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第 5 章 結果 58

5.8 発表評価

中間発表と成果発表で行ったアンケートについて、それぞれの集計した結果と中間発表と成果発 表の比較をする作業を行った。この章では以下の作業について述べる。

中間発表の評価

成果発表の評価

中間発表との比較

(※文責:越後谷萌子)

5.8.1 中間発表の評価

中間発表で行われたアンケートを集計した結果、具体的な数値や評価の基準について、まず、ア ンケートに回答していただいた合計人数は69人であった。そのうち、エアードームの発表内容の 評価に関して、回答してくれたのが63人であり、残りの6人は空欄であった。

 評価の値は、1から10まであり、1を最低であるとして、値が増えていくにつれ、高評価を得ら れるような評価の基準を設定した。エアードームについての発表内容の評価の内訳について、評価 1から3をつけた回答者はいなかった。評価4をつけた回答者は1人、評価5をつけた回答者は6 人、評価6をつけた回答者は9人、評価7をつけた回答者は11人、評価8をつけた回答者は15 人、評価9をつけた回答者は14人、評価10をつけた回答者は7人であった。エアードームにつ いての発表内容の評価について、評価者の人数は63名、評価の平均は7.63点であった。

 次に、アンケートに回答してくれた69人の内、ピンホール・3Dについての発表内容の評価に関 して、回答してくれたのが60人であり、残りの9人は空欄であった。ピンホール・3Dについての 発表内容の評価の内訳について、評価12をつけた回答者はいなかった。評価3をつけた回答者 は1人、評価4をつけた回答者は1人、評価5をつけた回答者は4人、評価6をつけた回答者は4 人、評価7をつけた回答者は10人、評価8をつけた回答者は15人、評価9をつけた回答者は12 人、評価10をつけた回答者は13人であった。ピンホール・3Dについての発表内容の評価につい て、評価者の人数は60名、評価の平均は7.98点であった。

5.4 中間発表の発表技術の評価 5.5 中間発表の発表内容の評価(エアードーム)

5.6 中間発表の発表内容の評価(3D・ピンホール)

(※文責:丸毛寿晃)

5.8.2 成果発表の評価

成果発表で行われたアンケートを集計した結果、具体的な数値や評価の基準について、評価の値 は、1から10まであり、1を最低であるとして、値が増えていくにつれ、高評価を得られるような 評価の基準を設定した。

 エアードームについての発表内容の評価の内訳について、評価124をつけた回答者はいな かった。評価3をつけた回答者は1人、評価5をつけた回答者は1人、評価6をつけた回答者は6 人、評価7をつけた回答者は9人、評価8をつけた回答者は17人、評価9をつけた回答者は12 人、評価10をつけた回答者は15人であった。エアードームについての発表内容の評価について、

評価者の人数は61名、評価の平均は8.38点であった。

 次に、ピンホール・3Dについての発表内容の評価の内訳について、評価1から4をつけた回答 者はいなかった。評価5をつけた回答者は2人、評価6をつけた回答者は3人、評価7をつけた 回答者は9人、評価8をつけた回答者は8人、評価9をつけた回答者は12人、評価10をつけた 回答者は5人であった。ピンホール・3Dについての発表内容の評価について、評価者の人数は39 名、評価の平均は8.28点であった。

5.7 成果発表の発表技術の評価

5.8 成果発表の発表内容の評価(大型エアー ドーム)

5.9 中間発表の発表内容の評価(中型エアードーム)

(※文責:丸毛寿晃)

5.8.3 中間発表との比較

まず、前期に比べ、大ドーム、中型ドームに対する評価が高くなっていることがわかる。前期中 に意見として、ドーム内は意外と暑くない、という意見がよせれられており、後期では、排気口を つけ、ドーム内の換気を行ったことにより、評価が上がったと考えられる。それに加えて、前期 で光漏れが気になるという意見もあったことから、後期で、光漏れの原因を解決したことにより、

ドームの全体の評価が上がったと考えられる。

 大ドームでは、前期では後期に使うクロマデプスの技術を見せただけであったが、後期に期待す るという意見もあり、前期の段階でも高評価であったが、後期の評価が前期を上回っていることか ら、回答者の要望に応えることのできた3Dの映像を制作することができたと考えられる。

 しかし、上映途中、パソコンが停止してしまうという問題が発生してしまい、止む無く上映途中 で観客の方に退出してもらうといことが発生してしまった。パソコンの問題で上映できなくなった 場合、別のパソコンを用意するなどして、問題が起きてもその場ですぐ対処できるような事を考え ておくべきだったと考える。

 中型ドームでは、前期はピンホール投影機により、適当な星を映し出す内容であったが、7.98 高評価であり、後期で制作した星座ライトのコンテンツでは、前期を上回る高評価であり、大ドー ム同様、回答者の要望に応えることのできたコンテンツ制作をすることができた。しかし、3D 星座ライトの原理を理解して説明するべきであるという厳しい意見もあり、納得するような説明を するべきであると考える。

(※文責:丸毛寿晃)

5.8.4 赤川小学校での評価

赤川小学校で行った上映会の際、小学1年生から6年生のすべての学年に対してアンケート調査 を行った。回答数は全141名で内訳は、1年生23人、2年生24人、3年生19人、4年生22人、5 年生26人、6年生27人であった。3D映像に関するアンケートの設問としては、ドーム内での映 像がはっきり見えたか、文字が読みやすかったか、3D映像は飛び出て見えたかの3つであった。

 ドーム内での映像がはっきり見えたかという設問については、はっきり見えたという回答が66.0

%、ぼやけて見えたという回答が14.2%、無回答が20.6%であった。これについては今後改善が 必要な部分であり、動画の解像度を高くする、エンコードする際に高画質で高圧縮できる設定をす るなどの試行錯誤が必要であると考えられる。

 文字が読みやすかったかという設問については、読みやすかったという回答が74.5%、読みづ らかったという回答が7.1%、無回答が18.4%であった。このアンケート結果は星座番組の感想 と混ざっているため正確な結果ではないが、今回3D映像内で使用したフォントは、星座番組の フォントの大きさと比べると小さく見づらかった印象がある。ドーム内で使用するフォントはなる べく太字で大きめのものにし、色は黄色などの目立つ色を使用するなどの改善をすべきであると考 えられる。

 3D映像は飛び出て見えたかという設問については、見えたという回答が78.7%、見えなかっ たという回答が3.5%、無回答が17.7%であった。この結果についても3D影絵と混ざっている

ため正確なものではないが、今回制作した3D映像は赤色が少なく、クロマデプス方式で飛び出る 色相をフルに使用していなかった。理由としては、小学生に見せる際に惑星の色を変えることで間 違った知識として覚えてしまうかもしれないという問題があったためである。

 さらなる改善案としてクロマデプス方式の3D映像を作る際、プラネタリウムという宇宙や星 に関することに縛られず、色を変えても教育的に問題がない題材を選び制作すべきことが考えら れる。

(※文責:越後谷萌子)