6 仮想マシンの起動、停止
6.1 留意事項
6.1.1仮想マシン上でsysprep実行時に、「シャットダウン」を選択しても再起動します
対象 ホストOS
WS2008, WS2008R2, WS2012
現象 仮想マシン上でGUIからsysprepを実行すると、シャットダウンオプションを「シャットダウン」に指 定しているのにもかかわらず、仮想マシンが再起動します。
本現象は、下記ゲストOSで発生します。
・ WS2008R2
・ WS2008
・ Vista
・ XP
対策 CLI(Command Line Interface)からsysprepを実行してください。
C:\Windows\System32\sysprep>sysprep -generalize -oobe -shutdown
6.1.2Hyper-V マネージャーから仮想マシンに接続(vmconnect)するとエラーメッセージが出
力され仮想マシンが使用できなくなります 対象
ホストOS
WS2008
現象 Hyper-Vマネージャーから仮想マシンに接続(vmconnect)しようとすると以下のエラーメッセージ
が出力され、仮想マシンを使用できなくなります。
<エラーメッセージ>
“資格情報をリモート コンピューターに送信できないため、接続は確立されません。サポートが
必要な場合は、システム管理者に問い合わせてください。”
対策 ◇修正プログラムの適用による回避・復旧方法
マイクロソフト社公開情報から取得した以下の修正プログラムを適用してください。
“When I use the Virtual Machine Connection tool to connect to a virtual machine on a Windows Server 2008 Hyper-V-based computer I receive an error message: "A connection will not be made because credentials may not be sent to the remote computer"”
http://support.microsoft.com/kb/954357/en-us
(ご参考)
仮想マシンへ新しい接続を開始するときにCredential Security Service Provider (CredSSP)認 証でエラーが発生するため接続に失敗します。
CredSSPのレジストリ情報が消えてしまっている場合、再度手動でCredSSPを設定する必要が
あります。
6.1.3 仮想マシンを起動しようとした際に「別のプロセスが使用中です」(エラー)と表示され 起動できない場合があります
対象 ホストOS
WS2008, WS2008R2, WS2012, WS2012R2
現象 仮想マシンを起動しようとした際に、以下のダイアログ画面が表示され、起動できない場合があ ります。
対策 仮想マシンが使用しようとしているリソース(VHDやDVDドライブなど)の競合を避けてください。
仮想マシンが使用しようとしているリソースを、他の仮想マシンが使用しているため、仮想マシ ンを起動できません。
6.1.4 ホストOSのメモリ空き容量が不足している場合、仮想マシンが起動しません
対象 ホストOS
WS2008, WS2008R2, WS2012, WS2012R2
現象 ホストOS用に十分なメモリ容量が確保されていない場合、仮想マシンが起動しません。
対策 仮想マシンに割当てるメモリサイズの調整などにより、ホストOS用のメモリを確保してください。
DM使用時は、仮想マシンのスタートアップRAMの値を調整してください。
6.1.5 仮想マシンを起動すると、ホストOS側のディスク空き容量が減少します 対象
ホストOS
WS2008, WS2008R2, WS2012, WS2012R2
現象 仮想マシンを起動すると、ホストOS側のディスク空き容量が減少します。
対策 仮想マシンに設定するメモリ容量と同量のディスク容量を見積りに加えてください。
仮想マシンを起動すると、仮想マシンのメモリ情報を保存するファイル(.bin)が仮想マシンに割り 当てたメモリ容量と同じディスク容量を使用します。
.bin ファイルは仮想マシンが停止以外の場合に、仮想マシンに割り当てたメモリ容量と同じファ イルサイズのディスク容量を使用します。
例) 仮想マシンに設定したメモリサイズ:2GB (2048MB)
.binファイルのファイルサイズ容量: 2GB
(ご参考)
WS2012 Hyper-Vでは、.binファイルの作成条件に変更があり、仮想マシンの設定で「自動停
止アクション」が「仮想マシンの状態を保存する」(デフォルト)の場合のみ、仮想マシンのメモ リと同じサイズで作成されます。それ以外の設定では、.binファイルが作成されることに変わり はありませんが、サイズが小さくなります。
6.1.6 ホストのディスク空き容量が不足している場合、仮想マシンが起動しません 対象
ホストOS
WS2008, WS2008R2, WS2012, WS2012R2
現象 仮想マシンの起動時に、仮想マシンに割り当てたメモリの情報(.binファイル)がホストのディスク 上に作成されます。このときホストのディスク空き容量が不足していると.binファイルの作成に失 敗するため仮想マシンが起動しません。
対策 仮想マシンに割り当てるメモリ容量をホストのディスク容量の見積りに加えてください。
.bin ファイルは仮想マシンが実行中・保存状態・一時停止状態の場合にホストのディスク上に作 成されます。作成される.bin ファイルのサイズは、実行中・一時停止状態では仮想マシンに割り 当てたメモリ容量と同じサイズ(※)となります。保存状態では未使用メモリ分だけ縮小されま す。
※DMを使用して仮想マシンの使用メモリ量がスタートアップRAMより増加した場合は .binファイルのサイズが131.5MBほど使用メモリ量よりも大きくなります。より余裕を持った見 積もりをしてください。
6.1.7 起動中の仮想マシンが一時停止する場合があります 対象
ホストOS
WS2008, WS2008R2, WS2012, WS2012R2
現象 仮想マシン用 VHD/VHDX を格納しているディスクの空き容量がなくなると、起動中の仮想マシ ンが一時停止する場合があります。この場合、ホストのイベントログ(Hyper-V-VMMS/Admin)に
ID 16060のログが出力されます。
本 現 象 は 、 可 変 VHD/VHDX や 差 分 VHD/VHDX、 ス ナ ッ プ シ ョ ッ ト デ ー タ フ ァ イ ル (AVHD/AVHDX)を格納しているホスト上のディスクの空き容量が不足したときに、VHD/VHDX
やAVHD/AVHDXが拡張できなくなることにより、発生します。
対策 可変VHD/VHDXや差分 VHD/VHDX、スナップショットを使用する場合は、十分なディスク容量
を確保してください。本現象が発生した際は、拡張するのに十分なディスク空き容量を確保した 後、仮想マシンを開始してください。
6.1.8 仮想マシンの自動停止アクションがシャットダウンの場合に、Hyper-V ホストを再起 動すると、シャットダウンが失敗する
対象 ホストOS
WS2012R2
現象 Hyper-V ホストを再起動すると、自動停止アクションをシャットダウンにしている仮想マシンが
シャットダウンに失敗します。ゲストのイベントログ(System)に Eventlog ID 6008のログが出力さ れます。
対策 ◇修正プログラムの適用による回避・復旧方法
マイクロソフト社公開情報から取得した以下の修正プログラムを適用してください。
“Windows RT 8.1, Windows 8.1, and Windows Server 2012 R2 update rollup: November 2013”
http://support.microsoft.com/kb/2887595/en-us または
“Windows RT 8.1, Windows 8.1, and Windows Server 2012 R2 Update: April 2014“
http://support.microsoft.com/kb/2919355/en-us 詳細は以下のKBを参照してください。
“Hyper-V guest OS does not shut down when you restart the host computer that is running Windows Server 2012 R2 or Windows 8.1”
http://support.microsoft.com/kb/2896800/en-us