9月27日~10月3日(6泊7日)
2 宿ごと食体験
宿ごとの食体験では、りんごジャム作り、餅つき、おやき 作り等が行われた。りんごジャム作りではりんごを細かく切 り鍋で煮詰めてパンなどにつけて食べた。餅つきでは米をふ かしたあと宿のメンバーで餅をついて、しょうゆやあんこ、
きな粉をまぶして食べた。おやき作りは、飯山で獲れた新鮮 な野菜を具材として様々な味のおやきを作った。どの宿も武 蔵野市では体験できない活動ばかりで、意欲をもってできた だけでなく、自分で作り上げたという満足感を味わうことが できた。
【足踏脱穀機で脱穀する様子】
【笹ずし作りの様子】
○児童の感想
・稲刈りに昔ながらの手作業で取り組み、作業の大変さ難しさがよくわかった。
・班の友達に分からないことを教えてあげたり、教えてもらったりしながら、協力して7日間 生活することができてとてもよかった。友達にやさしくできるようになった。
・宿の方の話を詳しく聞いたり、学んだことをすぐにメモしたり、今まで苦手だったことが少 しずつできるようになった。
・ブナの森ハイキングで見つけた植物や生き物を宿のお父さんに聞いたり、後で調べたりする ことで、たくさんの知識を身に付けることができた。
・学校ではあまり話さなかった人とも少しずつ話せるようになって、とてもうれしかった。
・セカンドに行く前は、時間を守ることが苦手で全体活動で遅れ気味だったが、7日間生活す る中で、5分前行動を意識して素早い行動ができるようになった。
・宿の生活で前半にケガをする人がいたけれど、生活のきまりをみんなで確認して意識するこ とで、後半はケガを減らすように心がけて生活できた。
・宿では少し仲間割れやけんかなどあったけれど、相手の気持ちを考えて協力して生活するこ とで「友情」ということを改めて学ぶことができた。
・宿のお父さんには箸作りや畑の作業などを教えてもらい、お母さんには郷土食作りや食事の 準備などでいろいろ話を聞いて、今まで知らなかったことをたくさん学ぶことができた。
○ファーストスクールの教育活動との関連
飯山では、自分で収穫した野菜や果物を調理して食べる機会があり、生産者の姿を意識して 普段の給食を食べるようになってきている様子から、食育に関する意識の高まりを感じる。社 会科で既習した「くらしを支える食料生産」の学習を思い起こし、学習内容を実感として深め ていたようである。身の回りの整理整頓を始め、自己の生活管理に責任をもてず、家族や教師 を頼りがちだった児童が多かったが、家族と離れて生活し、民宿の方々や友達にお世話になる ことで、依存心が少なくなり、自分のことは自分でできる限りやっていこうとする姿勢がみえ た。
○今年度の成果と次年度に向けての課題
・カントリーエレベーターの見学と和紙すき体験を2グループずつ交代で活動を行った。カン トリーエレベーターの説明は実踏の際に細かい打ち合わせが必要だと感じた。
・自分が刈った稲を自分で脱穀すると思っていた児童がいたため、全員で刈り取った稲を分担 して脱穀作業することを最初に明確に確認して実施したい。
・事前の保護者説明会や文書で、事前調査にはない医薬品を持ち込むことがないように徹底す ることで、不明な医薬品の確認や健康観察の時間超過などの問題がなく取り組めた。
・今年度も実施中に指導員との打ち合わせを2回、宿の方との打ち合わせを3回行ったことで、
予定の大きな流れを共有することができた。次年度も事前の説明や打ち合わせで指導員と宿 の方、教職員の指示連絡の方法を明確にするようにしたい。