和歌山市の自動車保有台数
∗
は、2015
年が23
万7253
台となっており、対2000
年で 約5
%増加している。うち、乗用車は11
万211
台で、同約14
%減少している。一方で 軽乗用車は増加傾向が顕著であり、2015年の保有台数は8
万2581
台で、同約2.2
倍の 増加となっている。同年の貨物自動車の保有台数は4
万4461
台で、減少傾向にある。2015
年の和歌山市の人口1000
人あたりの自動車保有台数は651.4
台である。同年の 全国の人口1000
人あたり自動車保有台数は591.4
台∗
であり、和歌山市はこれを上回る 保有状況となっている。図表
1-33
和歌山市における自動車保有台数の推移出典:自動車検査登録協力 会「市区町村別自動車保有 車両数」各年版および全国 軽自動車協会連合会「市区 町村別軽自動車車両数」各 年版より作成
(3)和歌山市の人の動き ∗
平成
22
年の近畿圏パーソントリップ調査のマスターファイルから、和歌山市を出発 地または到着地とする平日1日の流動を描いたものが図表1-34
、1-35
である。図表
1-34
より、市内では中心部相互間のトリップが約19.5
万トリップ/
日で最も 多く、次いで北部相互間のトリップが約10.4
万トリップ/
日、中心部と北部間のト リップが約5.5
万トリップ/
日との順となっている。図表
1-35
より、和歌山市内各地域と市外との間では、和歌山市中心部と大阪府の 間のトリップが約2.6
万トリップ/
日で最も多く、次いで和歌山市北部と大阪府の間 のトリップが約2.2
万トリップ/
日、和歌山市中心部とその他県内(岩出市・紀の川市・海南市以外の県内)間のトリップが約
2.1
万トリップ/
日となっている。このように市内の動き、市内と市外の動きとも、和歌山市中心部に関連するトリッ プ数が大きく、次いで和歌山市北部に関するトリップが大きいと言える。
∗
乗用車、軽乗用車、貨物自動車の計であり、バスや特種(殊)車、二輪車は含まない。∗
一般財団法人自動車検査登録情報協会「車種別(詳細)保有台数表」と平成27
年国勢調査人口から算出∗
この節は、和歌山大学経済学部辻本研究室(2016
)「平成27
年度地域公共交通の概況実態調査及び自転 車活用検討業務報告書」pp.7-8
より、一部加筆の上で転載した。32
図表
1-34 市内の流動(全目的、平日。単位:トリップ)
出典:第
5
回(平成22
年)近畿圏パーソントリップ調査マスターデータより作成図表
1-35
市内各地域と市外との流動(全目的、平日。単位:トリップ)出典:第
5
回(平成22
年)近畿圏パーソントリップ調査マスターデータより作成33
(4)交通手段分担率の状況 ∗
和歌山市の平日の代表交通手段構成をみると、平成
12
年から平成22
年にかけて 自動車の割合が約4
ポイント上昇し、52.9
%となっている。この数字は、近畿圏全体 の自動車分担率(31.3
%)を大きく上回るものである。また、近畿圏全体の自動車分 担率が平成12
年(31.7
%)から平成22
年(31.3
%)にかけて横ばいで推移している のに対し、和歌山市では増加を続けている。平成22
年の鉄道の分担率は5.3
%、バス の分担率は2.0
%で、ともにおおむね横ばいである。自転車と徒歩の分担率が、平成12
年から平成22
年にかけてそれぞれ1.5
ポイント、2.9
ポイント減少している。平成
22
年の平日の代表交通手段構成を目的別に見ると、登校や出勤における公共 交通(鉄道+バス)の分担率が、全目的における分担率を上回っている。平成
22
年の平日の代表交通手段構成を地域別に見ると、どの地域においても公共 交通(鉄道+バス)の分担率は10
%を下回っている。北東部では自動車の分担率が63
%に達しており、和歌山市計を約10
ポイント上回っている。東部の自動車分担率 も60
%に達している。自動車分担率が50
%を下回っているのは中心部(48.5
%)だけ である。図表
1-36
平日の代表交通手段分担率の推移(全目的)出典:近畿圏
PT
より作成
∗
この節は、和歌山大学経済学部辻本研究室(2016
)「平成27
年度地域公共交通の概況実態調査及び自転 車活用検討業務報告書」pp.63-65
より、一部加筆の上で転載した。34
図表
1-37
平日の目的別代表交通手段分担率(平成22
年)出典:近畿圏
PT
より作成図表
1-38
地域別の代表交通手段分担率(平日、平成22
年)出典:近畿圏
PT
より作成35
和歌山市の休日の代表交通手段構成をみると、平成
12
年から平成22
年にかけて 自動車の割合が約8
ポイント上昇し、69.1
%となっている。この数字は、同年の平 日の自動車分担率(52.9
%)よりも大幅に高い。平成22
年の鉄道の分担率は2.7
%、バスの分担率は
1.2
%で、ともにおおむね横ばいである。自転車と徒歩の分担率が、平成
12
年から平成22
年にかけてそれぞれ4.5
ポイント、3.7
ポイント減少してい る。平成
22
年の休日の代表交通手段構成を目的別に見ると、登校や出勤における公共 交通(鉄道+バス)の分担率が、全目的における分担率を上回っている。平成
22
年の休日の代表交通手段構成を地域別に見ると、どの地域においても公共 交通(鉄道+バス)の分担率は5
%以下である。北東部では自動車の分担率が81
%に 達している。南東部、東部、臨海部、北部の自動車分担率は70
%台である。休日の自 動車分担率が最も低いのは中心部の66.0
%である。図表
1-39
休日の代表交通手段分担率の推移(全目的)出典:近畿圏
PT
より作成36
図表
1-40
休日の目的別代表交通手段分担率(平成22
年)出典:近畿圏
PT
より作成図表
1-41
地域別の代表交通手段分担率(休日、平成22
年)出典:近畿圏
PT
より作成37
(5)公共交通による人口カバーの状況
和歌山市の公共交通空白地域(駅・バス停から
500m
圏外の地域)の人口分布を示 したものが図表1-42
~図表1-44
である。これらの図表で色のついたメッシュが公共 交通空白地域に該当し、その人口はおおむね7
万人(人口の約19.1
%)、高齢者人口 はおおむね2
万人(高齢者人口の約18.8
%)である。図表
1-43
から、南東部・東部・北東部に比較的人口密度の低い公共交通空白地 域が面的に拡がっていることがわかる。また、和歌山駅東方や宮前駅東方、紀伊中ノ 島駅北方、六十谷駅北方などに、比較的人口密度の高い公共交通空白地域が面的に拡 がっている状況も見て取れる。また、図表1-44
には加太地域などの北西部や臨海部 の公共交通空白地域の分布状況が示されている。図表
1-42
公共交通空白地域の人口分布状況(その1
市域全体)出典:平成
27
年国勢調査の250m
地域メッシュデータと平成29
年7
月現在の鉄道・バス路線網から作成注
1:一部のメッシュが隣接市町にもかかっているため、圏内人口と圏外人口の和と和歌山市の平成 27
年国勢調査人口とは一致しない
注
2:ここにいう圏内とは、駅・バス停から半径 500m
の円内に重心がある250m
メッシュのことである38
図表
1-43
公共交通空白地域の人口分布状況(その2
市域東半)凡例、出典、注は図表
1-42
に同じ39
図表
1-44
公共交通空白地域の人口分布状況(その3
北西部・臨海部付近拡大)
ドキュメント内
持続可能なまちづくりのための和歌山市総合交通計画 : 和歌山都市圏総合交通計画研究会報告書
(ページ 32-40)