第 4 章 エコセメントおよび再生骨材 M を用いた超硬練りコンク
4.4 結果および考察
4.4.1 締固め特性
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4.4 結果および考察
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図4-2に,充填率97%に達するまでに要するエネルギーを示す.これまでの 検討では,充填率 98%に達するまでに要したエネルギーE98 を締固め性の指標 としてきたが,本試験において,最終的な充填率が 98%に達さないものが一部 にみられたため,本検討の締固め性評価には,便宜上E97を用いることとした.
これについては,充填率 97%とした場合でも,十分に締固め性を評価できると 考えたためである.なお,E97が小さいほど,締固めが行いやすいことを示して いる.
全ての配合で E97 が 30J/L を下回った.通常の超硬練りコンクリートの E98
がおよそ100~500J/Lであることを考慮すると,全体的に高い締固め性を示して
いる.この結果については,単位水量が120kg/Lと,一般的な転圧コンクリート 舗装と比較して多いためと考えられる.エコセメントを使用し,再生細骨材を含 まない配合(ENN,ENR)については,普通超硬練りコンクリート(NNN)と比 較して,わずかに大きい値を示したが,ほぼ同等の結果となった.このことから,
セメント種類が締固め性に及ぼす影響は小さいことがわかる.また,ENNとENR のE97を比較すると,ENRの方がわずかに小さいことがわかる.これは,使用 粗骨材の形状の違いによるものと考えられる.本検討に使用した再生粗骨材は,
普通粗骨材(砕石)と比較して,川砂利の様な丸みを帯びた形状のものが多くみ られた.そのため,普通粗骨材を使用した場合よりも少ないエネルギーで充填さ れたものと考えられる.次に,再生細骨材を使用した配合(ERR,EBRR)に着 目すると,普通細骨材を使用した場合と比較して,E97が大きくなる傾向がみら れた. これは,使用した再生細骨材の吸水率(5.86%)が高かったために,細骨 材を表乾とみなした状態で投入した場合でも,練り混ぜ中に吸水してしまい,締 固め性試験の際に計量したコンクリートの水セメント比が下がったこと,また,
比較的細かな粒子が多いため,粒子間の空隙を除去しにくかったことが原因と 考えられる.また,ERRとEBRRを比較すると,EBRRのE97の方が大きかっ た.これは,BFSを混合したことで,粉体量が増加したためと考えられる.なお,
この結果については,3.4.1項の結果と同様の結果となった.
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0 5 10 15 20 25 30
ENN ENR ERR EBRR NNN
E97(J /L)
図4-2 各配合のE97
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