「21 世紀の男女平等・開発・平和 −いま、私たちはつくる」
3.開催期日
平成 16 年 8 月 27 日(金)〜 29 日(日) 2 泊 3 日
4.参 加 者
(1) 応募者数・定員
・応募者総数(一般参加申込者・ワークショップ運営者) 1,133 名 ・定員(テーマに関心のある国内外の男女) 600 名
(2) 参加者:1,863 名(100.0%)
内訳 「一般参加者」 1,354 名(72.7%)
「自主企画ワークショップ運営者」 509 名(27.3%)
(3) 性別・年代別
10 代 20 代 30 代 40 代 50 代 60 代 70 代 80 代 無回答 合 計 比率(%)
女 性男 性 無回答・未記入
20−
−
84 20
−
124 29
−
261 46
−
491 40
−
328 42
−
97 8
−
−−
−
245 28
−
1,650 213
−
88.6 11.4 − 合計(名) 20 104 153 307 531 370 105 0 273 1,863 100.0 比率(%) 1.1 5.6 8.2 16.5 28.5 19.9 5.6 0.0 14.6 100.0
(4) 職業・所属別
職業・所属 女性 男性 無回答 合計(名) 比率(%)
研究者・大学教員 68 19 − 87 4.7
議員 22 3 − 25 1.3
マスコミ 13 4 − 17 0.9
団体・グループ 313 22 − 335 18.0
行政関係者 371 95 − 466 25.0
社会教育施設 (7) − − (7) (0.4)
女性関連施設 (106) (13) − (119) (6.4)
教育委員会 (16) (6) − (22) (1.2)
女性行政 (138) (24) − (162) (8.7)
その他行政 (104) (52) − (156) (8.4)
小・中・高校教諭 15 4 − 19 1.0
企業 33 17 − 50 2.7
その他有業者 147 29 − 176 9.4
学生 70 3 − 73 3.9
主婦(夫) 28 − − 28 1.5
不明・無職 570 17 − 587 31.5
合計 1,650 213 − 1,863 100.0
Ⅱ 交 流 事 業
(5) 都道府県別 (名)
都道府県 ワーク
ショップ数 女 性 男 性 無回答 合 計 比率(%)
北 海 道 青 森 県 岩 手 県 宮 城 県 秋 田 県 山 形 県 福 島 県 茨 城 県 栃 木 県 群 馬 県 埼 玉 県 千 葉 県 東 京 都 神奈川県 新 潟 県 富 山 県 石 川 県 福 井 県 山 梨 県 長 野 県 岐 阜 県 静 岡 県 愛 知 県 三 重 県 滋 賀 県 京 都 府 大 阪 府 兵 庫 県 奈 良 県 和歌山県 鳥 取 県 島 根 県 岡 山 県 広 島 県 山 口 県 徳 島 県 香 川 県 愛 媛 県 高 知 県 福 岡 県 佐 賀 県 長 崎 県 熊 本 県 大 分 県 宮 崎 県 鹿児島県 沖 縄 県 不 明 合 計
− 3 1 2 − − 1 − 2 − 14 5 21 5 2 2 1 1 4 − 1 1 2 2 1 1 13 2 − − − − 1 2 1 1 − 1 1 2 − − − − 2 2 − − 100
33 16 55 25 30 5 8 20 102 51 259 91 251 79 31 15 26
− 153 51 11 29 24 24 14 13 67 8 5
− 8 2 1 6 12 11 7 11 7 15 1 1
−
− 4 8 15 45 1,650
2
− 1
− 12 1 1 2 2 10 53 15 27 8 3
− 1 1 10 10
− 5 3 9 5 2 5 3
−
− 1 1 1 2
−
− 2 2 3 3
− 1
−
− 2 1
− 3 213
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
− −
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
35 16 56 25 42 6 9 22 104 61 312 106 278 87 34 15 27 1 163 61 11 34 27 33 19 15 72 11 5 0 9 3 2 8 12 11 9 13 10 18 1 2 0 0 6 9 15 48 1,863
1.9 0.9 3.0 1.3 2.3 0.3 0.5 1.2 5.6 3.3 16.7 5.7 14.9 4.6 1.8 0.8 1.4 0.1 8.7 3.3 0.6 1.8 1.4 1.8 1.1 0.8 3.8 0.6 0.3 0.0 0.5 0.2 0.1 0.4 0.6 0.6 0.5 0.7 0.5 1.0 0.1 0.1 0.0 0.0 0.3 0.5 0.8 2.6 100.0
5.プログラムの概要
月日 時 間 内 容
月8 27日
(金)
12:30 〜 13:00 (1) 開 会
あいさつ 独立行政法人国立女性教育会館理事長 神田 道子 13:00 〜 15:30 (2) 国立女性教育会館提供プログラム
①基調講演「私たちはつくる:男女共同参画社会」
講 師 日本経済新聞社編集委員 鹿嶋 敬 ②パネルディスカッション
発表者 きらきらネットワーク倶楽部メンバー/農業
堀 周子 おやじの会「いたか」世話人 大下 勝巳 NPO法人セカンドハンド代表 新田 恭子 タウンクリエエイター代表 松村みち子 コーディネーター 日本経済新聞社編集委員 鹿嶋 敬 16:00 〜 18:00 (3) ワークショップⅠ
18:30 〜 21:00 (4) 交流会
月8 28日
(土)
9:30 〜 11:30 13:00 〜 15:00
(5) ワークショップⅡ
(6) ワークショップⅢ 16:00 〜 18:00 (7) ワークショップⅣ
19:00 〜 21:00 (8) 自由交流 月8
(日)29
9:30 〜 11:30 11:30 〜
(9) ワークショップⅤ
(10) 閉会
(フォーラム期間中実施)(11) 交流のひろば
(12) 情報のひろば
6.企画委員会
(五十音順、敬称略)
企画委員長 酒井はるみ 女性学研究会/茨城大学教授 企画委員 石崎 節子 国際女性の地位協会理事
大山 治彦 メンズセンター/四国学院短期大学助教授
竹岡 篤永 日本女性学研究会/北陸先端科学技術大学院大学博士課程 立川 恵子 埼玉県男女共同参画推進センター事業部長
田中かず子 日本女性学会/国際基督教大学教授 中山 庸子 国際ジェンダー学会/福島大学教授
藤野美都子 日本女性法律家協会/福島県立医科大学教授 吉野 英岐 岩手県立大学助教授
7.プログラムの内容
国立女性教育会館提供プログラム 基調講演・リレートーク ①基調講演「私たちはつくる:男女共同参画社会」
講 師 日本経済新聞社編集委員 鹿嶋 敬
<内容>
男女共同参画社会基本法制定から5年がたった現在を、男女雇用機会均等法との違い、女子差 別撤廃条約とのつながり、男女共同参画社会基本法成立過程から語った。
Ⅱ 交 流 事 業
男女共同参画社会の形成の何が妨げとなっているかを、日本の現状について、外国の事例紹介や日本との比較から、具体的に語った。①女性の就労と男女共同参画については、韓国との比較、
フリーター、NEET の出現、正規と非正規社員について、②少子化と男女共同参画については、
合計特殊出生率を米国・英国・スウェーデンと比較し、各国の具体的事例の紹介、家事・育児の 支援、③ DIVERSITY(多様性)、CSR(Corporate Social Responsibility)、SRI(社会的責任投資)
との連動についての説明があった。
最後に文明史的課題としての男女共同参画社会について、今、この時代は将来特記すべき時代 となると考えている。長く生産者として現場に従事していた男性と、家庭・地域を担ってきた女 性が相互乗り入れを諮る時代であるこの21世紀の初めに、参加者がこのフォーラムで、学びや 刺激を受けるということは、歴史的な意味もあることであるとまとめた。
②リレートーク
発表者 堀 周子 きらきらネットワーク倶楽部メンバー/農業 大下 勝巳 おやじの会「いたか」世話人 新田 恭子 NPO法人セカンドハンド代表 松村みち子 タウンクリエイター代表 コーディネーター 鹿嶋 敬 日本経済新聞社編集委員
<堀 周子>
きらきらネットワーク倶楽部のメンバーである堀氏から、女性農業者の実践活動からの報告 があった。15 名の仲間とともに、男女共同参画社会で自分たちにできることは何かを考えて いる。農家では女性が働くのが当然の社会であるが、夫(男性)がいないときは働かない人が多 い。男性と同じように、女性が働けるようになるにはどうしたらよいのか。女性(自分たち)の あるべき姿とはどういったものかを考え『さかた農村女性ビジョン』を作成。現在は女性が働く ときのバックアップ体制を整えている。
<大下 勝巳>
家では粗大ゴミ扱いのおやじも、地域社会でのボランティア活動を通して先生になれる、お やじの会「いたか」の活動からの報告があった。
地域社会で中年男性がボランティアすることによって、①会社以外での自分の場が広がる、② 家庭では夫婦の、地域では男女の協力に目を向けるようになった、③自分の居場所が見つかっ たということが、具体的な事例を通して語られた。
<新田 恭子>
リサイクル品を販売し収益金を援助にあてているセカンドハンドの活動についての報告が あった。活動のきっかけはカンボジアにおける女性の現状との出会いである。カンボジアの農 村に住む女性のための職業訓練をすることにより、女性の経済的自立を支援すること、男女平 等の前に人間全員が平等になることを理想とし、それを目指しての取組を紹介した。
<松村みち子>
科学的に根拠のない、工事中のトンネルに女性が入れないというジンクスを土木技術者をし ていた当時に知り、その後、女性が少ない男性社会でパイオニアとして多くの苦労をしている 女性技術者の現状を知った。近年は労働基準法の改正等により環境が変化し、女性技術者(杜 氏、運転士、消防士、鵜匠、船頭等)を採用する職場も増えてきてはいるが、職場のイメージアッ
鹿嶋氏をコーディネーターに4名の発表者間でのディスカッションの時間がとられた。堀氏に 対して、活動を始めたときの周囲の反応についての質問が出され、会の活動に疑問視する人が多 かったが、同じ思いの仲間を増やしていったり、若い仲間を増やしたりと、周囲の理解を徐々に 得ていった経過が報告された。
大下氏に対して、会社人間がリタイヤして地域活動に打ち込むとき、妻の理解をどう得るかに ついての質問があり、会の活動は夫婦で一緒に参加する利点、組織から離れ、個人に立ち戻るす ばらしさが報告された。しかし、活動に入れ込みすぎて家庭をおろそかにすることとは違うと指 摘した。
新田氏のパワーの源は何かという質問に対して、日本人として自分が恵まれていると気づいた とき、世の中では理不尽なことで苦しむ人々と出会い憤りを感じた思いと、自分の活動に協力し てくれる人々のことを考えるとがんばらなくてはと思えると語った。
さらに、新田氏の支援者を受けている人たちは、新田氏と同じ問題意識を持っているのか、松 村氏に対しては根拠のない女人禁制について、現場の男性の意識の変化について質問があった。新 田氏からは支援を受けている人の中には、自分の生活で手一杯で問題意識を持っていない人もい るが、意識を徐々に持ち始めた人もいる。問題意識を喚起するには時間がかかるとの報告があっ た。松村氏からは、科学的根拠のないことを説明すると、それまでの意識を変えてくれる現場の 男性がいることが報告された。また、今現在の土木関係の方へ進む女性の現状についての質問が あり、ある大学の土木建築科には女性が 50 名おり、公共事業等の増加に伴い、女性の手も必要 不可欠になってきていると報告された。
最後に鹿嶋氏が、4名の発表者の発表から、縦のネットワーク、横のネットワークがそれぞれ の活動を支えており、男女共同参画社会というのは、パートナーシップの重要性が不可欠である と結んだ。
(3) ワークショップ
① 企画委員・独立行政法人国立女性教育会館によるワークショップ(14 件)
ア 企画委員によるワークショップ(9件)
A パネル展示「埼玉県男女共同参画条例」(立川恵子委員)
B 男女共同参画でひろげる男の生き方 (大山治彦委員)
C 岩手に生きる私たちのいま−コントから何が見える…?−(吉野英岐委員)
D ジェンダー研究のフロンティア
−「不安なく異なっていられる社会」をめざして(田中かず子委員)
E 教育実習におけるセクシュアル・ハラスメントの現状と問題点(酒井はるみ委員)
F 女性差別撤廃条約採択 25 周年記念−女性の権利はいま (石崎節子委員)
G 愛のある社会…は可能だ−連帯の意志・スウェーデン−(中山庸子委員)
H 法の力で男女共同参画社会の実現を(藤野美都子委員)
I 情報化時代のメディアリテラシー−ソフトウェアのつかわれ方−(竹岡篤永委員)
イ 独立行政法人国立女性教育会館によるワークショップ(5件)
J 国立女性教育会館研究紀要入選論文報告会+論文の書き方講座(高橋由紀研究国際室研究員)
K ポスターセッション データに見る日本の女性と男性(中野洋恵研究国際室長・主任研究員)
L 学術における男女共同参画:分野を超えて語り合おう(高橋由紀研究国際室研究員)
M 生涯学習と女性キャリア形成〜 20 名の事例から〜 (大槻奈巳研究国際室研究員)
N 生涯学習と女性のエンパワーメント
〜4ヶ国国際比較調査結果から〜(大槻奈巳研究国際室研究員)