• 検索結果がありません。

教会と神の王国

ドキュメント内 歴代大管長の教え (ページ 120-130)

「この教会が主の教会であり,主がその諸事を導いておられ ることを,確実にあらゆる人に知らせてください。そのような 神聖な組織の会員であることは何という特権でしょうか!」

ジョセフ・フィールディング・スミスの生涯から

1

970 年 1 月 23 日から 1972 年 7 月 2 日までの在任中に,ジョセフ・フィール ディング・スミスが大管長として行った奉仕は,主の王国における生涯にわたる 献身の極致だった。大管長は,冗談交じりに,教会における最初の任務は,生 後間もなく与えられたと語っている。 9 か月のときに,父ジョセフ・F・スミス と一緒に,ユタ州セントジョージまでブリガム・ヤング大管長に同行し,セント ジョージ神殿の奉献式に出席している。1

青年のころ,ジョセフ・フィールディング・スミスは専任宣教師として奉仕し,

後に神権定員会の会長および青年男子相互発達協会(今こんにちの若い男性組織 の前身)の中央管理会会員に召された。また,教会歴史事務局の書記としても 働き,父が大管長だったときには,非公式の書記として人知れず彼を助けた。

こうした奉仕の機会を通じて,ジョセフ・フィールディング・スミスは,霊感に基 づく教会の組織,個人と家族を永遠の命へと導く教会の役割をよく理解するよ うになった。

ジョセフ・フィールディング・スミスは 1910 年 4 月 7 日に,主イエス・キリス トの使徒に聖任された。同定員会会長として奉仕したおよそ 20 年を含むおよ そ 60 年にわたり,十二使徒定員会会員として奉仕した。使徒として,全世界の 教会を導く手助けをした。教会の使命を達成する様々な業に従事し,教会歴史 家,ソルトレーク神殿会長,ユタ州系図協会会長,大管長会顧問を歴任した。

飾りけのない控えめな男性,ジョセフ・フィールディング・スミスは,決して自 分からこうした職を求めることはなかった。しかし,主から召されて奉仕する ときには喜んで熱心に応じた。ある日,集会に出席したときに,そのような献 身的な態度を静かに示した。 89 歳であった。自宅から集会の会場に向かう 途中,一続きの階段を転げ落ちてしまった。足をけがしたにもかかわらず,責 任を果たすために ― 彼の言葉によれば,「老人のように足を引きずりながら」

第 8 章

― 400 メートルほど歩いたのである。集会後,歩いて帰宅し,やっと医者に 診てもらった。その結果,スミス大管長の足は何か所も骨折していることが分 かった。そのときの経験について,後にスミス大管長は次のように語っている。

「集会は長すぎたようですね。でも当時は,ほとんどの集会がそうでした。」2 末日聖徒の若人に向けたメッセージの中で,スミス大管長は教会の業になぜ それほどまでに献身的なのか,その理由を次のように語っている。

「わたしは神が生きておられることを知っています。イエス・キリストが肉に おける天の御父の独り子であられることを知っています。預言者ジョセフ・スミ スとその後継者たちの使命に対して揺るぎない信仰を持っています。

わたしは,自分が生きていることを知っているように確かに,イエス・キリス トの永遠の福音が真実であると知っています。もし仮にそれを知らないとす れば,わたしはこの職にあることも,この業に関与することも望まないでしょう。

しかし,わたしはそのことを全身全霊で知っています。神がわたしに明らかに されたからです。」3

ジョセフ・フィールディング・スミスの教え

1

何世紀もの霊的な暗くらやみと背教の後に,主は福音を回復し,

地上に御自身の教会を組織された

主は福音を回復し,地上に再び御自身の教会を組織されました。そのような 組織と回復が必要だったのは,実に,何世紀にもわたって世の人々が霊的な暗 闇の中にあり,権能も知識も失われていたからです。生ける神を礼拝する方法 を知らなかったからです。……

永遠の聖約は破られ,福音の原則に関する正しい知識は背教の過程で消え 去り,福音の儀式を執行する権能は人々の間に存在しませんでした。これらす べてが回復され,そして天の窓が開いて福音が回復されることにより,信仰が 人々の間で増すことが必要になったのです。

そこで主は,御自分のもとから,完全な福音,力,人々に授ける神権の権能を 携えた使者を送り,戒めをお与えになりました。……なぜなら,主は世に下ろ うとしている災いを御存じだったからです。また,適切な警告,福音を受ける機 会が人々に与えられ,その結果,人々が悔い改めて,邪悪な道から離れ,主に仕 えることが主の御こころ心だったからです〔教義と聖約 1:17 - 23 参照〕。4

わたしたちは末日聖徒イエス・キリスト教会が地上における神の王国であっ て,救いに関する真の教義を学び,聖なる神権の権能を見いだすことのできる 唯一の場所であることを宣言します。5

愛する兄弟姉妹の皆さん,わたしは主がわたしや世界の様々な国で主の教会 に集う忠実な会員,そして全世界のすべての神の子供たちに与えてくださった 祝福に,言葉では言い尽くせないほど感謝しています。

主は,福音の律法を信じ,その律法に従うすべての人が救われるよう,この 終わりの時に永遠の福音を回復してくださいました。わたしは日々の暮らしの 中で,そのことを主に感謝しています。6

2

主御自身がこの教会の業を導いておられる。

したがって,この教会の会員であることはわたしたちの特権である 末日聖徒イエス・キリスト教会は,文字どおり,地上における神の王国です。7 人はだれもこの教会を導くことはできないということをわたしは言いたいと思 います。この教会は主イエス・キリストの教会です。イエス・キリストがこの教 会の頭かしらであられるのです。この教会は主の名を冠し,主の神権を有し,主の福 音をつかさどり,主の教義を宣べ伝え,主の業を行っています。

主は御自身の目的を成し遂げるために,主の手に使われる者として,人を選 び,召されます。また,人が働くときに,指示し指導してくださいます。しかし,

人はあくまで主の手に使われる者であり,主の僕しもべが成し遂げるすべてのことに 対する誉れと栄光は永遠に主に帰するべきものです。

もし仮にこれが人の業であるなら,失敗に終わるでしょう。しかし,これは主 の業なのです。主が失敗されることはありません。また,わたしたちには次の ような確信があります。わたしたちが戒めを守り,イエスについて雄々しく証あかしを 述べ,主からゆだねられた責任を忠実に果たすなら,主は御自身のすべての目 的を成し遂げるために,わたしたちと教会を義の道にあって教え指導してくだ さいます。8

わたしは全世界の教会員に申し上げたいと思います。この教会には救い主イ エス・キリストの指示と指導の下になすべき神聖な使命があり,その使命に関 する主の計画をとどめるものは何一つないでしょう。教会は天の御父の計画を 成就するでしょう。世界中の聖徒が,主の教会の会員であることに対して,ま た,わたしたちの喜びと幸福のために福音を回復してくれた預言者ジョセフ・

スミスの使命に対して,日々,主に感謝するようわたしは望んでいます。9 すべての国の心の正直な人々に申し上げたいと思います。主は皆さんを愛し ておられます。皆さんが福音の完全な祝福を受けられるようにと望んでおられ ます。主は,今,皆さんがモルモン書を信じ,ジョセフ・スミスを預言者として

第 8 章

受け入れ,地上における神の王国に入り,天の王国で永遠の命を受け継ぐよう 招いておられるのです。10

教会が組織されて以来,人が教会を導いたことは一度もありません。ジョセ フ・スミスあるいはブリガム・ヤングの時代にも,そのようなことはありませんで した。これまでずっと,そのようなことはなかったのです。この業は主の業で す。忘れないでください。この業を行われるのは全能の神であって,人ではな いのです。11

わたしは知っています。末日聖徒イエス・キリスト教会は地上における神の 王国です。また,教会は現在組織され導かれているとおりに主の承認を受けて おり,今後も主が導かれる方向へ進んで行きます。

この教会が主の教会であり,主がその諸事を導いておられることを,確実に あらゆる人に知らせてください。そのような神聖な組織の会員であることは何 という特権でしょうか! 12

3

教会が組織されているのは,会員が現世で喜びと幸福を,

来世で永遠の命を見いだすことができるよう助けるためである 主はすべてのことを秩序正しく確立し,わたしたちに完全な仕組みを与えてく ださいました。人がそれに手を加えることはできません。もしわたしたちが主 から啓示されたことを主から啓示されたように実行するならば,すべてのこと が完全になるでしょう。なぜなら,この組織は完全な組織だからです。その理 論,すなわちその計画には欠陥がないからです。13

主は主の教会の中に使徒と預言者に導かれる神権組織を設立されました。

またそのほかの組織も設けられました。……神権を助け支えるためです。

それぞれの福音の神権時代には,満たすべき特定の必要や解決するべき問 題があります。また教会員を助け支えるために与えなければならない援助があ ります。主の前に「恐れおののいて」自分の救いを達成できるようにするため の援助です(ピリピ 2:12 参照)。そのため,教会には神権を助け支える補助 組織〔扶助協会,若い男性,若い女性,初等協会,日曜学校〕があります。こ れらが組織されたのは,どのような社会的状況が存在するのであれ,人々の必 要を満たすためです。補助組織は,神の統治機構の一部であり,教会員が生 活を改善し,現世においては喜びと幸福を,来世においては永遠の命を約束す る事柄を行えるよう助けるために設けられています。……

教会とその機関は,家族と個人を助ける奉仕の組織を設けています。ホーム ティーチャー,神権指導者,ビショップが任命され,働きかける人々を,御父の

ドキュメント内 歴代大管長の教え (ページ 120-130)