西
―
0 3
No.1初
No.2樹
No.3棚
1,81.8 o.9
主幹 か らの距tlL(m)
主 幹
第43図
整枝法の違いがM.26中間台木lll̀ム、げ における制冠内各部位の相対l照度に及ぼす影響 相 対 照 度
(%)
匠コ
100〜80匡 ∃
80〜60 60〜 40厖 弼
40〜20 国国
20〜10■ ■
10〜0一
東
1,81.8
75 ‑
Y宇
形 主幹 形No.1樹 No.1樹
No.2棚 No.2棚
No。 3樹
No.3樹
主 幹 0。 9 1,8
西 ← ― ― ― 主幹か らの距君に
(m)
一
東
第44図
整枝法の違いがM.26中間台木樹 ̀お、じ'Iこおけるlal冠内各部位の果実粘度に及ぼす影響 果 実糖度 (%)
○ >15 の
15〜 14014〜 13 ●
13>‑76‑
0 3
0
︵潔︶超黎駅昧
︲引﹃︲
0 20 40 60 80 100 相対照度
(%)
第45図M.26中
間台木樹̀ム、じ'に
おける着果位置の相対照度と果実糖度の関係 ←Y字
形◇――主幹形
Y=0.5931 n X+12.5
R=0.620Y=0.6281 n X+H.7
R=0.663.● ぉ ● ●
‐ …… …
r…札… ざ ざ 考
OY字
形 第46図整枝法の違いがMⅢ26中間台木樹 日変化に及ぼす影響
(測
定日:̀応、じ
'の
樹冠内各部位における光量子束密度の 1990年10月16日)主幹形
命Ъ協 ぎ桂二冨 ミ︶堅尊X峠咽ポ
〜引∞︲
1,400 1,200 1,000 800 60o 400 200
●上部 ▲中部 ■下部
○上部 △中部 □下部
+中
心部 4︵T8?
ギFど営自載︶圏照≦φ択
︲﹃Φ︲
(時) 第47図
整枝法の違いがM.26中間台木樹 日変化に及ぼす影響
(測
定日:̀お、じ
'の
樹冠内各部位における光合成速度の 1990年10月16日)o上
部 ▲中部 ■下部○上部 △中部 □下部
+中
心部命も協ぎ告k8お日ミ︶娯壇≦
く ュペ
υ 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 光量子束密度 (μ mOlan 2.seC り
第48図
M.26中
間台木樹 ̀お、じ:│こおける光量子束密度 と光合成速度の関係(1990)Y字
形: o上
部主幹形
:O上
部▲ 中部
△ 中部
■ 下部
□ 下部 十 中心部
第3節 考 察
Y字
形 区 にお ける果実収量 が,主
幹形 区に比べ て多か った点につ いて光環境 の面か ら考 察す る。果 実 の屹物率が 同 じだ と仮定す れば,収
量 は単位土地面積 当た りの純生産量 と果 実へ の分配率 に規定 され!ま
た,純
生産量はLAIと
単位土地面積 当た りの光 合成速 度 で 規定 され る と考 え られ る (高橋,1986).倉
橋 ら (1994b)に よる と, リンゴの最適LAI
は
Y字
形 区が3で,主
幹形 区の2.3に比べ て明 らか に高か った。 それ はY字
形 区が棚仕立 て で葉 の配置が均― にな るよ うに栽培管理 を しているので主幹形 区に比べ て受光態勢が よい ためで あろ うと推定 した,両樹形 の葉 や相対照度 の分布 につ いてみ る と
,主
幹形 区の葉 は園の約69%の
面積 に分布 し,幹
を 中心 と した円筒形 の部分 に集 ま って お り,部
位別LAIは
幹付近が5.5と極 めて高 く,一
方外周 部 は0。 1と著 しく低 く,部
位 によるLAIの
差が大 きか った。 それ に対 し,V
字形 区の葉 は園の91%に分布 して
,V字
の先端か ら下部 まで棚状 に,薄
く均等 にな っており
,部
位別 のLAIは
0。 2〜4.1と主幹形 区に比べ差が少 なか った。 また,Y字
形 区 と主 幹形 区の相対照度 の分布 をみ る と
,Y字
形 区で は相 対照度が20%以
上 のブ ロックは81.1%を 占め,10%以
下 は全体 の3.1%しか な く,光
を効率 よ く受容 して いる。 これ に対 して,主
幹 形 区は相 対照 度が20%以上 の ブ ロ ックは74。1%で Y字
形 区よ り少 な く,逆
に10%以下 のブロ ックは約8.3%と多か った。 また
,第
11表のLAIが
2.31のY字
形 区のNo,3樹 は,相
対照 度 が20%以
上 のブ ロ ックが81.5%を占め てい るの に対 しン, LAIが
2。 15とY字
形 区 よ りや や低 い主幹形 区のNo,2樹 では69.2%しか 占めていない ことか ら,Y字
形 区に比べ る と主 幹 形 区はLAIが
低 いに もかか わ らず受光環境 が悪 い こ とが うかが われ る。 この よ うに,光
環境 的 にみ て
,Y字
形 区は主幹形 区よ り優 れてい る と考 え られ た。Monsiら (1953)に よれば 植物群 落 の光合成効率 を最 高 にす るための必要条 件 と して,個
葉 間均等受光 お よび葉群 の 完全吸光 を あ げているが,Y字
形 区は光合成効率 を高 め る条 件を十分 にそな えてい る。次 に, リンゴの個葉の光合成速度 につ いてみる と
,石
井 ら(1979)は 1込、じ'で
17〜18μmOIC02°mを°Sec】 と報告 している。 また,Schechterら(1994)は ̀Sturdeespur Dehcious
'で
,7月前 半 が20〜23 μ molC02・m2.seC 1と 最 も高 く,生
育 が進 む につ れて低 下 し,10月 には10 μ molC02°m 2.seC]に な った と報告 している.本
報告 は測定 時期 が10月で あ り,葉
がやや老化 していたため,Schechterら (1994)の 報 告 とほぼ 同様 の値 であ り
,石
井 ら(1979) の報告 よ り低 か った。照度 と光量子量 の関係 につ いては
,荒
川 ら(1990)が 照度 セ ンサ ー と光量子 セ ンサーを用 いて, リンゴの樹冠 内で受光率を調査 し,両
者 の受光率 の間 には高い正 の相 関が認 め られ た と報告 している,し
たが って,照
度 を測定す る ことによ り光量子束密 度 に換 算で きる と 考 え られ る.個葉 の光合成速度 と光量子束密度 との関係 をみ ると
,光
合成速度 の瞬 時値 は光量子束密 度が多 くな るにつれて高 くな ったが,800〜1,000 μmolgm 2.seC 1で 光飽和 した。 また,個
葉 の光合成速度 の測定値を合計 した ものを1日 の総光合成量
Yと
仮定す る と,光
量子束密度Xと
の 間には,有
意 な正 の相 関が認 め られ,Y=6,43X10 3x+13.9の
関係が あ った.こ
の よ うに,個
葉 の光合成速度 は,瞬
時値 お よび1日の総量 とも光量子束密度 の多い光環境 の良 い ところほ ど高い ことが明 らか にな った。実際に,樹
冠 の部位 ごとに1日 の総光合成速度 を 比較す る と,樹
冠上部 と下部 はY字
形 区が主幹形 区よ りやや低 く,中
部 はY字
形 区が高 かった。 これ は
Y字
形 区の場合,光
合成速度 を第41図の よ うに主枝 中心部 の光環境の悪 い と ころで測定 してい るの に対 し,主
幹形 区では樹冠外周部 の光環境 の良い ところで測定 した ため と考 え られた。そ こで,樹
冠 内の相対照度別葉 面積 を比較 してみ る と,相
対照度 が20%以
上 の葉 面積 の割合 は,Y字
形 区が88%で ,主
幹形 区の67%と 比べ る と明 らか に多い. 一方,相
対 照度が10%以下 の葉 面積 はY字
形 区が1.8%で,主
幹形 区の10.4%比べ る と顕著 に少な く,Y字
形 区は光 が よ く当たる部位 の葉 面積 が多か った,す
なわ ち,Y字
形 区は主 幹 形 区 に比べ樹全体 の葉層 で平均 してみれば,単
位 面積 当た りの光合成 速度 が高 い と考 え られ る.小
野 ら(1980)も 同様 の報 告を してお り, ウ ンシュウ ミカ ンの開心 自然形 と棚仕立 て樹の光合成速度 を比較 した ところ,1日 の光合成量 は棚仕立て樹が開心 自然形 よ り多 く, 光利用効率 が高 く,樹
当た りの光合成能 が優れた と している。一方,葉
面積lm2当た りの収 量 はY字
形 区では3.lkgで あ り,主
幹形 区の2.4kgと 比べ約1.3倍高か った。 したが って,Y
字形 区は棚仕 立 てであ るため
,主
幹形 に比べLAIが
やや低 いに も関わ らず,樹
当 た りの 光 合成 速度 が 高 く収量が多 くな った と考 え られ る.以上 は
,物
質生産 の観 点か ら両樹形 の光環境 につ いて論 じたが,果
実 品質 と光環境 との関係 について考察する。光環境 と果実糖度の関係については
,田
辺 ら (1982)は ナシで,光
環境の良い部位の果実は品質が優れたと報告 し
,木
澤 ら (1991)は,モ
モで相対照度が20%
以上の部分 に着果する果実は糖度が高い傾向にあ り
,樹
冠下部は低糖度の果実の割合が多 か ったと報告 している。また, リンゴでは小池 (1984)がわい性台木主幹形樹で,相
対照 度20%以
下の部位 における果実は精度が劣るとしている。本報告で も,従
来の報告 と同様 に光環境の良いところほど果実糖度が高い傾向にあ り,特
に相対照度30%以上の部位で糖 度の高い果実が多か った。また,個
葉 における1日 の総光合成量Xと それを測定 した部位 に 最 も近 い果実糖度Yの
間には,有
意な正の相関が認め られ,Y=0,103X+11,0の
関係があ った。 このように,光
環境の良い ところの果実糖度が高いのは,呆
実周辺部の光合成速度 が高いため と考え られる.実
際に,相
対照度が20%以上の部位に着果 している果実数の割 合はY字
形区では68%で ,主
幹形区の54%と比べ明 らかに高か った。 したが って,Y字
形 区が主幹形区に比べ平均果実糖度が高 くなったのは,光
環境の良い部位 に多 くの果実が着 果 していることも大きな要因であると考え られる。果実の着色 についてみると
,果
皮色は果実に直接光が当たることによって優れることが 明 らか にされている (神戸 ら,1992)。 本報告では,果
皮色はブ ロック別に調査tノていな いが,前
述 したよ うに,Y字
形区では,相
対照度が20%以
上 とな る果実の割合 は主幹形区 よ り高 く,Y字
形区の果実の方が,受
光量が多いことが うかがえた.こ
のため,Y字
形区 は主幹形区に比べ着色が良か った もの と考え られた。以上 より
,Y字
形区は主幹形区に比べ, LAIが
低いにも関わ らず,樹
当た りの光合成 速度が高いため,収
量が多 くな ったもの と考え られた。また,Y字
形区は光環境の良い部 分に多 くの果実が着果 しているため果実糖度や着色が優れた もの と考え られた.83 ‑