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月には、海岸漂着物等地域対策推進事業の補助金 100 百万円の施越承認を受けた。県では、この補助金を活

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② 被災宅地復旧事業

同年 9 月には、海岸漂着物等地域対策推進事業の補助金 100 百万円の施越承認を受けた。県では、この補助金を活

用して、平成 28 年 9 月から新たに流木・漂流ゴミ対策として、白川河口域で流木等の回収 フェンス(延長 800m)を設置し、流木の回収処理を実施。その結果、海域への新たな流木等 の大規模な流入を防ぐことができた。

・県の予算措置

…海域漂流物回収効率化推進事業(回収フェンス)H28 予算 52,295 千円(8 月補正)

…海域漂流物対策強化事業(漂流物回収)H28 予算 72,705 千円(8 月補正)

<海岸に漂着した流木等の処理>

・平成 28 年 6 月 20~21 日の梅雨前線豪雨により、白川河 口の海域に大量の流木等が流出し、有明海沿岸の海岸等 に漂着した。これを受けて、県庁の海岸関係の 4 課(農 地整備課、漁港漁場整備課、河川課、港湾課)の管理海 岸において、6 月 27 日から漂着流木の撤去(応急対策)

を開始した。

・回収・処理予算として「災害関連緊急大規模漂着流木等 処理対策事業」を平成 28 年度 7 月補正予算(知事専決)

により措置した(補正予算による撤去量想定 26,400 ㎥)。

…漂着した流木等については、 平成 28 年 8 月末までに撤去が完了(県全体撤去量 13,044 実㎥、

うち農地海岸分 7,807 実㎥、うち漁港海岸分 1,250 実㎥) 。

…回収した流木等については、平成 28、29 年度の 2 カ年かけて処分を行った。

・県による予算措置

…災害関連大規模漂着流木等処理対策事業費(農地整備)H28 予算 361,000 千円(7 月補正)

…災害関連大規模漂着流木等処理対策事業費(漁港漁場整備)H28 予算 66,150 千円(7 月補正 26,250 千円、9 月補正 39,900 千円)

流木等の回収フェンス

(白川河口の小島町地先)

漂着流木の除去作業

(ウ)水産関係施設の復旧

<被災したノリ養殖施設の復旧>

・熊本地震により、ノリ養殖経営体全 364 経営体(H27 年度漁期終了時)のうち、165 経営 体の関連施設が被災した。そのうち 93 経営体において、加工工程に欠かせないノリ乾燥 機に、本体の台座からのズレや台座の亀裂・割れなどの被害が発生した。

・個人の施設・設備であるノリ乾燥機については、復旧支援策が無かったため、県では発災 直後から国への事業創設の要望活動を実施。これを受けて、国は、新たに強い水産業づく り交付金のメニュー「熊本ノリ養殖業経営再開準備緊急支援対策事業」を平成 28 年度第 2 次補正予算で措置(平成 28 年 8 月 24 日閣議決定)。県では、地元の熊本市や宇土市、漁業 団体と連携して「熊本ノリ養殖経営再開準備緊急支援対策協議会」を組織し、事業に取り 組んだ。具体的には、平成 28 年 8 月に点検整備計画方針を、同年 10 月に点検整備計画を 策定し、ノリ乾燥機の点検・整備に着手。11 月末までに被災したノリ乾燥機の復旧を完了 し、平成 28 年産のノリの乾燥・加工に間に合わせることができた(事業実績:93 経営体)。

・熊本ノリ養殖経営再開準備緊急支援対策事業

…H28 年度予算(県 最終):20,980 千円(7 月補正 18,796 千円、2 月補正 2,184 千円)(最終 事業費 29,689,898 円)

・なお、当該事業のほか、水産庁の事業で対象とならないノリ乾燥機以外の施設・設備の復 旧については、「中小企業等グループ施設等復旧整備補助事業」を活用した復旧が行われ た(グループ補助金を活用した復旧件数:36 件)。

<水産関係共同利用施設の復旧>

・漁協の荷捌き所等の水産関係共同利用施設 25 施設が被災した。主な被害は、荷捌き所や ノリ用種苗生産施設の損壊、水槽、荷揚げ用のクレーン、製氷施設、冷凍施設、養殖施設 の破損などが発生した。

・国(農林水産省)は、県の要望を踏まえ、被災した水産物の荷捌き所等の共同利用施設の 再建・修繕等を支援する事業(強い水産業づくり交付金等)を平成 28 年 5 月 18 日に提示。

これを受けて、県においても平成 28 年度 9 月補正により予算措置を行った。県内では、

この事業を活用して、熊本県漁業協同組合連合会が新たな荷捌き所を整備した(移転新設)。

・強い水産業づくり交付金(熊本地震対応)

…予算(県):319,000 千円(平成 28 年度 9 月補正・H29 年度に繰越)

ノリ乾燥設備(熊本市) 復旧前・後

Ⅲ   対応の経過

  2.復旧対策の動き   (2)復旧・復興の取組状況

…事業実施対象施設は、県漁連の荷捌き所(ノリ入札場)

1

箇所。平成

29

3

月に交付決定 し、工事は

H29

年度に繰り越した(平成

29

10

10

日に事業完了)。

(エ)漁港等の復旧

・被害状況…漁港の防波堤、護岸等の損壊、海岸堤防のクラック等の被害が発生した。

…漁港:61か所、被害額

1,931

百万円 海岸:2か所、被害額

15

百万円

・平成

28

7

月に災害査定を実施し、災害復旧事業を県内

8

漁港

24

か所で実施した。

・事業費

…県管理漁港 :3漁港

11

箇所 事業費

257

百万円

…市町村管理漁港:5漁港

13

箇所 事業費

167

百万円

・漁港等災害復旧事業の進捗状況(平成

29

年度末時点)

…県管理漁港 :11箇所のうち

11

箇所事業完了

…市町村管理漁港:13箇所のうち

13

箇所事業完了

・県予算の措置(平成

28

年度)

…単県漁港災害復旧設計調査費 15,000千円(5月補正)

…現年漁港災害復旧費(県管理漁港)313,500千円(6月補正)

…市町村漁港災害復旧指導監督事務費 3,300千円(6月補正)

…市町村漁港災害復旧設計調査費 25,000千円(6月補正)

ク その他

(ア)農研機構と連携した農地・作物への影響調査

・地震による地割れや液状化した農地の基盤構造、被災農地で生産される水稲や大豆等作物 の生育への影響等を調べるため、国が平成

28

6

月に創設した研究推進事業(公募型競 争的資金)を活用し、国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)

九州沖縄農業研究センターと連携して調査研究を実施した。

・調査研究に当たっては、農研機構九州沖縄農業研究センターが代表機関となり、構成員の 本県(農業研究センター他)と連携して実施した。県では作物の生育特性調査、土壌への 影響調査及び現地調査への協力を行った。

・平成

28

年度農林水産業・食品産業科学技術研究推進事業(緊急対応検討課題)

…研究課題名:被災地域の営農再開に向けた熊本地震による農地・作物生育への影響に関 漁港(堤防)の損壊(宇城市)

熊本県漁連ノリ入札場(熊本市)復旧前・後(移転新築)

する調査研究

…実施期間:平成 28 年 7 月~29 年 3 月

…計画事業費:9,959 千円(このうち県による執行額は 2,233 千円(実績)。残りは農研機構 九州沖縄農業研究センターで執行。)

(イ)県農業研究センター及び県立農業大学校における東海大学農学部学生の実習等 の受入れ

・地震により東海大学農学部(阿蘇キャンパス)が甚大な 被害を受け、講義や実習等ができなくなったため、東海 大学農学部から県に対して、県農業研究センター(以下、

農業研究センター)や県立農業大学校(以下、農業大学 校)の施設等の使用について協力要請があった(平成 28 年 5 月 26 日)。これを受けて、県は、東海大学農学部と 平成 28 年 7 月 19 日に「熊本県と東海大学の農学部学生 の実習及び研究に関する覚書」を締結し、実習等の支援 を行った。

・農業研究センター及び農業大学校で農場実習及び視察研 修等の受け入れを開始(平成 28 年 7 月~)。

…農業研究センターでは、野菜、果樹、畜産など各研究室での講義や視察研修に加え、農 業研究センターの施設や機械を利用した卒業研究実施など、研究支援を実施。

…農業大学校では、野菜の栽培実習、家畜の飼養管理実習、農場での講義や視察研修、ト ラクターの走行実習などに加え、家畜人工授精師免許、大特免許取得を支援。

・平成 28 年 7 月に締結した覚書では、支援する期間は、平成 29 年度までとしていたが、東 海大学側から阿蘇キャンパスに実習棟が完成して体制が整うまでの支援継続の要請がな されたことから、平成 30 年 3 月 14 日に覚書の期間を 1 年間延長し、平成 30 年度までと した(平成 30 年 3 月 14 日に覚書に関する取決め書を取り交わした)。

・平成 30 年度においても、引き続き実習・研究を支援している。

<実習支援の実施状況>

平成 28 年度 平成 29 年度

7 月 バイオサイエンス学科の 1 年生 70 名がアグリビジネ スセンターで講義や視察研修

7~11 月 応用植物科学科及び応用動物科学科の 2 年生各 90 名が野菜、果樹、畜産などの各研究室で講義や視 察研修

8 月~応用植物科学科及び応用動物科学科の 3 年生を受け 入れ、品種特性評価試験などの卒業研究を支援

4,6 月 応用植物科学科及び応用動物科学科 2 年生各 約 80 名が各研究所での講義、視察研修 4 月~応用動物科学科等 4 年生の畜産関連試験研究を

支援

8 月 バイオサイエンス学科 1,2 年生 24 名がアグリシ ステム総合研究所等講義、視察研修

11 月 応用植物科学科 2 年生約 80 名が果樹研究所で の講義、視察研修

県立農大における東海大学農学部 学生への講義(合志市)

Ⅲ   対応の経過

  2.復旧対策の動き   (2)復旧・復興の取組状況

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