5 VFX ソフトウェア
5.7 プラグインペーン
5.6.7 Help(ヘルプ)アイコン
[HELP]アイコンをクリックすると、SM Pro AudioウェブサイトのV-Machine FAQページが開きま す。
図32
図4.9:プラグインペーン
V-Machineから最高のパフォーマンスを得るには、プラグインの効率的な使用法を考える必要がありま す。例えばふたつのインストゥルメントの両方にリバーブが必要な場合、それぞれ個別にリバーブプラグ インを挿すよりも、ミキサーのセンドチャンネルにひとつのリバーブを立ち上げたほうが効率的です。ま た使用できるプラグインの数は、インストゥルメント プラグインで同時に発声させるノートの数や、プ ラグインの動作の重さにも左右されます。どれだけのプラグインをV-Machineプリセットに含むことが できるかは、実際に試すしかありません。
5.7.1 チャンネルのプラグインスロット
各ミキサーチャンネルには3つのスロット(A/B/C)があり、これらにプラグインを挿入できます。プラ グインスロット名のディスプレイには現在読み込まれているプラグインの名前が表示されます。
各プラグインスロットには、プラグイン名ディスプレイ、MIDIチャンネルセレクター、そしてMIDIキー レンジ設定が備わっています。
ヒント:プラグインスロットの名前ディスプレイをマウスでクリックすると、そのプラグインのVSTユー ザーインターフェースまたはパラメーターリスト(View設定に従う)がパラメーターペーンに表示され ます。これによってプラグインのパラメーターをパラメーターペーンで操作できます。
オーディオは上のスロットから下のスロットへ、順番に流れていきます。あるチャンネルのスロットAの 出力信号は、同じチャンネルのスロットBに送られ、スロットBの出力は同じくスロットCに送られま す。スロットCの出力はミキサーへ送られます。
VSTインストゥルメント プラグインは各チャンネル最初のプラグインスロット(PluginスロットA)に読 み込んでください(インストゥルメントにはオーディオ入力がないため)。もしあるチャンネルのスロッ トAにインストゥルメントを入れた後、同じチャンネルのスロットBにもインストゥルメントを入れた場
合、そのチャンネルではスロットBのインストゥルメントしか聞こえません。なぜならスロットAの出力 の送信先がないからです。もしスロットBのインストゥルメントにオーディオ入力も備わっている場合
(エフェクトとして使用できるインストゥルメントもあります)、両方のインストゥルメントを聞くこと ができます。しかしこれらを個別にミキサーで制御できません。そのため、インストゥルメントは各ミ キサーチャンネルのスロットAに入れること、さらにスロットBとCにはエフェクトを入れることを推奨 します。
5.7.2 プラグイン選択ポップアップ
プラグイン選択用のポップアップ(オレンジ色の下矢印)をクリックすると、VFXアプリケーションで 現在有効なライブラリにインストールされているプラグインのリストが表示されます。
各プラグインスロットで、希望するプラグインを選択します。プラグインスロットからプラグインを取り 除くには、プラグイン選択ポップアップから”None(なし)”を選択します。プラグインをライブラリー に追加するには、このメニューから”Import VST Plugin…(VSTプラグインをインポート)”を選びま す。このコマンドは”File”メニューの同項目と同じ内容です。プラグインのインポート方法はセクション 5.5をご参照ください。
5.7.3 プラグインMIDIチャンネル選択
プラグインスロットの隣りにあるMIDIチャンネル セレクターをクリックすることで、プラグインが受信 するMIDIチャンネルを指定できます。MIDIチャンネル1-16と”ALL(全)”MIDIチャンネルから選択でき ます。キーボードレイヤーを構成するには、複数のミキサーチャンネルのスロットAにプラグインを入 れ、これらのスロットのMIDIチャンネルを”ALL”に設定します。こう設定することでV-MachineのMIDI 入力はすべてのミキサーチャンネルに送られるため、MIDIキーボードで弾いたノートはすべてのプラグ イン インストゥルメントをトリガーします。反対にマルチティンバー動作(キーボードを複数のゾーン に分け、それぞれ異なるMIDIチャンネルへ送信)を行う場合は、ミキサーチャンネルにそれぞれインス トゥルメントを入れたら、各スロットをキーボードの各ゾーンに相当するMIDIチャンネルにアサインし ます。
ポップアップメニューのチャンネル欄の下には、”MIDI-IN from Computer(コンピューターからの MIDI入力)”のオン/オフ設定があります。通常この項目はスロットAのインストゥルメントがノートを受 信できるようにオンに設定します。しかしエフェクトがコントローラーメッセージを受信して、思わぬ誤 作動を起こさないように、スロットBとCではオフにすると良いかもしれません。
さらにこのポップアップメニューの項目で、MIDIメッセージをスロットAからスロットB、スロットBか らスロットCに伝送させることもできます。例えばスロットAにMIDIノートを送信できるアルペジエータ ーがあり、スロットBのステップフィルターをアルペジエーターのパターンに反応させるために使えま す。スロットBのプラグインへMIDIを送るために”MIDI-IN from Slot A(スロットAからMIDI入力)”項 目を使用するには、スロットAにプラグインが入っている必要があります。何かしらの理由でスロットA にプラグインを入れたくない場合、スロットBは”MIDI-IN from Computer”に設定してください。
5.7.4 プラグインスロットのスプリット設定
プラグインスロットのスプリットセレクターでは、そのスロットのプラグインが反応するMIDIノートの 範囲(上限と下限)を指定できます。この設定項目は主に、MIDIキーボードがひとつのMIDIチャンネル
から送信している場合の「キーボードスプリット」の構成に使用します。この設定を使って、マスターキ ーボードを4つのゾーンに分けて、それぞれに異なるプラグイン インストゥルメントをアサインできます
(各ミキサーチャンネルのスロットAにインストゥルメントを入れます)。上のデータ欄には希望するキ ーボード範囲の最も高いノートを、下のデータ欄には同じく最も低いノートを選択します。
例えばミキサーチャンネル1のスロットAにはベースのプラグインを、チャンネル2のスロットAにはピア ノのプラグインを読み込むとします。両スロットともに同じMIDIチャンネル(もしくはALL)にアサイ ンし、次に各プラグインが反応するMIDIノートの範囲を指定します。この際、お互いのMIDIノート範囲 が重複しないようにします。このように簡単にキーボードスプリットを構成できます。
SPLIT欄が空白の場合、すべてのMIDIノートに反応します。
SPLIT値を編集するには、マウスをクリック&ホールドし、上下にドラッグします。
5.7.5 ミキサーチャンネル、FXセンド、MAIN(メイン)出力タブ
これらのタブを選択することで、直感的に21個のプラグインスロットにアクセスできます。いずれかの タブをクリックすると、該当するスロットがプラグインペーンに表示されます。
タブは明確にラベル表示されています。現在選択されているタブはスロットエリアにつながって表示さ れるため、表示されているプラグインスロットがどのチャンネルのものなのかを瞬時に確認できます。
別のタブを選択すると、新たに選択されたチャンネルのスロットAに入っているプラグインのパラメータ ーが、パラメーターペーンに表示されます。