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防災関係機関相互の情報共有   1 防災関係機関相互の情報共有

ドキュメント内 2 (ページ 104-109)

 (1)防災関係機関相互の情報共有 

      神戸海洋気象台との情報共有          

   

町地域防災計画では、町(本部室)は、神戸海洋気象台から防災気象情報 提供システムにより連絡を受け、町長へ報告するとともに庁内関係者へ伝達 することとなっている。

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日午後8時10分宍粟市と佐用町に土砂災害警戒情報が発表され、町 ではひょうご防災ネットのメール配信で同情報を受信した。 

なお、本庁舎2階に設置されていたフェニックス防災システムでの通知は、

同時刻には確認作業がされていない。 

午後8時15分、神戸海洋気象台から町本部に土砂災害警戒情報の発表に ついて電話連絡があった。以降、同気象台から町への電話はつながらない状 況となった。

神戸海洋気象台では、市町等との間での情報交換を行うため、市町等専用 の回線(一般には非公開)を確保しており、災害時には専用回線を通じて町 から同気象台に連絡できる体制を整えている。災害当日は、同気象台から土 砂災害警戒情報発表の電話連絡があったが、町からは同気象台に連絡をとっ ていない。

    【主たる要因】 

町では、一般には非公開とした災害時専用回線を用意しておらず、殺到す る住民などからの電話のため神戸海洋気象台から町への電話は、つながりに くい状況となっていた。

また、町では、従前から災害時に神戸海洋気象台に協議した経験がなく、

このたびの災害でも町から同気象台に雨量予測などを問い合わせすることは していない。

       県との情報共有         

    

町地域防災計画では、災害情報の伝達手段として、町は、災害の発生を覚 知したときは、速やかに防災端末に情報を入力すること、あらかじめ県が指 定する時間ごとに町域の災害情報をとりまとめフェニックス防災システムに 検証の視点 県との情報共有の状況 

検証の視点 神戸海洋気象台との情報共有の状況  検証項目1 

検証項目2 

入力すること、災害情報の報告を行うに当たり、必要に応じて有線もしくは 無線電話又はファクシミリなども活用することとなっているほか、町(総務 対策部)及び防災関係機関は、被害状況や応急対策実施状況等の情報を相互 に交換し情報共有に努めることとなっている。 

また、同計画による県から町への情報伝達先は消防本部となっており、災 害対策本部には消防本部が伝えることとなっている。 

当日、水防指令及び佐用川に係るはん濫警戒情報は県から消防本部に伝え られ、消防本部から町災害対策本部に伝えられたが、佐用川避難判断水位超 過に関する情報が、消防本部から町災害対策本部に伝わっていない。 

午後9時15分本部長(町長)が直接、携帯電話で県に被災状況の報告を 行い、それ以降、随時、町長が県と直接、携帯電話を活用して被災状況や支 援を必要とする事項などについて情報交換を行った。 

フェニックス防災システムによる被害状況の報告は午後10時20分に行 われた。 

    【主たる要因】 

県から町への水防警報や水位に関する情報伝達先は、町から県への届出に より、24時間体制で職員が待機している消防本部となっている。町災害対 策本部が設置された後も県から町への情報伝達は消防本部に行われている。

このため、町災害対策本部は、消防本部を介して県からの連絡を受けること になり、災害当日も重要な情報のなかに町災害対策本部に伝えられていない ものがあった。 

合併前はフェニックス防災システム端末がそれぞれの町に各1台設置され ていたが、合併後は本庁舎に設置されている1台となっていたため、各地域 対策部では、フェニックス防災システムからの情報収集はできなかった。

また、支所で取りまとめた地域の被災状況の情報をフェニックス防災シス テムで災害対策本部が共有することができなかった。

町では、平時に防災情報機器の操作研修などが行われず、フェニックス防 災システムなどの操作に習熟した職員が少なかったことに加えて、初動時に、

防災担当者に業務が集中したことなどにより、県へのフェニックス防災シス テムによる報告が遅れる結果となった。

関係機関との情報共有のための体制整備が必要である。 

神戸海洋気象台との情報連携、フェニックス防災システム等での情報収 集・情報伝達及び県との情報連携のため災害時に関係機関との情報連携を行 う専任の担当者を置くなどの体制整備が必要である。

また、平時からフェニックス防災システムをはじめとする防災情報機器の 操作研修、神戸海洋気象台や県との電話での情報交換を行い、災害時に的確 に情報共有できるよう努める必要がある。

       

災害対策を行う職員及び県などの関係機関との連絡の徹底が必要であ る。 

町は、日直からの連絡体制や本部と消防本部など防災関係機関内の連絡体 制を明確にし、町長をはじめ、災害対策を行う職員などに気象や河川水位な どの情報が迅速に伝達できる連絡体制が必要である。

また、町は、県に対して被害状況や本部の設置について確実に連絡する一 方、県は、町災害対策本部の設置以降は、町への情報伝達は災害対策本部に 行う必要がある。

フェニックス防災システム端末の支所への設置と機能の有効活用が必 要である。 

各支所でも気象情報や河川情報などを収集するため、各支所にフェニック ス防災システム端末を設置する必要がある。

加えて、本部及び各支所間での情報共有を図るため、各支所で地域の被害 状況などの入力を行い、本部や他の支所でも迅速に状況を把握できるよう、

同システムの機能を有効に活用することが必要である。

また、フェニックス防災システム端末の増設など、合併市町におけるきめ 細かな情報収集・伝達体制の構築について、県に対して協議、提案すること が必要である。

防災関係機関相互の情報共有の改善への提言 

提言 25 

再掲  提言 26 

(参考資料) 

【佐用町地域防災計画及び佐用町水防計画の規定】 

 

1 気象情報等の収集伝達

(1)気象情報 

     神戸海洋気象台は、次の気象情報を発表する。

本町が属する予報区は、兵庫県南部(一次細分区域名)、播磨北西部(二次細分予報 区)である。

■注意報・警報の種類

気象注意報  風雪注意報・強風注意報・大雨注意報・大雪注意報・濃霧注意報・雷注 意報・乾燥注意報・なだれ注意報・着雪注意報・霜注意報・低温注意報

注意報

  洪水注意報、浸水注意報、地面現象注意報 

気象警報 暴風警報・暴風雪警報・大雨警報・大雪警報 

警報

  洪水警報、浸水警報、地面現象警報 

記録的短時間大雨情報 1時間雨量で 100mm 以上の降水が観測された場合 

(2)水防活動用気象注意報・警報 

神戸海洋気象台は、水防活動の利用に適合する予報・警報を発表する。

発表は、一般の利用に適合する予報・警報をもって行う。

町(本部室)は、神戸海洋気象台から防災気象情報提供システムにより連絡を受け、

町長へ報告するとともに、庁内関係者へ伝達する。

■水防活動用気象注意報・警報の種類

水防活動用注意報・警報 一般の注意報・警報

水防活動用気象注意報 大雨注意報

水防活動用気象警報 大雨警報

水防活動用洪水注意報 洪水注意報

水防活動用洪水警報 洪水警報

(3)水防警報 

町は、水防警報の通知を受けたときは、消防団に待機又は出動の措置をとらせる。

(4)水位周知河川(水位情報周知河川)の情報 

県は、次の河川の水位が避難判断水位(特別警戒水位)に達した時、その旨を町へ通 知するとともに、報道機関へ伝達することになっている。

町は、県からの連絡を受け、住民等へ防災行政無線等で通知する。

■水位周知河川(水位情報周知河川)の対象河川 河川名称 水位計  はん濫注意水位 

(警戒水位)(m)

避難判断水位 

(特別警戒水位)(m)

はん濫危険水位(危険水 位)相当水位(m) 

千種川 上三河 2.10  2.50   

佐用川 佐用  2.80  3.00   

志文川 三日月 1.60  1.80   

千種川 久崎  3.60(注  4.20(注    佐用川 円光寺 3.00(注  3.70(注   

(5)災害情報の伝達手段 

①町は、災害の発生を覚知したときは、速やかに防災端末に情報を入力する。 

②町は、あらかじめ県が指定する時間ごとに町域の災害情報をとりまとめ、フェニック ス防災システムに入力する。 

③災害情報の報告を行うにあたり、必要に応じて有線もしくは無線電話又はファクシミ リなども活用する。 

④有線が途絶した場合は、兵庫衛星通信ネットワーク(衛星系・地上系)、西日本電信 電話株式会社災害対策用無線、警察無線等の無線通信施設等を利用する。 

必要に応じ、他機関に協力を求め、通信手段を確保する。 

⑤すべての通信施設が不通の場合は、通信可能な地域まで職員を派遣する等、あらゆる 手段をつくして伝達するよう努める。 

(6)庁内の情報共有 

地域対策部は、支所管内の被害状況及び応急対策実施状況等をとりまとめ、総務対策 部に報告する。総務対策部は、町全体の状況をとりまとめ、地域対策部へファックス等 により伝達する。 

(7)防災関係機関との情報共有 

町(総務対策部)及び防災関係機関は、被害状況や応急対策実施状況等の情報を相互 に交換し情報共有に努める。なお、防災関係機関は、必要に応じて町対策本部へ連絡員 を派遣する。 

町の窓口 関係機関 

総務対策部 県(西播磨県民局)、佐用警察署、JR西日本、神姫バス、

関西電力、NTT西日本、報道機関 

(8)上下流域の市町との情報共有 

千種川の洪水対策の参考とするため、町(総務対策部)は、県を通じて上流域である 宍粟市、下流域である上郡町、赤穂市の気象、河川等の状況、災害対策の進展状況等に ついての情報収集を行う。 

ドキュメント内 2 (ページ 104-109)