「電気と工事 1996年5月号(オーム社) 内線規程 改正のポイント((社)日本電気
協会 電気技術基準調査委員会 内線規程専門委員会 事務局)」によると,内線規程
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の改訂第9版において, 「水道管を接地極とする記述を削除」している。この理由とし て, 「水道管を接地極として利用することは,現在ほとんど行われていないため,施工 実態を反映させたものである。 」と記載されている。
(添付資料)
添付資料1 解釈第18条【工作物の金属体を利用した接地工事】制・改正の概要と理由
(出典)
1.最新 電気工作物規程 解説 (昭和29年 6月 ㈱商工出版社)
2.最新 電気工作物規程 解説 (昭和38年 9月 東京図書㈱)
3.解説 電気設備の技術基準 (昭和40年10月 東京図書㈱)
4.解説 電気設備の技術基準 (昭和47年 4月 東京図書㈱)
5.解説 電気設備の技術基準 (平成10年10月 ㈱文一総合出版)
6.電気設備の技術基準(省令及び解釈)の解説(平成23年10月 (社)日本電気協会)
(その他調査文献等)
1. 「平成21年度 電気施設技術基準国際化調査(電気設備)報告書」 (平成22年3月 電気設備技術基準国際化委員会)
2. 「電気協同研究 関東接地方式専門委員会資料集」 (昭和19年6月 作成 社団法人 電気協同研究会(複製 社団法人 日本電設工業会,放送委員会) )
3. 「電気と工事 1996年5月号」(オーム社)
4. 「水道管利用接地に関する一考察」電気設備学会誌 平成7年5月
(社団法人 電気設備学会)
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解釈第 18 条【工作物の金属体を利用した接地工事】制・改正の概要と理由(条文) 年月日 規 定 制・改正の概要 制・改正の理由 M29.5.9 「電気事業取締規則」 (逓信省令第5号) 規定なし M30.6.23 改正「電気事業取締規則」 (逓信省令第14号) 規定なし M35.8.22 改正「電気事業取締規則」 (逓信省令第36号) 規定なし M38.12.4 改正「電気事業取締規則」 (逓信省令第77号) 規定なし M39.8.23 改正「電気事業取締規則」 (逓信省令第44号) 規定なし M41.7.11 改正「電気事業取締規則」 (逓信省令第33号) 規定なし M42.10.25 改正「電気事業取締規則」 (逓信省令第36号) 規定なし M44.9.5 「電気工事規程」 (逓信省令第26号) 規定なし T3.1.4 改正「電気工事規程」 (逓信省令第1号) 規定なし T4.2.23 改正「電気工事規程」 (逓信省令第14号) 規定なし T8.10.13 「電気工作物規程」 (逓信省令第85号) 規定なし T13.3.3 改正「電気工作物規程」 (逓信省令第3号) 規定なし T14.11.13 改正「電気工作物規程」 (逓信省令第84号) 規定なし S7.11.21 改正「電気工作物規程」 (逓信省令第53号) 規定なし S12.8.2 改正「電気工作物規程」 (逓信省令第51号) 規定なし S14.1.19 「電気工作物臨時特例」(逓 信省令第1号) 規定なし S24.12.29 改正「電気工作物規程」 (通産省令第76号) 規定なし S29.4.1 改正「電気工作物規程」 (通産省令第13号)
【水道管接地極】 第41条 地中に埋設され,かつ,大地との間の電気抵抗値が3オーム以 下の値を保っている金属製水道管路は,水道管路の管理者の承諾を得 て,これを第1種接地工事,第2種接地工事,第3種接地工事その他の接 地工事の接地極に使用することができる。 2 前項の規定により金属製水道管路を接地極として使用した第 1種接地工事または第2種接地工事は,第39条第2項および第3項の 規定によらないことができる。ただし,接地線を人の触れるおそ れがある場所に施設する場合は,地表上2メートルまでの部分は, 容易に破損しない不導体のといでおおわなければならない。 3 第1項の規定により接地工事をする場合の工事の方法は,別に ○昭和29年の電気工作物規程の改正により,はじめて規定。 ○当該規程の解説によれば,「水道管を接地極として接地工事をすることは,一般に極めて低い接地抵抗値が 容易に得られるので,電線路,機器等の保安上望ましいことであるが,水道管を通ずる電撃等の危険および 水道管の化学的腐しょくなどを問題として,これまで一般的には行われていない。しかし,この方法は,米 国等の諸外国では広く採用されていて,効果をあげている。我が国でも第2種接地工事として試験的に実施 された結果,これらの問題を生じたことのないのが確認されたので,水道管路管理者の承諾を得た場合には, 水道管路を各種接地工事の接地極に使用することができることとした。ただし,水道管路と大地との間の電 気抵抗が大きいと,電線路の1線地絡事故等によって水道管に大きい接地電流が流れた場合,危険な電圧が 出て水道管路に触れている者に感電の危害を及ぼすことが考えられるので,水道管と大地との間の電気抵抗 が3Ω以下でなければ使用してはならないこととした。実際には,相当長距離にわたって地中に埋設されて
添付資料1
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年月日 規 定 制・改正の概要 制・改正の理由 告示するところによらなければならない。 いる水道管路は,大部分3Ω以下の値が得られている。第2項は,人の触れる虞がある場所に施設する接地 線の規程で,水道管接地の場合は,接地抵抗が低く,接地線に危険な電圧が発生する虞がないので,接地極 の埋設の深さやピッチ類の充填等は不要とし,単に外傷防護の見地から,地表上2mまでの部分を容易に破 損しない不導体のといで覆わなければならないことを規定するにとどめている。接地線を水道管に接続する 位置,接地工事の方法は,今後さらに検討改善すべき点でもあるので,告示の第8号で定めている。」と記載 されている。 <参考> ○電気工作物規程第39条第2項 第1種接地工事または第2種接地工事に使用する接地線を人の触れる虞がある場所に施設する場合は,左の 各号によらなければならない。 (中略) 三 接地線の地表上60センチメートルをこえ2メートルまでの部分は,容易に破損しない不導体のといでお おうこと。 (後略) [解説] (前略)第2項第3号は,接地線の機械的損傷防止の見地から,工事方法を規定している(竹の使用は,破 損し易いから好ましくない。)。なお,2m以上の高さは,この省令では人の容易に触れる虞がない高さと考 えているものである。 ○電気工作物規程 告示第8条 昭和29年 八 規程第41条第3項の規定による金属製水道管路を第1種接地工事,第2種接地工事または第3種接地工 事の接地極として使用する場合の工事は,左の各号によるものとする。 (一)接地線と金属製水道管路との接続は,内径75ミリメートル以上の金属製水道管の部分またはこれか ら分岐した内径75ミリメートル未満の金属製水道管のその分岐点から5メートル以内の部分で行うこ と。ただし,金属製水道管路と大地との間の電気抵抗値が2オーム以下であるときは,分岐点からの距 離は,5メートルをこえることができる。 (二)接地線と金属製水道管路との接続箇所を量水器より水道需用家側に設ける場合は,量水器をはさんで 堅ろうなボンドを取り付けること。 (三)接地線と金属製水道管路との接続箇所を人の触れる虞がある箇所に設ける場合は,損傷を防止するよ うに防護装置を設けること。 (四)接地線と金属製水道管路との接続に使用する金属体には,分極作用による科学的腐しょくを生じない ようなものを使用すること。 〔解説〕 水道管路の管理者の承諾を得た場合には,金属製水道管路(鋳鉄製)を第1〜第3種接地工事等 の接地極として利用し得ることは省令第41条に定められているが,その工事方法の具体的な点につい ては今後の調査をまって定める必要がある。しかし,次に掲げるような点を満足するならば実績からみ て支障ないと考えられるので,いちおう告示として定めることとした。 (1)は,接地線と金属製水道管路との接続箇所は堅固な本管の部分またはその近くで行うことを原則 とするが,このため内径75mm以上の金属製水道管の部分またはこれから細い金属製水道管で分岐す る部分では,その分岐点から5m以内の部分で行うこととした。 以上は,水道管の接地抵抗が3Ω以下の場合についてであるが,大地と水道管路との接地抵抗が低く 2Ω以下である場合は,接地効果がそれだけ良好であるので,いずれの場所で接続してもよいことと した。 (2)水道本管から各需用家に配管する途中に設置された量水器から需用家側に寄り接地線との接続箇 所を設けることは出来るだけ避けるべきであるが,もしも設ける場合には,量水器の点検,取換のた め,量水器を取はずしたとき,需用家側の水道管路が浮いて危険となる虞があるので,この場合にお いても量水器の両側の水道管路を電気的に接続しておくようにボンドを取付けておくことが必要で ある。そのボンドの接続が不完全である場合は,故障発生の際の火花放電等により管路を損傷する虞 があるので堅ろうに取り付けねばならない。もちろんボンド用の電線には銅線等の腐しょくし難い金 属線を使用するとともに,故障電流を充分に通じ得る太さのものを使用しなければならない。
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年月日 規 定 制・改正の概要 制・改正の理由 (3)は,接地線と金属製水道管路との接続箇所の防護に関する規定である。その接続箇所の水道管が 地中に埋設されている場合は損傷され難いし,保守上も望ましいのであるが,点検保守の便を考慮し て人が触れる虞があるような箇所に設ける場合には,その部分の水道管を損傷したり,接地線を断線 させたりしないように,適当な防護装置をする必要があることを定めている。 (4)は,接地線を水道管に接続するため使用する取付金具は,異種金属による分極作用等のため科学 腐しょくを生じないようなものを選んで使用すべきことを定めている。 ○「電気協同研究 関東接地方式専門委員会資料集」(昭和19年6月) ・工事施工基準案 1.接地線を接続すべき水道管の制限 地線は口径75粍以上の配水管又は之等の配水管より分岐せる給水管にして分岐点より5米以内の箇所 に接続すべし。(但し給水管の場合は地上に露出せる部分に接続すべからず) 2.土壌固有抵抗の制限 地線を接続する箇所の付近に於て外径2.54糎,長さ150糎のパイプを地表面に直角に1.5米まで打込 みたるときの接地抵抗75オーム以下たること。 3.接地線と水道管及水道管相互の電気的接触状態の良否の判定地線を水道管に接続したる状態に於て接続 点より測りたる水道管の接地抵抗は2「オーム」以下たること。 (1)は地線を接続すべき箇所を限定したことと太さにある制限を設けたのが主なる点である。理由は雷電 流が接地線より水道管を通じ大地に放電する際,接地効果に遺憾なきを期する為で多数の実施試験の結果 大体妥当と認めたのである。 (2)も(1)と同様水道管の接地効果を確保する為の制限で(1)の水道管が固有抵抗15「キロオームセ ンチメートル」以下の土壌中にあるとき普通に生ずることあるべき雷に依る水道管端子電圧が人体に何等 の障害も与えないのである。15「キロオーム糎」の土壌中に(2)に記載せられたる鉄替を打込ば約75 「オーム」の接地抵抗が得られるのである。 (3)は水道管の接続管所及地線,水道管,の電気的接触状態を判定することと(1)及(2)が満足せら れあるやを確認する意味も含めて2「オーム」以下としたのである。之は我国主要都市の水道管に就て296 箇所測定した結果全体の84「パーセント」がこの範囲にあり,これを守るのは決して無理ではない。 S30.11.17 改正「電気工作物規程」 (通産省令第60号) 関連改正なし S32.3.23 改正「電気工作物規程」 (通産省令第8号)
関連改正なし S34.5.1 改正「電気工作物規程」 (通産省令第47号)
【水道管接地極】 第41条 地中に埋設され,かつ,大地との間の電気抵抗値が3オーム以 下の値を保っている金属製水道管路は,水道管路の管理者の承諾を得 て,これを第1種接地工事,第2種接地工事,第3種接地工事その他の接 地工事の接地極に使用することができる。 2 前項の規定により金属製水道管路を接地極として使用した第1 種接地工事または第2種接地工事は,第39条第2項および第3項の 規定によらないことができる。ただし,接地線を人の触れるおそ れがある場所に施設する場合は,地表上2メートルまでの部分は, 容易に破損しない不導体のといでおおわなければならない。 3 第1項の規定により接地工事をする場合の工事の方法は,別に告 示するところによらなければならない。
○条文の変更なし ○解説の追記あり。(下線が追記部分であり,告示第13条の内容を具体的に説明している。) 当該規定の解説によれば,「水道管を接地極として接地工事をすることは,一般に極めて低い接地抵抗値が 容易に得られるので,電線路,機器等の保安上望ましいことであるが,水道管を通ずる電撃等の危険および水 道管の化学的腐しょくなどを問題として,これまで一般的には行われていない。しかし,この方法は,米国等 の諸外国では広く採用されていて,効果をあげている。我が国でも第2種接地工事として試験的に実施された 結果,これらの問題を生じたことのないのが確認されたので,水道管路管理者の承諾を得た場合には,水道管 路を各種接地工事の接地極に使用することができることとした。ただし,水道管路と大地との間の電気抵抗が 大きいと,電線路の1線地絡事故等によって水道管に大きい接地電流が流れた場合,危険な電圧が出て水道管 路に触れている者に感電の危害を及ぼすことが考えられるので,水道管と大地との間の電気抵抗が3Ω以下で なければ使用してはならないこととした。実際には,相当長距離にわたって地中に埋設されている水道管路は, 大部分3Ω以下の値が得られている。しかし,最近は硬質ビニール管が水道管に使用される傾向にあるので, 実施に当たっては十分管理者と打合わせする必要がある。第2項は,人の触れる虞がある場所に施設する接地 線の規程で,水道管接地の場合は,接地抵抗が低く,接地線に危険な電圧が発生する虞がないので,接地極の 埋設の深さやピッチ類の充填等は不要とし,単に外傷防護の見地から,地表上2mまでの部分を容易に破損し ない不導体のといで覆わなければならないことを規定するにとどめている。接地線を水道管に接続する位置, 接地工事の方法は,今後さらに検討改善すべき点でもあるので,告示第13条でこれを定めているので,次にそ の要点を述べる。第1号は,接地線と金属製水道管路との接続箇所は,堅固な本管の部分または,その近くで 行うことを原則とするが,このため内径75mm以上の金属製水道管の部分,またはこれから細い金属製水道管で