[注]
平成 28 年熊本地震からの 復旧・復興に係る特別の措置を
1 被災農林漁業者の経営再建に向けた支援
(1)経営体育成に対する支援
①「被災農業者向け経営体育成支援事業」の発動・拡充及び充分な財政措置等
今回の地震により、多くの畜産農家や耕種農家が被災し、畜舎・堆肥舎の倒壊・損壊や飼養家 畜の死廃、農舎の倒壊による農業用機械の損壊、園芸用ハウスや附帯施設の損壊等の大きな被害 を受けており、本県農業ひいては地域経済に甚大な影響を及ぼすおそれがある未曾有の危機に直 面しています。
そのため、 「被災農業者向け経営体育成支援事業」を実施(発動)し、平成 26 年の大雪災害時 を超える支援スキームを構築するとともに、地方公共団体の費用負担を義務付ける場合には、そ の負担軽減措置を求めます。加えて、充分な予算の確保のほか、事業対象の拡大等を求めます。
・補助率の引上げ( 3/10⇒ 5/10)
・事業対象の拡大(機械・付帯設備の整備・修繕費用、防護柵の整備・修繕費用、倒壊した畜 舎・農舎等の撤去費用、畜舎・ハウス移転に伴うボーリング費用、再度災害防止に向けた整 備費用など)
・補助の上限及び対象事業費の下限撤廃
②青年就農給付金の給付に対する要件緩和
青年就農給付金の受給者の中には、住宅や農地、農業用施設機械が被災したため、やむを得ず 営農を中断している人がいます。
受給者は、経営を開始したばかりで経営基盤が脆弱なため、給付金が途絶えると営農再開に向 けた準備に支障を来します。
このため、給付主体が受給者の被災及び就農状況や復旧・復興計画等の現地確認等を行ったう えで、次の措置を求めます。また、その内容について、ガイドライン等により明示を求めます。
・受給者が営農再開に向けて、代替農地の確保、生活拠点、農業用施設・機械の再整備などの 具体的な準備を進めている期間の給付の継続
・受給者が営農再開までに一定期間を要する場合、農業生産等の従事日数の規定(年間150 日かつ年間1,200時間)の柔軟な運用
③被災農家経営再開への支援制度の創設
・塩害等土壌状況調査及び土壌矯正資材(石灰)導入経費助成についての国庫補助制度の創設 今回の地震による液状化現象等により、沿岸部を中心に土壌への塩水流入や酸性化が 300h
a程度見込まれ、早急な土壌の状況調査が必要となっています。また、除塩対策や酸度矯正が 必要となれば、石灰等の矯正資材の散布が必要となります。
しかし、現行制度では、状況調査及び土壌矯正資材導入への支援メニューはなく、被災によ る損失に加えて、収入の減少による経営への打撃は大きく、多くの農家は廃業を余儀なくされ ようとしています。
そのため、ほ場の早期回復・営農再開に必要な状況調査・土壌矯正資材導入経費助成につい ての国庫補助制度の創設を求めます。
Ⅵ 参考資料
④災害復旧に係る長期的な支援の実施
今回の地震により、多くの農林漁業者が被災し、畜舎の損壊、飼養家畜の死廃、農舎の倒壊に よる農業用機械の損壊、園芸用ハウスの損壊のほか、養殖施設の損壊、ノリ加工設備の損壊等の 大きな被害を受けております。また、農林水産業団体の集出荷施設の損壊等、共同利用施設につ いても甚大な被害が発生しました。
現在、被災地域においては、早期の経営再開に向けて、国で措置いただいた支援策を活用し、
官民一体となって全力で取り組んでいるところです。
しかし、被災地域においては、復旧事業の実施に当たり、施工業者への発注増加や資機材の需 要の高まり、被害が甚大な地域の農林漁業者は生活基盤の再建途中で営農再開への着手が遅れて いること等、復旧には長期間を要することが想定されます。
そのため、被災農業者向け経営体育成支援事業及び強い農業づくり交付金など、復旧事業につ いては、単年度ではなく複数年での実施が可能となるよう求めます。
(2)水稲からの作物転換等にかかる緊急的な支援
①農業水利施設等の破損に伴い、水稲からの作物転換等に必要な緊急支援事業の創設
・種子の確保(大豆等)や種子代負担の軽減にかかる国庫補助制度の創設
今回の地震により、阿蘇地域、上益城地域、宇城地域を中心に、農業水利施設の損壊により農 業用水が確保できず、田植えを目前にして、水田自体に被害がないにもかかわらず水稲作付がで きない地域が広範囲に及んでいます。
施設の復旧には時間を要するため、営農を継続するためには、作物転換など緊急的な対応を行 う必要があり、水を必要としない大豆への転換を決定・検討している地域があり、今後も増加が 見込まれます。
緊急的な作物転換にあたっては、種子の確保を進めるとともに、県外種子の輸送費など掛かり 増し経費が必要となり、農家の種子代負担を軽減しなければ、営農継続が困難な状況です。特に、
阿蘇地域では既に水稲の育苗期に入っており、作物転換を行う場合、これまでの育苗経費に加え て新たな種子代が必要になります。
しかし、現行制度では、作物転換にかかる支援メニューはなく、多くの農家の廃業が懸念され ます。
そのため、作物転換に必要な種子の確保(大豆等)や種子代負担の軽減についての国庫補助制 度の創設を求めます。
・農作業委託にかかる経費の軽減にかかる国庫補助制度の創設
本県の気象条件や作付実績等から、転換作物としては「大豆」が最も有望ですが、専用の機械
(播種機、収穫機、乾燥施設等)を所有している農家は非常に少なく、また、水稲が作付できる 地域においても、田植機等の破損により作業ができない農業者が相当程度いることから、地域営 農組織等への緊急的な作業委託が必要となります。
組織外の農家の負担は重く、掛かり増し経費が発生するため、支援を行わなければ、営農継続 が困難な状況です。しかし、現行制度では、支援メニューはなく、多くの農家の廃業が懸念され ます。
そのため、農作業委託にかかる掛かり増し経費の軽減についての国庫補助制度の創設を求めま
す。
④災害復旧に係る長期的な支援の実施
今回の地震により、多くの農林漁業者が被災し、畜舎の損壊、飼養家畜の死廃、農舎の倒壊に よる農業用機械の損壊、園芸用ハウスの損壊のほか、養殖施設の損壊、ノリ加工設備の損壊等の 大きな被害を受けております。また、農林水産業団体の集出荷施設の損壊等、共同利用施設につ いても甚大な被害が発生しました。
現在、被災地域においては、早期の経営再開に向けて、国で措置いただいた支援策を活用し、
官民一体となって全力で取り組んでいるところです。
しかし、被災地域においては、復旧事業の実施に当たり、施工業者への発注増加や資機材の需 要の高まり、被害が甚大な地域の農林漁業者は生活基盤の再建途中で営農再開への着手が遅れて いること等、復旧には長期間を要することが想定されます。
そのため、被災農業者向け経営体育成支援事業及び強い農業づくり交付金など、復旧事業につ いては、単年度ではなく複数年での実施が可能となるよう求めます。
(2)水稲からの作物転換等にかかる緊急的な支援
①農業水利施設等の破損に伴い、水稲からの作物転換等に必要な緊急支援事業の創設
・種子の確保(大豆等)や種子代負担の軽減にかかる国庫補助制度の創設
今回の地震により、阿蘇地域、上益城地域、宇城地域を中心に、農業水利施設の損壊により農 業用水が確保できず、田植えを目前にして、水田自体に被害がないにもかかわらず水稲作付がで きない地域が広範囲に及んでいます。
施設の復旧には時間を要するため、営農を継続するためには、作物転換など緊急的な対応を行 う必要があり、水を必要としない大豆への転換を決定・検討している地域があり、今後も増加が 見込まれます。
緊急的な作物転換にあたっては、種子の確保を進めるとともに、県外種子の輸送費など掛かり 増し経費が必要となり、農家の種子代負担を軽減しなければ、営農継続が困難な状況です。特に、
阿蘇地域では既に水稲の育苗期に入っており、作物転換を行う場合、これまでの育苗経費に加え て新たな種子代が必要になります。
しかし、現行制度では、作物転換にかかる支援メニューはなく、多くの農家の廃業が懸念され ます。
そのため、作物転換に必要な種子の確保(大豆等)や種子代負担の軽減についての国庫補助制 度の創設を求めます。
・農作業委託にかかる経費の軽減にかかる国庫補助制度の創設
本県の気象条件や作付実績等から、転換作物としては「大豆」が最も有望ですが、専用の機械
(播種機、収穫機、乾燥施設等)を所有している農家は非常に少なく、また、水稲が作付できる 地域においても、田植機等の破損により作業ができない農業者が相当程度いることから、地域営 農組織等への緊急的な作業委託が必要となります。
組織外の農家の負担は重く、掛かり増し経費が発生するため、支援を行わなければ、営農継続 が困難な状況です。しかし、現行制度では、支援メニューはなく、多くの農家の廃業が懸念され ます。
そのため、農作業委託にかかる掛かり増し経費の軽減についての国庫補助制度の創設を求めま す。
・災害時における経営所得安定対策の交付要件の緩和
震災により水が確保できず、水稲の栽培が困難なうえ、排水機場の破損等に伴い、畑作物の作 付も困難になるなど、作物の作付が不可能な農地が存在しており、被災による損失に加えて、収 入の減少による経営への打撃は非常に大きなものとなります。
そのため、直接農地が被災していない場合で、圃場条件等の悪化により作物の作付が不可能な 水田においても、水田活用の交付金等の交付対象とできるよう要件の緩和を求めます。
(3)畜産業の復旧・復興への支援
①各種経営安定対策の活用
今回の地震に伴う畜舎倒壊等により多くの死廃家畜が発生しており、畜産経営に対するかつてな い大きな打撃となっています。
そのため、肉用子牛生産者補給金制度、肉用牛肥育経営安定特別対策事業、養豚や鶏卵の経営安 定対策における登録月齢等の要件の緩和及び負担軽減を求めます。
1)肉用子牛生産者補給金
・飼養開始月齢の要件緩和(2ヶ月齢未満⇒5ヶ月齢未満)
2)肉用牛肥育経営安定特別対策(新マルキン)
・登録月齢の要件緩和(14ヶ月齢未満⇒17ヶ月齢未満)
・生産者積立金の免除
・補塡対象に他県へ避難した肥育牛や早期出荷牛を追加
3)養豚及び鶏卵の経営安定対策
・生産者積立金の免除
②死廃家畜の処理経費の助成と避難家畜の管理経費助成
・死廃家畜の処分についての国庫補助制度の創設
今回の地震に伴う畜舎倒壊等により多くの死廃家畜が発生しており、畜産経営に対するかつ てない大きな打撃となっており、経営再建の一助となるよう死廃家畜の搬出経費及び死亡家畜 の処理経費に対する支援が必要です。
そのため、死廃家畜の処分について、国庫補助制度の創設を求めます。
・避難家畜の飼養管理についての国庫補助制度の創設
今回の地震に伴う畜舎倒壊等により多くの死廃家畜が発生しています。
畜産経営に対するかつてない大きな打撃となっており、倒壊畜舎から救出できた家畜につい ても、被災によりその管理をやむを得ず他経営者等へ委託するなど、緊急的な避難措置を取ら ざるを得ない状況です。
しかし、現行制度では、緊急避難時の飼養管理にかかる支援メニューはなく、多くの被災農 家の経営再建に支障を来しています。
そのため、避難家畜の飼養管理についての国庫補助制度の創設を求めます。
③被災地域が一体となった畜産生産基盤の復興
今回の地震に伴う畜舎倒壊等により多くの死廃家畜が発生しており、畜産経営に対するかつ てない大きな打撃となっています。
しかし、現行制度では、家畜再導入への支援メニューがありません。
Ⅵ 参考資料
ドキュメント内
名称未設定-1
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