第一中学校
○セカンドスクールにおける学習の概要
1 事前の学習内容
・5月下旬の学年集会で、セカンドスクールのオリエンテーションを行い、昨年度の様子を知 るところから事前学習を開始した。また、6月下旬に白馬村の方々をお招きして、白馬の自 然や農作業体験、林業体験についての講話を聞いて学習した。
・夏休みの課題として、白馬村の歴史、地理、気候、自然、環境、産業、観光、名物、特産品、
姉妹都市、友好都市、スキー場や長野オリンピック、白馬ジャンプ競技場、八方尾根、白馬 三山、黒部ダム等から各自がテーマを1つ決めて、画用紙1枚の新聞を一人一人が作成した。
2 事後の学習内容
・お世話になった民宿の方々へ、お礼の手紙を書いた。また、民宿の方を学校に招いて学習の 成果を伝える「白馬交流会」のときに、写真を貼り付けた台紙に言葉を一言添えたものを、
各宿の代表生徒から民宿の方々に渡した。
・セカンドスクールでは夕食後に一日のまとめとして、体験で学んだことや、発見したことな どを記録したり、印象に残ったことなどをしおりに日記として記録したりした。帰校後は、
体験活動を通して成長につながったこと、今までの考えが変わったこと、一番印象に残って いることの観点から作文を書いた。
・白馬交流会に向けて、各クラス数人ずつの代表クループを作った。模造紙に書いた資料だけ ではなく、当日はクイズや寸劇を取り入れるなどして発表した。
・1クラス4グループに分かれて、自分たちが旅行会社の社員という設定で白馬村への旅行を 企画し、模造紙を活用して資料を作成し、上級生に対してプレゼンテーションを行った。
○特色ある学習内容
<自然体験活動>
1 自然観察ツアー
国営アルプスあづみの公園で、各クラス4班に分 かれて、指導員の方と一緒に、公園の中の草や樹木、
昆虫や動物を観察して回った。
武蔵野市では見られない草花や樹木が見られただ けでなく、草笛の吹き方や、笹舟作りを教えてもら ったり、興味深く質問したりする体験活動を通し、
自然環境に対する関心や自然保護の意識が高まった。
【自然観察ツアー】
2 八方尾根トレッキング
台風の影響で足場が悪くなっているのを考慮して予定を変更し、標高
2,060
mの八方池へは 行かず、自然研究路を歩いた。当日は天候も回復し、標高1,820
mの第1ケルンからの眺めは 絶景で、生徒たちは急な坂道に注意を払いつつ、雄大な自然に感動しながら下山した。<社会体験活動>
1 農業体験
例年と違い、稲刈りの体験はできなかったが、サツマイモ掘り、ジャガイモ堀りをはじめと する野菜収穫体験を行った。また、雑草を刈り取る機械などを運転させてもらった。作物を植 えてから収穫するまでには、結構な手間がかかることを身をもって体験できた。
2 林業体験
中谷郷おらが里で、指導員の方々の指導のもと、午 前中は下草刈り、午後はチェーンソーを使っての丸太 切りや薪割りの林業体験を行った。これらの体験活動 は全員が行い、一生懸命取り組んでいた。うまく割れ ると周りから歓声が上がり、大変盛り上がった。
<生活・文化体験活動>
1 郷土料理体験
そば打ち、そばガレット、おはぎ作り、おやき作りなどの中から、民宿ごとに異なる郷土料 理体験を行った。地域の食材を生かしての料理体験で、気候や風土も学べた。
○生徒の感想
・3日目の林業体験で先輩たちの植えた杉の木の周りの下草を刈り、先輩から後輩へのつなが りの大切さも学びました。一中の伝統を継ぐ使命を胸に刻み、これからも部活動や行事を後 輩達につなげられるよう、必死に頑張りたいです。
・部活動で自己ベストがなかなか更新できず悩んでいました。白馬のジャンプ台に行って、オ リンピックで記録を残すのは、誰よりも何倍も努力した人達だと実感できました。これから は、部活動だけでなく勉強や学校生活でも、ただ結果に落ち込むだけでなく、よく考え、次 へつながる行動をしたいと思いました。
○ファーストスクールの教育活動との関連
学年やクラスの親睦を図るとともに、集団の一員としての行動を学べた。実行委員や班長を 中心としての自治的な活動を通して、自主自律の精神を培うことができた。また、自然体験的 な活動や自然との触れ合いを通して、自ら考え、主体的に学ぶ姿勢が養えた。
○今年度の成果と次年度に向けての課題
天候による予定変更では無理をせず、生徒の安全面、体力面を考え、余裕のあるプログラム にした。全ての民宿に指導員を配置できたことで、生徒間のトラブル等に素早く対応できた。
今後、天候に左右されない体験活動の充実を図っていきたい。
【林業体験:下草刈り】