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10. 孤立地域の人々の社会サービスへのアクセス向上

10.5. ガイドライン

10.5.1. 全体の流れ

ガイドラインの構成は、2 段構えとする。第一段階のスクリーニングは、政府統計事務所の統 計表から、機械的にふるい分けを行う。さらに、第二段階においては、さらに地域的な情報によ る振り分け、絶対必要条件の確認を行い、最終的にここで選ばれた港湾を予算要求港湾として取 り扱う。これまでは、LGUからの要求、政治家化の要望などで整備されることもあり、必ずしも 合理的な判断基準がなかったが、これらの手順を踏み、公平、合理的に予算要求港湾を決定する。

ガイドライン、スクリーニング基準は、DOTCとDILGとの間で、ルール化する必要がある。

最終報告書

167 出典;調査団作成

図 10.5-1 港湾選定の流れ

10.5.2. 第一次選定基準

最新の国家統計局事務所のデータ、DOTC、PPA の予算履歴に基づき、第一次の選定基準は以 下のとおりとする。

① 港湾のない市、町を優先する。2つ以上の港湾をセイブする場合は慎重に審議する。

② 市、町の収入が、第一クラスに該当する場合は、選定の対象外とする。

③ 困率が30%以上の市、町を優先する。(対象地域全体の貧困率バランス加味して設定)

④ 段階整備プロジェクトを除き、過去3年以内に、DOTCまたは、PPA が予算を付けた港 湾は、選定の対象外とする。(政権任期6年の半分を基準とした)

⑤ 去にODAによる投資がある港湾は除外する。(機会均等性)

168

10.5.3. 第二次選定基準

DPWH の GIS マップに港湾所在地を落とし込む。最新の国家統計局事務所データ現地の潮 位データから、第二次選定を以下の通り行う。

① 市、町の裨益人口が、25000人以上であること基本とする。(地域の人口分布から)

② 近隣港湾との距離が10㎞以上であること。(トライスクルで2時間)

③ 国道までの距離が10㎞以上であること。(トライスクルで2時間)

④ 港湾水深が、平均潮位で4m以上確保できること。(干潮時にも接岸可能)

10.5.4. 絶対必要条件

候補港湾を最終決定するには、以下の絶対必要条件を確認する。

① 当該地が、DENRの環境保護地区に指定されてしないこと。

② 当該用地が、LGUの所有となっていること。

③ LGUが、完成後の港湾維持管理予算を負担できること。維持管理事項は、MoUで確認す る。

④ LGUが、繋船許可、料金徴収、安全管理、清掃等の責任者を置き、適切に港湾の管理運 営を行えること。

10.5.5. 施設の災害対策及びBCPの策定

台風や地震の高災害リスク地域に港湾が存在する場合で、かつその港湾が定期旅客船や定期フ ェリーの発着サービスを担っている場合は、港湾施設の事前の災害対策を行う。過去の被災から、

高災害リスクエリアとは以下の地域をさすと定義する。

1) 台風:シンプソンスケールで風速210km/h以上の暴風が予想される地域 2) 地震:メルカリ震度階級で、9階級以上の地震が50年以内の予想される地域

具体的な地域は以下の図面に示す。このような災害強化地方港湾においては、施設活用を最大 限引き出すため港湾BCPを策定する。詳細は13章。

最終報告書

169 出典:OCHAアジア太平洋事務所

図 10.5-2 フィリピン国の自然災害リスク地域

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