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小学部中学部三等都 学部
Fig. 3 第2下位尺渡の軍均得点の推移
く生き方の態度)
Fig. 4 第3下綾尺度の平均得点の推移
(自己認知)
鴨購 、 、隔}}}…い…一、隅
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15,2
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十男子
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小掌部中学部高等部
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+男子
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小学都田学部高等都 学部
Fig.5 第4下位尺度の平均得点の推移 〈将来への展墓〉
Fig.6 第5下位尺度の箪均得点の推移 高高高価)
3)各尺度間の相関関係
各尺度問の相関は、学部と性によって差が見られた(Table 4−36)。小学 部男子では、各尺度問に相関関係は見られなかった。小学部女子では、①「H 常生活の充実」と噛己認知」、「将来への展望」噛已評価j、②「生き方の態 度jと噛己評価」、③下臥認知」と「将来への展望」、④「将来への展望」
と「自己評価」に相関関係がみられた。中学部男子では、①IN常生活の充実j と噛己認知戸将来への展望」、②「生き方の態度」と「将来への展望」、③「自 己認知」と「将来への展望」に相関関係がみられた。中学部女子では、①「臼 常生活の充実」と「自己認知]、「将来への展望」「自己評価」、②「自己認知」
と「将来への展勤「自己評価」に相関関係がみられた。高等部男子では、①「日 常生活の充実」と噛巳認知に強い相関関係がみられた。また、②[難山生 活の充実」と「生き方の態度!、ヂ将来への展望j「自己評価」、③「生き方の態 度」と賢酒評価」、④噛己認知」と「将来への展望」噛己評価」、⑤「将来 への展望」と噛己評価」に相関関係がみられた。高等部女子では、①「日常 生活の充実」と「自己評価」、「生き方の態度」と「自己評価」に強い相関関係 がみられた。また、②「日常生活の充実」とf生き方め態度」、噛己認知」「将 来への展望」、③「生き方の態度」と「将来への展望k④「自己認知jと「将 来への展望」噛己評価」、⑤「将来への展望」と「自己評価」に相関関係がみ
られた。
Table 4−36 学部・性別の生活満足度尺度の各下位尺度間の相閣関係 数値は縮闘係数(r)
相関関係小学部男子小学部女子中学三男子中学部女子高等部男子高等部女子
結通獄V班WVWVV
〜 ︸ 〜 ︸ 〜 〜
II王1π∬∬灘瓢W
O.27 e.c7 0.28aos
−O.27 0.22 0.26 0.32 0.Ol O.22
O.22 e.47 0.6e O.67 0.02 0.14 0.55 0.67 C.33 0.45
O.30
G44
0.42 0.35 0.19 0.45 e.31 D.43 0.35 0.29
o.es e.sg O.63 C.56
◎.藤2
C.19 e.38 0.54 0.44 C.27
C.43 g.7i C.63 0.58 0.32 e.38 0.46 0.62 0.66 0.61
O.55 0.56 0.61 e.73 0.30 0.58
0フO
O.59 0.48 0.62
4)病気の受けとめ方との関連
有効回答者185名を、病気を消極的(嫌なもの、理解不可能、制限するもの)
に受けとめる群108・名と病気を積極的(自分を鍛えるもの、仲間、自分の一部)
に受けとめる群77名の2つの群に分けた。各群の全体および各尺度における 平均得点と標準偏差をTable 4−37に示す。
分散分析を行った結果、全体および第1下位尺度、第2下位尺度、第4下位
尺度において、群の効果は有意であった(全体;F(1,183)== 9.71,p<.OO」「;第1 下位尺度:F(1,183)・9.98,p〈.005;第2下位尺度:F(1,183>=・ 752, p〈.Ol。第 4下位尺度:F(1,1s3) == 7.55, p〈.Ol)。病気を積極的に受けとめている者は、消 極的に受けとめている者よりも、生活満足度全体、「日常生活の充実」、「生き方 の態度」および「将来への高高の平均得点が有意に高かった。
Table 4一一37 各群の全体および各下位尺度の平均得点と標準偏差
病気の受けとめ方 消極的 積極的
NMean
S. D.
108
68.32 11.14
77
全体 73.86
12.81
第1下位尺度 Mean 繊常生活の充実 S.D.
16.56 3.58
18.2フ 3.68
第2下位尺度 生き方の態度
Mean
S. D.
15,69 2.73
16.79 2.58
第3下位尺度
tS ff認知
Meen
$. D.
1 2.53 3.98
13.12 4.20
第4下位尺度 将来への展望
Mean
S. D.
13.96
3A6
15.36 3.31
第5下位尺度 自己評価
Mean
S. D.
7/8
55
◎︶り410.3t 2.81
第5節 考察
1.子どもの病気体:験の特徴 ユ)病気に対する気持ちの変化
病気であるとわかったときの気持ちはあきらめや落胆など否定的・消極的な 気持ちが過半数であった。肯定的・積極的な気持ちは約32%であったが、その
内の半数が「病気と闘う」というように積極的であっても病気を敵対視してい た。しかし、少数ではあっても「付き合うj「いいところも見つける」というよ
うに「病気との和解的ありよう(上野,1976,p.26)」を示す者がいることは 注目すべきことである。一般に病気は危機的状況あるいは喪失体験とみなされ、
まず否定的な気持ちのみ強調されることが多い。しかし、実際は病気に対する 気持ちは単純なものではなく、子どもは落胆しながらも「闘おう」と気力を奮 い立たせたり、あきらめながらも「病気のいいところも見つけよう」とする等 アンビバレントなものであると思われる。
気持ちの変化に関しては、「変化した]者がわずかに多い。変化は小学部高学 年の頃から起こりやすいと考えられる。きっかけは養護学校の友人との出会い や家族の支えなど周囲のサポートによるものが60%を超えており、病気に対す る気持ちに周囲のサポートが影響していることを示唆している。変化した気持 ちは肯定的・積極的な気持ちが約75%を占めており、否定的・消極的な気持ち は約5%に過ぎなかった。特に、「病気があるからこそ今の自分がある」と自分 の病気体験を肯定する気持ちが約1/3を占めている。
これらのことから、病気に対する気持ちの変化は否定・消極的から肯定・積 極的の方向性をもっていると考えられた。また変化には個人差があり、周囲の サポートが重要な役割を果たしていることが明らかにされた。また、変化は小 学部高学年の頃から起こりやすく、これが病気の受けとめ方や病気に対する態 度の多様化につながっているのではないかと推察される。
2)病識
高等部の生徒は自分の病気をよく理解していると考える者が多い。それまで の体験から自分の病気について理解がすすみ、自信をもっているのではないか と考えられた。一方、中学部の生徒は、病気を理解しようという意欲が低かっ た。「自己像へのとらわれが高まる時期(神谷,1997,p.79)」にある中学部の 生徒において「知りたくない」という者が有意に多いという結果は、知ること で自分のマイナス面を見たくないという防衛や知ることで病気に対して負わな ければならない責任回避によるものであると考えられる。
性別に見ると、男子は自分の病気をよく理解していると考えている。それに 対して、女子は自分が病気を部分的にしか理解していないと考え、「もっと知り たい」と思っている。細谷(1996)は小児がん患者の告知の感じ方に関して性 差があると述べているが、このような病識における性差は、性による周囲の対 応の違いで病気に関する情報量が異なっているのか、coping strategyにおけ る性差なみかは、今回の調査結果から判断するのは困難であり、今後の検討課 題として残る。
以上のことから、病識には病気に関する知識を自分のものとして受け入れる 体験的な理解がかかわっていることが示唆された。また、申学の生徒に対する truth一一 te ll.ingは慎重に行わなければならないことがうかがわれた。
3)ソ・・一・一シャル・サポート (1)サポーート源
ここで問題なのは、「実際にサポートがあるかないかjではなく、「サポート を実感しているか否か」である。
中学入学前後から友人関係は大きく変化し、サポート源が家族から友人に移 行する(尾見,1999)。しかし、本調査では、中学部の生徒は病気のことで不 安なときのサポート源が家族である者が多い傾向にあり、医師や友人を選ぶ者 が少ないという結果が出た。この結果については、病気に由来する生活空間の 狭さや対人関係の未熟さ、あるいは病気と思春期の独立一依存葛藤との絡みも 考えられるが、今回の調査結果からこの問題について解釈することは困難であ
り、今後の検討課題として残る。
(2)教師への相談
小学部の児童では友人に関する悩みが多く、高等部の生徒では将来・進路や 生活といったように自分自身に関する悩みが多くなる。この結果は各発達段階 における課題と関連していると考えられる。すなわち、小学部高学年は仲間関 係を通して社会性が発達する時期であり、対人関係の適応が問題となる。高等 部は独立一依存の葛藤の中で成人への過渡期として自分の個性を確立していく 時期であり、進路を含め問題は自分の生き方へと向けられる。
また、小学部は自分がつらいときや悲しいときに教師に相談を望む児童が多 い一方で、「教師に相談したくない」と思う児童も多かった。逆に、中学部は教 師に相談を望む生徒が多い。内容は自分の性格についての悩みが多かった。高 等部は自分の進路や自分の身体に関する悩みの相談を望む者が多い。これらの 結果を見ると、病弱児は分離個体化のプmセスの中で自我の弱化が危機的な時 期において教師の援助を期待していると考えられる。一般校のいわゆる健康な 児童生徒とは異なり、病弱養護学校の児童生徒は日常生活の場が病棟や寄宿舎 である場合が多く、対人関係が限られている。自分の身体や性格に関する悩み の相談等、教師はnew objectとしての役割を担っているのではないかと思わ れる。性差でみると、男子は教師に相談を望まない者が多く、女子は教師への 相談を望む者が多かった。これは依存性やcoping strategyの性差によるもの ではないかと考えられる(Spirito, Stark&W重Uiams,1988;齋藤,1990)。
また、女ネは友人に関する悩みが多い。