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体への影響は?

○飲み物の摂取の仕方を考えてみよう!

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 中(選択)・高等学校の指導案の提案である6本研究の中で使用した指導案から改善した 点を以下にまとめる。

 1点目は、糖度について理解させることである。.本研究の授業では、糖度を測定した際 に糖度について教師が口頭で触れた程度で実際に生徒が糖度測定を行ったが糖度について 理解できていない生徒が多数いた。そこで改善案として実際に測定を行った清涼飲料水や 飲み物摂取状況調査(事前事後)で摂取している清涼飲料水の糖度を計算することで糖度 への理解が深まるとともに飲み物の摂取の仕方の見直しにも生かせると考えた。

 2点目は、生徒の普段飲んでいる飲み物を複数測定する点である。飲み物摂取状況調査 では、生徒が多種類の飲み物を摂取していることが分かった。中でも野菜ジュースの摂取 量が多く、毎日の習慣として摂取している生徒もいた。カロリーが低いと思いスポーツ飲 料を大量に摂取している生徒もいた。「健康に良い」「いくら飲んでも大丈夫だ」と思い込 んでしまっている生徒が多いように感じる。そのような勘違いの多い飲み物の糖度を測定 することは効果的だと考える。また、再生刺激法調査の記述の中に「私も実験したい」「女 子がやってくれるから見ている」という記述が数名で見られたことから、班で活動する際 には、班員全員が関わり、協力できるよう声掛けが必要と感じた。

 3点目は、中学校・高等学校での内容の差である。指導案内の赤字の項目を高等学校で 行う際には加えるものとする。食品添加物の体へめ影響を説明すると共に、低カロリーや

ノンカロリーという言葉に敏感になる年代でもあるので、砂糖に代わる人工甘味料につい ても説明を加えることとした。

2.研究方法の改善点

 小中高等学校での授業および分析を通して、改善すべき研究方法の改善点を以下にあげ

る。

 1課目は、授業の効果を継続して調査するという点である。本研究では、飲み物摂取調 査によって全ての校種で事前より事後の方が清涼飲料水の摂取量が減っており授業に効果 があることが分かった。しかし、事後調査も授業の約1週間後に1度行っているだけで摂 取量が日によって大きく変化する児童・生徒もいたため飲み物の摂取の習慣が改善された かどうかは確かとは言えない。そのため、長期にわたって継続した調査が必要になってく

る。

 2つ目は、飲み物摂取状況調査および再生刺激法調査の検討である。飲み物摂取状況調 査については、小学生では、前日に何をどれだけ飲んだかという記憶が確かではなく摂取 量が曖昧になってしまうという問題点があげられる。また、再生刺激法調査を授業日から 小学生は4日、中学生は1週問、高校生では4日間後に行った。しかし、どのようなこと

を考えていたかという事が確かではなく記憶に限界を感じる点もあった。

 そして、校種が上がるほど各種調査用紙やワークシートの記入、提出が徹底されておら ず、分析結果に大きく影響していた。

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おわりに

 本研究を通して㌦子どもたちの毎日の生活の中で清涼飲料水が欠かせないものとなって いるという実態が明らかとなった。飲みたいときにすぐに安価で手に入り、喉が乾いた時 や暑い時などは、飲む量も気にせず飲んでいる。3度の食事の際にも食事と一緒に飲むと いう習慣が印象的であった。また、小中高校生での比較では、いずれにおいてもそれぞれ の糖分(糖質)摂取量の目安を超えて摂取している児童・生徒は少なくはなかった。本授 業を通して、再度、食生活を見直し、清涼飲料水の摂取の仕方に限らず、幅広く食生活の 改善に取り組むことが望まれる。また、食習慣が身に付く低年齢での本授業の実施がより 有効であり、その時期からの改善が適していると考える。

 また、授業の実施の方法については、.再生刺激法調査や授業後のワークシート調査によ って、児童・生徒の理解度や情意面が把握できた。普段、身近にあるものを自分たちで作 ることや、それ、らを取り上げた教材に児童・生徒たちは、興味関心を示していた。そこか らは、主体的に学ぼうとする姿、班で協力する姿、そして、教師の問いかけとともに疑問 を持って授業に取り組む姿が見られた。また、授業の効果としで意識・行動の変化が見ら れるとともに、それらの調査・分析は、授業計画や教師の働きかけの改善にもつなげられ た。このことは、本授業だけに限らず、あらゆる授業に活用できると考える。授業の中で は、児童・生徒は、授業から得られる知識やそれに対する考えだけではなく、活動に対す

る不安や教師の説明に対する疑問など様々な感情が混在している。特に今回のような試飲 を含む活動などでは、初めて見たり、触れたりするものを自らの体内に入れるということ から不安は大きくなる。不安を抱いたまま活動をする事は、活動意欲にも影響が生じる。

また、教師は、活動を含む授業が児童・生徒に与える影響の大きさを忘れてはいけない。

活動を取り入れることで、児童・生徒は授業に意欲的になり、考えや行動の改善が期待さ れる。,しかし、教師の働きかけや活動内容が不適切であれば、その授業や活動は、児童・

生徒にとって有効ではなくなる。児童・生徒の実態を教師が把握し、子どもたちの立場で 授業内容や指導法を検討していく必要がある。

 本研究で、取り上げた清涼飲料水の教材は、糖分(糖質)摂取に限らず、幅広く児童・

生徒に食習慣について考えさせ、見直させることが可能であると考える。子どもたちの生 活習慣は、糖分(糖質)の過剰摂取だけでなく多くの問題が年々増し、悪化している。児 童・生徒に身近で興味を持ちやすい清涼飲料水に関する学習をきっかけとし、自らの食習 慣に興味や疑問を持ち、幅広い視野で問題点を捉えられるよう働きかけることで、本授業 は児童・生徒により有効で意味のあるものとなるであろう。

      参考・引用文献

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 『http://www・asahiinryo・co・jp/customer/d手ctionary/ing_drink・htm1

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4)安藤節子(2003)「清涼飲料上手な飲み方選び方」芽ば之社

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6)伊藤みちる(2001)自ら学び続ける生徒の育成を目指して一「生きる力を育む食物学習」、

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   「自ら学び続ける生徒の育成を目指して 「生きる力」を育む食物学習」

   『第40回 近畿中学校技術・家庭科研究大会 兵庫大会要録』,pp.140−143

12)牧野カツコ(2003)「砂糖の秘密を探ろう,清涼飲料水のウソ・ホント」

   『自分らしい生活をつくる 家庭科ワークブック②』国土社,pp.44−47

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  http://www. mext. go. jp/b_menu/shupPan/sonota/990301b/990301k. htm

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