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年 10 月に創設するなど、早期事業完了 に向けた取組みを推進した。

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② 被災宅地復旧事業

り増し経費支援を行う新たな補助制度を平成 29 年 10 月に創設するなど、早期事業完了 に向けた取組みを推進した。

り増し経費支援を行う新たな補助制度を平成 29 年 10 月に創設するなど、早期事業完了

(うち平成 29 年度への繰越 …31 取組主体、繰越額 1,602,198 千円(国費ベース))

・進捗状況(平成 30 年 6 月末時点):33 取組主体のうち 27 取組主体が事業完了

(施設整備(牛舎、堆肥舎等)39 棟、家畜導入(乳用牛 558 頭、繁殖雌牛 198 頭、

種豚 50 頭)

畜産クラスター事業で 畜産クラスター事業で整備した 整備した牛舎(菊地市) 搾乳ロボット(菊地市)

(エ)被災した用水路等の自力復旧及び水稲から大豆等への作付転換の実施

・地震により、水田の用水路の損壊等の被害が発生した。発災当時は、平成 28 年産の水稲 の田植えが迫っていたため、用水路等の早急な復旧を行う必要があった。また、被災した 用水路等の早急な復旧が困難な水田では、当年産の所得確保のため、大豆等への作付転換 が必要になっていた。

・国においては、県の要望等も踏まえ、農業用水路等の自力復旧への支援策(多面的機能支 払交付金)や、大豆等への作付転換の際に必要な農業機械のリースや種苗購入等を行う産 地に対する支援策を平成 28 年 5 月 18 日に提示した。

<多面的機能支払交付金を活用した水路等の自力復旧の取組み>

・水路等の農業用施設が被災したものの、地域の農業者が協力して対応可能な箇所について は、多面的機能支払交付金(多面的機能支払復旧活動支援事業)を活用した自力復旧を推 進した。平成 28 年産の田植えが迫っていたことから、これに間に合うよう、例えば、水 路の場合は、ヒビ割れの目地詰め、再布設など、地域の農業者が協力した自力復旧が県内 各地で行われた。これらの取組みが進み、作柄が良かったことも幸いした結果、平成 28 年産の県内水稲(主食用米)収穫量は前年比 99.9%(171,300t)にまで回復した(参考:

平成 27 年産 171,500t)。

(参考)県内の平成 28 年産水稲の作付面積 約 42,400ha(飼料用、稲WCS含む)

うち主食用米 32,500ha 、稲WCS 約 7,300ha、飼料用米 約 1,300ha 加工用米 約 1,000ha、その他 約 300ha

・多面的機能支払復旧活動支援事業による農業用施設の自力復旧の取組状況

…9 市町村(熊本市、宇土市、宇城市、玉名市、大津町、阿蘇市、南阿蘇村、嘉島町、山

都町)において交付額 171,426 千円(事業費ベース)

(注:上記以外の 4 市町(合志市、益城町、御船町、甲佐町)においても既存の多面的機 能支払事業を活用して自力復旧を実施)

(参考)平成 29 年度末時点の復旧完了(事業費ベース)171,426 千円

農業者の自力施工による復旧作業

(オ)大豆等への作付転換の取組み

・甚大な水路損壊等の被害により早期の自力復旧等が不可能な、水が確保できない水田につ いては、熊本地震営農支援事業を創設して、大豆等の作物への作付転換を推進した。国、

県、農業団体間の綿密な協議のうえ、営農再開に向けて、地域への説明会を重ね、大豆等 への作付転換を支援した(平成 28 年度:水稲からの作付転換実績 604ha)。

・なお、作付転換に伴い、生産現場で生じる掛かり増し経費等については、国の産地活性化 総合対策事業(熊本地震対応産地支援事業)等を活用し、農業団体と連携して農業用機械 のリースや種苗導入等を支援した。その結果、平成 28 年産においては、約 1,000ha で作 付転換が行われ、全く作付ができない水田は、県内で 200ha 程度にまで減少した。

・大豆の播種、収穫等の作業についても、専用機械を有する地域営農組織等が作業受託によ り対応するなど、農業者間の共助の取組みにより乗り切ることができた。

<作付転換等への支援実績(H28 年度)>

国事業名:産地活性化総合対策事業(熊本地震対応産地支援事業)

…作物転換等支援(掛かり増し経費支援)実績 33,061 千円

…リース方式による農業機械等導入実績 11 組織 60,112 千円 県支援策:熊本地震営農支援事業

…平成 28 年度最終予算:53,000 千円うち実績 49,611 千円

…平成 29 年度においても、水が確保できない水田に関して、転換作物の栽培機械等を 所有する地域営農組織への作業委託等を支援(平成 29 年度当初予算 12,000 千円)

Ⅲ   対応の経過

  2.復旧対策の動き   (2)復旧・復興の取組状況

大豆の収穫作業

水が確保できない水田等での大豆等への作付転換を推進

(H28 年の県内大豆作付 2,680ha(前年比+600ha))

(カ)青果物、畜産物等の輸送トラックの緊急車両扱いによる輸送網確保

・発災直後は、道路インフラが損壊し、激しい交通渋滞が発生した。このため、円滑なトラ ック輸送ができず、青果物を消費地へ安定供給することが難しい状況となっており、産地 廃棄の発生による農家所得の減少や生産意欲の減退が

懸念された。そのため、緊急車両に限り、通行が認め られていた植木~益城熊本空港IC間の高速道路につ いて、青果物、畜産物等の輸送トラックを緊急車両扱 いとするよう国土交通省及び警察に対し、県農林水産 部から要請したところ、ただちに了承された。これに より、円滑な青果物、畜産物等の輸送体制が確保され、

消費地等への供給が安定化し、産地廃棄を食い止める ことができた。

・経緯等

…平成 28 年 4 月 16 日の本震以降、植木~益城熊本空港IC間が通行止めとなっていたが、

4 月 19 日から緊急車両に限り通行可能となった。

…4 月 19 日に国土交通省及び九州管区警察局と協議し、植木~益城熊本空港IC間の高速 道路の通行に対し、青果物、畜産物等の輸送トラックの緊急車両扱いの了解を得る。

<青果物>

…4 月 19 日、熊本県農協青果物輸送改善協議会と連携し輸送会社へ周知。

…4 月 20 日~28 日 青果物輸送トラックが、植木~益城熊本空港IC間を通行可能とな った。

…4 月 29 日 高速道路の同区間の通行規制が解除(一般車両も通行可能となった)。

(熊本県農協青果物輸送改善協議会から 28 社に対し、計 2,173 枚の通行証を発行)

<畜産物、家畜、飼料>

…4 月 21 日 農業団体等と連携し、畜産物、家畜、飼料の運搬等を行う輸送会社へ、家 畜や飼料等の緊急輸送への協力を周知。

…4 月 21 日~28 日 畜産物等の輸送トラックが、植木~益城熊本空港IC間を通行可能 となった。

青果物緊急輸送車両

…4 月 29 日 高速道路の同区間の通行規制が解除(一般車両も通行可能となった)。

…11 月 14 日 道路の復旧や飼料の受入施設の復旧等に一定の目処がついたことから、緊 急輸送の協力要請の終了について周知(緊急輸送終了)。

(キ)カントリーエレベーター、選果場等の共同利用施設の復旧

・地震により、農業共同利用施設(米・麦・大豆のカントリーエレベーター、野菜・果樹等 の集出荷施設等)や選果設備の損壊が発生した(被害箇所 245 箇所、被害額 103 億円)。 県では、国に対して、発災直後から支援策の充実強化に向けた要望活動を実施したところ、

平成 28 年 5 月 18 日に国からは、農林水産業共同利用施設災害復旧事業のほか、強い農業 づくり交付金による復旧支援策が提示された。県では、これらの事業を活用して施設の復 旧を推進した。

<熊本地震被災施設整備等対策事業(国事業:強い農業づくり交付金)>

…H28 年度最終予算額 8,040 百万円(うち国費 6,700 百万円、県費 1,340 百万円)(国 1/2 以内、県 1/10)

(6 月補正 6,480 百万円、9 月補正 1,560 百万円)

…事業実績 58 件(耕種 49 件 畜産 2 件 卸売市 場関係 7 件)、このうち平成 28 年度末までに 49 件、

平成 29 年度末までに 8 件、平成 30 年 5 月に 1 件 完了(全て完了)。

…本事業の中で、創造的復興の取組みとして、米・麦・大豆等のカントリーエレベーター を集約する等、再編整備を実施した。

・JA熊本うき 5→3 施設(杉上第 1RCを大豆専用施設に改装、杉上第 2RC・豊田RC・

隈庄RCを富合城南広域CEとして集約新設。守冨RCを飼料用米専用施設に改装。)

・JA菊池 3→1 施設(大津CE1 号基・大津CE2 号基・菊陽CEを大津に再編。)

・JAかみましき 7→4 施設(甲佐CE・御船CE・大島CE・六嘉CEを 2 基に再編し、

大豆共乾施設を 1 基併設。矢部RC・御岳RCを矢部に再編。)

<農業共同利用施設災害復旧事業>

…H28 年度最終予算額 364,493 千円(流用含む。最終交付決定額。)

(全額国費、補助率 9/10(40 万円超の部分))

…本事業により、被災した農業共同利用施設の復旧を行った。事業実績 45 件、このうち 平成 28 年度末までに 44 件、平成 29 年度末までに 1 件完了(全て完了)。

(参考:一般災害の補助率 2/10⇒激甚指定 5/10⇒告示地域指定 9/10(40 万円超の部分)

(災害査定を H28 年 7 月 11 日~21 日まで実施。補助率 9/10 が適用される市町村告示は H29 年 3 月 10 日)

カントリーエレベータ―建設(嘉島町)

  Ⅲ 対応の経過

  2.復旧対策の動き   (2)復旧・復興の取組状況

被災直後の手作業による選果

(ク)卸売市場施設の復旧

・卸売市場では、売り場の支柱損壊、床コンクリートのゆがみ、屋根の傾斜等の被害が発生 し、特に被害の大きかった熊本地方卸売市場(田崎市場)の水産部門では、セリ場の一部 が使用できない状態となった。このような状況を踏まえ、県では、公的機能を持つ卸売市 場の早期復旧を図るため、被災直後から国による復旧支援を要望した。その結果、平成

28

5

18

日に卸売市場を対象とした熊本地震被災施設整備等対策事業(強い農業づくり 交付金)による復旧支援策が国から提示された。

・これを受けて、県では平成

28

年度

6

月補正により卸売市場施設災害復旧事業として予算 措置し、卸売市場の復旧支援を行った。

・7 市場(熊本地方卸売市場、熊本東部青果、肥後花市場、山田青果、松橋中央青果、玉名 魚市場、八代青果食品)が事業に取組み、平成

28

年度内に全ての施設の復旧が完了した。

<熊本地震被災施設整備等対策事業(強い農業づくり交付金)(再掲)のうち卸売市場施 設分>

…平成

28

年度

6

月補正予算額:251,234千円(国庫:205,667千円、県:45,567千円)

…補助率

①地震により被災した県内の地域拠点市場に係る卸売場・仲卸場

7/10(うち国 1/2

以内、うち県

1/10

以内、うち市町村

1/10

以内)

②上記以外の施設

1/2(うち国 1/3

以内、うち県

1/12

以内、うち市町村

1/12

以内)

…事業実績:7件(H28年度中に全て事業完了)

…事業費ベース

460,542

千円(うち国庫

170,547

千円、うち県費

38,369

千円)

選果場の復旧状況(宇城市) 復旧前・後

卸売市場の被災(熊本市) 復旧前・後

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