小・中・高等学校における清涼飲料水に関する授業実践と評価
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(2) 一目次一 はじめに____∴_...._..___._.....__.___..____.・,…..・……………・………・4. 第1章. 問題の所在と研究の目的._._____.__..__._.....___二__...5. 1.現代の食生活と食:教育について_....__∴___...∴.._._.。._.......___......__.......5. (1)家庭科における食:教育_____._____._.._.___,_....______..__._.5 (ア)小学校_.一............._。......_..........._......_.........._......._.∴.....。.........................5. (イ)中学校........................_....∴...__._...._........_........_............._......・…...・・..…7. (ウ)高等学校._.........._............._...._.9.?..∴......,......_........._.....二...一........_......,.8. (2)現代の食生活と問題点_____.1...._」___._..___._.__...__.._._...._..9 2.清涼飲料水摂取の現状と問題点.____,____。._._.._._._.,._._,...。........_.ご....11 (1)清涼飲料水とは...__.._.._._....._。_...._._..。......._._..。._..._........,.....,_.....11. (2)清涼飲料水過剰摂取の問題点.........................。._......_.............._............_.._.12. (3)清涼飲料水摂取の現状」._____7....___._......_..._..__...._...___._._..14 3.清涼飲料水に関する授業の先行実践と問題点_...................._...._....._。......,...._..16. 4.研究の目的と方法__.____._.__.__...._∴.____..__.____._____.17 (1)授業の内容と実施...._......__....._......__....._...∴......_。_...._......。......_......18. (ア)教材について........._........_...._........._.._._.._..........._._..__一.......。...。...18. (イ)小中高等学校での取扱について.._._....,...._............................._...∴.._......18. (2)調査方法について._.一......._..._.....。..._..........._.._._・.・.....・.・..….…...・..・.....・...19. (ア)飲み物摂取状況調査______、.______..___.∴_._.______.._.19 (イ)再生刺激法調査._._____。.______.。______...______._1__20 (ウ)ワークシート分析.._..................._...._....9........_._........................_.._._.21. 第2章. 小学校での実践と評価..._......__......._._....._......._...............22. 1.授業実践______.._._..___..1._..___._...______...____._....___...22 (1)研究対象校と対象者.._..............._....._.........__._.........。....。......_.......、.。.......22. (2)授業の概要_._____.______...._____._.____..__..____.___23 2.調査の概要..、_..____._.____._._____._.___.___...______.__.27. 1.
(3) 3.結果および考察______._._____._._____._____._.______二...29 (1)飲み物摂取状況調査__._.___...______..______.______..._、_29 (2)再生刺激法調査_,_.._.__.___.__._..__.____.____.__._.__.._31. (3)ワークシート分析______.._____._.___.__,_._._.____.____40 4.まとめと今後の課題..____....______.._._____.____,__.___.___42. 第3章. 中学校での実践と評価______.._._“_..._,.._____._.._44. 1.授業実践______.____._.. ?D_.._._....___._____.._._.____44. ____. (1)研究対象校と対象者___.. ___._∠__.____.._.....。__…………・……・・………44. (2)授業の概要_____...__.. 。........。.。..._................_................._..。....................44. 2.調査の概要_____._..____ 3.結果および考察.____._。_... (1)飲み物摂取状況調査___1. (・2)再生刺激法調査____.__ (3)ワークシート分析....._..._. 4.まとめと課題.........b.................... 第4章. ....._....._.._................_.....__._................._。....48. C___.._.___._.∴.__.__._...._.___・…50 .__... ._____......______.._....__.._..9__.___ご50. _._____.._.__……・…. H…・・……………・………・・……52. __.____..______り...__.._。.._」りり___.__.58. ...______...__..___...._.._,_..∴.....____.58. 高等学校での実践と評価__.___._...______.___1_∵_60. 1.授業実践______,..______.____._._.__._.___..____,__.___._.60. (1)研究対象校と対象者______..______.....∴.____..._.__、___。__.60 (2)授業の概要_____.,_.____.__._.__.___.__.___.二.。.___._.__..60. 2.調査の概要.___.___._____._。______..._._____._.____._.__163 3.結果および考察_._____.___.__._.______..____.__...L___._,_1..65 (1)飲み物摂取状況調査___.___.,_.___.__._._____....__.__._..__.65 (2)再生刺激法調査_..____..._._____._._____...._____二...___.._.69. (3)ワークシート分析__.____..___..___._____.._.______.__._.80 4.まとめと今後の課題___.___.___.___...」______..___…・……・…………….82. 第5章−. 小中高等学校の比較から 一授業の改善と提案一._∴....__.....84. 1.授業の提案_.___.__.._.一___._..__._.___.____._._..___._._...__.84. 2.
(4) (1)授業中の活動の選択について_...__._..................._...............,...................._84. (2)指導案について...__._......1.._...。。..._..・...・・...・・.・.…・....・ρ.・..・..・....・..・..・....….・...・・...86. 2.研究方法の改善点______..._.___.__.______.....______.______93. お籾に…・……一・一…………∴1・……………一・……・一…一・…一1……一・…一95. 参考文献・引用文献. 3.
(5) はじめに 現代、私たちの食生活は豊:かで便利になり、いつでもどこでも食べたい時にすぐに食べ. 物が手に入るという状況にある。しかし、それは、逆にたくさんある食品の中から自分に 必要で不可欠な食:品を選び、組み合わせて取り入れる能力が個人個人に必要になってきて いるという事でもある。. 多様な食生活め問題の中から、本研究では、特に清涼飲料水の摂取による糖分の過剰摂 取の問題点に着目する。喉が渇けば、すぐに飲み物が手に入る便利で安価な自動販売機な どが急増し、お菓子だけでなく3度の食事の際にもご飯とともに飲む子どもが増えている (谷口、2006)。また、糖質を含む清涼飲料水を水代わりのように摂取する10∼20代が 増加している。その事が糖分の過剰摂取につながり、虫歯、肥満、そして、糖尿病などの 生活習慣病の低年齢化の要因になっているといわれるためである。その一例として清涼飲 料水を1日号2、∼3リットルも飲む生活をしていた高校生が、意識障害で病院に運ばれた ケースなどがあげられ、ペットボトル症候群は社会問題としても注目されている。(産経新 聞・朝刊「ペットボトル症候群 飲み過ぎ注意」2007年6.月29日). これらの問題が近年、低年齢化していることから、子どもたちに学校においても食生活 に関する指導を徹底させることが必要となっている。. そこで、本研究では、小学校、中学校、高等学校で「清涼飲料水作り・糖度測定」の実 践を行い、清涼飲料水に含まれる糖分量や1日に摂取できる糖分量を正しく理解させ、適 切に選択・摂取できるようにさせることを目的とした。普段、身近にある清涼飲料水を取 り上げ、それらを実際に自分たちで作り、また清涼飲料水の糖度を測定するなど児童・生. 徒にとって関心の大きい授業を計画した。授業の効果を確認するために授業中の児童・生 徒の認知面、情意面について分析し、理解度、授業への姿勢を確認するとともに、それぞ れの段階に合った授業内容や説明の仕方など改善点の発見につなげることとした。.また、. 本研究は、食習慣の改善を目的の1つとしてあげていることから、授業の効果として児童・. 生徒の授業による行動や意識の変化についても分析し、合わせて授業の改善に役立てるこ ととした。. 4.
(6) 第1章. 問題の所在と研究の目的. 1.現代の食生活と食教育について. (1)家庭科における食教育. 1947(昭和22)年に教科として「家庭科」が初めて誕生した。以降、小学校5、 6年生、中学校、高等学校で行われている。また、家庭科の授業が男女ともに必修かつ同. じ学習内容になったのは、小学校では、家庭科が設置された1947(昭和22)年度か. らであるが、中学校では1993(平成5)年度、高等学校では、ユ994(平成6)年 度からと比較的近年になってからである。. そして、家庭科が誕生して以来、食教育は家庭科の主要な学習となっている。食物・食 事の役割は、①人の空腹を満たし、成長を促し、身体の諸機能を健全に保持すること、② 食事をおいしくするための工夫と食事の準備をする、主として技術的なこと、③牛活を豊:. かにし、人間関係を円滑にし、地域・社会に貢献できる社会的な意味をもっとと、などが あげられる。これらが児童・生徒の発達段階に合わせられ、生活の必要度を考慮されて、. 小・中・高等学校で教えられている(江原、2001)。戦後50年間に、生活・社会の変化に 対応して食物に関する教育内容は少しずつ変化してきているが、なお、食生活に関する多 くの問題が提議されている。. 以下、小・中・高等学校の学習指導要領、教科書での食教育の取り扱いについて、山本 ほか(1987)、高部(1998)、江原(2001)、田部井ほか(2002)、文部省(1979,1986,1991) 文部科学省(1998,2000)に基づいてまとめる。(表H,1−2,1−3). (ア)小学校. 表1−1.小学校家庭科における食教育の変遷. 学年 ?. 6年生. 5年生. 年. 1947年 i昭和22). 家族の一員として食事を手伝う。食 墲フ洗い方やふきんの扱い方など。. 「健康な日常食」で栄養成分につい. ト。蒸しいも、いり卵などの簡単な イ理実習。. 5.
(7) 1958年. 食事のぜんだてと後片付けや野菜の. 栄養的な食事の摂り方の理解、ごは. (昭和33). 生食、ゆで卵、青菜の油妙めなど簡. ん、味噌汁、目玉焼きなどの簡単な. 単な調理実習。. 調理実習。. 日常の食物の栄養。野菜の生食、ゆ. 献立の作成。ごはん、味噌、目玉焼. で卵、青菜の油妙めなどの調理。食. き、こふきいも、サンドイッチの調. 事作法。. 理や飲み物。食事作法や会食。. 1968年 (昭和43). 1977年 (昭和52). 1987年 (平成元年). 喰晶の栄養素とはたらき。食品を組. 1食分の献立作成。米飯、味噌汁、. み合わせて摂る必要性。野菜の生食:、. 卵料理、じゃがいも料理、サンドイ. ゆで卵、緑黄色野菜の油妙めの調理。. ッチ、飲み物の調理。会食の意義と. 食べ方の工夫と団らん。. 計画。. 栄養素の働き、栄養素を含む食品の. 栄養を考えた食物の摂り方。1食分. 種類。食品を組み合わせた摂り方。. の献立作成と簡単な調理。会食の意. 野菜や卵の簡単な調理。簡単な会食. 義と計画。. 、の整え方。食べ方やすすめ方の工夫 と団らん。. 1998年 (平成10). 食品の栄養的な特徴を知る。1食分の食事を考える。調理計画を立てる。. 材. 料の洗い方,切り方,味の付け方及び後片付けの仕方。ゆでたり,いためた り. して調理ができること。米飯及びみそ汁の調理ができること。盛り付けや. 配膳(ぜん)。調理器具の安全で衛生的な取扱い。. 1947年、家庭科誕生当初は、家事の手伝いや簡単な調理が中心であったが、196 8年の改訂で、理科でも指導されていた食物の栄養素や食物と健康との関係など栄養に関 する内容の多くが家庭科に移行した。そして、小学校における家庭科の食生活の教育は、「調. 理実習の実践的学習を通して、食事の取り方、食事作法、食事の持つ社会的意味を理解さ せる」という内容になった。. その後も内容は少しずつ時代に対応して変化し、1977年度からJASマーク、品質 表示、食品添加物など消費者教育的視点を取り入れた内容が加わった。農林水産省が19 80年に出した「目本型食生活」、厚生省が85年に出した「健康づくりのための食:生活指 針」などが取り入れられていった。. 6.
(8) (イ)中学校. 表1−2.中学校家庭科における食教育の変遷. 改訂年. 1947年 (昭和22). 内容. 食物と健康及び献立。食生活の改善。ゴ栄養が十分で、経済的で且つ楽しい食 事を整える。. 1951年. 乾物、漬物などの貯蔵。穀類、いも類、大豆などの加工。甘味品、調味品の. (昭和26). 醸造。調理器具の取り扱い。基本調理、献立作成。茶の入れ方、果汁や清涼 飲料の整え方。. 、. 1957年. 食品衛生、衛生的な食生活。食糧および食物費の見積もり。献立作成と食品. (昭和32). 購入。衛生的・科学的な調理。調理作業の能率と台所改善。食:生活改善・食 事作法. 1958年 (昭和33). 日常の食品、食品の鑑別。地域の家庭や自分の家族の栄養の実態、わが国の 食糧事情。食物と衛生。食生活の改善。献立作成と調理法。. 1969年. 家族の日常食の献立作艦食品の鑑別と衛生的な取ρ扱い。調理用具と食器. (昭和44). の取り扱い。日常食、携帯食、行事食、郷土料理などの調理。家庭経済と食 物費6食事作法。食事の社会性。食生活の改善。. 1977年 (昭和52). 198「 X年 (平成元年). 青少年の栄養及び日常食:の献立。食品の性質とその選択。日常食の調理。調 理用具と調理用熱源の使い方。. 青少年の栄養と日常食の献立。食品の性質とその選択。米、魚、肉、野菜な どを用いた日常食の調理。調味料の適切な取り扱い。食:品や調理器具の安全 で衛生的な取り扱い。. 1998年. 食事の役割と健康と食事の関わり。栄養素の種類と働き。中学生の栄養の特. (平成10). 徴と1日分の献立。食品の選択と日常食の調理の基礎。食生活の安全と衛生。 食:生活の課題と調理。. f947年に新設された「家庭科」は職業科目の中の1科目で選択であった。食物に関 する内容は、食材、調理法、食品の保存などに重点がおかれていた。. その後、数回の改訂により、喰物の一部が高等学校に移行され、青少年と成人の栄養、. 7.
(9) 調理、食:事が主として学習の対象となり、中学校の食教育は、食生活の技術、調理技術に 重点がおかれている。. (ウ)高等学校. 表1−3.高等学校家庭科における食教育の変遷. 改訂年. 内容:. 1948年. 調味料について。ゆで物とあえ物の栄養価値と衛生的な取り扱い。栄養価値. i昭和23). フある日常食献立を作る際の基準量。家族の栄養を考えた献立作成と調墓. 1949年. 日本人の食糧構成の見直しと改髭食品の分類と献立。家族の食事。調理法. i昭和24). 1956年 i昭和31). フ種類とその原理の理解。調理器具を正しく使う。 食物の役割と栄養素の役割。食糧事情。家族の献立。日常の食生活の改善。 叝岦Hに関する調理実験、調理実習。. 1960年. 栄養と献立、年令別・性別6労働別栄養所要量、家族の献立、日常の食品、. i昭和35). H品の選択と取り扱い、衛生的な食品の選び方、食品の洗浄と消毒、調理、 墲ェ国の食糧事情、家摩の栄養改善、台所の改善。. 1970年 i昭和45). 1978年 i昭和53). 栄養素の機能。消化と吸収。栄養所要量の算出基礎。特殊栄養。加工食品。. H品衛生。献立と調理。家庭生活における食物費。 家族の食事とその成り立ち。栄養素の機能と栄養所要量。家族の栄養と献立。. イ理の能率と献立。食品の特質と選択。食品の種類、献立による調理と食卓 ?@。. 1989年. 食生活と健康。栄養素の機能と摂取の目安。食品の種類と選択、取り扱い。. i平成元年). H品衛生。家族の献立作成。日常食の調理。会食と食卓作法。. 2001年. 栄養素の種類と機能、ライフステージごとの栄養的な特徴、家族の献立作成、. i平成11). イ理の基礎技術、食生活の安全と衛生。. 高等学校での家庭科は、女子のみの科目であったが、社会や家族形態の変化によって女 子のみではなく、男女共通必修科目となった。. 2QO1年の改訂では、「家庭基礎」「家庭総合」「生活技術」になり、栄養や食生活と健 康に関する学習が重視されている。. 8.
(10) 小中高では、家庭科の誕生以来、食に関する教育は、児童・生徒の生活に密接した内容 で行われていることが分かる。また、児童・生徒の発達の段階に合わせて高度なものとな り、食生活の自立を目標としている。数回にわたる改訂があったが、小学校では、食晶、. 調理の準備や調理の基礎について、中学校では、栄養素、青少年に必要な栄養と献立・調 理について、高等学校では、健康な食生活、栄養素の機能、家族の栄養と献立が主な内容 となっている。. しかし、家庭科の誕生から改訂毎に主要なものとなってきているのが、食生活の課題と. 改善などの内容である。家庭科では現代まで長く食生活に関する教育はされてきたが、今 なおも食生活の問題は存在し、これからも食生活が豊かになればなるほど多くなっていく だろう。これらのことから、食生活の課題については、食の教育において大きな問題点と して重要性が増していくことが考えられる。. (2)現代の食生活と問題点. 現代、日本では食の多様化が進み、豊かになっている。しかし、その一方で、ガンや糖. 尿病などの病気が増え続けている。45歳以上で多く発症していた生活習慣病も低年齢化 が進んでいる。これらは、現代の便利で豊かになった食生活と大きく関係していると考え られる。調理加工食品、スナック菓子、砂糖が多く入った飲み物などそれらを摂取する食 習慣が根づき、過去半世紀に動物タンパク質は4倍、動物性脂肪も5倍も摂取している。. 逆に日本の主食であるコメなどの穀類、炭水化物は40%減り、野菜、果物、海藻に多い ビタミン、ミネラル、食物繊維は大幅に減少している。(砂田、2005)また、栄養のバラン. スであるPFCバランス(注)においてこれらの変化が見られる。日本人の適正値は、 P:. F:C=13:25:62であるが、その摂取量のバランスは年々欧米化している。(図1−1) (金田、2007). (注):総摂取工:ネルギーに占めるたんぱく質(P)、脂質(F)、炭水化物(C)からのエネルギーの割. 合のこと。. 9.
(11) 図1−1.PFC比率(金田、2007、 p77). このような食習慣が肥満、糖尿病、高血圧といった体の虚弱化だけでなく、引き「こもり、. 非行、キレる、荒れる、むかつくなど、子どもや若者の問題行動の増加につながっている。. その中でも、隼活習慣病の低年齢化による子どもの肥満の増加が問題となっている。(図 1・2). これらの原因としては、欧米化しつつある食事に加えて、便利で手軽に飲むことができ. る清涼飲料水による糖分の過剰摂取も大きい。食事の習慣や嗜好は10歳までに確立され ることからも子どもの頃からの清涼飲料水などの砂糖の多い飲料、食べ物を日常的に摂取 することは、甘味嗜好につながる。そして、それらが問題となっている肥満や糖尿病など の生活習慣病の低年齢化につながってくる。. そこで、これらの食生活の問題点から本研究では、子どもの食習慣の確立される時期に おける食生活の指導として、飲み物の摂取の仕方を見直し、考えていく授業を取り入れる ことにした。. 10.
(12) 子どもの肥満グラフ で5. @. 12塑. @. 顕“矯輩礁購,. 槌ゆつ讐. .. @ 塾凝二丁ド ]弊纏轟轟癖. ◎癖拶頓. 9。. 項顯曇農営麺鱒惣曽. 円月 壁蟹夢 曝喚幣・. @. 翻 縫競難. @ “犠購9養. 曲. 「. 落q●9∼判蔑、. q子●6i動. E遡雌酸蟹期樹簸饗罐. 6導. @. 炉. @. @. 酋. 〈%>3。. 憧976. 86. 8喋. タ. 玉. 総. 8(). 91. 1.. ∫. 95. 9◎. 蕪. ● 馨 匿. 96・. ∼ 2◎◎◎(年). 図1−2.子どもの肥満グラフ(砂田、2005、p9). 2.清涼飲料水摂取の現状と問題点 (1)清涼飲料水とは. 食品衛生法では「清涼飲料水士とは、乳酸菌飲料・乳及び乳製晶を除く{酒成分1容量% 未満の飲料と定義されている(図1・3)。 、睾蔚絃鰍駁. 蓑 ギ嶋… 画…「一 1 なゆコ. 黛. サき. ド ゼ お ヒ. ・叢「 や. ヨ. 1一一」一一ギ㍉ザ窄トギ丁讐 i. 霞賢矯白下翌誉 jli巨1 リ ゴ昌1 ・躯. ㌦鍔 潭 。も ヂ. … 声 垂繋爺謎 蟻罵 鱈乙認論・軍=む 、畢 峯・ 牽制郷 驚・誤恐 o献. ・買 脳 ∴彰ご 識事 戸醜醸 総 歴 評瓢,毎P叢’麟奪耗 『斌 ’・ …・ 卸 享 熟轟 蹄 蟹 F審 ξ 重蔑 。騰 院 墾 撃瓢懲 冠 ・稔 翠』 『笈. 避 墨 轟 r. モ ダ. ヒメ. だ. 晶 謎. ノ メ すを き. ま. ン. で. み. コ. ネ 奮愚 ’誤 が 轍誌 ・ ・乱 一. や. ノゐ. り ぼサ の ヨ おヒ ま. れ. き ミゑ. ぎ. 射 厘・. ぢ サ のセヒホ. サジ み. ゆ. ゆ. 弓弩蒋蒋 7内命曝聾聾毒回忌. 欝毒羅環蓬馨隠顕讐. 躰 礁 歓 婁菩. 断酒. 箏蕪 纏憂 止 町・_ 与・ 導 驚. 図1−3.清涼飲料の分類(安藤、1995、p14). 11. 三.
(13) しかし、笑際には商品のマ括表示の名称の部分には「清涼飲料水」の表記以外に「炭酸 飲料」「ウーロン茶飲料」といった表記がな.されている。これは、食品衛生法以外にも様々. な法律や規定によって清涼飲料水の中でも区分がされているためである。清涼飲料水の中 で個別に定義されているのは「炭酸飲料」「果実飲料」「コーヒー飲料」「乳飲料」「ミネラ ルウォーター類」「紅茶飲料」「ウーロン茶飲料」などであり、特に定義されない分類は「緑 茶飲料」「麦茶飲料」「混合茶(ブレンド茶)」「スポーツドリンク」である(山本、2005)。. この分類の中で炭酸飲料(炭酸飲料品質表示基準ないし炭酸飲料の日本農林規格(JA S規格))の定義は、以下の通りである。. ・ 飲用適の水に二酸化炭素を庄入したものド. ・上記に甘味料、酸味料、フレーバーリング等を加えたもの. フレーバーリングとは、①かんきつその他の果実から抽出した香料、②果汁または果実 ピューレ、③植物の種実、根茎、木皮、葉、花等またはこれからの抽出物、④乳または 乳製品、⑤合成香料などをいう。. (2)清涼飲料水過剰摂取の問題点. 清涼飲料水の過剰摂取には多くの問題点があり、以下に示すような健康に関わるものが 多く含まれている。. ①糖分. 人問が1日号必要とする糖分は総エネルギー必要量の50%から70%を目標にすべきとさ れる。(Wikipedia contributors、2007). しかし、市販の清涼飲料水には多くの糖質が含まれており、ペットボトル飲料の普及と 手軽さから、.過剰な糖分を摂取することになる。清涼飲料水の過剰i摂取による糖分の摂り すぎから、ペットボトル症候群につながる。ペットボトル症候群とは、正式には、「ソフト. ドリンク(清涼飲料水)ケトーシス」と呼ばれ、スポーツドリンク、清涼飲料水などを大. 量に飲み続けることによっておこる急性の糖尿病である。糖尿病性ケトアシドーシ冬の症 状となった若い人達の多くがペットボトルで清涼飲料永を飲んでいたことからペットボト. 12.
(14) ノレ症候群と名付けられた。(Wikipedia contributors、2007). 清涼飲料水には、平均約10%の糖質が含まれており、この糖質はデンプンを加水分解 して得られる単糖類で、体内への吸収が早い。糖質の過剰摂取で高血糖状態になった場合、. 尿として水分が排出されるため、より多くの水分を摂取しようとする。この時に、水やお. 茶ではなく清涼飲料水を飲むと、さらに多尿、のどの渇きで悪循環になる。この状態が続 くと、血糖値を維持するホルモン・インシュリンの働きが間に合やなくなり、ケトンと呼 ばれる毒性を持った代謝成分が血液中に発生し、糖尿病と同様の状態に陥る。症状として は、全身の倦怠感、腹痛、嘔吐、意識障害などがある。(産経新聞・朝刊「ペットボトル症. 候群 飲み過ぎ注意」2007年6月29日) また、ペットボトル症候群に至るまでにも成長へ悪影響を及ぼし食生活へも影響してく る。. 砂糖をたくさん含んだ甘い清涼飲料は、子供の食欲も失わせてしまい、たんぱく質や脂 質、ビタミン、ミネラルの給源となるおかずを食べる量が減り、甘い飲み物とよく合うイ ンスタント食品を食べることになりがちである。. 味覚の発達にも関わっており、年齢が若いほど食習慣の形成に影響を及ぼす。人間は、. 生後24時間ほどで、すでに甘さや酸っぱさを感じる能力が形成され、生篠間もない乳児 は水よりも糖の水溶液を好み、より甘い糖である砂糖や果糖を好む。成長するにつれて甘 味、酸味以外にも塩味や苦味の感覚が発達してくる。この成長段階で甘味にかたよりすぎ た食生活をおくっていくと味覚や嗜好も甘味にかたよったアンバランスなものになってし まう。. また、子どもの骨折の増加も数年前から問題になっている。これは、カルシウム不足と ビタミンB1不足のため神経・筋肉がうまく活動しなくなることも原因の1つである。 B1 の不足は、砂糖などの糖質の摂りすぎによって起こる。清涼飲料の飲み過ぎによって、運 動反射が鈍くなり、逃避反射も不十分になれば、骨折も起こしやすくなる(安藤、1995)。. ②食品添加勃. 清涼飲料水のほとんどには、甘味料、保存料、着色料、香料などの食晶添加物が使用さ れている。. 13.
(15) 甘味の点では、カロリーをおさえながら甘味をもたせるために人工甘味料がよく使われ. る。その中でもよく使われ、砂糖の200倍の甘さを持つ合成甘味料としてアスパルテー ムがあげられる。アスパルテームは、脳腫瘍との関係が疑われており、子どもの脳におよ ぼす影響が心配されている。南米原産の植物が原料となっている甘味料としてステビアが. あるが、これは、不妊などの妊娠障害があるとされ、純度の低いものについては、発ガン 性も指摘されている。. また・炭酸飲料なξの酸味料として使われているものには、リン酸塩などがある・リン の過剰摂取は、カルシウムの吸収を妨げ、尿への排出をうながすため、骨の形成に影響を 一与える(山本、2005)。. (3)清涼飲料水摂取の現状. アメリカからの飲料の輸入が驚異的な清涼飲料の生産、消費の始まりとなり、、1961 年から始まる自動販売機の普及が、大量生産、消費の構造に追い討ちをかけた。β動縣売. 機の台数は、61年には約6千台だったが、7β年には約68万台となり、約15年もの 間に100倍以上に増加している。清涼飲料の緯生産量も、61年には約72万klだっ. たのが、75年には約464万klと約6.4倍に増えている。また、、75∼85年には4. 64万klから700万klに増加している(安藩20q3)。 自動販売機の普及に伴い、清涼飲料水などの承み物φ消葺箪も増加している。清涼飲料. 水の種類別消費量を表1−4に示す。1人の1目の平均を見てみると、£92mlを消費し ており、コップに約2杯の分箪である。その餌、牛乳に次いで炭酸飲料などの清涼飲料が 多く摂取されていることが分かる。(表1−4). 14.
(16) 表1−4.清涼飲料の分類別消費量(安藤、1995、p7) (1986年、1人当り). 鰹㌃楓 緬∴∵ U綴 酸:鹸 欝. .翻噸縦魂. 歳漁塵. 職珊灘薩. 無願繧. 3奪鴇ア颯蔭. 駐瞬馨. 乳. 無,ユ薦認. 鴎薗豫. i既 類. 3磁田傾. 愚。頸臓馨. 畢 婁 蝕 斜. 講ポーサ蝕料 1,牛\. @. 一. 頚 殴轡や顯 ヒ. ’. 駕,額7田垂. 蟹雌. R畷雛ぼ弊嚇. ?E瀞囎認. また、これらの清涼飲料水摂取の習慣は成長段階の時期についてしまっているように思 う。東京都民生活協同組合による夏休みの1週間、子供たちがどのくらい清涼飲料を飲ん. でいるかアンケート調査したものである。対象者数は、幼稚園18・名、小学生89名、中. 学生46名、高校生31名、大学生30名で、1人平均1週間当たりの量を示している。(図 1−4). 年齢とともに摂取量も増えており、高校生では、平均値も最大になっている。また、炭 酸飲料の摂取量が目立って多いことが分かる。このグラフからも清涼飲料水の摂取の習慣 は、低年齢で確立されており、年齢とともに摂取量は増える傾向にある。これらのことか ら、生活習慣が身に付く低年齢の時期に砂糖の摂取や清涼飲料水の摂取による身体への影 響などについて指導するべきだと考える。. 15.
(17) 頓峯藏脚下り. 州. 纏,. }唇. 総.. 億。鐘:審. 隠一歩内婁 黛. ¥7ξに. V、の審. P聞頃饗竺:. Q籔喋. X.{》事. ,訓嬬. 1乳蘇泰. 轍趨糠窯 鳳町響鑑. 鱗. 毅. 麟幼羅醗鰭 17露麟. 鱒騒量. }噸鉱〔}審. 脚 静. 鞠⑪ 1 凋. m. 詮麟. 許. 冤. 牟. ・裏. 幽. ;、圃. 零彗簾こ羅 義. タ. 韓. 醗. 舞. 競墾. 招. 筑. 鑑. 図1・4.子どもの清涼飲料摂取量(安藤、1995、p55). 3,清涼飲料水に関する授業の先行実践と問題点. 清涼飲料水に関する授業実践は、小学校から高等学校まで幅広く行われている(野田 1989a、野田1989b、中村1994、伊藤2001、長野県技術・家庭科教育研究会2002、三浦199$、 鹿屋工業高校2004ほか)。. 小学校では、清涼飲料水を飲み比べて、どのように飲みやすくしてあるかを考えさせ、. 角砂糖を試食させた上で、角臨調の個数によって小学生が1日に必要な砂糖の量を説明し たり (尼崎市立学校教育研究会小学校家庭科研究会2004)、清涼飲料水やお茶の糖度を計 り、お茶には砂糖が全く入っていないことを確認させたり、砂糖の摂り過ぎによる影響に ついて説明したりしている(西播磨地区食に関する教育研究会2005)。. 中学校では、教師が無果汁の清涼飲料水づくりの過程を実際に示し、段階的に生徒に試 飲させたり(野田1989a、中村1994)、糖度計を使って生徒に清涼飲料水の糖度を測定させ る活動(野田1989b)が多く行われている。清涼飲料水の糖度測定は、現行の家庭科教科書. 16.
(18) でも取り上げられている(加藤ほか2005、中間ほか 2005)。. 高等学校では、清涼飲料水の糖度を測定したり(岩淵1997、渡辺1998、佃2001、福岡 県高等学校家庭科研究部会2002)している。また、着色料についての知識の確認も行われ ている(岩淵1997)。. これらの先行実践から、小、中、高等学校と同じような授業内容であることが分かる。. 糖度測定は、どの四種でもほぼ行われており、実際に清涼飲料水を作る授業でも教師が作 り、児童・生徒が試飲する場合が多い。果汁を使わないで清涼飲料水ができていく過程を 目の当たりにすることは、児童・生徒の興味・関心を高め、いかにたくさんの砂糖が用い られているかを視覚や味覚を使って理解させることができる。しかし、児童・生徒は教師. が作る過程を見るだけなので、受身の学習となりやすい。糖度の測定と同様に、無果汁の 清涼飲料水づくりも生徒が行うことによって、さらに興味を持って主体的に学習に取り組 むことができるのではないだろうか。以上の問題意識から、本研究で行う授業では、実際 に生徒たちが清涼飲料水を作り、市販の清涼飲料水の糖度を測定する活動を取り入れるこ とにした。. また、生徒による清涼飲料水づくりを取り入れた中学校での授業実践もあるが(伊藤 2001、長野県技術・家庭科教育研究会2002)、実践報告に留まり、授業の学習効果や課題 は明確に検証されていない。そこで本研究では、活動を取り入れた清涼飲料水の授業を小、. 中、高等学校で実施し、複数の評価方法を用いて、児童・生徒たちの授業中や授業後の理 解度や行動・意識の変容を把握し、授業の効果を検証することを目的とする。さらに改善 点を発見し、発達段階に応じた指導法を提案する。. 41研究の目的と方法 本研究では、普段、児童・生徒が飲んでいる清涼飲料水を実際に自分たちで作り、市販 の清涼飲料本に含まれている砂糖の量や食品添加物について視覚を通して学べる授業を計 画した。そこから飲み物の摂取の仕方を見直し、考えていくことを目的とした。また、中・. 高等学校では、糖度測定の活動も取り入れ、普段、生徒が飲んでいる飲料に含まれる糖分 の多さを気付かせるものとした。. また、複数の評価・分析方法を用いて授業の効果を検証し、改善点の発見につなげた。. 授業の評価・分析方法は、授業の事前事後に行う飲み物摂取状況調査、授業後のワークシ. 17.
(19) 一トへの自由記述、そして再生刺激法調査である。飲み物摂取状況調査によって行動と意 識の変化、ワークシートによって授業の理解度を分析し、再生刺激法調査によって授業中 の児童・生徒の認知面・情意面の把握につなげた。これらから、授業案、活動内容、・そし て教師の働きかけに対する効果の検証や改善点の発見につなげることとした。. (1)授業の内容と実施. (ア)教材について. 授:業で作る清涼飲料水は、炭酸水・砂糖・色・香り・すっぱ冷・温度を市販ρものと同. じように作る。砂糖は、市販の炭酸飲料には約11%の砂糖が使われており’、炭酸水100. gに対して砂糖は12∼13g必要となってくる。今回の実践では、より市販の清涼飲料 水に近いと判断した13gの砂糖を使用することとした。色は着色料、香りはエッセンス、. すっぱみはクエン酸を使用し、温度も市販のものと同じように冷たい状態で試飲できるよ うに氷で冷やしながら作った。一方、常温で清涼飲料水と同量の砂糖が入った砂糖水も作 り、飲み比べる事で炭酸、食品添加物、冷たさが砂糖の甘さを感じなくさせているという 事やあまり甘く感じない清涼飲料水でも多くの砂糖が含まれていることに気付かせるよう. にした。また、中学校、高等学校では、糖度計の使用も取り入れた。中学校では、糖分が. 少ないと考えそうな100%オレンジジュースの糖度を、高等学校では、それに加えて、 部活動がさかんな学校であったためスポーツ飲料の糖度測定も行った。. (イ)小中高等学校での取扱について. 小中高等学校で行う実験:はいずれも「清涼飲料水に含まれる糖分量を知り、飲み過ぎる と健康によくないことが理解できる」「健康を考えた飲み物の選び方や飲み方を工夫する」 ことを目的として行った。. しかし、それぞれの理角勒・勧姶わせた実験内容・授業緬締える腰がある・ まず、小学校では、本学の学習の動機付け、児童の興味関心につなげるため、導入で児 童の好きな飲み物ランキングの提示が行われた。また、清涼飲料水作りでは、オレンジ色 にするための赤と黄色の着色料は、配分が難しい、手間がかかるということから黄色のみ を使用したレモン飲料にした。そして、試飲gあと、専門的な知識を持った栄養職員によ って砂糖が健康に及ぼす影響が説明された。これは、児童への影響力が強く、理解が深ま. 18.
(20) ると考えたからである。飲み物摂取状況調査についても児童が記入しやすいように「コッ プに何杯」とした。. 中、高等学校では、赤と黄色の着色料でオレンジ飲料を作り、100%オレンジジュマスや スポーツ飲料の糖度測定も取り入れた。また、実験後の説明の部分では、いずれも砂糖に 重点をおいているが、高等学校では、食:品添加物についても説明を加えている。飲み物摂. 取状況調査については「何ml飲んだか」を記入するようにした。図5に小へ中・高等学 校での授業内容の流れについて示す。(図1−5). 高等学校. 好きな飲み物ラン キングの提示. 飲み物の摂取状況 を撫り返る. 寺. オレ5ジ飲料制 レモン飲料作り. 欽み物の摂取状況 を振り返る. Ψ オレンジ飲料作り. ↓ 糖度測定を行う. 栄i養教員による説a月. 弓庭科教員による説明. ↓. 糖度測定を行う. 家韮莚手斗教員1こよる≡夏耳月. ↓. 飲み物の摂取の仕方について考える. 図1−5.授業の流れ. (2)調査四半について. (ア)飲み物摂取状況調査. 授業の効果を把握するため、授業の事前と事後で飲み物のi摂取状況の比較を行った。飲. 料水の摂取量や種類は、平日と休日とで、生活リズムも違うと考え、調査には、平日と休. 19.
(21) 日それぞれ1日ずつの2日間もしくは、3日間で調査を実施した。 調査内容は、質問紙法を用いて、飲料水の摂取量を段階ごとに理解しやすい形式でたず ねた。小学校では、清涼飲料水の種類を分かりやすくするため「炭酸飲料」、「ジュース」、. 「冬ポーツ飲料」「牛乳」と項目を分けた。摂取量の記入の仕方は、どんな時にコップ何杯. 飲んだかをたずねた。中学校、高等学校では、飲み物の分類は指定せず、自由記述でどん な時にどれだけ飲んだかをたずねた。. アンケート調査後、飲み物の摂取量から糖分量を計算し、事前と事後で比較した。糖分. 量の計算の際には、炭酸飲料は糖度11%、ジュースは糖度10%、スポーツ飲料は糖度 5%、コーヒー飲料は糖度8%で計算した。これらの結果から事前と事後で児童、生徒の 行動の変化を調査した。結果は統計処理ソフトSPSSで分析を行った。. (イ)再生刺激法調査. 再生刺激法とは、授業をビデオで録画しておいて、授業終了後、学習者あるいは授業者 が授業ビデオを手がかりとして、各授業場面での自らの内面通程を思い出す方法である(吉 崎、2000)(図1−6)。目的は、授業終了後のワークシートだけでは、見えない児童、生徒の. 内面的な部分や理解度を把握し、教師の授業改善の手がかりを導き出すことである。. 調査方法は、教師を中心に授業の様子を後方から撮影し、授業のポイントとなる場面を 抽出し、再生視聴させ、各授業場面で何を考え、どのように思っていたか、そしてその理 由をプリントに記述させた。. 本研究では、小学校、中学校、高等阜校と清涼飲料水作りおよび、糖度測定の授業を行 い、再生刺激法調査を行った。それぞれの授業場面の内面過程を教師側が把握することで、 それぞれの関心意欲、理解度に応じた授業案、授業法の考案に役立つと考えた。. 20.
(22) 授業風景一一一一一一一一一一一へ. [=. 1. RRR愁R授業のビデオ録画. 教飼を中心に写すビデオ・カメラ. i重要な授業場面の選択 ’. 1. }. ・. F[]R諮1. 質問緬法による子どもの自己報告. 憎a報告{諾翔・情意〉の牙折. 図1−6.再生刺激法の手順と方法(吉崎、2000). なお、分析依、KJ法により結果を導き出した。分析は3名で協議しながら行った。. (ウ)ワークシート分析. 授業の最後に授業で使用したワークシート(資料7、14、21)に今日の授業を通.して感 じた事、気付いた事について自由記述させた。. ワーク、シートに記述された内容は・KJ法(川喜田1967)で分析し・擦業への興味関心} 理解度の把握を行った。. 再生刺激法、ワークシート調査の分析においてKJ法でまとめた図は、すべて、()内 の数値は人数を表す。入歯と図の大きさは関係ない。また線数のカテゴリーにまたがる記 述があったため、小カテゴリーの合計数は大カテゴリーの数と一致しない場合がある。. 21.
(23) 第2章. 小学校での実践と評価. 1.授業実践. (1)研究対象校と対象者. 兵庫県姫路市立船場小学校5年1組(男13名、女19名、計32名)、5年2組(男1 4名、女18名、計32・名)の2クラスで授業実践と調査を実施した。5年1組では飲み 物摂取状況事前調査、清涼飲料水作り学習、飲み物摂取状況事後調査を実施し、5年2組 では飲み物摂取状況事前調査、清涼飲料水作り学習、再生刺激法よる調査、飲み物摂取状 況事後調査を実施した。く図2−1)授業および調査は各クラスの担任教諭が行った。また同 校の栄養職員が両授業に参加した。. 実施日は、飲み物摂取状況事前調査が2006年9月4日(月)・5日(火)、清涼飲料. 水作り学習の授業実践が2006年9月11日(月)、再生刺激法よる調査が2006年9 ,月15日(金)、飲み物摂取状況事:後調査が2006年9,月19日(火)・20日(水)で あった。. 〈5.. 〈5年1組〉 飲み物摂取状況. 事前調査. 清涼飲料水作り学習(1時閤). 飲み物摂取状況. 事後調査. (914,5). N2組〉. 飲み物摂取状況 事前調査. (9/11). 清涼飲料水作り学習(1時間). (9115). 再生刺激法よる調査. (9/19,201. 図2−1.研究の流れ. 22. 飲み物摂取状況 事後調査.
(24) (2)授業の概要 小学校での本授業の内容:は、家庭科ではなく、特別活動で取り扱われている。小学校学. 習指導要領、特別活動編における「A 学級活動」の中の「(2)日常の生活や学習への適 応及び健康や安全に関すること6」に相当する。(文部科学省、2000)。. その中で、基本的生活習慣の形成、心身ともに健康で安全な生活態度の形成、そして、 学校給食と望ましい食習慣の形成などが内容としてあげられている。食習慣については、 児童が日常摂取している食事を見つめ直し、児童自身の健康や成長のために栄養的にバラ ンスがとれた食事を楽しくとることの大切さを理解させる。なお、児童に理解させやすく. するために授業では「レモン飲料」のことを「CCレモン」と呼ぶこととしたが、市販さ れているCCレモンと関係はない。また、児童が使う「ジュース」も多くの場合、清涼飲 料水を意味している。. 以下に小学校で行った、学級活動の指導案を載せる。. 1 単元名. 飲み物について考えよう. 2 本時の目標 ・清涼飲料水に含まれる糖分量を知り、飲み過ぎると健康によくないことが理解できる。 ・健康を考えた飲み物の選び方や飲み方を工夫する。. 3 本馬の学習 準備物. 砂糖、清涼飲料水、炭酸水、水、着色料(黄色)、レモンエッセンス、クエ. ン酸、プラ『スティックコップ、かき混ぜ棒、スプーン、氷、バット、雑巾、バ ケツ、ワークシート(図2・2)、模造紙(作り方) ・展開. 学習活動. 教師の働きかけ. 1.好きな飲み物ランキングを. ○前門の内容を振り返らせるとともに糖分に着目させ、本. @振り返る。. @時の内容に興味関心を持たせる。. Q.清涼飲料水(レモン飲料). @ を作る。. 「. 對ヌをつくり、清涼飲料水作り,をしゃすい隊形に机を移動 @させる。. レモン飲料を作ってみよう!. 23.
(25) Q清涼飲料水の作り方を黒板に掲示し、説明しながら順に. 材料を配布する。(クエン酸0.79、砂糖139は計っ て袋に入れておく。). OA(清涼飲料水(レモン飲料))とB(砂糖水)を飲み比べ. てワークシート(図2−3)に記入するよう促す。 ○飲んだ感想を聞く。. 0残った清涼飲料水はバケツに回収し、片付けを行う。. 3.市販の清涼飲料水について 考える。. ○子どもがよく飲む清涼飲料水について、入っている砂糖 の量を示したワークシートを配布する。. 0一日に摂取レてもいい砂糖の量が20gであることを、 砂糖を見せながら示す。清涼飲料水の量ではコップ1 杯未満である。. 4.砂糖が健康に及ぼす影響に. ○砂糖をとりすぎると、どうなるかを考える。. 24.
(26) ついて考える。. i・虫歯. ・肥満. !. ・一・一・一・一・一・一・一・一・一・_. 秩D_._,_._・一・一・」. 5.砂糖の取り方を考える。. ○これからの飲み脚の選び方・飲み方を考え、ワークシー トに記入するよう促す。. 「5脚’一響一“一’一唇一國一騨一臨騨’「一層一’一’一匿一竃一’騨’一・. !・お茶や水を飲む。. !. i・清涼飲料水を飲むときはコップ騨でにす引 1・運動をする。. !. 「一・一・一・一・一・一・一・一・一・一・一・一 A・一・一・一・一一一一昌. 25.
(27) 飲み物のついて考えよう 名前(. ). どちらがあまかったですか?(あまかった方に○印をつけましょう). A:CCレモン. B:さとう水. 理由. ⊥. 今日(b授業の感想を書きましょう。. 」. 図牙2.ワークシート. 26.
(28) 2.調査の概要 ①飲み物摂取状況調査. 、. 飲料水の摂取状況は休日と平日で異なると考え、飲み物摂取状況調査では、休日と平日. それぞれ1日ずつの合計2目間に亘って調査を実施した。事前調査は2006年9月4 日・5日に実施し、それぞれの前置の3日(日)・4日(月)の清涼飲料水及び牛乳の摂取. 量を記入することとした。3日の天気は晴れ、最高気温30度、最低気温24度、5日の. 天気は晴れ、最高気温31度、最低気温24度であった。事後調査は2006年9.月19 日・20日に実施し、事前調査と同様にそれぞれの前日の18日(,月・祝日)・19日(火). の清涼飲料水及び牛乳の摂取量の記入を行った。18日目天気は晴れ、最高気温28度、. 最低気温24度、19日の天気は晴れ、最高気温29度、最低気温23度であった。. ②再生刺激法調査. 小学校では、5年2組(男14名、女18名、計32名)で、再生刺激法調査を行った。 抽出した場面は、本時の学習において重要となる4場面である。・(表2・1)5年2組の授業 のプロトコル及び質問用紙は資料として添付する。(※資料2・3). 表2・1.再生刺激法で抽出した場面. 場面. 場面1. 時間 1’33∼3’12. (1分39秒). 学習内容. 抽出した場面. 事前に児童に実施したアンケー. .臓巾鍋. ・航颪.聖... トの結果を、好きな飲み物ラン キングとして提示する。その後、. 砂糖に着目させ、本時では飲み 物に含まれる砂糖について学習 することを伝える。. 場面2. 5’41∼6’22. 教師が清涼飲料水の作り方を説. 9’30∼9’53. 明し、児童が清涼飲料水作りを. (1分4秒). 開始する。また、清涼飲料水作 りの場面である。. 27. 野凱. ア凸. 嚼瘍c摯ず饗.
(29) 場面3. 場面4. 15’44∼17’35. 作った清涼飲料水と砂糖水を飲. (1分51秒). み比べる。. 33’41∼35’10. 栄養職員が好きな飲み物ランキ. (1分29秒). ングにある清涼飲料水に含まれ. 黙1・鎗藤課婿. ている砂糖の量と、1日の砂糖 の摂取量について伝える。. ③ワークシート分析. 授業実施日に出席していた、5年1組(男13名、女19名、計32名)、5年2組(男 14名、女18名、計32名)の児童に授業後にワークシートへ自由記述させたものをK J法によって分析した。. 28.
(30) 3.結果および考察 (1)飲み物摂取状況調査. ①清涼飲料水の摂取について 飲み物摂取状況調査では、清涼飲料水及び牛乳の摂取量と自分の飲み物の摂り方につい て、児童にアンケートを実施した。(※資料1)清涼飲料水及び牛乳の摂取量については児. 童の行動を事前と事後で比較し、自分の飲み物の摂り方については児童の意識を事前と事 後で比較した。(表2−2). 表2・2.飲み物摂取状況調査の結果. (糖分(g)). 休日. 平日. 1組. 事前. 事後. 39.O. 28.3. i32.7). i24.3). 39.3 2組. i34.7). 検定. n.S.. 20. 2 i26.1). **. 事前. 事後. 45.3. 47.2. i32.6). i37.1). 38.8. 36.8. i30.8>. i30.5). 検定. n.S.. n.S.. ()はS.D標準偏差. **:P〈0.Ol. *:0.Ol≦p〈0.05 n.s. :p≧0.05. 事前調査と事後調査の結果を比較するために、ノンパラメトリック検定のWillcoxonの 符号付き順位検定を行った。検定の結果、p〈0.01を有意差ありとして「**」を付け、 p<0.05を有意傾向ありとして「*」を付けた。また、p≧0.05を有意差なしとして「n. s.」. をつけた。分析の結果、1組では、平日、休日ともに有意差は見られず、休日においては、. 摂取量が増加している。一方、2組では、平日、休日ともに減少しているが、有意差が見 られたのは平日の結果のみであった。また、標準偏差が大きいことから、個人にばらつき があると言える。. 29.
(31) 表2−3.砂糖20g以上摂取児童数(人) 休日. 平日. 事前. 21 1組. i65.6%). 19 2組. i63.3%). 事前. 事後. 16. :事後. 23. 25. i50.0%). i78.1%). i71.9%). 17. 21. 10 i33.3%). i70.0%). i56.7%). 清涼飲料水の摂取量に関しては、事前調査では、1組・2組ともにほとんどの児童が清. 涼飲料水を多く摂取していた。1目の砂糖の摂取量が20g以上の児童は、1組では日曜. 日は25人(78.1%)、月曜日は21人(65.6%)、2組では日曜日は21人(7 0.0%)、月曜日は19人(63.3%)であった。(表2・3)休日と平日では休日の方が 清涼飲料水の摂取量が多く、家にいる時間が長いことや外出など自由になる時間が多く、. 清涼飲料水を飲む機会も多いと考えられる。どちらの学級でも、1日に100g以上の砂糖 を清涼飲料水から摂取していた児童が数名ずつおり、最も多く摂取していた児童は151. gもの砂糖を1日に摂取していた。1日の砂糖の摂取量の目安は、児童の場合は20gで あり、調査結果から砂糖の過剰摂取が問題であることが明らかになった。. 事前調査後、1組では清涼飲料水作り学習の授業実践のみを行い、2組では清涼飲料水作 り学習の授業実践及び再生刺激法による事後調査兼復習授業を実施した。その後、飲み物. 摂取状況の事後調査を行った。事後調査では、1日の砂糖の摂取量が20g以上の児童は、. 1組では月曜日(祝日)は23人(71.8%)、火曜日は16人(50.0%)、2組で は月曜日(祝日)は17人(56.6%)、月曜日は10人(33.3%)であった。どち らのクラスでも砂糖を摂り過ぎの児童が減少し、望ましい清涼飲料水の飲み方をしていた. 児童が増加した。特に2組での増加は著しく、クラスの半数の児童が望ましい飲み方がで きていた。(※資料4). 自分の飲み物の摂り方についての記述では、児童の意識の変化を調査するために事前調 査と事後調査での記述の比較を行った。(※資料5)比較することにより、児童の意識が「向 .匂「変化なし」「低下」のどれに当てはまるかを協議し、行動の変化とともに示した。(表. 9)行動の変化では、事前調査と事後調査での砂糖の摂取量の平均を比較しているが、1. 日の砂糖の摂取量の目安が20gであることから、摂取量が20g以下の場合、その範囲 内で摂取量が増減している児童については、「変化なし」とした。. 30.
(32) 表2−4.行動の変化と意識の変化. 〔1組〕. 〔2組〕 行動の変化. 行動の変化. / → 意識の変化. \. 無記. 舎計. ノ. 5. →. 6. 2. 5. o. \. 1. o. ◎. o. 重. 無舘入. 1. 讐. o. ◎’. 雲. 13. 9. 1◎. 合計 i行動). 6. 5. o. ノ →. i慧識〉. 蓬6 三叉⑳変化. o. 13. /. 控. 3. 3. →. 2. 2. \. o. 無驚入. 3. 画論. 3£. \. ニ動). ’重ア. 無記. 合計. q識〉. ◎. 壌8. 簾. 1. δ. ◎. 0. ◎. ◎. 1. 3. 嘩. 3. 6. 7. 2. 32. 行動の変化と意識の変化を見ると、1組・2組ともに意識が向上した児童がクラスの半 数以上いる。意識が向上した児童は、清涼飲料水の飲み方を気をつけようとする姿勢が現 われていたり、砂糖の摂りすぎに注意したり、健康に気をつけようとするなど学習を生か そうとする様子が感じられた。また、1組・2組ともに行動が向上した児童が多く、2組で はクラスの半数以上いる。さらに2組では、意識及び行動がともに向上した児童が多い。. 意識・行動ともに変化し、1日の砂糖の摂取量を20g程度とする望ましい飲み方ができ ていた児童は、1組では5名のうち4名、2組では12名のうち8名であった。砂糖の摂取 量が20g以下の場合、その範囲内で摂取量が増減している児童については、「変化なし」 としているので、その児童を含めると、意識が向上し、望ましい飲み方ができていた児童. は3分の1程度である。望ましい飲み方とまではいかないものの、気をつけて飲もうとす る姿勢が現われており、その意識が行動にも変化を与え、砂糖の摂取量が減少した児童も いた。. 以上のことから、清涼飲料水作り学習は、児童に意識の変化や行動の変化をもたらした と考えられる。そして2組では、再生刺激法により学習時に自分が感じていたことや考え ていたことを振り返ることによって、意識の変化だけでなく、その意識が行動の変化へと 影響を与えたと考えられる。. (2)再生刺激法調査. 31.
(33) 再生刺激法では、4っの場面のビデオを児童に再生視聴させ、その時何を考えていたか およびその理由を記述させた。(※資料6). ①場面1の結果 場面1は、教師がアンケート結果の好きな飲み物ランキングを提示し、どうしてジュー スが好きなのかをたずねる。児童からは、「甘い」、「しゅわしゅわ」、「刺激的」という意見. が出る。「甘い」という意見から砂糖に注目ざせ、本邸では、飲み物に入っている砂糖につ いて学習することを伝えるところである。. 好きな欽み物ランキング. 授業内審に関して(6). @ に下して{2の 嶺位にr文・て. 識ijliノ. 楽しみ(3). @把握G1) 順位に疑問(3) 興味(3). @驚き(1) ,,一._.一.一_........一......._..._._一・一・一・一・…一・・一. 他の場面と混乱 した回答(1). 状況説明(2). 飲みたいω⇔繋幣. 無関係(2). 図2−3.場面1の分析結果. この場面での児童の意識は、『好きな飲み物ランキングに関して(22人)』と『授業内 容に関して(6人)』に分かれた。(図2・3). 『好きな飲み物ランキングに関して』は、「ジュースが上位に入っていた」や、「しゅわ. しゅわ系のジュースが人気」というように、好きな飲み物ランキングを見て、ランキング の内容を【把握(11人)】している児童が多くいた。また、把握するだけでなく、「ジュ ースなどの甘い物がなぜ上位に上がっているのか」や、「刺激的な物とスポーツ飲料がなぜ 上位だっためか」などの【順位に疑問(3人)】を持っている児童もいた。好きな飲み物ラ ンキングの順位については、「スポーツ飲料が順位に入っていたので、びっくりした」と、. スポーツ飲料が順位に入っていたことに対して【驚き(1人)】を示す児童もいた。また、 飲み物に入っている砂糖に注目させていることから、「ジュースには砂糖が入っている」と. 32.
(34) 【砂糖に着目(3人)】した児童や、自分の好きな飲み物がなぜ甘いのか【甘さに疑問(1 人)】を持っている児童もいた。好きな飲み物ランキングに入っている清涼飲料水について、. 【飲みたい(2人)】や、【炭酸飲料水嫌い(1人)】と感じている児童もおり、炭酸飲料水 が嫌いと感じていた児童は、「炭酸ジュースは甘くて、しゅわしゅわで甘口だから」という のが理由であった。. 『授業内容に関して』は、「どんなことをするのか楽しみだな」など本時の授業内容を【楽. しみ(3人)】に感じている児童や、「どんな内容の授業なのだろう」や「これから何をす るのか考えていた」など、【興味(3人)】を持っている児童もいた。. また、「自分の意見ばかりで先生の声が聞こえにくかった」や、「児童Aの声があるから 聞こえにくい」.など、その時に考えていたことではなく、今見ているビデオの【状況説明. (2人)】をしている児童や、好きな飲み物ランキングとCCレモンを作ったときのことと を関連させて書いている【他の場面と混乱した回答(1人)】をしている児童がおり、数名 の児童は再生刺激法について理解できていなかったと考えられる。. この場面では、好きな飲み物についてのアンケート結果をランキングとして提示してい るが、アンケート結果は自分たちの実態であることから、興味や関心を持っている児童が 多くいた。また、清涼飲料水に含まれている砂糖について考えようという教師の提案から、. 清涼飲料水に含まれる砂糖についてや、このあとの活動に興味を持ち、楽しみに感じてい る児童もいた。以上のことから、自分たちの好きな飲み物ランキングを示し、そこから清. 涼飲料水に含まれる砂糖について考えようとさせる導入は、児童への学習の動機付けとし て有効であったといえる。. ②場面2の結果 場面2は、清涼飲料水の作り方を説明している。砂糖を入れるところまでの説明を行い、 児童は清涼飲料水作りを開始したところである。. 33.
(35) 清涼欽料減作矧に関して(25). 甘さ比べに 関して(4). 作り方1=ユ・て、i. 楽しみ(7). 早く飲み 比べたい(1). 知りたい(2). i(亜)ii. 味に疑問(2). 砂糖水の方が 甘いと予想(2). 不思議(2). どちらが. 簡単そう(2). 簡単には 作れない(1). 甘いか疑問(1). 早く 飲みたい(2). 砂構ホ1コ:. みたぐない(2). 早く. 状況説明(3). 無記入(1). 、 らせたい(1〕. 図餅4.場面2の分析結果. この場面での児童の意識は、『清涼飲料水作りに関して(25人)』と『甘さ比べに関し て(4人)』に分かれた。(図2−4). 『清涼飲料水作りに関して』は、作り方について、「CCレモとの作り方がすごく知りた かった」と【知りたい(2人)】という気持ちや、「CCレモンはこう作るのか」と作り方. に【理解(1人)】を示している児童、作り方を見て【簡単そう(2人置】や、反対にCC レモンは【簡単には作れない(1人)】と考えている児童もいた。清涼飲料水作りの際には、. 【楽しみ(7人)】という気持ちと【不安(7人)】という気持ちを持っている児童が多く. いた。楽しみと感じていた児童は、「本当にCCレモンを自分たちで作れるなんてすごくう れしい」や「どんな味か楽しみ」、「つくる時どきどきした」などが理由であった。不安と. 感じていた児童は、「うまくできるか心配だった」や「本当にCCレモンの味になるのかな あ」というような気持ちから不安を感じていた。また、「どんな味になるのかな」と【疑問. (2人)】に思っている児童や、いろんな材料でレモン飲料が作れることに対して【不思議 (2人)】に思っている児童、清涼飲料水を自分たちで作るということに対して【驚き(2 人)】を示している児童もいた。他にも、【早く飲みたい(2人)】と期待している児童や、 【砂糖水を飲みたくない(2人)】、【早く終わらせたい(1人)】と感じている児童もいた。. 砂糖水を飲みたくないと感じている児童は、「炭酸ジュースは飲めないけど、CCレモンは 好きだからやったと思った、でも砂糖水は嫌い」というように、レモン飲料を飲むことに 対しては楽しみな気持ちが感じられた。. 34.
(36) 『甘さ比べに関して』は、「班で協力しておいしいCCレモンを作り、砂糖水と甘さ比べ を早くしたがった」と【早く飲み比べたい(1人)】と感じていた児童や、rCCレモンと砂. 糖水では入っている量は同じだけど、砂糖水の方が甘いと思った」と【砂糖水の方が甘い と予想(2入)】している児童、「CCレモンと砂糖水のどちらが甘いのか考えていた」と【ど. ちらが甘いか(1人)】考えている児童がおり、甘さ比べを楽しみにしている様子が感じら れた。. また、場面1と同様に、「物音がして先生の説明が聞こえにくい」や、「先生がCCレモ ンの作り方を言うとみんながし始めた」など【状況説明(3人)】をしている児童がいた。 との場面では、清涼飲料水作りに関して、作り方を知りたいや楽しみといったように、. 児童からは興味や意欲が感じられた。中には、不安という気持ちを持っている児童もいた が、初めての経験でうまくできるかということから感じる不安であり、緊張感を持ってい たと考えられる。またく甘さ比べのことを考えながら清涼飲料水作りを行っている児童も いた。以上のことから、ほとんどの児童が意欲的に取り組もうとしていたと考えられる。. ③場面3の結果 場面3は、レモン飲料と砂糖水が完成し、コップに分けて、飲み比べを行うところであ る。. 欽み比べ後に購して(22). 欽み比べ前に関してq1) ’昌’朋冒・.. 謙)⑤綿1). (襲)CCレモンおいしい(4)両方おいしい(1)不思議(1). 。に疑問(3)甘さに疑問(1)i. サ糖水の方が. テいと予想(2) @. 灘_. 」’幽’囚}・.5. 見ヒ目砂糖水. 欄 ↓砂糖水甘い(3). ますそう(1). A 楽しくな・(1) @.・o暫幽幽..・... 状況説明(2) 図2−5.場面3の分析結果. 35.
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