[注]
今回の地震による漁港被害が 63 施設に上っており、被災箇所の確認や復旧前の調査などに多 大な労力と多額の費用を要します。
しかし、現行制度では調査測量における国の支援メニューはあるものの、委託費が 1,500 万円 以下は対象外となっており、被災箇所の確認、調査ができなくなるおそれがあります。
そのため、事業申請のための被災状況調査を含む調査測量に係る費用についての採択要件の緩 和を求めます。
(5)アユ放流種苗育成施設の復旧及び種苗被害の補てん制度の創設
今回の地震により、アユ中間育成施設の一部の設備が被災し、共同放流事業のための 40 万尾の 放流直前の稚アユの死滅等の被害が発生しており、設備の復旧などに多額の費用負担が予想され ます。
しかし、現行制度では、国の支援メニューはあるものの、地方公共団体が事業主体になる場合、
工事費が 1,500 万円以下は対象外となっているため、早期の復旧が困難となり、次期の放流用種 苗の中間育成に支障を来すおそれがあります。
そのため、東日本大震災と同様、被災した設備を復旧するための国庫補助制度の要件緩和や 補助率の嵩上げ、更には、死滅したアユの減収分の補てん制度の創設を求めます。
○各要望項目の地方負担に係る特別な財政措置
各要望項目に係る地方負担分(地方債発行相当額を含む)について、特別交付税に
よる別枠措置を求めます。
Ⅵ 参考資料
3.平成 28 年 6 月 19 日からの大雨被害状況(地震との関連)
(1)被害の概況
梅雨前線や低気圧の活動が活発となり、6 月下旬から 7 月中旬にかけて降水量が増 えた。
特に、6 月 19 日から 23 日、7 月 10 日から 14 日にかけては断続的な激しい雨が降 るなど、大雨となった。
観測史上 1 位となる最大 1 時間降水量を、次の地域で観測した。
甲佐(上益城郡甲佐町) 150.0mm 山都(上益城郡山都町) 126.5mm 宇土(宇土市) 122.0mm 三角(宇城市) 104.0mm 南阿蘇(阿蘇郡南阿蘇村) 77.0mm 高森(阿蘇郡高森町) 75.5mm
この大雨による農林水産関係の被害額は、約 400 億円であった。
農業関係において、農地等では、田・畑での法面崩壊、農道法面の崩壊等が確認 されている。農作物等では、水稲の埋没、メロンやすいか等の冠水被害が確認され ている。農業施設では、野菜等のハウスの損壊が確認された。
林業関係においては、山腹崩壊、林道法面の崩壊等が確認された。
水産業関係においては、海岸への流木等の漂着や、ノリ加工施設等の冠水などが 確認された。
被害面積、被害額等については、次ページのとおりである。
なお、今回の被害は、これまでの大雨被害において、平成 24 年の熊本広域大水害
(457 億円)に次ぐ、過去 2 番目の被害額となっている。また、過去の気象災害被害 において、今回の被害は、過去 5 番目の被害となっている。
これは、平成 28 年熊本地震と平成 28 年 6 月からの大雨の相乗により、農地・農 業用施設、治山・林道、海岸・漁場(流木・土砂)については、被害が拡大したも のと考えられる。
3.平成 28 年 6 月 19 日からの大雨被害状況(地震との関連)
(1)被害の概況
梅雨前線や低気圧の活動が活発となり、6 月下旬から 7 月中旬にかけて降水量が増 えた。
特に、6 月 19 日から 23 日、7 月 10 日から 14 日にかけては断続的な激しい雨が降 るなど、大雨となった。
観測史上 1 位となる最大 1 時間降水量を、次の地域で観測した。
甲佐(上益城郡甲佐町) 150.0mm 山都(上益城郡山都町) 126.5mm 宇土(宇土市) 122.0mm 三角(宇城市) 104.0mm 南阿蘇(阿蘇郡南阿蘇村) 77.0mm 高森(阿蘇郡高森町) 75.5mm
この大雨による農林水産関係の被害額は、約 400 億円であった。
農業関係において、農地等では、田・畑での法面崩壊、農道法面の崩壊等が確認 されている。農作物等では、水稲の埋没、メロンやすいか等の冠水被害が確認され ている。農業施設では、野菜等のハウスの損壊が確認された。
林業関係においては、山腹崩壊、林道法面の崩壊等が確認された。
水産業関係においては、海岸への流木等の漂着や、ノリ加工施設等の冠水などが 確認された。
被害面積、被害額等については、次ページのとおりである。
なお、今回の被害は、これまでの大雨被害において、平成 24 年の熊本広域大水害
(457 億円)に次ぐ、過去 2 番目の被害額となっている。また、過去の気象災害被害 において、今回の被害は、過去 5 番目の被害となっている。
これは、平成 28 年熊本地震と平成 28 年 6 月からの大雨の相乗により、農地・農 業用施設、治山・林道、海岸・漁場(流木・土砂)については、被害が拡大したも のと考えられる。
■6月
19
日からの大雨による農林水産関係の被害概要1
農業関係被害状況備 考 (被害地域等)
200.08 (ha)
上益城、宇城、阿蘇、玉名、鹿本80,307
(千円)43.17 (ha)
上益城、八代、宇城、玉名、阿蘇、鹿本、熊本69,911
(千円)2.8 (ha)
宇城1,706
(千円)(ha)
(千円)(ha)
(千円)115.5 (ha)
宇城、上益城、八代120,343
(千円)43,000
(鉢) 宇城3,300
(千円)0.02 (ha)
球磨1
(千円)17.8 (ha)
宇城17,454
(千円) 頭(羽) (千円)50.0 (t)
宇城11,500
(千円)49
(箇所)75,930
(千円)34
(箇所)83,000
(千円)(箇所)
(千円)
(箇所)
(千円)
3
(箇所)8,500
(千円)24
(箇所)20,027
(千円)7,614
(箇所)11,056,700
(千円)2,834
(箇所)3,170,200
(千円)4,134
(箇所)10,334,800
(千円)(箇所)
(千円)
(箇所)
(千円)
25,053,679
(千円)農業関係被害合計 海岸施設
農地等被害額計
24,561,700
(千円)八代を除く全域
畑 農地法面の崩壊等 八代を除く全域
農業用施設 農道や水路法面の崩壊等 全域
農業施設被害額計
187,457
(千円)農 地 等
田・畦畔 農地法面の崩壊等
生活関連施設
畜舎・農舎等 農舎の全壊等、加工施設の破損 上益城
その他 暖房機(冠水による故障)、トラクター・田植え
機(河川氾濫による全壊)等 宇城、阿蘇、球磨
農 業 施 設
園芸施設等
野菜ハウス(ミニトマト・いちご・トマト等) 宇城、上益城、阿蘇、熊本、天草、鹿本
果樹ハウス(不知火等) 宇城、芦北
在庫品 米在庫品(浸水による廃棄)
農作物等被害額計
304,522
(千円)飼料作物 稲WCS(圃場への土砂流入)
樹体 柑橘類(川の氾濫、土砂崩れによる樹体損傷およ び流亡)
畜産 雑穀・芋・豆
工芸作物 葉たばこ(浸水による腐れ等)
花き 花苗(鉢)(川の氾濫による流出)
農 作 物 関 係
農 作 物 等
水稲 水田への土砂流入、苗の流出
野菜
しょうが(土砂流入及び土壌病害)、ピーマン・
にら・トマト・玉ねぎ・ほうれんそう(冠水及び 土砂流入)、メロン・ミニトマト・きゅうり・な す・すいか(冠水) 等
果樹 いちじく、ぶどう(ハウス内の冠水)
麦類
部 門 概 要 被害面積、被害金額
Ⅵ 参考資料
2 林業関係被害状況
3 水産業関係被害状況
備 考 (被害地域等)
法面崩壊、路肩決壊等
890 (箇所)
1,714,244 (千円)
山腹崩壊、渓流荒廃
283 (箇所)
12,553,469 (千円)
山腹の崩壊による被害
17 (箇所)
337,086 (千円)
法面崩壊等
17 (箇所)
15,200 (千円)
山腹の崩壊による被害
3.70 (ha)
5,352 (千円)
(箇所)
(千円)
(箇所)
(千円)
1 (箇所)
29,755 (千円)
林務関係被害 合計
14,655,106 (千円)
上益城、宇城
林産物(立木以外) 林産施設
その他 苗木及び苗畑施設の浸水被害
熊本
上益城、八代、宇城、球磨、天草、
菊池、芦北、鹿本、阿蘇
山地崩壊
阿蘇、上益城、宇城、菊池、八代、球磨、鹿本、天草、
玉名、熊本、芦北
林地荒廃防止施設
阿蘇、上益城、八代、球磨、菊池、玉名、宇城
作業道施設
鹿本、玉名、球磨、八代
部 門 概 要 被害箇所、被害金額
林 業 関 係
林道施設
林産物(立木)
備 考 (被害地域等)