次に、正常区と二次発酵区を比較すると二次発酵区はl句
m
区および10‑‑7協m
区が明らかに多く、7mm
以上の合計が41.3 %に達し、正常区の30.9 %に比べて約10領多かったoサイロ内密度を みると全体の平均値は653kg/m
3また、正常区の平均値は676kg/がであった。一方、二次発 酵区では557kg/ m3と明らかに低いことが認められた。表4 サイレージの切断長の分布
区 分
l O m . m
以上 10万rz.m ‑ ‑7mm
守乱~m--3mm
3棚以下 密 度 全 体 平 均 13.7 19.4 39. 4 27. 4 653(20 例) 標準偏差 5. 7 5. 3 6. 5 4. 7 87 正 常 区 平 均 12. 5 18.4 41. 0 28.1 676 (16 例) 標準偏差 5. 6 4. 1 5.5 4.9 68 二次発酵区 平 均 16.2 25. 1 32. 3 26.4 557 例) 標準偏差 5.8 2.2 6.2 3. 9 99
サイレージの密度と切断長との関係を 図 2に示した。
7mm
以上の占める割合 との聞にーO.696の負の有意な (P<
O. 01 )相関が得られ、切断長の大小に よって密度が影響を受けることが明ら かになった。更に、二次発酵が発生し た4例についてみると、 3例は密度が 550同以下、
7mm
以上が35婚を占めて し、ることが特徴として認められた。こ のことから、密度が500kg台以下で、7mm
以上が35%をこえるようなサイレ ージは、二次発酵が発生しやすいもの と推察された。(5) サイレージの飼料成分組成ならび に飼料価値
サイレージの飼料成分組成、飼料価 値を表 5に示した。平均値についてみ
ると、水分69.1%粗蛋白質8.9係、
70 60 50
n u
らかに増加し、逆にA D F含量が減少しており、 T D N含量もやや増加の傾向が認められた。
表5 サイレージ飼料成分組成、飼料価値 (係)
粗白蛋質 粗 脂 肪 で ん 単 少 糖 A D F リ グ 有 機 物 炭水化物 推 定 推 定 ぷん ニン 構 造 以ゴP TDN 平 均 69.1 8.9 3.3 30.4 0.3 26.9 3.6 94.7 48.2 4.8 68.1 標準偏差 3.17 1.1 0.5 3.1 0.1 1.9 0.3 0.7 3.1 1.2 1.1
要 約 :
十勝地方の大規模サイロを利用Lている酪農家20ケ所を選定し、サイロ内密度を測定し、サ イレージの切断長との関係を検討した。その要約は以下のとおりである。
(1) 調査したサイロは 113...476
m
3の大型タワーサイロで、材質はステープ、ブロック、モナ リスク、FRP
、コンクリート、パンカーであった。(2) 7月下旬におけるサイロ内気温は21.2 .C、l サイロ壁温は 20.3...21. O"Cの範囲にあった。
サイレージの品温は正常区が深さ10cmで、17.9.C、40cmで、は 14.8.Cであった。二次発酵区10cm が29.3.C、40cmの深さでも 20.9"cと明らかに高かった。
(3) サイレージの発酵品質は冬期間に比較して夏期にはp Hが上昇し、 VFA/T‑Aの割合 が増加した。また、二次発酵区はp Hが高まり、 VFA/T‑Aの割合が増加する傾向が認め
られた。
(4) サイロ内密度は正常区の平均が676kg,/が、二次発酵区が557
k g / m
3であったoサイレー ジの切断長の分布図をみると、 10棚以上が13.7婦、 10‑‑71聞が19.4%、7‑‑3仰が39.4%、3棚1以下が27.4%であった。正常区と二次発酵区を比較すると、この二次発酵区の 7伽以上に占 める割合が明らかに多かった。
サイレージの密度と切断長との関係をみると 7mm以上の占める割合と密度との聞に、 r = ‑
O .
696の負の有意な相関がみられ、切断長の大小によって密度が影響をうけることを確認した。(5) サイレージの飼料成分組成をみると水分69.1%、粗蛋白質8.9%、でんぷん30.4婦、 A D F 26.9%、推定DC P 4.8%、推定T D Nが68.1婦であった。
3 4 . チモシー主体放牧草地の生産性制御に関する考察
能代昌雄・小関純一(根釧農試) 根室管内の酪農家一戸あたりの草地面積は採草専用地約19ha 、放牧専用地約12ha 、兼用草地 ( 1番草刈取り後放牧利用)約10haあり、 8月以後には全草地の半分以上の22haが 放 牧 利 用 されているO その大部分の草地はチモシー (Ti)主体草地として造成されているが、その後 の管理が十分でないため、すでに脇本が指摘しているように、 Tiは次第に消失し、ケンタッ キーブルーグラス (Kb)主体草地にかわってし、く傾向があるO とくに放牧専用地においてそ
p o
qべU1lA
T
iはその生産性が春に高く、秋には低いこと、他草地との競争に弱く、の傾向が著しL。、
とくに夏以降はクローパに抑制されやすいこと、再生力が弱いことなどが短所と考えられてい る。したがって、これらの短所を克服して始めてTi主体放牧草地の維持が可能となるO 放牧 草地は一般にイネ科草とマメ科草の混播を基本にしているO 図1はTiとラジノグローパ(LC)
〉く
/
ノ、ィテミ一¥ 、 、
X
80
n u n u
nh u
凋4
A
U 収 量 比
%
20 60
40
20 Ti
悦 生 比 率 ( 生 草 重
% )
54年
Ti収量比
(混播のTi/単播のTix100 ) の年次推移
来相手クローパはW C 53年 52年
図2 4 th
ラジノグローパ (LC)およびシロ グローパ (WC)との混播草地にお けるTi混生比率の推移
(極早生 晩生チモシ一品種5種の平均) 3 rd 草 2nd 番 1 st
。
図l
およびシログローバ(WC)との各混播草地におけるTi混生比率の番草別推移を示したもので あるO これによると、 L Cとの混播草地ではTiは3番草以降著しく抑制されたが、 W Cとの 混播草地では3‑‑4番草でも40婦前後のTi混生率を維持していた。したがって、 Ti主体放 牧草地とくに専用放牧地には、 LCの導入はできるだけさけ、,W Cを用レた方がよい。脇本によれ (品種はハイデミー)はW Cにも抑制されやすいとしづ。し ば、放牧ゃ多回刈り条件ではTi
T iの品種によって抑制される程度が大きく異なることがわか かし、図2にみられるように、
ほふく型の品種は単播Ti収量 さらに経年的に急速に低下し、この傾向はハイデミーで った。すなわち、 n イデミーやホグシュウのような晩生種で、
に対する混播のTi収量比率が低く、
著しかった。一方、グンプウやセンポグのような極早生 早生種で立型の品種ではこの比率が 高く、経年的減少割合も少なかった。さらに放牧草地においてTiが消失していく大きな要因 として放牧回数があげられる。すなわち、図3に示したように多回放牧はTiやW Cの草生密 K bの進入増大を助長する。以上のようにTi主体放牧草地においてTiがそ 度を低下させ、
の主体性を発揮しうる前提として、 W Cの導入、 Ti品種はグローパに容易に抑制されにくい
極早生 早生種で立型の品種を用いること、放牧回数はせいぜ、い5‑‑6回にとどめることが必 要であると思われる。
冠
音 日
被
度
%
60
40