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現在有効なVFXライブラリーの”SYNC(同期)”と”EXPORT(エクスポー ト)”

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5   VFX ソフトウェア

5.11  現在有効なVFXライブラリーの”SYNC(同期)”と”EXPORT(エクスポー ト)”

既存プリセットのクローン機能は、新しいプリセットを素早く構成する便利な方法です。クローンするこ とで、使用プラグイン、MIDI設定、ミキサー設定など、別のプリセットの内容をすべて取り込めます。

クローンを実行するには、V-Machineペーンに表示されているプリセット名をクリックしてから、メニ ューで”Clone Preset From…”を選択します。

図34

プリセットのクローン方法

プリセットファイルは.vfxファイル形式で保存されています。これらのファイルは 次のようなファイルパスで見つけることができます:

ユーザー > Libraries > Music > My Music > VFX Library.vfxlibrary > banks > 000̲Bank  Name.vfxbank > 000̲Preset Name.vfxpreset > preset.vfx

興味があるなら、プリセットファイルをWordPadのようなテキストエディターで開いて、プリセットフ ァイルの内容を見ることができます。プリセットファイルの構成を理解することで、VFXアプリケーショ ンをインストールしたコンピューターがない場合でも、プリセットを直接編集することが可能になりま す。もちろん、編集するようなパラメーターはほぼすべてV-Machineのフロントパネルからでも操作で きるので、ファイルに直接手を加える必要はあまりないと言えます。

5.11 現在有効なVFXライブラリーの”SYNC(同期)”と”EXPORT(エクスポー

ライブラリーをエクスポートすると、ライブラリーはハードディスクやUSBメモリーなどの外部メディア に保存されます。ライブラリーをエクスポートした後、この外部ドライブやUSBメモリーをV-Machine に接続して使います。

同期とエクスポートは似ていますが、新しいプラグインをV-Machineに読み込む場合はエクスポートの ほうが早く終わります。なぜなら、USB接続を介して大量のデータをV-Machineへ送るには時間がかか るからです。またエクスポートは、V-Machineに搭載されているメモリーを超過してしまうような、何 ギガバイトにも及ぶライブラリーにも対応します。同期では、V-Machineのメモリー容量を超えるライ ブラリーを送ることはできません。これらの理由から、なるべく同期ではなく、エクスポートすること を推奨します。ただし外付けハードディスクやUSBメモリーがない場合は、同期が便利です。

エクスポートを用いれば、複数のハードディスクやUSBメモリーにそれぞれ異なるライブラリーを保存 し、ライブ中にこれらのデバイスを差し替えて異なるプリセットのセットを素早く準備することも可能 になります。ただし、外部デバイスを差し替えるたびに、V-Machineは内部フラッシュメモリーの最初 のバンクの最初のプリセットを自動的に読み込みます。そのため、異なるUSBメモリーなどに差し替え る際は、30秒ほどかかることもあります。

エクポート処理には時間のかかってしまうこともあります。ライブラリーをエクスポートする際、すべて のプラグインとそれに関連するデータファイル(サンプルライブラリーなど)も、エクポート先のドライ ブにコピーされます。転送するデータの量によっては数分かかってしまうこともあります。次のセクショ ンでは、この処理を短縮するための方法を説明します。

V-Machineの内蔵フラッシュメモリーの容量は1GBです。このメモリーのごく一部はオペレーティング システムに使用されるため、1GBすべてをライブラリーに使用できるわけではありません。

5.11.1 VFXライブラリーへのエクスポート

Fileメニューから”Export to VFX Library(VFXライブラリーへエクスポート)”を選択するとファイル ブラウザーが開きます。このファイルブラウザーで、現在有効なVFXライブラリーから外部ストレージに エクスポートしたい項目を選択します。ライブラリー全体(”All Banks(すべてのバンク)”を選択)、

ひとつのバンクとその中のプリセットすべて(バンク名をクリック)、またはひとつのプリセット(バ ンクを開いてからプリセット名をクリック)を選択できます。

外部メディアに既にVFXライブラリーが保存されている場合は、エクスポートするプリセットやバンク を、既存ライブラリーにマージ(併合)することができます。マージするには、ファイル保存ダイアログ にて、既存ライブラリーのフォルダーを選択します。これにより、ライブラリーのファイル階層ウィンド ウが開き、エクスポートするデータの保存先を指定できます。

プリセット、バンク、またはライブラリーをエクスポートするには:

• メインメニュ−からFile>”Export to VFX Library”を選択します(図35)。

• ダイアログ(図36)で現在有効なライブラリーからエクスポートしたい項目を選択します。すべて のバンク、ひとつのバンク、またはひとつのプリセットを選択できます。

• 選択した項目に加え、使用されているプラグインを含めてエクスポートすることも可能です。さら に既存のプラグインを保持するか、上書きするかを選択できます。もし必要なプラグインと関連フ ァイルを既に含んでいるVFXライブラリーにバンクやプリセットをマージする際には、”Export to  VFX Library”ダイアログの”With Plugins(プラグインを含む)”オプションからチェックを外しま す。これによりプラグインのデータを外部メディアにコピーする必要がなくなるため、エクスポー

ト処理がより早く完了します。注意:もし必要なプラグインがライブラリーに含まれていないにも 関わらず”With Plugins”オプションにチェックを入れずにエクスポートしてしまった場合、必要な プラグインがないためライブラリーはV-Machineで正しく動作しません。

• ”Export(エクスポート)”をクリックするとWindowsファイルブラウザー(図37)が開きます。

これで新しいVFXライブラリーの保存場所を指定、もしくはエクスポートする項目をマージする既 存のVFXライブラリーを選択します。新しい名前を入力、または既存のライブラリーを選択した ら、”Export”を選択してエクスポート処理を実行します。

• バンクをライブラリーにマージする際に既に同じ名前のバンクが存在する場合、ダイアログが開 き、このバンクを上書きするか新しいバンクを作成するかの選択を促します。新しいバンクを作成 する場合、バンク名に番号が追加されます(例:”Wedding Strings 2”)。

図35

メインメニューから”Export to VFX Library(VFXライブラリーへエクスポート)”を選択。

図36

エクスポートする項目の選択。

図37

バンクまたはプリセットのエクスポート先となるライブラリーフォルダーを選択。

エクスポートしたライブラリーを使用するにはUSBデバイスをコンピューターからV-Machineに移し て、V-Machineからバンクとプリセットにアクセスします。

外部メディア(USBドライブやUSBメモリーなど)には複数のライブラリーを保 存できます。外部メディアをV-Machineに接続したとき、V-Machineの左右バン ク選択ボタンは、そのメディアに保存されているすべてのライブラリーのすべての バンクを順番に表示できます。そのため、異なるライブラリーに同じ名前のバン クがある場合は、混乱を引き起こす可能があります。混乱を防ぐには、すべてのバ ンクに異なる名前を付けるか、各外部メディアに保存するライブラリーはひとつ だけに制限すると良いでしょう。

重要:VFXライブラリーの破損を防ぐためにも、USBメモリーデバイスをコンピューターから外す際は 安全な取り外しを行ってください。破損したライブラリーはV-Machineで正常に動作しません。

ヒント:

• 外部デバイスへエクスポートした後、コンピューターのExplorer/FinderでVFXライブラリーの中 をブラウズして、バンクやプリセットの内容を確認することができます。これにより特定のバン ク、プリセット、またはプラグインの大きさを確認することもできます。ファイルの大きさを知る ことで、ファイルを外部デバイスに残すか、またはV-Machineの内蔵フラッシュへエクスポートす るかをより適切に判断できます。

• また、ライブラリーをコンピューターの内蔵ドライブにエクスポートしてから、Explorer/Finder でそのライブラリーを外部メディアにコピーすることもできます。しかし一般的には、直接外部メ ディアへエクスポートする方法のほうがコピーする回数が少ない分、短い時間で行えます。

5.11.2 V-Machineの内蔵フラッシュメモリーへのUSB同期

VFXアプリケーションのコマンドバーの[SYNC]アイコン(図38)をクリックすることで、2つの処理 のいずれかを実行できます。どちらの処理が実行されるかは、操作の内容と、V-MachineがVFXアプリ ケーションによって自動検知されたかによって決まります。

図38

[SYNC](同期)ボタン。

• V-Machineが接続されており、かつ内蔵の1GBフラッシュメモリーに十分な容量が残っている場 合、[SYNC]ボタンをクリックすると、現在有効なライブラリーはUSBを通して直接V-Machine のフラッシュメモリーに転送されます。

• もしV-Machineが接続されていない、もしくはメモリー残量が足りない場合、[SYNC]ボタンを クリックすると、前セクションの記述のようにエクスポート処理が開始されます。

USBケーブルを介した同期処理では、選択した項目、もしくはすべてのバンク、プリセット、プラグイ ンと関連ファイル(サンプルと構成ファイル)が、V-Machineの1GB内蔵フラッシュメモリーに転送さ れます。バンクやプリセットを個別に、もしくはVFXライブラリー全体を同期/エクスポートできます。

”Synchronize”ダイアログで、V-Machineに転送したい項目を選択します(図39)。[SYNC]ボタン をクリックしてから、確認ウィンドウの[Sync]をクリックします。

図39

同期処理でV-Machineへ転送する項目を選択。

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