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第2章 触媒層スラリー特性及び発電特性の評価方法

2.3 発電特性

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2.3 発電特性

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2.3.2 セルの作製

評価セルの概略図をFig.2.4に示す。作製したMEAを直線型の流路を設けた金 属セパレータにて挟持し,セルとした。ガスシールは,シリコンゴム製のガスケ ットを用いた。セル組み付け時の面圧は感圧紙(プレスケール,富士フィルム製)

を用いて,いずれのセルにおいても,ほぼ一定圧力(1MPa程度)となるように 固定した。運転中,セパレータに設けられた熱電対の温度が,評価時の温度であ る80℃となるように,プレッシャープレートに設置したラバーヒータで加熱し た。

Fig.2.4 Schematic diagram of cell.

2.3.3 測定装置及び評価条件

測定装置の概略図をFig.2.5に示す。供給されるアノードガス(H2)とカソード ガス(窒素で希釈した酸素)は,マスフローコントローラ(MFC)により制御し た。各電極に供給するガスは,ともにバブラー式の加湿器を介し加湿し,セル温 度に対してバブラー内の純水温度を管理することで相対湿度を制御した。加湿 されたガス中の水分が凝縮しないように配管にはリボンヒータを設置し,ガス 温度を管理した。セルから取り出す電流は,外部負荷装置により制御した。プロ トン輸送抵抗を測定する際には,ポテンショガルバノスタット(電圧・電流制御 装置,Hz-5000,北斗電工製)を介し,周波数応答解析機(FRA 5020A,エヌエ フ回路設計ブロック製)とセルとを接続する構成とした。

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Fig.2.5 Schematic diagram of the evaluation device.

2.3.4 I-V性能

電流値を変化させたときの電圧値を測定した。電圧値が十分安定する出力と なるまで,各電流値にて電流を300s保持後,電圧の出力値とした。電流値を電極

面積10cm2(2cm×5cm)で除して電流密度を算出し,電圧値との関係(I-V曲線)

を取得した。測定は,相対湿度40%,セル温度80℃にて,アノード側へはH2ガス を流量6.7×10-5 Nm3/sで,カソード側へはO2ガス(ガス中のO2濃度10%)を流量

2.5×10-4 Nm3/s,ガス圧力200kPaにて供給し,実施した。スタックを見越した場

合,MEAのカソード面内では,O2ガスの濃度勾配が生じるため,供給する大気 中のAir(O2濃度20%)の1/2とした。

2.3.5 酸素輸送抵抗R

other

1.3.4にて,概要を記載したように限界電流密度法により,カソード触媒層の酸 素輸送抵抗Rotherを評価した[16,17]。限界電流密度の測定は,相対湿度90 %,セ ル温度80 ℃の条件で,アノード側へはH2ガスを流量6.7×10-5 Nm3/sで,カソード 側へはO2ガスを流量2.5×10-4 Nm3/sで供給し行った。ガス圧力は125,154,202 kPa と変化させた。各ガス圧力条件にて,カソード側のO2ガス濃度は,1.0,1.3,1.8,

2.6 mass % となるようN2ガスで希釈し,電圧値を変化させたときの電流値Ilim

測定した。得られたIlimから1.3.4節に示した(1.6)式によってRtotalを算出した。

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2.3.6 プロトン輸送抵抗R

ion

1.3.4にて、概要を記載したように交流インピーダンス測定により,カソード触

媒層のプロトン輸送抵抗Rionを評価した[22,23]。相対湿度40 %,セル温度80 ℃ の条件で,アノード側へはH2ガスを,カソード側へはN2ガスをいずれも流量 8.3×10-6 Nm3/s,ガス圧力100 kPaにて供給し行った。MEAに印加する交流電位変 調は,振幅 15 mV,周波数15000-0.1 Hzとし,得られた信号はFRAで解析し,ナ イキスト線図を作成した。得られたナイキスト線図より,線図を線形外挿し実数 成分と交わる点を3倍した値を,カソード触媒層のプロトン輸送抵抗Rionとした。

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触媒層スラリーの粒子及びアイオノマ分散状態

と発電特性の関係

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