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64. 6

灘轍灘

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50 100 150 200 250

■50歳未満 国50〜64歳 ロ65〜74歳 SS・75歳以上

図3−19 年齢層別にみた現仮設住宅団地での助け合い

年齢層別には、図3−19に示すように震災前65歳以上の高齢者層で多い傾向に あった「互いの安否確認」は各年齢層ともに増加しているが、特に65歳以上75 歳未満の前期高齢者層でより顕著である。また「おかず等のおすそ分け」につい ては各年齢層ともに増加しているが、65〜75歳未満の前;期高齢者層ではほとんど 震災前と差はない。また震災前50歳未満の若中年世代で多く見られた「気軽なお

しゃべり」や「子供の面倒・世話」については、仮設に移ってから特に減少して いる。これには前述の仮設住宅入居者の年齢構成からもわかるように、同年代の 居住世帯が少ないことが要因の一つと考えられる。

3) 現仮設住宅団地で望む助け合い

 次に仮設居住者たちが今後、現仮設団地において望む助け合いとしては、 「互 いの安否確認」が46.8%で最も多く第1位にあげられており、現在よりも希望は 若干増加している。そのほか現在行われている助け合いよりも今後の希望が増加 しているものには「急病時の看護介助」の増加率が最も高く、現状の8.0%から 22.2%と約2割の増加が見られる。次いで「買い物の頼み合い」が21.1%から 31.0%と約1割増加しており、以下「悩み事の相談」が19.6%から25.7%、「日 曜大工の手助け」が10.2%から14.0%等の増加が見られる。これらの増加理由に は、仮設での一人暮らしや健康状態の悪化、孤独死等の問題などから、急病時の 看護介助や安否確認の大切さを身を持って体験したこと等が考えられる。また「買 い物の頼み合い」については、前述の住生活環境評価でもあったように、 「買い 物の便」の悪さなども増加理由として考えられる。一方「おかず等のおすそわけ」

は現状の48.7%から7.6%と急減しており希望としてはほとんどあげられていな いと言える。また「気軽なおしゃべり」も71.3%から44.4%に、「ごみ運搬の手 助け」も17.5%からIO.5%へと減少傾向にある。これらの減少の原因には、震災 前及び現在においてもともと多かった助け合いだけに希望は少ないことも考えら れるが、緊急性を要しないこれらのことに関しては、お互い元気な時はよいが体

の弱っている時や返すことの出来ない時などは、してもらうばかりで返ってそれ を負担に感じているのではないかとも考えられる。

N=163

 買い物を頼み合う

おかず等おすそ分け

 日曜大工の手助け

 鍵の預かり合い

 急病時の看護介助

 子供の面倒・世話

 互いの安否確認

 気軽なおしゃべり

  悩み事の相談

 ごみ運搬の手助け

34. 7

16. 3 鹸魍、

20. 4 ms

     ベミ    38.8    黙 Fr醸

    、等萱毛蓬搬       &

38.8 FwwYX.>ttXtww.ssrtr.

28. 6

O 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200

■50歳未満 囲50〜64歳 口65〜74歳 国75歳以上

図3−20 年齢層別にみた現仮設住宅団地で望む助け合い

 また年齢層別傾向としては、65歳以上の特に後期高齢者で、現状の助け合いよ りも顕著な増加がみられるものには「買い物の頼み合い」が現状の24.0%から 41.7%へ、 「日曜大工の手助け」が4.0%から29.2%へ、 「ごみ運搬の手助け」

が12.0%から20.・8%へ、 「急病時の看護介助」が16.0%から25.0%へなどの増 加があげられる。また65歳未満の年齢層では「互いの安否確認」が高齢者層より

も多く過半数を超えている。これには、この年齢層が互いに安否確認すると言う こと以上に、同じ団地内に多いく居住している高齢者の安否確認の必要性を感じ たためではないかと考えられる。なお、現状での助け合いと希望とのギャップが 大きいものには、各年齢層に共通して「おかず等のおすそわけ」が極端に減少し ていることがあげられる(図3−20参照)。

4) 恒久的な居住地で望む助け合い

 最後に、仮設団地をでて落ち着ける恒久的な居住地に移った時に望む助け合い について調べた結果では、震災前及び現仮設でも1位であった「気軽なおしゃべ り」が65.5%と再び多くなっている。しかし第2位には「互いの安否確認」希望 が45.9%と多くあげられており、次いで第3位には「悩み事の相談」が35.6%、

第4位には「買い物の頼み合い」が33.8%、第5位には「急病時の看護介助」が 29.5%あげられている。このように2〜3人に1人の人がこの種の助け合いを望ん でおり、このことは震災前とは異なる点である。つまり、今後の恒久的居住地で の助け合いにおいては、震災による生命の危機、仮設住宅での日常生活における 不便さ、高齢者や一人暮らし世帯が多いという問題を互いに体験し、震災前と比 べての助け合いに関する変化がこの点に現れていると考えられる。今後このよう な助け合いをそれぞれの恒久的な住宅地でどのようにつくっていくか、互いに助 け合える近隣環境、コミュニティをそれぞれがいかに主体的につくっていくかが 重要であると言える。

N=177

 買い物を頼み合う おかず等おすそ分け  日曜大工の手助け

 鍵の預かり合い

 急病時の看護介助  子供の面倒・世話

 互いの安否確認

 気軽なおしゃべり

  悩み事の相談

 ごみ運搬の手助け

39.6   i欝  謹、懸

22. 6 t・.S 一ms・lgets ,,

1.

30.2灘醸 灘

45. 3

一慧

52. 8

灘懸霧

32.1蕪懸

黙 ps

o 50 100 150 200 250

■50歳未満 NsO・一64歳 □65〜74歳 SS 75歳以上

図3−21 年齢層別にみた恒久的な居住地で望む助け合い

 また、年齢層別にみると図3−21に示すように「買い物の頼み合い」や「ごみ運 搬の手助け」及び「急病時の看護介助」の希望が、他の年齢層に比べ後期高齢者 層により多い点は現仮設で望むことと同様であるが、その割合はさらに増加して

いる。

1.4. 恒久的居住地における住生活指向

1.4.1.住まい方及び住宅に対するニーズ

1) 希望居住形態

 現在の仮設住宅を出て、その後の恒久的な生活に向けて誰と暮らしたいかにつ いて、一人暮らし、夫婦で、子供との同居か、近居か、あるいは新しい居住形態とし て、非親族との協同生活等の居住型を想定し、特に同年代や異年代との混合居住な

ど年代との関係も意識して調べた結果を図4−1に占めす。

 全体傾向としては「夫婦で」の居住を望むものが32.3%と最も多く、次いで「単 身で」の居住を23.8%の者が望んでいる。「息子や娘の家族との同居」を望んでい る者はこれより少なく15.6%で、「息子や娘の近くに住む近居」を望んでいる者は 12.3%となっている。またこれに続き、家族以外の「気の合う多年代の人との居住」

を望んでいる者は4.6%、「気の合う同年代の人との居住」を望む者もわずか2.5%

ではあるが見られ、新しい居住型として気の合う非親族との居住を両者合わせて 7.1%ではあるが希望している点は注目される。

       N=696  全体傾向

 50畿未満

50〜64歳 65〜74歳

 75歳以上

20 40 60 80 100 120

■一人で      團夫婦で      ロ子供(家族)と同居国子供(家族)と団居 冷気の合う同年代と国気の合う多年代と 国その他

図4−1 年齢層別にみた希望居住形態

 また同居、近居に関して、兵庫県都市住宅部の「ひょうこの住宅事情平成5年 住宅需要実態調査の結果」によると、子供との住まい方の希望は都市部では「近 居したい」が31.0%、「同居したい」が10.5%で近居希望が多く、地方部では「同 居したい」とする世帯が24.5%、「近居したい」が14.2%と同居希望5)が多くな っている。また平成3年の神戸市市民福祉調査委員会の「将来の望ましい市民生 活に関するアンケート調査」でも、同居希望は13.6%と低いが、逆に近居希望が 36.6%と高く6)、都市部での希望を反映していると言える。これらの結果より、

本調査対象者の居住指向は、同居に関しては同傾向と言えるが、近臣に関しては かなり低いことが特徴と言える。

 これを年齢層別にみると、65歳以上の高齢者層に「単身で」の居住を望むもの が多く、「夫婦で」の居住を望む者は、50歳以上75歳未満の年齢層に多くなって いる。また同調居に関しては、75歳以上の後期高齢者に「近居」を希望する者が 19.8%と他の年齢層に比べより多く、同居希望に関しては14.8%で同居より近居 希望が多い傾向にある。

 またこれには前述の年齢層別にみた調査時の仮設住宅での家族形態が大きく 影響しているものと考えられるため、年齢層別の希望居住形態と現在の居住形態

との比較を試みた。その結果ほぼ同傾向を示していると言えるが、「単身で」の 居住を望む者は各年齢層とも減少しており、75歳以上の後期高齢者では、現在 42.6%の人が単身居住であるが、今後の住み方として「単身居住」を望む者は 27.2%と大きく減少している。50歳未満の若中年世代に関しては、現在10.3%の 人が夫婦居住であるが、今後「夫婦で」の居住を望むものは24.2%と増加してい る(図1−3、図4−1参照)。

N=710

  単独世帯 夫婦のみの世帯0

 その他の世帯

20 40 60 80 100 120

■一人で      園夫婦で      口子供(家族)と同居国子供(家族)と近居 ロ気の合う同年代と 團気の合う多年代と 圓その他

地4−2 現在の世帯構成別にみた希望居住形態

 これを全体傾向として、現在の世帯構成と希望する居住形態との相関関係をみ ると、図4−2に示すようにやはり現在単身居住の者は「単身で」の居住を、夫婦 居住の者は「夫婦で」の居住を望む者が約7割つつと多いが、中には同居や近居 を望む者もみられる。これには、現在の仮設住宅は面積が狭く部屋数も少ない上 に、職場への通勤など立地条件も不便なため、震災後一時的に夫婦や親世帯、子世 帯が別居しているケース等に、将来的には同居を希望している者がいることなど

も考えられるが、 「気の合う同年代との居住」を望む者も、現在単身居住である 者により多くみられることから、今後居住形態の変更を考えていることもうかが

える,,

 また震災前の世帯構成との関係をみると、震災前「本人と子供(家族)世帯」で あった者に近居希望は28.1%と、「夫婦と子供(家族)世帯」であった者(15.3%)

より多くみられる(図4−3参照)。