ ツ ク 5. 5 x 12. 1 = 287 /1 上 下から2.4悦
12 モ ナ リ ス ク 6 x 13. 2= 375 /1 上 下 13 11 4.8 x 9 = 163 /1 上 下 14 F R P 6 x 16.8=476 1I 上 下 15 フ ロ ツ ク 5.4 x 10.9ニ 25011 上 下
16 ス ア 一 プ 上 下
17 フ ロ 、7 グ 上 下
18 11 上 2本目の上
19 11 上 下
20 、ノ守 ン カ 一 2268 上
表2 サイレージの品温、サイロ壁温、サイロ内気温 サ イ ロ サ イ レ サ イ レ
サイロの壁温("C) 寸すイレ 区 分 内 気 温 ー ジ の ー ジ の ージの
備 考 品 温 品(4 温 東 西 南
ヒ オ
密(断度o
("C)
( 1 0 c m ) ( 4 0 c m )
正 常 区 平 均 21. 2 17.9 14.8 20.420.621.020.3 676 調査月の (1
6 1 9 1 J )
標準偏差 4.2 3. 1 2.2 4. 9 4. 8 5. '1 4. 9 68 気象来最高気温 二次発酵 平 均 21. 2 29. 3 20.9 557 24.4 'C 区(4例) 標準偏差 4. 1 7. 6 4. 9 99 最低気温
15.8 'C 平均気温:
20.1 'C 降 水 量 :
9 視~m
*…7月20‑‑30日の平均 (3) サイレージの発酵品質の比較
サイレージの発酵品質を表3に示した。冬期間と夏期間の比較をすると、夏期には pHがや や高くなり、 VFA/T‑Aの割合が増加する傾向がみられ、過去 2年間の調査結果と同様の 傾向を示した。次に、 7月における正常区と二次発酵区と比較すると、二次発酵区はp Hが4.0
と高まり、 VFA/T‑Aの割合が増加する傾向を示した。しかし、総酸の生成量には差がみ られなかった。これは、二次発酵がまだ比較的軽いことによるものと考えられる。
表3 サイレージの発酵品質の比較
(婦、 meq婦) V F Aのモル比 VFA VBN 区 分 水分 PH 総 酸 乳 酸 VFA
C2 C3 C4 T‑A T
‑ ‑ N
月 平 均 68. 9 3. 8 37. 0 30.4 6.6 89 (10) ( 1) 18. 2 7. 7 標準偏差 3.5 O. 1 4. 9 4. 3 2.2 16 6.8 3. 0 7 月 平 均 68. 7 3. 9 36. 2 29. 4 6.8 96 ( 4) ( 1) 19.4 8. 7 標準偏差 3. 4 0.2 6.4 5.8 2.7 11 8.6 3. 0 正 常 区 平 均 69.3 3. 8 35. 9 29. 5 6.4 95 ( 4) ( 1) 17.8 8.8(16 例) 標準偏差 2. 6 O. 2 7.0 4. 0 2.0 11 7. 8 3. 3 二次発酵区 平 均 66. 0 4. 0 37. 4 29. 1 8. 3 100 22. 1 8. 6 (4 例) 標準偏差 5. 1 O. 1 2.9 4;5 4.8
。
12. 0 1.3( 4 )
サイレージの切断長の分布およびサイロ内密度表4ならびに図 lにサイレージの切断長の分布割合と密度を示した。 20例の平均値について みるとl
O m . m
以上が13.7婦、 10‑‑7祝mが 19.4婦、 7‑‑3泥mが39.4%、3m . m
以下が 27.4婦であり、これを7祝
m
以上とそれ以下に分けると 7m . m
以上の占める割合が33%、それ以下が67%であった。d44 QU
11よ
次に、正常区と二次発酵区を比較すると二次発酵区はl句
m
区および10‑‑7協m
区が明らかに多く、7mm
以上の合計が41.3 %に達し、正常区の30.9 %に比べて約10領多かったoサイロ内密度を みると全体の平均値は653kg/m
3また、正常区の平均値は676kg/がであった。一方、二次発 酵区では557kg/ m3と明らかに低いことが認められた。表4 サイレージの切断長の分布
区 分
l O m . m
以上 10万rz.m ‑ ‑7mm
守乱~m--3mm
3棚以下 密 度 全 体 平 均 13.7 19.4 39. 4 27. 4 653(20 例) 標準偏差 5. 7 5. 3 6. 5 4. 7 87 正 常 区 平 均 12. 5 18.4 41. 0 28.1 676 (16 例) 標準偏差 5. 6 4. 1 5.5 4.9 68 二次発酵区 平 均 16.2 25. 1 32. 3 26.4 557 例) 標準偏差 5.8 2.2 6.2 3. 9 99
サイレージの密度と切断長との関係を 図 2に示した。
7mm
以上の占める割合 との聞にーO.696の負の有意な (P<
O. 01 )相関が得られ、切断長の大小に よって密度が影響を受けることが明ら かになった。更に、二次発酵が発生し た4例についてみると、 3例は密度が 550同以下、
7mm
以上が35婚を占めて し、ることが特徴として認められた。こ のことから、密度が500kg台以下で、7mm
以上が35%をこえるようなサイレ ージは、二次発酵が発生しやすいもの と推察された。(5) サイレージの飼料成分組成ならび に飼料価値
サイレージの飼料成分組成、飼料価 値を表 5に示した。平均値についてみ
ると、水分69.1%粗蛋白質8.9係、
70 60 50
n u