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条例なども厳しく、「健康寿命延伸」をスローガンに歩くまちづくりを実践してい る地方都市になっている。(平成

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年の市町村合併の際に広域合併した地域)

まず、市の政策などを含めた全体概要については、上位計画に長期総合計画があ り、その下に都市計画マスタープラン、その中に交通計画「松本市総合都市交通計 画」(

H23

3

月策定)があり、既にパークアンドライドも実施されており、はし ご型の交通計画がなされている街になっている。松本市中心部には、交通政策の一 つとして、市内を周遊する循環バス「タウンスニーカー」が導入されており、多く の観光客や地元住民らによる活用が成されている状況で、次世代交通システムを検 討する材料の一つとして、

LRT

導入の観点からヨーロッパ視察なども実施(

H23

25

年度)しており、将来構想としてまちなかへの

LRT

の導入も検討が成されてい る状況になっている。市内中心部は、今も城下町であったなごりが見られ、町割り が細かく、ヨーロッパ型のまちづくりが成されており、昭和の終り頃からの地道な 取り組みを継続してきたことにより、中心市街地は、かつてとは様変わりするよう な景観を形成している。今年は市制施行

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周年に当たる年で、記念イベントの一 つとして、松本で初めて一般財団法人日本陸上競技連盟公認コースによるフルマラ ソン大会「第

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回松本マラソン」も開催される状況になっている。

松本市は、今まで様々な施策などを展開してきた結果、

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年国勢調査におい て、長野県内

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市で、唯一、前回調査(

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年)よりも人口増加の地域となり、

国立社会保障・人口問題研究所の将来推計人口(

H25

年推計値)を上回る状況にな っている。

図表 3-2 松本市の人口・世帯数の推移

1)まちづくりに関する 基本コンセプト

まず、松本市の基本コンセプトについてであるが、先にも述べたように、中心 市街地は「健康寿命」に主眼を置いた歩行を中心としたまちづくりをコンセプト

出典:松本市

HP 人口・世帯の推移より作成

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の中心としており、超少子高齢型人口減少社会の進展を見据え、誰もがいきいき と暮らせるまちづくりに向け、「健康寿命延伸都市・松本」を将来の都市像とし て掲げ、コンパクトで機能的な都市構造への転換と、歩いて暮らせる集約型都市 構造の実現に必要な都市交通が連携した施策により、国が創設した「コンパクト シティ・プラス・ネットワーク」のまちづくりを推進する形で、地域が生きる成 熟社会の都市基盤づくりに取り組んでいる。

①交通政策に関する 基本コンセプト

交通政策としては、過度に自動車に依存した社会からの転換と、自転車や公 共交通の利用と歩行者を優先とする施策を進めるものとしており、市独自で、

以前から「次世代交通政策」いう名で位置づけられている。「車社会を転換 し、歩行者や自転車、公共交通を優先する街づくり」という意味合いで、地域 独自で言葉を作り、重要な位置づけとして取り組みを行っている。現在、その 計画を具現化していく作業を行っている段階であり、「松本市次世代交通政策 基本方針」に沿って取り組みが実施されている。

「松本市次世代交通政策基本方針」は、交通政策の最上位に位置しており、

身体の健康、心の健康、社会の健康を切り口に、福祉・環境・産業・教育とい った総合的な視点から持続可能なまちづくりを推進するためのものとして策定 されている。その中では、

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年先、

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年先を見据えて、車を優先した社会から

「歩く」ことを基本に、歩行者・自転車・公共交通が優先される社会へ見直す こと、「車に依存した生活スタイル」から「車を賢く使う生活スタイル」へ意 識を転換することについて、市民との合意形成を図ることが重要と示し、市民 との合意形成を重視しなから、様々な取り組みを実施している。

次世代交通政策の基本理念は

3

1.

「車を優先した社会」の転換 環境にやさしい交通手段への転換を促進し、

交通渋滞の緩和や排気ガスの発生 抑制により、環境負荷の軽減を図り、持 続可能な低炭素社会の構築を図る。

2.

歩行者・自転車・公共交通の優先 市民、事業者、行政がそれぞれの役割を 果たし、多様な交通手段が連携する総合的な交通体系の構築を図る。

3.

エコで快適な移動により人が集う「交通のまちづくり」 人や環境に優しい

「都市空間利用の再配分」を進めることで、中心市街地の活性化・にぎわ いのある持続可能なまちづくりを目指す。

この

3

点が、交通政策の最上位にあたる「基本理念」として掲げられてい る。

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(2)各種政策・計画の状況

続いて、松本市の各種政策や計画などの状況についてみてみる。

ここでは、昨今主流となっている「ネットワーク&コンパクトシティ」の考えに 基づき、「交通ネットワークとコンパクトシティ」の関係について、現在、政策面 で計画のポイントになっている「地域公共交通網形成計画」と「立地適正化計画」

を中心に、その計画がどのように作られ、相互関係が成されているのかについて、

また合わせて、その上位計画に当たる「長期総合計画」や「都市計画マスタープラ ン」、「総合都市交通計画」、「景観計画」などとの政策体系や相互の関係性につ いて記載する。

現在、和歌山市においても、平成

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年度を目途に「和歌山市地域公共交通網形成 計画」の策定が進められているが、その策定に際して参考として頂きたい。

1)交通政策と上位計画との関係性

まず、交通政策と上位計画との関係性についてであるが、現在、各都市で計 画策定が進められており、現状のネットワーク&コンパクトシティにおける、

政策面でのキーワードになってくる「地域公共交通網形成計画」と「立地適正 化計画」については、相互リンクが重要視されているものの、実態的に地方都 市における都市計画と交通計画は、リンクがうまく形成されていないケースが 多く見受けられる。その中で、松本市においては、最上位計画にあたる「松本 総合計画・基本計画」があるが、それと並列した形で「松本市次世代交通政策 基本方針」があり、それぞれの下に位置する「松本市都市計画マスタープラ ン」と「新しい交通体系によるまちづくりビジョン」も並列の同位計画に位置 づけられている。

その上で、次世代交通政策基本方針や都市計画マスタープランなどを踏まえ ながら、新しい交通体系によるまちづくりビジョンを具現化する計画(集約型 都市構造の実現に必要な都市交通とまちづくりが連携した計画)として

<

松本市 総合交通戦略

>

「松本市次世代交通政策実行計画」が、平成

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10

月に策定 されている。この計画は、平成

28

3

月に都市・地域総合交通戦略として、長 野県内で初めて国土交通大臣認定を受けているもので、この計画を軸に、ポイ ントとしているその下位計画の「立地適正化計画」と「松本市地域公共交通網 形成計画」が整合性を図り、連携しながら事業を推進する形のリンクした体系 が構築されているところが、地方都市における好事例として参考にして頂きた い点になっている。

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図表

3-3

松本市の都市政策と交通政策及び「立地適正化計画」と「地域公共 交通網形成計画」の位置付け

2)「立地適正化計画」と「地域公共交通網形成計画」の内容及びその関係性に ついて

続いて、先に記載している現在のポイントになっている施策である「立地適 正化計画」と「地域公共交通網形成計画」について、その内容や関係性などに ついて記載する。

松本市の「立地適正化計画」については、「都市の健康寿命延伸」を推進す る方策として、市民や事業者、行政といった様々な立場の人々が、都市の将来 像を共有し、集約型都市構造の実現による持続可能な都市の形成に向けて策定 されている。

和歌山市も政府の「立地適正化政策」の制度を利用し、新都市計画マスター プラン内で、都市のコンパクト化に基づく「都市機能誘導区域」を設定した状 況になっており、その後「立地適正化計画」を今年の

3

1

日付けで公表した 状況になっている。松本市も既に計画の策定が成されており、都市再生特別措 置法に基づく「松本市立地適正化計画(都市機能誘導区域等)」として昨年度 末の

3

31

日に公表されている。和歌山市の場合、総合交通計画は地域内の道 路幹線網を中心とした施策が中心であり、松本市の歩いて暮らせる集約型都市 構造の実現に必要な都市交通が連携した施策とはコンセプトが異なっているも のになっている。

まず、松本市の「立地適正化計画」についてであるが、

[

「訪ねる人」と「住 む人」にとって魅力と活力にあふれる都市

]

をコンセプトに、その定める内容に

   出典:松本市地域公共交通網形成計画より作成

松本市総合計画

(基本構想2020)

都市計画マスタープラン

第五次山形村総合計画

松本市次世代交通政策実行計画

(松本市総合交通戦略)

次世代交通政策 基本方針

次世代交通政策

新しい交通体系によるまちづくりビジョン

立地適正化計画 松本市

地域公共交通網形成計画

松本市西部地域公共交通総合連携計画 松本市四賀地域公共交通総合連携計画

松本市

地域公共交通再編実施計画