項 目 担 当 関係機関
1. 防災拠点施設の整備 総務部、財務部
2. 通信施設等の整備 総務部
3. 備蓄施設等の整備 総務部
4. 避難施設の整備 総務部、健康福祉部
1. 防災拠点施設の整備
市役所庁舎周辺を行政・文化・福祉の中心核であるシビックセンター地区と位置づ けている。そこで、市庁舎の建設とともに防災機能を有した防災センター等の機能を 持たせた施設を整備し、災害発生時も市災害対策本部の拠点施設として、応急対策の 中心的役割を担うようにする。
また、各公共施設においても、風水害等発生時に利用者等の安全を確保し被害を軽 減するとともに、活動の拠点として活用できる設備を整備する。
■主な事業
防災センターの整備 市役所の建設にあわせて防災機能を有した防災センターの整 備に向けて基本構想を検討する。
災害対策要員のための 備蓄の推進
災害発生時にライフラインが途絶した場合に備え、市役所やそ の他の市有施設に防災備蓄倉庫を設置し、職員の活動を支えるた めの仮設トイレ、食料、飲料水等資機材等の備蓄を行う。
2. 通信施設等の整備
浦安市では、災害時の通信を確保するため防災行政無線( 固定系・移動系) 、地域防 災無線が設置されている。
また、県との通信を確保するために千葉県防災行政無線( 防災情報ターミナルちば) や千葉県防災情報システムが設置され運用されている。
今後も施設の更新や増設、あるいは新しい通信システムの導入などを行い、災害時 の情報の受送信の確保、気象注意報・警報等の伝達体制の整備を推進する。
また、アマチュア無線等による被害情報等の収集体制についても、関係団体と連携 を図る。
■浦安市の無線施設
■主な事業
地域防災無線の更新 現在設置されている地域防災無線が平成 23 年 5 月 31 日までし か使用ができないため、地域防災無線の更新又は他の通信手段を 含め検討する。
新しい通信手段の検討 新しい通信メディアの活用について検討する。
アマチュア無線の活用 アマチュア無線の各局を通じて通信途絶時の被害情報の収集 ができるようアマチュア無線団体と協議を行い、体制を構築す る。
3. 備蓄施設等の整備
災害発生時は、ライフライン停止や流通、交通の混乱により応急対策用の資機材や 物資・食料等の確保が困難となる。そのため、道路の混乱がおさまり被災地外からの 支援が受けられるまでの間について、自力で対応できるように計画的に備蓄
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を推進す る。
■主な事業
備蓄倉庫の整備 現在、市の公共施設・公民館等に防災備蓄倉庫を設置し、避難 場所にコンテナ式の防災備蓄倉庫を設置している。今後、新たに 避難所となる新設の学校、公園に防災備蓄倉庫を設置する。
備蓄計画の検討 現在、食料、毛布等の生活必需品と発電機、仮設トイレ等の応 急対策用資機材を備蓄している。食料等の有効期限があるものに ついては、家庭内備蓄など自助・共助・公助の観点も考慮して、
適正な備蓄目標をもった備蓄計画を検討する。
また、感染等の予防に係る消毒に使用する薬剤及び器具等につ いて県と連携し、備蓄に努める。
備蓄品の更新 備蓄計画に基づき必要な資機材を整備する。また、被害の地域 的な分布も考慮して資機材の再配置も検討する。
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備蓄品については、資料編「備蓄資機材一覧」を参照のこと。
●浦安市防災行政無線( 固定系)
市役所( 防災課) に親局、消防本部に遠隔制御器が設置され、親局から市内随所に設置した 子局( 屋外スピーカー) に一斉・地区別・個別の放送が可能である。
●浦安市防災行政無線( 移動系)
市役所( 防災課) に基地局が設置され、移動局( 車載、携帯)との間で通信を行う。
●浦安市地域防災無線
市役所( 防災課) に親局、道路管理課に副統制台が設置され、市内の防災機関、避難所、自 治会等に設置された半固定型無線機、車載型無線機、携帯型無線機との間で通信を行う。
市内の学校、公園等が避難場所として指定されており、今後、新設の小中学校、公 民館等を新たな避難場所として指定し、避難者の収容能力の拡大を図る。災害時要援 護者に対しては、避難生活を支援するために専用の施設として福祉避難所
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を指定する。
また、避難場所の周辺に避難場所誘導板、避難場所標示板等を設置する。
■避難場所の種類
■主な事業
避難場所の指定・整備 避難者 1 人あたり 1. 65 ㎡を基準として、洪水ハザードマップ をもとに浸水する可能性のない小中学校等を避難場所として指 定する。
避難場所として指定した施設には、収容施設の耐震性の確保や 備蓄倉庫を設置し、避難生活に必要な物資の備蓄を図る。また、
避難場所とヘリポートの臨時離発着場の区別等を図るよう活用 について検討する。
福祉避難所の指定 お年寄り、体の不自由な避難者等、災害時要援護者が少しでも 快適な避難生活をおくることができるよう、総合福祉センター、
公民館等を福祉避難所として指定する。
避難場所標示板等の設 置
安全な避難のために避難場所誘導板や避難場所標示板を設置 する。
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福祉避難所
障がい者や心身に衰えのある高齢者、乳幼児等、避難所での生活において特別な配慮( 身体的ケアやコ ミュニケーション支援等) を必要とする方々を収容し保護する施設
4. 避難施設の整備
避難場所
一時避難場所 延焼火災などから一時的に
安全を確保する場所 ( 公園等)
福祉避難所( 公民館等)
避 難 所 避 難 者 を 収 容 す る 施 設 ( 学校・公民館等の建物)