Table 4−8 罹病期闘
罹病期間 小学生 中学生 高校生 計 数値は実数 e/e
霊年来三 階年〜5難 6年〜1◎年
ll年以上 無回答
G︾自◎弓乙β◎雀
12
◎り3ハQ7ρ0 ワ乱2イー18747
21り0 Ωり◎︾574三農U鏡︶5で一8.1
30.9 29.1 25.6 6.3
56 se 87 223 100.C
Table 4一一9 疾患種劉の羅病期閥
数値は実数 疾患種 1無未満 1年〜5年6年〜怜年H年以上 無回答 計 精神・神経疾患
呼吸器疾患 腎臓疾患
筋ジストue 7イー 身体虚弱・肥満 皮膚幣串 心臓疾患 その他
病気に対する気持ちはTable 4一鐙に示す通りである。制限複数回答形式 のため、総数は全体の人数の223名を超えている。不安あるいは病気のことを 考えたくないという逃避の気持ちなど否定的・消極的な気持ちが約60%を占め ている。ヂその他」は、「何とも思わなかった」「小さいときにがかったから覚え ていない」等であった。
(2)病気に対する気持ちの変化
「病気に対する気持ちが今でも続いているか」という質問に対しては、Table 4−11の結果が得られた。「続いている」が44。◎%、ヂ変わった」が52.9%で、
「変わった」と回答した者がわずかに多い。κ2検定の結果、学部・性別、発 病時期、罹病期間、疾患種によって、気持ちの変化に有意差はなかった。
(3)病気に対する気持ちの変化の時期
「気持ちの変化があった」と回答した118名に対する「もし気持ちが変わっ たとしたら、いつ頃変わったと思うか1という問いに対しては、Table 4−
12の結果が得られた。
(4)病気に対する気持ちの変化のきっかけ
「もし気持ちが変わったとしたら、そのきっかけは何だと思うか」という質 問に対しては、Table 4一・13の結果が得られた。「養護学校の友人との出会 い」を挙げた者が最も多く、31名〈26,3%)であった。次に多かったのは「同
じ病気の二七との出会い」「家族の支え」「特にきっかけはない」で各20名
(16.9%)であった。「手術や治療など」は小学部女子、「宗教」は高等部男子 各1名がきっかけとして挙げている。「その他」には自分の心の変化、みんな、
スポーツ等が挙げられていた。
(5)変化した気持ち
「もし気持ちが変わったとしたら、どういう気持ちに変わったか」という質 問に対してはTable 4−14の結果が得られた。「不幸であり、何かを失った 気持ちがして、がっかりした」「不安で恐がった」という回答を選択した者はい なかった。全体をみると、「病気があるからこそ今の自分がある」「負けないよ
うにがんばって病気と闘う」等、肯定的・積極的な気持ちが約3/4を占める。
「仕方ないとあきらめた」「考えないようにした、考えたくないと思った」とい う否定的・消極的な気持ちは全体で6名(5ほ%〉を占めるにすぎなかった。1そ の他」は、「病気に関係なくがんばるだけ」「わからない」「いろいろ」等であった。
2)病気の受けとめ方
病気の受けとめ方に関する質闇に対してはTable 4−15の結果が得られた。
κ2検定の結果、学部および罹病期間と病気の受けとめ方に関連がみられた。
しかし、性、疾患種および発病時期と病気の受けとめ方には関連がなかった。
Table 4一霊1 病気に対する気持ちの変化の有無
数値は案数 学部 性翔 気持ちが続いている 気持ちが変化した 空白 計 小学部 男女小 子子計 1壌弓4
505
4−−り◇ 74そ一 00︵︶325
24ハ◎中学部 男女小 子子計 ワ鮎湿3 n∠57
21尋
28ハ︾ n乙133 43n◎ ハ0嬉バリ高等部 男女小 子謀計 2♂一3 霞︶蕾蓼ハ◎ 4◇︷4 耀一戸◎7f
314
5り4◎◎ 900フ計% 0
84
GU4 員852.9
フリ0 223
婚◎.◎
丁論1繕4一一12 病気に対する気持ちの変化の時期
数値はii起数
ノ、1〜slx3のノix4〜ノ、6の
学部 性別 とき とき 中学生のとき高校生のとき 空白 雪ρ 十 小学部男子
女子 小計
3njρ0
853 ◎00 00◎
ハ◎ρ◎?㎞ 7丞.ーイー13 中学部男子女子 小計
昭甕ウ撫3 s.e 5.0
13
ハU◎∩V﹂嚢望り己
00◎
3一4.280214
高等部男子 女子 小計
﹂1◎重 ◎∩V∩V♂一n∠3 ハφハ0◎︾唯尋 −
57f2
1 り乙 −﹂一2 己ーハ◎73哩嬬計% 5◎a 6
94 22
◎りり◎3η◇ 2nO21
n◎5 れ81 eg.o
Table 4−13 病気に対する気持ちの変化のきっかけ
きっかけ
小学部 中学部 高等部 男子 女子 男子 女子 男子 女子
数簸はi翼数
計 % 同じ病気の仲閤との出会い
養護学校の友人とあ出会い 家族の支え
養護学校の先生の支え 病気の知識を得たこと 手術や治療など 宗教
その他
特にきっかけはない 空白
53401◎0哩21 150◎1噛0222 283200015署 355020◎030 4632◎0雀771
㍉54㌔50GOO1壌0 ◎1044壌12◎5
昌∠32 望216.9 26.3 16.9 3.4 3.4
g.g
O.9 1 O.2
16.9
十 4.2
胴蚕鱗
t7 44 22 18 31 16
臼8 組α0Table 4−14 変化した気持ち
変化した気持ち 人数 e/o
仕方ないとあきらめた
不幸であり、構か失った気持ちがしてがっかりした 不安で恐がった
考えないようにした、考えたくないと思った 負けないようにがんばって病気と闘おうと思った うまく付き合っていこうと思った
病気のことをSm )て、いいところも晃つけようと思った 病気があるからこそ今の自分があるのだと思った その他
無回答
4◎0291◎958
り4︷41り◇− 3.4e.o o.o l.7 24.6
93
8.5 33.O 12.7
き口 十 6.8
臼8 蓬 OO.0
Table 4−15 病気の受けとめ方
数値は案数
病気の受けとめ方
性別嫌十号白蜜燗r禦
その他無回答 計小男子 学女子 部小計
11 11 22
808
ハ◎06325
ハ∠A︶2 づ一0璽 ︷一12 0︵U◎ り乙4ρQ弗◇4∠5中尊子 学女子 部小計
n◎75 1 8頁︶3 536◎
066
哩 41翼 7ノ︵︶74415
ハ∠で3 り乙で364◎
439り高男子 等女子 部小計
丞.371
1
丞.48 Ω︶4︑ハ∠ ︻◎望7
268
7﹂74マ415
4.2み0 ◎︾8讐ノ5200
計%
54 39 26 28 37 20 10
24.2 17.5 11.7 12.5 16.6 9.C 4.5◎︾4 223
1 OO.O
Table 4−16 病気の受けとめ方と学部の関連
病気の受けとめ方 嫌 理解不 可能
制限す るもの
IS分を 鍛える
{巾問 自分の
一一
小学部 実際度数 22 ]8 期待度数 M.29 10.32 残差 2.?7鰍 3」0棘
6 6.88
A2
,r)
7.4」
].曾1ユ
2 1 9.79 ,5.29
3,2 1. de de 一 2.29k
申学郷 実際度数 15 期符度数 19.59 残差 1,51
13 14.15 .42
8 9.43
.63
16
10, .i.6
2.47sc
17
1.3.tt 2 1..3.r>
,r}
7,2{.)
茎.10
高等部 実際度数 圭7 期待度数 20.12 残差 1.02
8
14.,r)3
2.4併
i2 9.69
1.(} fi
7 ie.43
i,a4
18 13.78
1,58
i4 7.40r
3.19勲
**Pく.Ol, *P〈.05
(1)病気の受けとめ方と学部の関連
無回答およびその他の19名を除き、小学部54・名、申学部74名、高等部76 名、計2◎4名を分析の対象とした。結果はTable 4−16に示す。κ2検定の 結果、人数の偏りは有意であった(x2e2>=38.99, p〈.Ol)。残差分析による
と、小学部では病気を「嫌」「理解不可能jと受けとめる者がプラスに、「仲闇」
「自分の一部」と受けとめる者がマイナスに有意であった。中学部では病気を 噛分を鍛えるもの」と受けとめる者がプラスに有意であった。高等部では病 気を「理解不可能」ど受けとめる者がマイナスに、噛分の一部」と受けとめる 者がプラスに有意であった。
これらのことから、病気の受けとめ方は学部によって差があるといえる。小 学部では、病気を嫌なもの、理解不可能なものと受けとめる者が有意に多く、
自分の仲間あるいは自分の一部として受けとめる者が有意に少ない。中学部で は、病気を自分を鍛えるものとして受けとめる者が有意に多い。高等部では、
病気を自分の一一部として受けとめる者が有意に多く、理解不可能なものと受け とめる者が有意に少なかった。
(2)病気の受けとめ方と罹病期間の関連
病気の受けとめ方を消極的(嫌なもの、理解不可能、制限するもの)と積極 的(自分を鍛えるもの、仲間、自分の一部)の2つに分け、無回答およびその 他の26名を除いた197名を対象に分析した。結果はTable 4−i7に示す通
りである。κ2検定の結果、人数の偏りは有意であった(x2(3>== 11.03,P〈.05)。
残差分析によると、罹病期間がエ年未満では病気に対して消極的な受けとめ方 がプラスに、積極的な受けとめ方がマイナスに有意であった。罹病期間が11 年以上では病気に対して消極的な受けとめ方がマイナスに、積極的な受けとめ 方がプラスに有意であった。
これらのことから、病気の受けとめ方は罹病期間によって差があるといえよ う。罹病期間が1年未満の者は病気を消極的に受けとめる者が、11年以上の者 は病気を積極的に受けとめる者が有意に多い。
3)病識
病識に関する質問に対してはTable 4−18の結果が得られた。κ2検定の 結果、学部、性および病気の受けとめ方と病識の間に関連がみられた。しかし、
疾患種、発病時期や罹病期間と病識には関連がなかった。
(1)病識と学部の関連
無回答の14名を除く209名を対象に分析した結果をTable 4−19に示す。
x2検定め結果、人数の偏りは有意であった(x 2〈4)=15,14, p<.01)。残差分
析によると、自分の病気についてF全部知っている」と答える者が中学部では
マイナスに、高等部ではプラスに有意であった。逆に、自分の病気についてf一 部知っている。これ以上知りたくない」と答える者は中学部ではプラうに、高 等部ではマイナスに有意であった。
これらのことから、病識は学部によって差があるといえるだろう。中学部で は自分の病気についてこれ以上知りたくないとする者が有意に多く、高等部で は自分の病気についてよく理解していると考える者が有意に多かった。
(2)病識と性の関連
無回答の14名を除く209名を対象に分析した結果をTable 4−20に示す。
κ2検定の結果、人数の偏りは有意であった(κ2(2)・・7.◎1,p〈.◎5)。残差分 析によると、自分の病気について「全部知っている」と答える者が男子ではプ
ラスに、女子ではマイナスに有意であった。自分の病気について「一部知って いる。もっと詳しく知りたい」と答える者が男子ではマイナスに、女子ではプ ラスに有意であった。
これらのことから病識は性によって差があるといえるだろう。男子は自分の 病気について理解している者が有意に多い。一方、女子では自分の病気につい
てもっと詳しい情報を求める者が有意に多かった。
(3)病識と病気の受けとめ方の関連
病気の受けとめ方を消極的(嫌なもの、理解不可能、制限するもの)と積極 的(自分を鍛えるもの、仲聞、自分の一部)の2つに分け、無回答およびその 他の23名を除いた200名を対象に分析した。結果をTable 4 一・・21に示す。
κ2検定の結果、人数の偏りは有意であった(κ2(2)=2.19,p<.◎5)。残差分 析によると、病気を消極的に受けとめている者は自分の病気について「全部知
っている」者がマイナスに有意傾向であり、自分の病気について「一部知って いる。これ以上知りたくない」者がプラスに有意であった。病気を積極的に受 けとめている者は自分の病気について「一部知っている。もっと詳しく知りた い」者がプラスに有意傾向であり、自分の病気について「一部知っている。こ れ以上知りたくない」者がマイナスに有意であった。
これらのことから、病識は病気の受けとめ方によって差があるといえる。自分 の病気を消極的に受けとめる者は病気についてこれ以上知りたくないとする者 が有意に多く、自分の病気を積極的に受けとめる者は自分が病気をよく理解で きているとする者が有意に多い傾向にあった。