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音・ナレーション・ SE

第 4 章 課題解決のプロセス 13

4.2 エアードーム制作

4.3.6 音・ナレーション・ SE

背景

本プロジェクトでは、コンテンツの一つとして、3Dによる太陽系惑星の映像の制作があった。

MMDにより制作された太陽系惑星の映像には、音が存在しないことから、メンバー内で音を入れ るということになった。音を流すだけであるなら、太陽系惑星を上映しているパソコン以外の機器 により、音を流すだけで問題はなかったが、太陽系惑星の説明である、ナレーションも録音するこ ととなった。音と録音したナレーションを編集するために、編集ソフトを探すこととなった。そこ で、最初から案が挙がっていた、Audacityというフリーソフトを使用することとなった。

(※文責:丸毛寿晃)

音について

太陽系惑星の映像中に流される音は、無料でダウンロードすることのできるものを探した。3D の映像制作全般には、有料ではなく無料のもののみを使用することとなっていたことから、フリー 素材の音を探すこととなった。

 まずインターネット上で探す際、検索ワードとして太陽系惑星であることから、宇宙関連の音を 検索することとなった。検索で抽出されたウェブサイトでは、タイトルが宇宙というものが多く、

多々ダウンロードした。その中で、メンバー内で3Dの太陽系惑星の映像に合うような音を選ぶこ とにした。使用することとなった音が掲載されていたサイトは、HURT RECORDという著作権 フリーBGM配布のサイトであった。

 赤川小学校にて上映された、完成された3Dによる太陽系惑星の映像では、上映時間が7分とい う長さであった。参考にしたサイトに掲載されている音では、7分もの素材がなかったため、3 の音を使用することとなった。それぞれ3つの音は、急に音が流れて驚かないよう、Audacity で編集を行った際、だんだん音が大きくなるフェードインと、だんだん音が小さくなるフェードア ウトという効果をつけることにした。

 最終発表では、3Dによる太陽系惑星の映像の上映時間は、220秒と、完成された太陽系惑星 の映像よりも短かったため、一つの音のみで終わらせることができた。

(※文責:丸毛寿晃)

音の編集

使用することとなった3つの音を一つのデータとして組み合わせるために、Audacityを使用し た。

 まず、一つ目の音をAudacity上に表示した。開き方は、ウィンドウ内にあるファイルタブより、

開くという項目を選択し、該当する音のデータを選択することで表示することができる。Audacity 上では、青い波形で表示される。

 二つ目の音は、一つ目同様、開いて表示した。その後、その二つ目の音を全選択する。選択の仕 方は、該当波形をドラッグ&ドロップをして範囲選択するか、該当波形内でダブルクリックするこ とで選択することができる。

 その後、選択した範囲をコピーした。コピーの仕方は、選択した範囲をウィンドウ右上にある、

コピーボタンをクリックするか、選択した状態でキーボードのCtrlボタンを押したままCボタン を同時押しすることでコピーが可能である。コピーした後は、一つ目の音の終わり部分に、再生位 置のバーを置き、ペーストを行った。ペーストする方法は、ウィンドウ右上にある、コピーボタン の隣のペーストボタンをクリックするか、キーボードのCtrlボタンを押したままVボタンを押す ことで可能である。

 三つ目の音も、二つ目同様、二つ目の音の後ろにつけた。三つ目の音をペーストした後、3D 太陽系惑星の映像の上映時間は、7分であるため、三つ目の音のみは上映時間に収まるよう、後半 部分を削除した。

 一つのデータにまとめた後、それぞれの音にフェードインとフェードアウトの効果を付ける。

フェードインを付ける方法は、まず、音の最初の部分20秒をドラッグ&ドロップで選択をした。

その後、ウィンドウ内にあるエフェクトタブより、フェードインを選択した。そうすることで、20 秒かけて、音がだんだん大きくなるような設定を行った。フェードアウトを付ける方法は、音の最 後の部分20秒をドラッグ&ドロップで選択をした。その後、ウィンドウ内にあるエフェクトタブ より、フェードアウトを選択した。そうすることで、20秒かけて、音がだんだん小さくなるよう な設定を行った。

 一つのデータに音をまとめ、効果を付けた後は、ウィンドウ内にある、ファイルタブより書き出 しを行い、データの保存を行った。

(※文責:丸毛寿晃)

SEについて

3Dの太陽系惑星の上映中、各惑星が上映されている時間は30秒、または16秒であった。惑星 が映し出されている間、音以外に効果音であるSEもつけることとなった。音と違い、惑星が映し 出されている間のみなので、同じSEのデータは地球、月、金星、水星、太陽、火星、木星、土星、

天王星、海王星の合計10個になった。

 今回使用したSEは、Senses Circuitというフリー効果音素材のサイトを参考にした。それぞれ、

10個の惑星のSEは、3Dの太陽系惑星の映像と見比べ、惑星を移している間に収まるよう設定を

行った。SEAudacity上で開き、30秒あるそのSEをコピーしておく。

 一つ目のSEは、3Dの映像の最初の地球に当たるので、地球に合うよう時間の設定を行った。

方法としては、開いた一つ目のSEのデータの青い波形を無くす、つまり無音状態にした。無音状 態にするには、データを全選択した後、ウィンドウの右上にある、ペーストの右の無音というボタ ンをクリックすることで、選択された部分を無音状態にすることが可能である。

 そして、地球に合わせて、最初のSEを設定をした。ウィンドウ下部分に再生位置と書かれてい る箇所が存在する。ここで、再生位置のバーを設定することができることから、地球が映し出し始 める時間に再生位置のバーを設置することができた。バーを設置後、ペーストを行った。他の惑星 も同様の作業を行い、急に音が出力されないよう、それぞれのSEにフェードアウトとフェードイ ンの効果をかけた。

 最後に、ウィンドウ内にあるファイルタブより書き出しを行うことで、SEのみのデータを出力 した。

(※文責:丸毛寿晃)

ナレーションについて

3Dによる太陽系惑星の映像では、惑星の数が10個あり、地球、月、金星、水星、太陽、火星、

木星、土星、天王星、海王星の順番で映像が流れる。それぞれ月の説明時間は約16秒、その他の 惑星の説明時間は約30秒であった。それぞれの時間内に合うよう、説明の内容を考え、収まるよ うにまとめた。ナレーションの録音にはAudacityを使用して、録音を行った。録音する機器とし て、集音マイクを用いた。元々手元に所持していたことから、その集音マイクを使用することと なった。

(※文責:丸毛寿晃)

ナレーションの録音

パソコンにマイクを接続した状態で、Audacityを起動する。そうすると、画面中央上側に、ス テレオミキサー(Reaktel High)と選択されている項目があるので、それをクリックし、マイクを 選択した。ステレオミキサーを選択しているままであると、ナレーション以外の不要な音が入って しまうためである。そして、そのすぐ右に、ステレオとモノラルの設定があるが、今回はステレオ 設定にしておいた。

 ナレーションの録音方法は、ウィンドウ左上にある、赤い丸のボタンが録音開始となっており、

そのボタンをクリックすると録音が開始される。クリックした後、読み上げる文章を読み上げ、読 み終えた後は、録音の停止を行った。録音ボタンの左にある、黄色い四角のボタンで、停止という ボタンがある。そのボタンをクリックすることで、録音を停止することができる。

 録音されたナレーションは、ウィンドウ中央に、青い波形で表現される。停止ボタンの左に、緑 で三角のボタンが存在するが、これをクリックすることで、録音したものを再生することができ、

録音内容を確認することができる。撮り直したい場合は、ウィンドウ右上にある、半時計周りに向 いている矢印のボタンがる。そのボタンは、一つ前の状態に戻すことができるので、そのボタンを 一回クリックすることで、撮り直したいと思った録音データを消すことができる。もしくは、Ctrl ボタンを押したままZボタンを押すことでも可能である。

 録音したナレーションが問題なかった場合、ウィンドウ内にあるファイルタブから書き出しをク

リックし、データの保存を行った。このソフトでの書き出したデータは、wav形式であった。

(※文責:丸毛寿晃)

ナレーションのデータをまとめる

それぞれの惑星の説明を録音し、データとして保存した後は、地球、月、金星、水星、太陽、火 星、木星、土星、天王星、海王星の順番になるよう、一つのデータにまとめる作業を行った。

 まず、一つ惑星のナレーションのデータを開くのだが、データの開き方は、ウィンドウ内にある ファイルタブから、開くというボタンを押し、該当するデータを選択する。今回は、最初に説明さ れる地球のナレーションのデータを選択した。

 地球のナレーションのデータを表示した後、地球の次に説明されるのは月であるから、月のナ レーションのデータも、地球同様開いた。そうすると、地球のナレーションのデータである青い波 形と、月のナレーションのデータである青い波形が表示された。この状態だと、それぞれが別の データとなっている状態のため、地球のナレーションのデータに月のナレーションのデータを貼り 付ける作業を行った。

 月のナレーションのデータを全選択し、コピーを行った。その状態で、地球のナレーションの データの後ろに、再生位置のバーを置き、ペーストを行ったことで、地球のナレーションのデータ と月のナレーションのデータを一つのデータにすることができた。他の惑星も、月のナレーション のデータと同様のことを行った。

4.21 Audacityのナレーションのまとめ

(※文責:丸毛寿晃)

太陽系惑星の映像とナレーションの時間の調整

海王星のナレーションのデータまでのデータを一つにまとめた後は、実際に流れる3Dの太陽系 惑星の映像に合わせて、時間の調整を行った。方法としては、太陽系惑星の映像を見ながら、それ