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救助・救急、消火及び医療救護活動

ドキュメント内 三浦市地域防災計画 (ページ 91-95)

第3章 災害時の応急活動計画

第5節 救助・救急、消火及び医療救護活動

[保健福祉部、水道部、病院部、消防部]

災害発生時、市民の一人ひとりが、「自らの身は、自ら守る」、「失火防止に努める」とともに、被災者の 救出・救護、消火活動を行い、災害の拡大の防止に努めるものとします。

また、市、県及び防災関係機関が一体となって被災者の救出・救護、消火及び医療救護活動を行います。

1 救助・救急、消火活動 (1) 市民及び自主防災組織の役割

ア 市民は、まず自身及び家族の身を守ることに最大限努め、かつ、失火防止に努めます。

イ 市民及び自主防災組織は、近隣において救出・救護活動を行うとともに、発災時の初期段階で消火活 動を行い、救助・救急、消火活動を実施する機関に協力します。

(2) 消防団の任務

消防団は、地域防災の中核として、地域の自主防災組織等と連携し、発災直後の初期消火や被災者の救 出・救護を行うとともに、常備消防を補佐し、各種消防活動を行います。

(3) 自衛消防隊の役割

事業所等の自衛消防隊は、発災時の初期活動として事業所等内での救助・救急、消火活動を行うととも に、可能な限り救助・救急、消火活動を実施する各機関に協力します。

(4) 市による救助・救急、消火活動

ア 市は、三浦市消防計画により消防活動を実施します。消防力の投入にあたっては、住宅密集地域を優 先し、最も効果的な運用を図ります。

イ 市は、被害情報を把握しながら被害の拡大防止を主眼に、地域の防災組織等と連携して救助・救急活 動を行います。特に、被災地域の医療機関等が被災した場合は、医師会など関係機関の協力のもと、

広域的な救急活動を実施します。また、火災の全体状況を把握しながら消火活動を行います。

ウ 市は、災害発生時に傷病者の緊急度や重症度に応じた適切な処置や搬送を行うため、傷病者の治療優 先順位を決定するトリアージの手法について、救急計画に定めます。

エ 市は、消防相互応援協定等に基づき、他の市長村長に救助・救急、消火活動の応援要請をするととも に、必要に応じ県災害対策本部に応援要請を行います。さらに、応援部隊の配置を迅速かつ円滑に実 施し、被害の軽減に努めます。

オ 市は、大規模な災害のため自衛隊が派遣された場合、最重要防御地域等の優先順位を決め、迅速に連 絡します。

2 医療救護活動

(1) 医療機関による医療救護活動

ア 市は、市立病院、市内医療機関並びに三浦市医師会等の協力を得て医療救護活動を行います。

イ 医療機関は、備蓄医療資材、医薬品等を活用して、地域における医療救護活動に努めます。特に三浦 市立病院は中核的役割を果たします。

ウ 市は、水道施設が被災した場合は、医療機関には優先的な給水活動を行います。

エ 消防機関は、救急患者の搬送に際し、「広域災害・救急医療情報システム(*1)」等による情報連絡体 制を活用し、必要に応じ被災地域以外の医療機関等に協力を求めます。

オ 市は、患者の急増等に対応するため、「広域災害・救急医療情報システム」による情報連絡体制を活 用し、必要に応じて被災 地域以外の医療機関等に協力を求めるほか、派遣基準に該当する場合は県知事に「神奈川DMAT」

の派遣を要請します。

カ 大規模災害にあっては、隣接都県の医療機関へ応援を求め、防災ヘリコプター等により迅速な搬送を 行うよう県に要請します。

キ 被災医療機関は、医療施設、医療設備の応急復旧を実施し、必要に応じ、ライフライン事業者等に速 やかな応急復旧を要請します。

ク 市は、傷病者の輸送拠点における、トリアージ及び救急措置等を行うために救護班を確保します。

87 2 医療救護活動

⑴ 医療機関による医療救護活動

ア 市は、市立病院、市内医療機関及び三浦市医師会等の協力を得て医療救護活動を行います。

イ 医療機関は、備蓄医療資材、医薬品等を活用し地域における医療救護活動に努めます。特に市立病院 は中核的役割を果たします。

ウ 市は、医療救護活動の支援が必要な場合、三崎保健福祉事務所に救護班の派遣要請をするとともに、

県は、原則として、要請に基づき災害医療拠点病院等に対し救護班の派遣を、神奈川DMAT指定病院 に対して神奈川DMATの派遣を要請します。

エ 市は、水道施設が被災した場合、医療機関には優先的な給水活動を行います。

オ 消防機関は、救急患者の搬送に際し、必要に応じて被災地域以外の医療機関等に協力を求めます。

カ 市は、重篤者の迅速な搬送に際し、県へ航空機等を活用した広域医療搬送を要請します。

キ 被災医療機関は、医療施設、医療設備の応急復旧を実施し、必要に応じ、ライフライン事業者等に速 やかな応急復旧を要請します。

ク 市及び県は、傷病者の輸送拠点におけるトリアージ及び救命措置等を行うために救護班及び神奈川D MATを確保します。

88 (2) 救護所等の設置

市は、迅速な医療救護活動を実施するため救護所等を設置し、自ら救護班を編成します。なお、状況に 応じ三崎保健福祉事務所に必要な支援を要請します。

○ 医療救護活動体制 1 医療救護対策

市の災害発生時における医療救護を実施するための活動体制は、次のとおりとします。

〔医療救護活動体系図〕

派遣要請

消防機関 自衛隊 県警察 自主防災組織

(2) 救護所の設置

ア 市は、迅速な医療救護活動を実施するため救護所を設置し、自ら救護班を編成します。なお、市は、

状況に応じ三崎保健福祉事務所に救護所の設置を要請します。

イ 市は、必要に応じて、県に対し救護班の派遣を要請します。

*1:「広域災害・救急医療情報システム」とは、被災地の医療機関の応援要請情報や支援情報を、リアルタイ ムに収集・交換することにより効果的な医療救護活動を確保できる全国を結ぶシステム。

1 医療救護活動体制

市の災害発生時における医療救護活動を実施するための活動体制は、次のとおりとします。

〔医療救護活動体系図〕

消防機関 自衛隊 警 察 自主防災組織 災害現場

派遣命令

派遣要請

派遣要請

派遣要請

救助

搬送 救

護班

派遣

搬送

後 方 医 療 機 関 市立病院

三浦市医師会

地区歯科医師会

地区薬剤師会

救 護 所 等 市

災 害 対 策 本 部 県

災 害 対 策 本 部

指 定 地 方 行 政 機 関 等

神 奈 川 D M A T 災害現場

派遣命令

派遣要請

派遣要請

救助

搬送 救

護 班 派 遣 搬送

後 方 医 療 機 関 市立病院

地区医師会

地区歯科医師会

地区薬剤師会

救 護 所 等 市

災 害 対 策 本 部 県

災 害 対 策 本 部

指 定 地 方 行 政 機 関 等

神 奈 川 D M A T

89

2 医療救護活動 (1) 市

ア 市は、自ら救護班を編成するとともに、必要に応じ三浦市医師会等の協力を得て医療救護班を編成し、

災害の程度に即応した救護活動を行います。

また、市は、災害の程度により必要と認めたときは、県及びその他関係機関に協力を要請します。

イ 市は、災害救助法が適用された後に医療救護の必要があると認めたときは県に対し迅速・的確な医療 救護について要請を行います。

(2) 医療救護活動の原則

医療救護班による救護活動は、原則として救護所において行うものとしますが、医療救護班を出動させ る時間的余裕がない等やむを得ない事情があるときは、病院又は診療所において実施できるものとします。

(3) 重傷者等の搬送方法

ア 重傷者等の後方医療機関(救急指定医療機関)への搬送は、原則として消防機関で実施します。

ただし、消防機関の救急車両が確保できない場合は、市、県及び救護班で確保した車両により搬送し ます。

イ 道路の損壊等の場合又は遠隔地への搬送については、自衛隊等のヘリコプター及びドクターヘリによ り実施します。ただし、ドクターヘリについては、「神奈川県ドクターヘリ運用要綱」に基づき、搬送 します。

3 医薬品等の確保

市は、救護活動に必要な医薬品等については、備蓄医薬品等の活用及び調達計画に基づき調達しますが、

不足が生じるときは、県及び関係機関に応援を要請します。

削除

2 医療救護活動 (1) 市

ア 市は、自ら救護班を編成するとともに、必要に応じ三浦市医師会等の協力を得て医療救護班を編成 し、災害の程度に即応した救護活動を行います。

また、市は、災害の程度により必要と認めたときは、県及びその他関係機関に協力を要請します。

イ 市は、災害救助法が適用された後に医療救護の必要があると認めたときは県に対し迅速・的確な医 療救護について要請を行います。

(2) 医療救護活動の原則

医療救護班による救護活動は、原則として救護所において行うものとしますが、医療救護班を出動さ せる時間的余裕がない等やむを得ない事情があるときは、病院又は診療所において実施できるものとし ます。

(3) 重症者等の搬送方法

ア 重症者等の後方医療機関(救急指定医療機関)への搬送は、原則として消防機関で実施します。

ただし、消防機関の救急車両が確保できない場合は、市、県及び救護班で確保した車両により搬送 します。

イ 道路の損壊等の場合又は遠隔地への搬送については、自衛隊等のヘリコプター及びドクターヘリに より実施します。ただし、ドクターヘリについては、「神奈川県ドクターヘリ運用要綱」に基づき、

搬送します。

3 医薬品等の確保

市は、救護活動に必要な医薬品等については、備蓄医薬品等の活用及び調達計画に基づき調達します が、不足が生じるときは、県及び関係機関に応援を要請します。

〔医薬品の伝達系統図〕

応援 応援 応援要請

出 荷要 請

( 調 達

・ 出 荷

近隣都県 県 災 害 対 策 本 部 三浦市災害対策本部

県立病院等

医 療 品 等 製 造 業 者 ・ 医 薬 品 等 卸 売 業 者 応援要請

出 荷 指

示 出

荷 出 荷 出

荷 要 請

( 協 定

) 被 災 状 況 等 調 査 応援

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