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救助・救急、消火活動体制の拡充

ドキュメント内 三浦市地域防災計画 (ページ 40-49)

第2章 災害時の応急活動事前対策の充実

第3節 救助・救急、消火活動体制の拡充

[現状]

○ 救助・救急、消火活動は、本部長の指揮のもと消防本部が中核となり、消防団や自主防災組織等の協 力により行いますが、被災の状況によっては、消防、警察の広域応援や自衛隊、海上保安庁の協力を得 ながら実施します。

○ 市は、こうした活動の中核として機能が発揮できる消防力を確保するため、はしご車、救助工作車、

高規格救急車、消防ポンプ車等の消防装備の拡充に努めています。

○ 市の消防水利は、平成 25 年 4 月1日現在、消火栓、防火水槽、その他水利を合わせて 680 基を整備し ています。

[課題]

〇 大規模災害への対応力強化等の観点から、消防本部の規模を大きくし、消防力の強化を図る「消防の広 域化」を推進する必要があります。

○ 大規模な被災に対応できる消防力を強化するため、施設、設備の整備の充実と資機材・食糧・燃料等の 確保、消防職員及び消防団員の教育、訓練の充実、消防水利の耐震性の向上、消防水利が被災した場合の 代替機能の確保が課題となっています。

[取組の方向]

○ 市は、県消防広域化推進計画に基づく消防の広域化など、消防力の強化のための取組を推進します。

○ 市は、災害時に十分な応急活動が行えるよう、資機材・食糧・燃料等の確保を進めます。

○ 市は、救助・救急、消火活動などにおいて、相互に広域的、機動的活動を支援するため、応援部隊の受 入施設の整備、応援のための訓練、情報交換などを推進します。

○ 市は、被災時における火災防止に係る知識の普及に努めるとともに、自主防災組織の指導者や防火管理 者等へ消火、防火教育を行います。

○ 市及び県は、消防広域応援基本計画を必要に応じて見直すとともに、緊急消防援助隊との連携を図るな ど、広域応援体制を強化します。

○ 市は、県と連携し、県警察、自衛隊、海上保安庁との協調、医療機関との連携等の強化を進めます。

[主な事業]

1 ヘリコプターの活用

市は、災害時の要員や物資の輸送、救助、重傷者の搬送等、応急対策における機動性を高めるため、県へ ヘリコプターの活用を要請します。

2 救助用重機の確保

市は、倒壊建築物からの人命救助に建設用大型重機が必要となるため、災害時における協定を締結してい る市内の事業者等から、これら大型重機の確保に努めます。

3 救急救命体制の強化

市は、「神奈川県救急医療情報システム(広域災害・救急医療情報システム)」(※)を県や医師会など関係 機関と協同して運営します。また、県が実施する救急救命士の資質向上のための研修に積極的に参加するよ う努めます。

4 消防職員の教育

市は、県等が実施する専科教育、幹部教育、特別救助隊員研修などの特別教育に参加します。

第3節 救助・救急、消火活動体制の拡充

[行政管理部、消防部]

[現状]

○ 救助・救急、消火活動は、本部長の指揮のもと消防本部が中核となり、消防団や自主防災組織等の 協力により行いますが、被災の状況によっては、消防、警察の広域応援や自衛隊、海上保安庁の協力 を得ながら実施することとなっています。

○ 市は、こうした活動の中核として機能が発揮できるよう消防力を確保するため、はしご車、救助工 作車、高規格救急車、消防ポンプ車等の消防装備の拡充に努めています。

[課題]

○ 大規模な被災に対応できる消防力を強化するため、施設、設備の整備の充実と消防職員及び消防団 員の教育、訓練の充実が課題となっています。

[取組みの方向]

○ 市は、救助・救急活動において、相互に広域的、機動的活動を支援するため、応援部隊の受入れ施 設の整備、応援のための訓練、情報交換などを推進します。

○ 市は、火災防止思想の普及に努めるとともに、自主防災組織の指導者や防火管理者等への消火、防 火教育を行います。

○ 市は、消防職員及び消防団員の能力向上を図るため、消防学校の教育、訓練への参加を進めます。

○ 市は、消防力の強化、広域応援体制を図ります。

○ 市は、三崎警察署、自衛隊、横須賀海上保安部との協調、医療機関等との連携等の強化を進めます。

[主な事業]

1 救助用重機の確保

市は、がけ崩れ等による倒壊建築物からの人命救助に建設用大型重機が必要となるため、災害時にお いて、協定を締結している市内事業者より、大型重機の確保に努めます。

2 消防職員等の教育

市は、消防職員及び消防団員を、県消防学校等の教育訓練への参加を進めます。

3 市消防の強化

(1) 市は、災害時の必要に応じ、速やかな広域応援が受けられるよう、関係機関との相互応援協定の具体 化を進めます。

(2) 市は、高規格救急車、自動体外式除細動器(AED)などの消防用施設・設備の整備など消防力の充 実強化を図ります。

(3) 市は、出火、延焼拡大予防のため初期消火等の指導の徹底、一般住宅に住宅用火災警報器の設置の推 進、消防力の整備強化及び消防水利の整備を図ります。

(4) 市は、自主防災組織等への小型可搬式ポンプとホースの貸与等防災機器の整備及び自主防災組織の整 備・育成を図ります。

36 5 市消防の強化

⑴ 市は、災害時における広域的な火災防ぎょ活動及び市民救出活動の適切かつ効果的な実施を図るため、

消防計画の中に被災時における大規模火災等の対応について事前計画を策定します。

⑵ 市は、出火、延焼拡大予防のための建築物、建材の不燃化の促進、初期消火設備の設置・普及等の指導 の徹底、消防力の整備強化及び消防水利施設の整備を図ります。

⑶ 市は、大規模・特殊災害に対応するため、高度な技術・資機材を有する救助隊の整備の推進に努めます。

6 資機材・装備の強化

⑴ 市は、災害時の活動に必要な防災資機材の整備や備蓄の充実を図ります。

⑵ 市は、自主防災組織等への小型可搬式ポンプとホースの貸与等防災機器の整備及び自主防災組織の整 備・育成を図ります。

※ 「神奈川県救急医療情報システム(広域災害・救急医療情報システム)」とは、被災地の医療機関の応援 要請情報や支援情報をリアルタイムに収集、交換することにより、効果的な医療救護活動を確保できる 全国を結ぶシステムです。

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第4節 警備、救助対策

[現状]

○ 三崎警察署は、災害が発生し、又は発生するおそれがある場合、早期に警備体制を確立し、三崎警察 署の総力を挙げて、人命の安全を第一とする各種応急対策を迅速、的確に実施し、市民の生命、身体、

財産の保護、混乱の早期収拾を図るなど、市民の社会生活の安定に努めています。

○ 海上においては、横須賀海上保安部が、災害が発生した場合において、人命の救助・救急活動、消火 活動、排出油等の防除活動、海上交通の安全確保、避難対策、救援物資の輸送活動、社会秩序の維持、

船舶等への情報提供、二次災害の防止等にあたることとなっています。

○ 各種災害訓練には、三崎警察署、横須賀海上保安部が積極的に参加し、防災機関との連携の強化に努 めています。

[課題]

○ 災害が発生し、又は発生するおそれがある場合における避難措置、救出救助活動等を迅速・的確に実 施するために、情報収集用資機材、救出・救助用資機材等をさらに一層充実させていく必要があります。

[取組の方向]

○ 三崎警察署は、各種の応急対策に必要な装備資機材の整備、災害警備訓練の強化、防災関係機関との 定期的な災害警備訓練を行うなどして連携強化を図り、警備体制を強化します。

○ 横須賀海上保安部は、気象情報の伝達、災害情報の収集、広報、避難の勧告等を実施するとともに、

海上における救助、救援活動を実施します。

[主な事業]

1 救出救助用資機材の整備

三崎警察署は、災害発生時における迅速、的確な人命救助を実施するため、情報収集用資機材、救出救 助用資機材等必要な装備資機材の整備を進めるとともに、警備部隊の非常用食糧、飲料水、燃料、電池、

その他の災害警備用物資等の備蓄及び調達体制の整備を図ります。

第4節 警備、救助対策

[横須賀海上保安部、三崎警察署]

[現状]

○ 三崎警察署は、災害が発生し、又は発生するおそれがある場合、早期に警備体制を確立し、三崎警 察署の総力を挙げて、人命の安全を第一とする各種応急対策を迅速、的確に実施し、市民の生命、身 体、財産の保護、混乱の早期収拾を図るなど、市民の社会生活の安定に努めています。

○ 海上においては、横須賀海上保安部が、災害が発生した場合において、人命の救助・救急活動、消 火活動、排出油等の防除活動、海上交通の安全確保、避難対策、救援物資の輸送活動、社会秩序の維 持、船舶等への情報提供、二次災害の防止等にあたることとなっています。

○ 各種災害訓練には、三崎警察署、横須賀海上保安部が積極的に参加し、防災機関との連携の強化に 努めています。

[課題]

○ 災害が発生し、又は発生するおそれがある場合における避難措置、救出救助活動等を迅速・的確に 実施するために、情報収集用資機材、救出・救助用資機材等をさらに一層充実させていく必要があり ます。

[取組みの方向]

○ 三崎警察署は、各種の応急対策に必要な装備資機材の整備、災害警備訓練の強化、防災関係機関と の定期的な災害警備訓練を行うなどして連携強化を図り、警備体制を強化します。

○ 横須賀海上保安部は、気象情報の伝達、災害情報の収集、広報、避難の勧告等を実施するとともに、

海上における救助、救援活動を実施します。

[主な事業]

1 救出救助用資機材の整備

三崎警察署は、災害発生時における迅速、的確な人命救助を実施するため、情報収集用資機材、救出 救助用資機材等必要な装備資機材の整備を進めるとともに、警備部隊の非常用食糧、飲料水、燃料、電 池、その他の災害警備用物資等の備蓄及び調達体制の整備を図ります。

ドキュメント内 三浦市地域防災計画 (ページ 40-49)