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温海ゾーン(油戸~鼠ヶ関地区、地区数 7)

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温海ゾーンは油戸から新潟県との県境まである鼠ヶ関地区までの海岸である。朝日山地か ら続く山が海岸近くまで迫り、両端を岬に囲まれた砂浜幅が狭い海岸が点在する。このため、

海岸林はなく砂丘植生も見られない。

z 小規模なポケットビーチが点在し海浜は安定している

z 海岸林や砂丘植生は少ない

海岸の変化要因は、全てタイプ5「安定」である。砂丘植生と海岸林は少ない。

① 由良北地区

由良北地区は両側を岩礁で挟まれた延長約0.7kmの海岸である。海岸の変化要因はタイプ 5に該当する。全域で見られた砂丘植生は消失している。

1970年代(1976年)

0 50 100 150 200

50 200 350 500 650

沿岸方向距離(m)

占有延長(m)

1:砂浜 2:砂丘植生 3:海岸林 4:その他

2000年代(2007年)

0 50 100 150 200

50 200 350 500 650

沿岸方向距離(m)

占有延長(m)

図 3.7.38 土地利用の変化(由良北地区)

1970 年代汀線 由良北地区

表 3.7.3 山形県地区海岸一覧表

ゾーン ゾーン名 地区 地区名 タイプ 勾配1/n 原稿図 特性

遊佐 1 吹浦 5 10 1 ポケットビーチ・ 安定

遊佐 2 比子・宮海 2 11~21 1~2 酒田北港建設により南部で侵食し砂浜減少・北部で堆積し砂浜、植生増加

遊佐 3 酒田港 4 11 3 埋立

酒田 4 十里塚 2 11 3~4 酒田北港建設により北部で侵食し砂浜と海岸林が減少。防波堤直近で堆積し砂浜増加

酒田 5 浜中 2 8~14 4~5 ポケットビーチ・ 安定

温海 6 油戸 5 10 6 ポケットビーチ・ 安定

温海 7 由良北 5 10 6 ポケットビーチ・安定・植生減少

温海 8 由良 5 10 6 ポケットビーチ・ 安定

温海 9 三瀬 5 10 6 ポケットビーチ・安定・植生減少

温海 10 小波瀬 5 10 6 ポケットビーチ・ 安定

温海 11 鼠が関 5 10 7 ポケットビーチ・ 安定

タイプ1:防波堤などの波の遮蔽域形成に伴って遮蔽域外から遮蔽域内へと砂が運ば れて周辺域で侵食が生じる。

タイプ2:一方向の沿岸漂砂の流れが防波堤などの構造物によって阻止され下手側で 侵食、上手側で堆積が進む。

タイプ3:河川や海食崖からの供給土砂の減少により侵食が進む。

タイプ4:港湾・漁港などの建設による埋立て。

タイプ5:安定(概ね変化なしを含む)

図 3.7.39 Ⅰ.遊佐ゾーン

Ⅰ.遊佐ゾーン

秋田県

1

酒田北港

酒田港

最上川 2

3

月光川

日向川 吹浦漁港

宮海 比子

菅里

図 3.7.40 Ⅱ.酒田ゾーン

Ⅱ.酒田ゾーン

5

湯野浜 4 酒田港

最上川

赤川新川

浜中

十里塚 宮野浦

図 3.7.41 Ⅲ.温海ゾーン

Ⅲ.温海ゾーン

6

由良

新潟県

小波瀬

鼠ヶ関

三瀬

油戸 7

8 9

10

11

(4) 新潟県(上中下越地方)

新潟県(上中下越地方)の海岸は日本海北区に属し、信濃川・阿賀野川・関川などの数多く の河川によって育まれた平野と砂丘が比較的単調な海岸線を形成している18。一方、北部の山形 県境から岩船港まで、中央部の角田岬から出雲崎まで、南部の姫川流域一帯では岩礁海岸と両 端を岬に挟まれた比較的小規模なポケットビーチが点在する。

沿岸部は、国定公園や県立自然公園に指定されているなど、海岸部には環境関連の法規制も 多い。環境省が選定した快水浴場百選では、瀬波温泉海水浴場(村上市)、番神・西番神海水浴 場(柏崎市)があり、また自然景観では日本の渚・百選として、鯨波・青海川海岸(柏崎市)

が選定されており、更に白砂青松百選には、護国神社周辺の海岸(新潟市)、お幕場(神林村)

が選定されている。

本調査で対象とした海岸は延長約 245km(佐渡島を含む)の砂浜海岸である。対象海岸を図

3.7.42に示す6つのゾーンに区分し、北から山北・岩船、神林・阿賀野川、新潟西海岸、出雲崎、

柏崎・上越、糸魚川の順とした。

18新潟県:新潟北沿岸海岸保全基本計画,2003.

図 3.7.42 新潟県(上中下越)海岸ゾーン区分

新潟県

山北・岩船

神林・阿賀野川

新潟海岸

出雲崎

柏崎・上越

糸魚川

佐渡

グラフ解説地区 越前浜

五十嵐浜

青海

柿崎

荒浜

野積

村松浜 神林

瀬波

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