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留意事項

ドキュメント内 Hyper-V よくある失敗集 (ページ 92-101)

11 共有ファイル

12.1 留意事項

12.1.1iSCSI接続や、仮想FC接続、パススルー接続を使用する仮想マシンでは、レプリケー

ションを有効にできません 対象

ホストOS

WS2012, WS2012R2

現象 次の構成の仮想マシンでは、レプリケーションを有効にすることができません。

・ ゲストOSからiSCSIイニシエーターを使用して、外部ストレージに接続する構成

・ 仮想マシンのディスク接続に、仮想ファイバーチャネルアダプターを使用する構成

・ 仮想マシンのディスク接続に、パススルー接続を使用する構成

上記構成の仮想マシンに対し、レプリケーションを有効にしようとすると、以下のエラーが 出力されます。

<iSCSI接続>

<仮想FC接続>

<パススルー接続>

対策 レプリケーションを構成する仮想マシンでは、ゲストからのiSCSI 接続や仮想FC接続、パ ススルー接続を使用せずに、構成してください。

12.1.2 差分仮想ハードディスクファイルを持つ仮想マシンでは、親仮想ハードディスクファ イルもレプリカサーバーにレプリケーションされます

対象 ホストOS

WS2012, WS2012R2

現象 差分仮想ハードディスクファイルを持つ仮想マシンのレプリケーションを有効にすると、初期レ プリケーション時に、親仮想ディスクハードファイル(VHD/VHDX)も、レプリカサーバーにレプ リケーションされます。

また、差分仮想ハードディスクファイルを持つ仮想マシンが複数あり、それぞれの差分仮想 ハードディスクファイルの親仮想ハードディスクファイルが共通であった場合も、差分仮想ハー ドディスクファイルごとに、親仮想ハードディスクファイルがレプリケーションされます。

そのため、差分仮想ハードディスクを使うことで、プライマリサーバー側のディスク容量を削減 していても、レプリカサーバー側では、差分仮想ハードディスクによるディスク容量の削減は機 能せず、プライマリサーバーよりも多くのディスクを消費することになります。

対策 差分仮想ディスクを持つ仮想マシンをレプリケーションする場合は、この動作を考慮した上で、

レプリカサーバーのディスク容量をサイジングしてください。

12.1.3 プライマリ仮想マシンでスナップショットの適用(戻す)を実施した場合は再同期が 必要になります

対象 ホストOS

WS2012, WS2012R2

現象 プライマリ仮想マシンで、スナップショット(※)の適用(戻す)を実施した場合、それ以降のレ プリケーションが失敗します。

また、イベントログに以下メッセージが記録されます。

※ WS2012R2 Hyper-V では、「スナップショット」から「チェックポイント」に、名称が変更さ

れています。

対策 スナップショットの適用(戻す)を実施した後は、レプリケーションの再開を実施してくださ い。

なお、レプリケーションの再開を開始してから終了するまでの、ゲスト内の更新情報(書き 込みされた情報)は、ホストに差分ファイルを作成して、そのファイルに随時書き込みます。

そのため、ゲスト内の更新情報が多い場合は、差分ファイルが肥大化の可能性が高く、特 に注意が必要です。差分情報ファイル用のディスク容量を十分に確保する、ゲスト内の更 新情報が少ない業務時間外に実施するなどの対策を行った上で、レプリケーションの再開 を実施してください。

12.1.4 レプリケーションの通信に対し、Hyper-V QoS を利用して、帯域制限や帯域保証を 設定できません

対象 ホストOS

WS2012, WS2012R2

現象 レプリケーションの通信に対し、Hyper-V QoS(※) 機能を利用して、帯域制限や帯域保証 を設定することはできません。

Hyper-V QoS の場合は、制御対象のネットワークを指定する必要がありますが、Hyper-V

レプリカでは、レプリケーション通信用に使用するネットワークを指定する手段が提供され ていないためです。

※Hyper-V QoSは、仮想ネットワークアダプターで設定する仮想ネットワークのQoS機能 です。

対策 この動作は仕様になります。

Hyper-V QoS に代わりに、ポリシーベースのQoSを使用することで、使用するポートごと

に帯域幅を制限することができます。(Hyper-V レプリカでは、レプリケーション通信用に使 用するポートを設定することができます。)

ポリシーベースのQoSについては、以下を参照してください。

“Policy-based Quality of Service (QoS)”

http://technet.microsoft.com/en-us/library/jj159288.aspx

12.1.5 レプリカ仮想マシンのフェールオーバー後、フェールオーバーTCP/IP によって、仮 想マシンのデフォルトゲートウェイやDNSサーバー設定が削除されます

対象 ホストOS

WS2012, WS2012R2

現象 フェールオーバーTCP/IPは、フェールオーバー後に、レプリカ仮想マシンのTCP/IP設定 を自動的に変更する機能です。IP アドレスとサブネットマスクが必須パラメーター、デフォ ルトゲートウェイとDNSサーバー設定がオプションパラメーターになります。

このうち、オプションパラメーターを未設定(空欄)とした場合、フェールオーバー後にデフォ ルトゲートウェイと DNS サーバーが未設定(空欄)で上書きされ、元の設定が削除されま す。

対策 フェールオーバー後に、デフォルトゲートウェイやDNSサーバーを変更しない場合は、プラ イマリ仮想マシンと同じ値を、フェールオーバーTCP/IPに設定してください。

12.1.6 プライマリの障害発生時に、レプリカ仮想マシンが自動的にフェールオーバーしませ ん

対象 ホストOS

WS2012, WS2012R2

現象 プライマリサーバーやプライマリ仮想マシンで障害が発生しても、レプリカ仮想マシンは自 動的にフェールオーバーしません。

対策 Hyper-Vレプリカには、障害発生時に自動的にフェールオーバーする機能は用意されてい

ません。レプリカサーバー上で、手動でフェールオーバーを実施する必要があります。

障害の発生を契機に、自動的にフェールオーバーさせたい場合は、障害監視ソフトウェア

12.1.7 レプリカ仮想マシンのフェールオーバー後、IPアドレス競合が発生します 対象

ホストOS

WS2012, WS2012R2

現象 Hyper-V レプリカでは、障害発生時にフェールオーバーを実行することで、レプリカ仮想マ

シンを起動し、仮想マシンの提供サービスを再開します。

フェールオーバーにより、レプリカ仮想マシンが起動している状態で、プライマリサーバー の復旧に伴い、プライマリ仮想マシンが自動的に起動してしまうと、プライマリ仮想マシン とレプリカ仮想マシンが同時に起動した状態となり、二つの仮想マシンで IP アドレスが競 合します。

対策 仮想マシンの自動開始アクションの既定値は、「サービスが停止したときに実行されてい た場合は自動的に起動する」です。 この設定の場合、プライマリサーバーが起動すると、

そこで動作するプライマリ仮想マシンが自動的に起動します。

これに対し、プライマリ仮想マシンの自動開始アクションを、「何もしない」に設定すること で、プライマリサーバー復旧後のプライマリ仮想マシンの自動起動を防ぐことができます。

12.1.8SCVMM 2012 SP1やSCVMM2012R2でHyper-Vレプリカを管理できません 対象

ホストOS

WS2012, WS2012R2

現象 SCVMM 2012(System Center 2012 Virtual Machine Manager)SP1、またはSCVMM 2012 R2を用いて、Hyper-Vレプリカの設定を管理することができません。

また、SCVMM からは、レプリカ仮想マシンに対し、一切の操作ができません。

対策 制限事項になります。

12.1.9ライブマイグレーション後に、レプリケーションの再同期が必要になる場合がありま

す 対象 ホストOS

WS2012, WS2012R2

現象 ライブマイグレーション後に、仮想マシンがエラー状態になったり、レプリケーションの再同 期が必要な状態になったりする場合があります。

この現象は、WS2012R2 において、レプリケーションの頻度を 30 秒に設定した場合に、発 生しやすくなります。

対策 詳細は以下のKBを参照してください。

“Virtual Machine goes to Resync-required state after live migration” http://support.microsoft.com/kb/2893206/en-us

12.1.10 レプリカ VM が存在するディスク領域のバックアップ時に、イベント(ID:19050, 32022, 32032, 32056, 32315, 32546, 33680) が出力する場合があります

対象 ホストOS

WS2012, WS2012R2

現象 レプリカVMが存在するディスク領域のバックアップ時に、イベント(ID:19050, 32022, 32032, 32056, 32315, 32546, 33680) が出力する場合があります。

WS2012 Hyper-V の場合は、レプリケーションの状態が警告やエラーの状態になります。

対策 詳細は以下のKBを参照してください。

“Event IDs 19050, 32022, 32032, 32056, 32315, 32546 and 33680 are logged when Hyper-V replication is in progress”

http://support.microsoft.com/kb/2889734/en-us

12.1.11 レプリカサーバーを再起動すると、再起動後に標準のレプリカの回復ポイントが作 成される場合があります

対象 ホストOS

WS2012

現象 レプリカサーバーを再起動すると、標準のレプリカの回復ポイントが時刻に関係なく作成さ れる場合があります。

対策 ◇修正プログラムの適用による回避方法

以下のマイクロソフト社の公開情報から取得した修正プログラムをホストに適用してくださ い。

“Standard replica is created unexpectedly after you restart the VMMS service in Windows Server 2012”

詳細は http://support.microsoft.com/kb/2901237/en-us を参照してください。

12.1.12 プライマリサーバーを再起動すると、再起動後にレプリカが一時停止になることが あります

対象 ホストOS

WS2012

現象 プライマリサーバーを再起動すると、再起動後にレプリカが一時停止となってしまう場合が あります。

対策 再起動後にレプリカが一時停止していた場合は再開させてください。

スクリプトで自動的に再開したい場合は以下のKBを参照してください。

“Hyper-V レプリカにてシャットダウン時にレプリケーションが一時停止となる”

http://support.microsoft.com/kb/2930278/ja-jp

ドキュメント内 Hyper-V よくある失敗集 (ページ 92-101)