• 検索結果がありません。

熱 射 日

﹈ 1.0

0.9 0.8 0.7 0.6 0.5 0.4 0.3 0.2 0.1

0.0 0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0

明色ブラインド付きガラス性能値とモデルビル における基準階PAL*値との関係図

図 17 表27 基準階事務室PAL*計算用モデル建物概要 用途: 事務所(本社社屋)

地域区分: 東京(6地域)

構造: 鉄骨鉄筋コンクリート造 敷地面積: 5,000m2

階数: 地下1階、地上9階、塔屋1階 建築面積: 1,500m2

延床面積: 10,000m2

各階の主要室:

9階 食堂・厨房 2階〜8階 事務室

1階 事務室、エントランスホール 地階 機械室、中央監視室

表29 明色ブラインド付き熱性能値と基準階事務室PAL*値

ガラス品種 熱貫流率

[W/(m2・K)] 日射熱

取得率[-] PAL*

[MJ/m2・年]透明単板8mmを 基準にした比率

単板ガラス FL8 4.54 0.405 509.7 100%

サンルックス(TSL30)TSL30-8 4.20 0.274 497.8 98%

複層透明ガラス FL6+A12+FL6 2.60 0.429 471.0 92%

サンルックスペア(SGY32) SGY32-6+A12+FL6 2.46 0.266 458.3 90%

サンバランス(アクアグリーン) LQ6+A12+FL6 1.55 0.286 442.3 87%

サンバランス(プレミアムクール) LR6+A12+FL6 1.56 0.234 438.9 86%

サンバランス(トリプルクール) LN6+A12+FL6 1.54 0.198 436.3 86%

サンバランス(ピュアクリア)  LP6+A12+FL6 1.58 0.368 448.6 88%

表28 基準階事務室PAL*計算用モデル建物外壁仕様

都市 外壁 外壁(水平)

建材名称 厚み 建材名称 厚み

東京

(6地域)

せっこうボード 8.0mm ロックウール化粧吸音板 12mm

非密閉空気層 せっこうボード 10mm

押出法ポリスチレンフォーム

保温板 1種 25.0mm 非密閉空気層

コンクリート 150mm

コンクリート 150.0mm セメント・モルタル 15mm

セメント・モルタル 25.0mm アスファルト類 5mm

タイル 10.0mm セメント・モルタル 15mm

押出法ポリスチレンフォーム保温板 1種 50mm

コンクリート 60mm

建物仕様:独立行政法人建築研究所(協力:国土交通省国土技術政策総合研究所) 住宅・建築物の省エネルギー基準及び低炭素建築物 の認定基準に関する技術情報省エネルギー基準(平成25年1月公布)及び低炭素建築物の認定基準(平成24年12月公布)の告示に沿った計 算方法(プログラム等)外皮・設備仕様入力シートサンプル事務所 10,000m2を引用。

基準階事務室PAL*計算用 モデル建物立面図 図 15

モデルビルにおける基準階PAL*値ガラス(明色ブラインド付き)別計算結果 図 16

300 350 400 450 500 550

サンバランス(アクアグリーン)

サンバランス(プレミアムクール)

サンバランス(トリプルクール)

サンバランス(ピュアクリア)

複層透明ガラス(ペアガラス)

サンルックスペア(SGY32)

サンカットΣユーログレーペア 単板ガラス サンルックス(TSL30)

サンユーログレー

MJ / m・年2

南面 東面

3-6-16

光・熱・省エネルギー

3 - 6

●PAL*算定用WEBプログラムの概要 非住宅建築物の外皮性能評価プログラムは、イ ンターネット上でPAL*を算定するプログラム

(以下、PAL*算定用WEBプログラムと記す)と なっており、(独)建築研究所のホームページ「住 宅・建築物の省エネルギー基準及び低炭素建築 物の認定基準に関する技術情報」で公開されて います。

●PAL*算定用のガラス熱性能値

PAL*計算用の各ガラスの「熱貫流率」および

「日射熱取得率」については、国土技術政策総 合研究所資料 建築研究資料No.150「平成25 年省エネルギー基準等関係技術資料-非住宅 建築物の外皮性能評価プログラム解説-」の中 で、ガラス番号とともに示されています。このガ ラス番号をWEBツールに入力することで、この 資料に記載されたガラス性能値が割り当てられ ますが、その性能値は当社のカタログ値(JIS準 拠)と異なる場合があります。当社のガラス性能 値でPAL*及び一次エネルギー計算をおこない たい場合(例えば、Low-E(高日射遮蔽型)+透 明の複層(空気層12mm)板厚6mmのガラスの みの日射熱取得率は、資料では0.302ですが当 社サンバランストリプルクールの性能は、0.26 と資料記載の値よりも高性能です)など、表30

〜表35 に記載の性能値を直接入力し、ご利用 ください。この性能値のうち、明色ブラインド付 きの性能値は、板硝子協会で定められた計算法 に準拠したものとなっています。

(2)一次エネルギー消費量に関する基準 従来の省エネルギー基準は建築設備(空調設 備、空調設備以外の機械換気設備、照明設備、

給湯設備、昇降機)の性能(効率)を設備毎の5 つの指標で評価していました。一方、新たな省 エネルギー基準(平成25年基準)では、5つの 設備の性能を1つの統合された指標(一次エネ ルギー消費量)で評価することを求めています。

従って、省エネルギー基準に適合するかどうか は設備単体ではなく、全設備合計で判断するこ とになります。評価の大きな流れは旧基準とほ ぼ同様に、設計図書から建築設備の仕様に関わ る情報を収集して、各設備について設計一次エ ネルギー消費量(設計値)を算出します。合わせ て、当該建物の室用途構成に応じて基準一次エ ネルギー消費量(基準値)を算出し、設計一次エ ネルギー消費量が基準一次エネルギー消費量よ りも小さければ、基準に適合していると判断で きます。

● 設計一次エネルギー消費量の算定及び届 出の流れ

申請者、審査者の負担軽減及び評価の公平性確 保を目的として、一次エネルギー消費量算定用 WEBプログラムが開発され、これを用いて申請 した場合は一次エネルギー消費量計算過程の 審査を省略することができます。図18に一次エ ネルギー消費量算定用WEBプログラムを使用 した場合の算定及び届出の流れを示します。

(3)モデル建物法について

非住宅(事務所ビル等)の省エネルギー基準は、

平成25年基準ではWEB算定プログラム等を利 用して判断を行うことになりますが、プログラ ムの入力には建物の詳細な情報が必要であり 労力を要します。そこで従来の「ポイント法」及 び「簡易なポイント法」に替わる、小規模非住 宅建築物(5000m2以下)を対象とした簡易な評 価法として「モデル建物法」が開発されました。

「モデル建物法」は建物用途毎に建物形状や室

用途構成などを決め打ちしてしまい(これを「モ デル建物」と称する。)、このモデル建物に対し て、評価対象建築物の外皮や設備の仕様を適用 した場合のPAL*及び一次エネルギー消費量を 算定して評価をおこなうものです(図19)。

PAL*及び一次エネルギー消費量の算定ロジッ ク自体は前述の建築研究所が公開している WEBプログラムと同じであり、モデル建物法の 適用を支援するための「モデル建物法入力支援 ツール」が別途、建築研究所のホームページで 公開されています。

モデル建物法の判定結果は設計値を基準値で 除した値(PAL*についてはBPIm、一次エネル ギー消費量についてはBEIm)で表示されます。

BPImとBEImが1.0以下であれば基準適合とな ります(図20)。

モデル建物法の適用範囲

モデル建物法による評価は延床面積が5000m2以下の非 住宅建築物のみとされています。なお、複合建築物で非住 宅部分の延床面積が5000m2以下であれば、非住宅部分に ついては適用可です。

機械室 社員食堂 湯沸室 会議室 事務室

事務室

電気室 玄関ホール 喫茶店客室

エレベーター

シャフト※ 空調室

(事務室として計算) エレベーター シャフト

モデル建物法のイメージ 図 19

板硝子協会 ビルと複層ガラス 平成25年改正省エネルギー基準より抜粋

<標準入力法(PAL)イメージ(事務所)>

・※で示す室を非空調室として計算。

・それ以外の室は、室ごとに計算。

<モデル建物法(PAL)イメージ(事務所)>

・ 1階から最上階まで平面図上で同位置にあるエレ ベーターシャフト等の非空調コア部のみを非空調室 として計算。

・それ以外の室は、空調室(事務室)として計算。

一次エネルギー消費量算定用WEBプログラムを使用した場合の算定及び届出の流れ 図 18

届 出 書 類 作 成 省エネルギー基準

ホームページ

・様式一式

・解説書一式

・算定用  WEBプログラム

所管行政庁に届出 設計図書等

躯体や設備の仕様等を各シートに入力

設備仕様入力シート 設備仕様入力 シートを印刷 設備仕様入力シートをダウンロード

.xls

CSVに変換してアップロード Microsoft Excel

.pdf

判定結果を出力 .csv

引用元:国土技術政策総研究所資料資料第762号 建築研究資料第149号

モデル建物法 標準入力法

(通常の計算法) 標準入力法による基準値

標準入力法による設計値 各室面積+各室の外皮・設備仕様

を入力し計算

BPIm BEIm モデル建物に、採用する各室の主な

外皮・設備仕様のみをweb上で選択 入力

モデル建物法による設計値 モデル建物法による基準値 WEBプログラム

モデル建物法の流れ 図 20

一般社団法人日本サステナブル建築協会 建築物の改正省エネルギー基準モデルによる届出講習 補助資料 平成26年2月より抜粋

光・熱・省エネルギー

3 - 6

表30 ガラスの種類と性能値(一次エネルギー消費量・PAL*計算入力用)

タイプ ガラス種類 旭硝子品種(商品名) 板厚

[mm] 記号 熱貫流率[W/(m2・K)] 日射熱取得率[一]

ガラスのみ ブラインドあり ガラスのみ 明色ブラインド

単層

透明ガラス 透明 フロート板ガラス(FL)

3 FL3 5.96 4.64 0.886 0.407

5 FL5 5.89 4.60 0.863 0.406

6 FL6 5.86 4.58 0.854 0.406

8 FL8 5.79 4.54 0.839 0.405

10 FL10 5.72 4.50 0.821 0.405

12 FL12 5.66 4.46 0.794 0.403

15 FL15 5.56 4.40 0.775 0.402

19 FL19 5.44 4.32 0.748 0.401

網入り板ガラス 網入り 網入 6.8 PW6.8 5.83 4.56 0.798 0.399

10 PW10 5.72 4.50 0.754 0.395

熱線吸収板ガラス

熱吸グリーン サングリーン(SVFL) 6 SVFL6 5.86 4.58 0.637 0.370

8 SVFL8 5.79 4.54 0.584 0.358

熱線反射ガラス

熱反シルバー サンカットΣクリア

(SKFC)

6 SKFC6 5.83 4.56 0.689 0.361

8 SKFC8 5.76 4.52 0.678 0.361

10 SKFC10 5.69 4.48 0.665 0.361

12 SKFC12 5.63 4.44 0.646 0.360

高性能熱線反射ガラス 高性能熱線反射

(可視光透過率30%) サンルックスTSL30

6 TSL30-6 5.27 4.23 0.404 0.273

8 TSL30-8 5.21 4.20 0.402 0.274

10 TSL30-10 5.16 4.16 0.399 0.276

12 TSL30-12 5.11 4.13 0.395 0.278

高性能熱線反射ガラス 高性能熱線反射

(可視光透過率8%) サンルックスSS8

6 SS8-6 4.66 3.84 0.230 0.184

8 SS8-8 4.62 3.81 0.233 0.188

10 SS8-10 4.58 3.78 0.236 0.193

12 SS8-12 4.53 3.75 0.240 0.198

表31 ガラスの種類と性能値(一次エネルギー消費量・PAL*計算入力用)

タイプ ガラス種類 旭硝子品種(商品名) 板厚

[mm] 記号 熱貫流率[W/(m2・K)] 日射熱取得率[一]

ガラスのみ ブラインドあり ガラスのみ 明色ブラインド

(空気層複層 6mm)

透明複層ガラス

透明+透明 透明複層ガラス

6 FL6+A6+FL6 3.29 2.91 0.751 0.422

8 FL8+A6+FL8 3.25 2.88 0.729 0.421

10 FL10+A6+FL10 3.21 2.85 0.703 0.419

12 FL12+A6+FL12 3.17 2.81 0.667 0.414

熱線吸収複層ガラス

熱吸グリーン+透明 サングリーンペア 6 SVFL6+A6+FL6 3.29 2.91 0.527 0.331

8 SVFL8+A6+FL8 3.25 2.88 0.470 0.309

熱線反射複層ガラス

熱反シルバー+透明 サンカットΣクリアペア

6 SKFC6+A6+FL6 3.28 2.91 0.610 0.367

8 SKFC8+A6+FL8 3.24 2.87 0.592 0.365

10 SKFC10+A6+FL10 3.20 2.84 0.571 0.363

12 SKFC12+A6+FL12 3.16 2.81 0.542 0.357

高性能熱線反射複層ガラス 高性能熱線反射

(可視光透過率30% +透明)

サンルックスペア TSL30ペアガラス

6 TSL30-6+A6+FL6 3.13 2.78 0.324 0.230

8 TSL30-8+A6+FL8 3.09 2.75 0.320 0.230

10 TSL30-10+A6+FL10 3.05 2.72 0.314 0.230

12 TSL30-12+A6+FL12 3.01 2.69 0.306 0.229

高性能熱線反射複層ガラス 高性能熱線反射

(可視光透過率8% +透明)

サンルックスペア SS8ペアガラス

6 SS8-6+A6+FL6 2.93 2.63 0.176 0.144

8 SS8-8+A6+FL8 2.90 2.60 0.177 0.146

10 SS8-10+A6+FL10 2.86 2.57 0.177 0.149

12 SS8-12+A6+FL12 2.83 2.55 0.178 0.152

表32 ガラスの種類と性能値(一次エネルギー消費量・PAL*計算入力用)

タイプ ガラス種類 旭硝子品種(商品名) 板厚

[mm] 記号 熱貫流率[W/(m2・K)] 日射熱取得率[一]

ガラスのみ ブラインドあり ガラスのみ 明色ブラインド

複層

(空気層6mm)

Low-E複層ガラス Low-E(高日射遮蔽型)+透明

高遮熱断熱 Low-E複層ガラス サンバランス トリプルクール

6 LN6+A6+FL6 2.46 2.24 0.276 0.209

8 LN8+A6+FL8 2.43 2.22 0.278 0.212

10 LN10+A6+FL10 2.41 2.20 0.278 0.215

12 LN12+A6+FL12 2.39 2.18 0.279 0.219

Low-E複層ガラス Low-E(高日射遮蔽型)+透明

高遮熱断熱 Low-E複層ガラス プレミアムクール

6 LR6+A6+FL6 2.47 2.25 0.323 0.239

8 LR8+A6+FL8 2.45 2.23 0.324 0.243

10 LR10+A6+FL10 2.42 2.21 0.324 0.245

12 LR12+A6+FL12 2.40 2.19 0.322 0.249

Low-E複層ガラス Low-E(日射遮蔽型)+透明

高遮熱断熱 Low-E複層ガラス サンバランス アクアグリーン

6 LQ6+A6+FL6 2.47 2.24 0.408 0.285

8 LQ8+A6+FL8 2.44 2.22 0.405 0.288

10 LQ10+A6+FL10 2.42 2.20 0.402 0.291

12 LQ12+A6+FL12 2.40 2.19 0.396 0.293

Low-E複層ガラス Low-E(日射取得型)+透明

高遮熱断熱 Low-E複層ガラス サンバランス ピュアクリア

6 LP6+A6+FL6 2.48 2.26 0.558 0.359

8 LP8+A6+FL8 2.46 2.24 0.548 0.361

10 LP10+A6+FL10 2.44 2.22 0.535 0.361

12 LP12+A6+FL12 2.41 2.20 0.515 0.359

Low-E複層ガラス Low-E(日射取得型)+透明

高遮熱断熱 Low-E複層ガラス サンバランスシルバー

6 LS6+A6+FL6 2.58 2.34 0.555 0.353

8 LS8+A6+FL8 2.55 2.32 0.543 0.353

10 LS10+A6+FL10 2.52 2.29 0.529 0.352

12 LS12+A6+FL12 2.50 2.27 0.507 0.350

Low-E複層ガラス(寒冷地型)

透明+Low-E(日射取得型)

高断熱 Low-E複層ガラス サンバランス ピュアクリア

6 FL6+A6+LP6 2.48 2.26 0.588 0.383

8 FL8+A6+LP8 2.46 2.24 0.577 0.380

10 FL10+A6+LP10 2.44 2.22 0.563 0.376

12 FL12+A6+LP12 2.41 2.20 0.542 0.369

Low-E複層ガラス(寒冷地型)

透明+Low-E(日射取得型)

高断熱 Low-E複層ガラス サンバランスシルバー

6 FL6+A6+LS6 2.58 2.34 0.606 0.403

8 FL8+A6+LS8 2.55 2.32 0.592 0.399

10 FL10+A6+LS10 2.52 2.29 0.576 0.394

12 FL12+A6+LS12 2.50 2.27 0.552 0.386

・上記記載の商品は代表構成です。ここに記載されていないガラス構成など詳細は、お問い合わせください。

・ 上記記載の性能値は、ガラスのみは当社の対応ガラス構成の性能値で、JIS R3106およびJIS R3107に準拠しています。

・ブラインドあり及び明色ブラインドは板硝子協会で定められた計算法に準拠した当社対応ガラス構成の性能値を示しています。

3-6-18

光・熱・省エネルギー

3 - 6