以降 授業チェックシート完成版の運用
表2−2−2・授業チェックシート試作版
授業観察チェックシート
兵庫教育大学 大学院
見学実施日 年 月 日
特別支援教育コーディネーターコース 田中裕一
授業者( ) 授 谷 科:単元( )
項目詳細
チェック メ モ1 授業中にアイコンタクトで全員の子どもの様子を確認している はい いいえ
ア 一一■■■一一一I一一一一 一 一 I − i 一 一 一 i 一 一 一 ・ 一i i i 一一i一・一一・一一一一一一一・一一一一一一一一一一一一・一
イ 2 作業・発問をした後に、アイコンタクトで子どもの作業内容を確認している はい いいえ
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=1 3 アイコンタクトを使って子どもに安心感や緊張感を与えている はい いいえ
一一一一一一一一一一一一一 一■一■i■I 一 一 ■ ■ ■ 一 ■ ■■・一一■一一一■I■
ン 4 アイコンタクトを使って子どもを評価(褒める、注意するなど)している はい i「いえ
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5 アイコンタクトを使って子どもの注意を引きつけている はい いいえ
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ト 6 アイコンタクトを使って全体を巻き込んで授業をしている はい いいえ
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7
1 授業中1こ立ち位置を変えて全員の子どもの様子を確認している はい いいえ
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2 指示・発問のときに、立ち位置を意識して変えている はい いいえ
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3 作業・発問をした後に立ち位置を変えて子どもの作業内容を確認している はい いいえ
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4 立ち位置を変えて子どもに安心感や緊張感を与えている いいえ
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位 5 立ち位置を変えて子どもを評価(褒める、注意するなど)している はい いいえ
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置 6 立ち位置を変えて子どもを非言語で評価(褒める、注意するなど)している はい いいえ
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7 立ち位置を変えて子どもの注意を引きつけている はい いいえ
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8 立ち位置を変えて全体を巻き込んで授業をしている はい いいえ
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9
1 授業中1こ机問巡視をして全員の子どもの様子を確認している はい i「いえ
一 一ヘい
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2 作業・発問をした後に、机間巡視で子どもの作業内容を確認している いいえ
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3 作業・発問をした後に机間巡視で子どもに短時間のアドバイスをしている はい いいえ
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4 アドバイスをするときに、周囲の子どもに配慮している はい いいえ
一■一一一■一一一一一一一 .一一一i■一 一 I ■ ■ ■ 一 I 一一一 一 . 一 一 一 i 一 . 一
肌 5 作業が終わった子どもにすることを指示している はい i「いえ
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巡 6 机間巡視で子ども1こ安心感や緊張感を与えている いいえ
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視 7 机間巡視で手どもを評価(褒める、注意するなど)している 1まい いいえ
i i . 一 一 一 ■ 一 ■ ■ . ■ ■ ■ 一 一 一 i■一 ・ 一 一 一 一 一 一 ■■■■一I■■一一
8 机間巡視で子どもを非言語で評価(褒める、注意するなど)している はい いいえ
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9 机間巡視で子どもの注意を引きつけている はい 一「いえ
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10 机問巡視で全体を巻き込んで授業をしている はい いいえ
一一一一■一一・■■■I■■■■一一一一 一i..i■一 . 1 ■ ■ 一 一 ■ 一 一 一 一 . ■ ■ . 一
11
1 余分なことを言わずに指示・発問・説明などを明確にしている はい i「い元
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2 一度にひとつの指示1作業・説明などをしている はい いいえ
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3 非言語(指差し、手刀など)での指示を一緒にしている はい いいえ
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一■C目 4 授業中に子どもに作業をさせている はい いいえ
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を 5 作業が終わった子どもにすることを指示している はい i「いえ
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削 6 子ど毛を評価(褒める、注意するなど)している いいえ
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る 7 子どもを非言語で評価(褒める、注意するなど)している はい いいえ
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8 挙手指名以外の指名方法を使っている はい いいえ
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授業中にし一んとした時間がある はい いいえ
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10
1 丁寧でわかりやすい板書をしている(色、枠囲み、下線、行間、小黒板等) はい いいえ
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■ 2 指示1発問の視覚化をしている(指示を書く、貼り付けるなど) はい i「いえ
目 ・■一一一一一一一i一一一 ■■I■一一一 一 一 一 i 一 一 一 .■■■一一一
で 3 指示一発問がわかりやすいよう1こ、実物や写真、絵、図示などをしている はい いいえ
一一一一一i一.一一一■■■■一■一■ 一一・一一一 ■ ■ ■ ■ 一 一 ■ 一一i. 一一
分 4 授業中、作業なとすることの見通しを持たせる工夫をしている はい i「いえ
一一一一一一 一一一I■■■一一■一■一. 一一一一■■I 一 一 一 一 一 一 一 .・一一一
か 5 理解しやすいように絵や写真、図、実際の動作などを利用している はい i「いえ
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工 6 指示・発問に合わせて教科書やプリントなどを使わせている はい i「いえ
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夫 7 デジタル教材とアナログ教材をうまく併用している はい いいえ
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8
(教室環境1授業の進め方・学級経営など)
そ の 他
第2項5つの援彙スキルの遠足と授菓チェックシート(試作 版)の作成
5つの授業スキルの選定や授業チェックシート(試作版)の下位項目を 作成するにあたっては、2003年以降に筆者自身が小中学校等で行った特 別支援教育の職員研修等の資料、2007〜2008年度分の職員研修のアン ケートの.結果、横山(2002〜2008)の講座や著作、第2章第2節第1項
の授業チェックシート、ある授業研究団体で授業がうまいといわれている 教員の授業スキルを参者にしながら作成した。また、論文や著作の授業ス キルに関するものを参者にしている。参者にした論文、著作は、引用参者 文献の後半に「チェックシートの下位項目作成のために参者にした文献」として掲載してし、る。
この節では5つの授業スキルの選定とその授業スキルの使い方の具体例 について説明し、下位項目の詳細については、第2章第2節第5項の授業
スキルの下位項目で示す。授業スキルを選定する際に留意した点は、数を少なくすること、教える 教科や学校種によって変わらない共通の授業スキルであることを考え、授 業スキルをイメージしやすい名前をつけた。
以下、選定した5つの各授業スキルに関して、そのポイントと選定理由 を説明する。
1. アイコンタクトの選定理由
授業中の目線、視線の重要性を指摘する実践者は多い(横山,2008:佐
藤慎二,2008bなど)。谷(2009)はr次、次と視線を移動させながら止
めてし、く」ことで「授業を受けている子どもたちにも安心感のようなもの が生まれる」と述べている。また、視線は報酬となる(フレイクモア・ブリス,2006)、目が合うこと で注意集中が増す(Kawashima,Rら,1999)、他者の視線方向がほとんど 反射的に知覚者の注意を定位させる(佐藤・岡田ら,2001)など脳科学の 視点からも視線が合うことの重要性が理解できる。
特別支援教育が言われるはるか前の実践でも「流れる視線・とらえる視 線」(大西,1987)と言われ、授業中の教員の視線の重要性が指摘されてお
り、授業スキルとしては当然のことのように使っていると思われる。「教師 は生徒理解のために教師の視線、指名、机間巡視の3つの方法を用いてい る」(下地・吉崎,1990)という研究もある。
しかし、子どもの様子や表情を見るためや教師の話を聞いているか、教