第1節 地域教材を視点にした中学校社会科公民的分野
2. 経済単元における実践事例の類型結果
第1項で述べた類型視点に基づいて経済単元における実践事例60事例を分析、
類型化を行った。分析の対象とした事例は、中学校社会科公民的分野経済単元で 行われている地域教材を取扱った事例のうち、①学習指導案となっているものや②授 業記録が残っているものである。出典・出所に関しては、書籍や各県の教育センター のwebページなどである。詳細は資料に掲載する。実践事例を類型した結果、【豪2
−2】の通りとなった。
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第H章 地域教材を視点にした中学校社会科公民的分野経済単元における実践の類型と構成
【表2−2地域教材が取扱われた実践事例の教材の学習過程と構成目的による相関】
教材の学習過程 ウ材の構成目的
教授型
学習型 計
資料読解
?ョ型
調査
?ョ型
酎議
?ョ型
模擬体験
?ョ型 地域手段型
社会認識型 9 12 10 3 34
社会参画意識育成型 1 ﹁1 2
36
地域目的型
地域理解型 4 3 4 3 14
24
地域住民意識育成型 10 10
計
13 15 4 24 4 60
類型の結果から、地域教材が取扱われた実践の傾向としては、以下の点を指摘
することができる。
教材の構成目的別に見ると、地域目的型(24事例)よりも地域手段型(36:事例)の 実践の方が多い。その中でも社会認識型の実践が最も多く、34事例が該当している。
全体の傾向としては社会的事象の理解を目的とする認識形成重視の実践の方が社 会的事象の判断を目的とする意識形成重視の実践よりも多い。
教材の学習過程別に見ると、討議活動型の実践が24事例該当しており、最も多 い。資料読解型が15事例、教授型が13事例となっている。
第1章で述べた課題と関連している事柄としては、教材の特性を十分に生かすこ とができていない点や、社会参画の意識を育成することを意図した実践が少ない点が 挙げられる。
次節では、それぞれの類型に基づいてその構成を明らかにし、それぞれの構成が 抱える課題について指摘する。それによって地域教材を取扱った有効な授業構成原 理について明らかにしていきたい。
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1魚住忠久・山根栄次他『グローバル時代の経済リテラシー ネルヴァ書房、2005年、p.113
2同上、pp.114−116 3同上、p,116
新しい経済教育を創る』ミ
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第H章 地域教材を視点にした中学校社会科公民的分野経済単元における実践の類型と構成
第2回忌地域教材を視点にした中学校社会科公民的分野
経済単元における実践の構成
本節では、第1節で明らかになった分類を踏まえ、それぞれの実践事例の構成に 関する特徴について述べる。第1項では社会認識型の構成について、第2項では社 会参画意識育成型の構成について、第3項では地域理解型の構成について、第4 項では地域住民意識育成型の構成について述べる。それぞれの構成は教材の学習 過程ごとに細分化して述べる。