6. 日本の港湾防災
6.1. 日本の港湾防災に係る政府他の政策・取り組み
6.1.2. 港湾防災に関する日本政府の政策
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最終報告書
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液状化判定方法の変更
防災拠点及び耐震強化岸壁
地震・津波に対する港湾荷役設備の強化
2) 海上輸送ネットワークの確保と港湾相互間の広域的な連携
地震・津波に対する主要な港湾施設の強化
臨海部の安全誘導対策
港湾相互間の広域連携の確立
3) 人命を守るための方策
水門の効果的な運用
避難方法の改善
事業継続計画(BCP)の確立
地方自治体も港湾防災に関係する政策を作成してきている。国土交通省及び地方自治体がとり まとめた日本の港湾防災に関する主な政策文書は次がある。
表 6.1-1 国土交通省他日本の港湾防災政策文書リスト
災害対策の主要ポイント キーワード
① 国交省による政策的文書
【文書-1】「港湾における大規模地震対策施設整備の基本方針」(H8.12)交通政策審議会
〇大規模地震対策施設の整備 耐震強化岸壁、広場、臨港道路
【文書-2】「臨海部防災点検マニュアル」(H9.3)運輸省港湾局
【文書-3】「港湾の防災に関する提言」(H15.7) 港湾の防災に関する研究会
〇セーフティ機能の発揮
〇ゲートウェイ機能・バイパス機能の発揮
〇スペース機能の発揮
情報伝達システム、防災情報ネットワークシステム、港湾EDI、耐震 強化岸壁、施設の老朽化対策、オープンスペース
【文書-4】「地震に強い港湾のあり方-災害に強い海上輸送ネットワークの構築と地域防災の向上を目指して」
(H17.3)交通政策審議会
〇災害拠点における防災拠点機能の強化
〇被災地域における物流拠点機能の強化
〇代替輸送に対する支援機能の強化
〇津波災害に対する防護機能の強化
耐震強化岸壁、緊急物資保管施設、緊急輸送道路、コン テナクレーン免震化、被害想定マップ、津波情報伝達装置、避 難ルート指定、避難誘導表示板、津波来襲後の流出防止対 策
【文書-5】「港湾における地震・津波対策のあり方-島国日本の生命線の維持に向けて」(H24.6) 交通政 策審議会
〇港湾の津波からの防護
〇港湾の災害対応力の強化
〇災害に強い海上輸送ネットワークの構築に向けた 対策の推進
防潮堤、設計津波水位、粘り強い構造、耐震強化岸壁、
港湾BCP、耐震性・耐津波性、災害に強い海上輸送ネッ
トワーク、船舶航行の安全性確保、広域的バックアップ体制
50 出典:調査団作成
これら政策では、災害時において港湾に期待される役割の分析を踏まえ、港湾における防災施 策として港湾のセーフティ機能、ゲートウエイ機能・バイパス機能及びスペース機能の強化を図 ることの重要性が指摘されている。それぞれの政策において、被災経験やその時の社会的要請を 踏まえ具体的な施策が示されている。耐震強化岸壁の整備やコンテナクレーン免震化等港湾施設 の強化とともに、オープンスペース、緊急物資保管施設、緊急輸送道路、津波来襲後の流出防止 施設等の施設整備、情報伝達システムや広域バックアップ体制の構築等が挙げられている。加え て、災害時に港湾がその機能の継続、早期回復のためのBCPの重要性も述べられている。港湾で 働く人や港湾来訪者、更には港湾近接地域の人々の命を守るための施策として、被害想定マップ゚ の作成や避難ルート指定、津波情報伝達装置や避難誘導表示板の設置などの必要性も示されてい る。
こうした日本の港湾防災の政策は、被災経験及び社会的要請を反映し、その重点は変化してき ている。阪神淡路大震災(1995年)による被災後には、耐震強化岸壁の整備などハード対策を中心 に推進してきた【文書-1】。その後、平成16年(2004年)12月のスマトラ島西方沖地震(インド洋 大津波)を契機に地震・津波の来襲に対する港湾機能と安全性確保の観点から「耐震強化岸壁緊 急整備プログラム」(平成18年)を策定した。この頃から日本の港湾分野においても、被害想定マ ップなどのソフト対策について検討が進み【文書-4】、東日本大震災(2011年)以後はさらに進んで 港湾事業継続計画(港湾BCP)の作成に取り組んでいる。【文書-6】。
【文書-6】「港湾の事業継続計画策定ガイドライン」(H27.3)国土交通省港湾局
① 分析・検討、②方針の策定、③対応計画の 検討、④港湾BCP のとりまとめ、⑤マネジ メント活動
事業継続計画 (BCP)、事業継続マネジメント (BCM)、港湾 の事業継続計画 (港湾BCP)
② 国内の地方自治体における指針など
【文書-7】「港湾・漁港における大規模地震対策に関する基本方針~緊急物資輸送等のネットワークの構築」
(H18.3) 長崎県
〇防災拠点港における大規模地震対策
〇港湾・漁港におけるネットワークの構築
耐震強化岸壁、緊急輸送道路、関係施設のデータベース
【文書-8】「東京の防災プラン(島しょ地域)」(H27.3) 東京都
〇迅速な避難の実現
〇備蓄・輸送体制の確保
被災想定シナリオ、津波避難施設、津波注意標識、ハザード マップ、海岸堤防の嵩上げ、緊急輸送用岸壁等の整備
③ 国内における災害に強い港湾設計にかかる資料
【文書-9】「港湾の防災・減災対策と災害復旧事業について」
【文書-10】「国土強靭化アクションプラン2014」(H26.3)
〇情報共有、情報提供の体制整備
〇サプライチェーンマネジメントの確保
重要業績指標 (KPI)、津波ハザードマップ、緊急確保航路、
港湾BCP
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