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― キリストの証人

ドキュメント内 歴代大管長の教え (ページ 108-120)

「わたしたちは声を大にして,預言者ジョセフ・スミス,

祝福師ハイラム・スミス,彼らが据えた土台の上に築き 上げてきた預言者たちと使徒たち,そして義にか

なった人々の生涯と働きに感謝します。」

ジョセフ・フィールディング・スミスの生涯から

ョセフ・フィールディング・スミスは,幼いときから,自分の家族が預言者 ジョセフ・スミスと特別な関係にあることを知っていた。そして,預言者ジョセ フの兄であり忠実な友でもあった祖父ハイラム・スミスの模範に倣ならうように努 めていた。ハイラムは教会の指導者の一人として弟の傍らで忠実に務めを果た した。また,モルモン書の出版を助け,召されてモルモン書の八人の証人の一 人となった。 1844 年 6 月 27 日,イリノイ州カーセージで殉教したジョセフとハ イラムは救い主とその福音に対する証あかしを結び固めた。「彼らは生前に分かたれ ることはなく,また死後も離れることはなかった。」(教義と聖約 135:3)

ジョセフ・フィールディング・スミスは,父方の祖父母をまったく知らなかっ た。彼が生まれる何年も前に,祖父ハイラムは殉教しており,ハイラムの妻メ アリー・フィールディング・スミスも若くして亡くなっていたからである。ジョセ フ・フィールディング・スミスはこう語っている。「わたしは祖母スミスをまった く知りません。いつもそのことを残念に思ってきました。なぜなら,彼女はか つてこの世にいた人の中で最も気高い女性の一人だったからです。しかし,彼 女のすばらしい妹であるマーシー・トンプソンおばさんを知っていました。わ たしは子供のときに,よく彼女の家に行って彼女のひざの上に座り,預言者ジョ セフ・スミスについての話を聞いたものです。その経験をとても感謝していま す。」1

ジョセフ・フィールディング・スミスは,預言者ジョセフ・スミスをよく知って いた父ジョセフ・F・スミスの模範からも学んだ。ジョセフ・フィールディング・

スミスは父についてこう述べている。「父の証には疑いやためらいはまったくあ

第 7 章

ジョセフ・スミスとハイラム・スミス:「彼らは生前に分かたれることはなく,

また死後も離れることはなかった。」(教義と聖約 135:3)

りませんでした。特に,救い主の神性や預言者ジョセフ・スミスの使命につい て語るときにはそうでした。」2

これらの模範と教えによって,ジョセフ・フィールディング・スミスは少年時 代に,回復された福音に対して証を持つようになった。後に,「わたしは主なる 救い主イエス・キリストの使命や預言者ジョセフ・スミスの使命に疑いを持っ たことは一度もありません」と述べている。3 彼は福音を教えるとき,家族に特 有の言葉を使って証を述べることがあった。「わたしは預言者ジョセフ・スミ スを愛しているでしょうか。はい,かつて父が愛していたように,わたしも愛し ています。わたしはジョセフ・スミスを愛しています。それは彼が神の僕しもべだっ たからです。福音が回復されたからです。この人や彼とともに働いた人々に授 けられた祝福を通してわたしと家族に,また皆さんと家族に,恵みと祝福が与 えられてきたからです。」4

スミス大管長は家族からの教えと受け継ぎに感謝していたが,彼の証はまぎ れもない自身のものであった。このように語っている。「わたしは,神の預言 者ジョセフ・スミスが時満ちる神権時代の長になるように召されたという証を 主の御たまによって与えられたことに,いつも深く感謝してきました。」5 また別の 折には,次のように証した。「 1820 年にジョセフ・スミスが御父と御子にまみ えたこと,御父が御子を紹介されたこと,御子が彼に語りかけて,何を知りた いか尋ね,勧告を与えられたこと,すなわち,やがて別の光が射して,当時地上 になかった完全な福音が回復されるという約束とともになすべきことを告げら れたことを,わたしは神の賜たまものによって知っています。」次いで,彼はすべての人 が同じ証を得ることができると断言した。「それを知りたいと望んでいるこの 世のすべての人には,その特権があります。なぜなら,へりくだり,悔いる霊を もって心底謙けんそんになり,深く信じて主の前に行く人は皆,主が生きておられるよ うに確かにその知識を得るからです。」6

ジョセフ・フィールディング・スミスの教え

1

最も重要な二つのテーマ ― イエス・キリストは神の御 子であり,ジョセフ・スミスは預言者であった

わたしたちはイエス・キリストの御とジョセフ・スミスの名を関連づけてい ます。キリストは主であり,贖あがないの犠牲を成し遂げられました。イエス・キリス トはよみがえりであり,命です。イエス・キリストのおかげで,すべての人は不 死不滅によみがえります。また,主の律法を信じて律法に従う人々は,永遠の 命をも得ます。

第 7 章

ジョセフ・スミスは,救いをもたらす福音の真理を啓示によって受ける者とし て,また福音の儀式を執行するために高い所から力を授けられた正当な管理者 として,この終わりの時に召された預言者でした。

ジョセフ・スミスを通して明らかにされたこれらの真理は,再臨の前にすべて の国に伝えられます。したがって,モロナイがジョセフ・スミスに次のように告 げたのも驚くに当たりません。ジョセフ・スミスの「名〔は〕良くも悪くもすべ ての国民,部族,国語の民の中で覚えられ……,良くも悪くもすべての民の中で 語られる……。」〔ジョセフ・スミス― 歴史 1:33〕

また,後に主が預言者に次のように言われたことも驚くに当たりません。「地 の果ての人々があなたの名を尋ね,愚かな者はあなたをあざ笑い,地獄はあな たに激怒するであろう。

一方,心の清い者と,知恵のある者と,高潔な者と,徳高い者は,絶えずあな たの手から助言と権能と祝福を求めるであろう。」(教義と聖約 122:1- 2)

現在,地の果ての人々がジョセフ・スミスの名を尋ね始めており,多くの国で 大勢の人々がジョセフ・スミスを通して回復された福音に喜びを見いだしていま す。

この神権時代の幕開け以来,ジョセフ・スミスに示されたイエスの証あかしが,合 衆国,カナダ,イギリス,ヨーロッパの大半,また太平洋の島々で宣べ伝えられて きました。

近年では,メキシコ,中央アメリカの国々,南アメリカで,ほとんど信じられな いほどに御わざが進展しています。

また,現在〔 1971 年〕,アジアでは,福音のメッセージに対して過去に見られ ないほど多くの門戸が開かれています。教会は日本と韓国,台湾と香港で確立 されつつあり,またタイ,シンガポール,インドネシアで御業が進み始めていま す。

また,主の摂理により,現在真理のメッセージに扉を閉ざしているその他の 国々が教会に対して門戸を開き,イスラエルの長老たちが入って行って,それら の国に住む心の清い人にキリストについて,また預言者ジョセフ・スミスを通し てこの時代に地上にもたらされた主の王国の福音について告げる日が来ること でしょう。7

ジョセフ・スミスは今こんにちこの時代の人々に対するキリストと救いに関する知 識の啓示者です。8

わたしが最も重要であると常に考えている二つのテーマがあります。イエス・

キリストは世の罪のために十字架につけられた神の御子であることと,ジョセ

フ・スミスは時満ちる神権時代の到来に当たって召され任じられた預言者で あったことです。これが世界に向けたわたしのメッセージです。9

2

主はこの栄光ある神権時代の長となるようジョセフ・スミスを召された ジョセフ・スミスは,……この世に来て,聖なる使者たちの指示の下で,世を 主の来臨に備えるため,神の王国と,この驚くべき業と不思議の基を据えまし た。10

わたしは彼〔ジョセフ・スミス〕が天の御父によって召され任じられたこと,

神の御子から啓示と導きを受けたことを知っています。これによってあらゆる 人はこの事実を受け入れるならば益と祝福を得られるようになりました。11

主が預言者ジョセフ・スミスを立て,天を開いて啓示と戒めを与え,この栄え ある神権時代の長となるよう召されたことについて,わたしの心には微じんの疑 いもありません。彼が少年時代に出て行って祈り,父なる神と御子イエス・キ リストの前に立って御二方に実際にまみえたことを,わたしは完全に信じていま す。わたしの心に疑念はありません。これが真実であることを知っています。

後に彼がモロナイの訪れを受け,バプテスマのヨハネの手によってアロン神権 を受け,ペテロとヤコブとヨハネの手によってメルキゼデク神権を受けたこと,

そして神の命令によって 1830 年 4 月 6 日に末日聖徒イエス・キリスト教会が 組織されたことを,わたしは知っています。12

主は,この「まさに人の子らの中に現れようとしている大いなる驚くべき業」

の長となる者を選ぶに当たって〔教義と聖約 4:1 参照〕,世の学問や慣習に通 じた人を選ばれませんでした。主の方法は人の方法とは異なり,主の思いは人 の思いとは異なっています〔イザヤ 55:8 参照〕。世の学問による教えを受け た人には,捨てなければならない人の慣習と哲学があまりにも多すぎます。主 はその大いなる知恵によって,世慣れていない子供,14 歳の少年を選ばれまし た。主はこの若者に完全な福音を啓示されました。その福音は不信仰のため に世の人々が受け入れようとしないものでした。この若者ジョセフ・スミスは,

主のみもとから遣わされた使者たちによって教えられ,何年にもわたって天の 導きを受け,福音の回復の業と神の王国の建設を指導するように備えられまし た。13

ドキュメント内 歴代大管長の教え (ページ 108-120)