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第 4 章 課題解決のプロセス 13

4.7 投影方式

それぞれの型紙の中心に、竹串を突き刺した。このままの状態で筒に型紙を装着してみると、長さ 調節のために切り取った筒の断面が粗くなっており、この断面と、切り取られた星座の細部が引っ かかってしまい、回転がスムーズにいかなかった。この回転をスムーズにするため、直径3cm 厚さ5mmの円形の発泡スチロールを2つ用意し、型紙の中心に合わせて両側とも木工ボンドで接 着した。

4.39 型紙

星座ライトの組み立て

それぞれ制作した、ライト、筒、型紙を組み合わせていく。まず筒は、ライトの大きさに調節し ているため、ライトの外側に装着した。さらに、竹串を刺した状態の型紙を筒の中空構造に刺し入 れた。ここで型紙がスムーズに回転するかを確認し、問題がなければ完成である。このとき、回転 に問題がある場合は、筒と型紙の間に挟んでいる、発泡スチロールの厚さを厚くして調整する。以 上がこの星座ライトの制作過程である。星座ライトの制作期間に、1ヶ月を費やした。

4.40 星座ライト

(※文責:川端天駿)

ントパーツが摩耗してしまうという懸念があったため、金属製のパイプを素材として用いる事とし た。金属パイプは中が空洞になっており持ち運びの際にも負担にならない程度の重さで、プロジェ クターとハーフドームミラーと天板の重量を支える為の十分な強度も確保されており、市販のジョ イントパーツを用いる事によって組み立ても容易に行え、かつパーツの摩耗も少ないので台座の素 材として金属パイプを使用することとした。

 まず我々は購入した金属パイプを立ち上がり部分に合わせた160cmの長さにパイプカッターを 用いて切断した。他のパーツも同様に切り出し、市販のジョイントパーツで組み立てた。更にその 上にプロジェクターとハーフドームミラーを乗せる天板を同様にジョイントパーツとネジを使い固 定した。

4.41 台座

ハーフドームミラー

本プロジェクトでは全天周投影の手法として、Paul Bourke氏が考案したハーフドームミラーに よる全天周投影を実装する事とした[1]。この手法のメリットとしては、従来の全天周投影方法に 比べて使用する器具が軽量で持ち運びが容易な点、また、最低限プロジェクターとハーフドームミ ラーがあれば全天周の投影が可能なため、コストが少なく、器具の入手が容易な点があげられる。

 設置の方法は、まずハーフドームミラーとプロジェクターを水平な位置にそれぞれ固定し、プロ ジェクターのレンズの中心とハーフドームミラーの中心を揃えて映像を投影した。つぎにプロジェ クターの輝度を上げ、コントラストも同様に上げた。こうすることによりプロジェクターから出力 された映像が、ハーフドームミラーに反射し、ドーム全体にくっきりとした全天周映像として投影 することができた。

 第1回目の実験ではハーフドームミラーに反射した像がプロジェクターに当たってしまい、投影 される像に影ができてしまった。そこで発泡スチロールをプロジェクターの高さに切断したものを ミラーの下にはさみ、高さを調節する事により問題を解決した。2度目の実験ではミラーの角度が 傾いており、投影された像をドームに水平に写す事ができなかった。そこでハーフドームミラーの 角度を調節する治具を制作し、設置することによりこの問題を解決した。

4.42 ポジション

台座の改良

制作した台座は、本プロジェクトで制作したエアードームの大きさに合わせた角度に固定されて いるため、他の大きさのエアードームに対応できないという問題点があった。はじめは、ハーフ ドームミラーの下に発泡スチロールを切断した物を挟み、角度を調整していたが、段階的にしか調 整できず、発泡スチロールの消耗が激しく長期間の使用に耐えうるものではなかった。そこで我々 はハーフドームミラー側の天板の角度を無段階式に調整できる機構を制作した。

 まずベニヤ板をパネルソーを用いて100cm*10cmの物を2つ、50cm*10cmの物を3つ切り出 した。次にそれらに電動糸鋸を使い深さ5cmの溝を切った。次にそれらの溝同士を噛み合わせて 台座の枠組みになる部分を制作した。次に角度を調節する機構だが、ハーフドームミラーが乗って いる天板の裏に金属製のステーを取り付け、それをネジで挟み込む形で固定することにより角度を 無段階で調整できる機構を作り、それをベニア板の組み合わせでつくった台座に取り付ける事によ り実装した。

プログラム

本プロジェクトでは、ハーフドームミラーを用いた全天周投影方法を採用したが、プロジェク ターから出力した映像をハーフドームミラーで反射させて投影する場合、映像が特殊な形に歪んで 投影されてしまうという問題点があった。そこで我々はコンピューター上で投影する映像をリアル タイムで変形させるプログラム、「domeProjector」を独自に制作した。

 domeProjectorの機能としては、映像を範囲指定し、適切な形に変形させる。映像の一部だけ

を変形させるなどといった変形させる機能に加えて、動画の再生、停止、早送り、巻き戻しといっ た映像再生プログラムとしての基本的な機能も実装した。またそれに加えて外部入力端子や、カメ ラなどといった入力機器から読み込まれた画像や動画をリアルタイムで変形し、プロジェクターに 出力する機能も実装した。

4.43 プログラム

(※文責:沼田健一)