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ジョセフ・スミスの最初の示現に始まり,
神についての真実の知識が現代に回復された
わたしは最初の示現に心から感謝しています。御父と御子が若き預言者に 御みすがた姿を現し,神についての真実の知識を再び回復してくださいました。3
1820 年にはキリスト教界全体で神にかかわる真の教義が失われていまし た。昔の使徒や聖徒たちは分かりやすい真理を非常に明確に理解していまし たが,背教の世にあっては,そのような真理が神秘のベールに隠されて失われ てしまいました。古代のすべての預言者とイエス・キリストの使徒たちは,聖典 が非常に明めいりょう瞭に教えているように,御父と御子が別々の御方であるということ を明確に理解していました。ところが,この知識は背教により失われてしまっ たのです。……神は神秘のベールに包まれ,御父と御子はともに,人知では分 からない一体化された霊の存在で,体や器官も感情もお持ちでないと考えられ ていました。御父と御子が訪れてくださったことにより,神の真実の属性にか かわる知識を世に回復することができる神の証人が地上に立てられたのです。4 ジョセフ・スミスが受けた〔最初の〕示現によって,御父と御子が別々の御 方であって,それぞれ人間の体と同じように触れることのできる体を持ってお られることが明らかにされました。さらにまた,聖霊が霊の御方であって,御 父とも御子とも異なる別の御方であることも明らかにされました〔教義と聖約 130:22 参照〕。このきわめて重要な真理は世界を揺るがしました。しかし,
聖典に重要な真理が明瞭に記されていることを考えると,人がこれほどまで に甚だしく真理から遠ざかることもあるというのは,非常に不思議な驚くべき 事実です。救い主は,「父〔は〕わたしより大きいかたである」と言われました
〔ヨハネ 14:28〕。また復活後に弟子たちに,御自分の体にさわって主であるこ とを確かめるようにと言われました。そして,このように告げられました。「霊 には肉や骨はないが,あなたがたが見るとおり,わたしにはあるのだ。」〔ルカ 24:39〕使徒たちは,書簡の中でしばしば述べているように,御父と御子と聖 霊が別個の御方であることをはっきり理解していました。パウロもコリント人に 対して,万物が神に従うときには,「御み子こ自身もまた,万物を従わせたそのかた に従うであろう。それは,神がすべての者にあって,すべてとなられるためであ る」という事実を明らかにしています〔 1 コリント15:28〕。
ジョセフ・スミスは御父と御おん子こにまみえました。したがって,「神は自分のか たちに人を創造された。すなわち,神のかたちに創造し,男と女とに創造され た」という聖文が真実であることを,自らの知識に基づいて証あかしすることができ
ました〔創世 1:27〕。これは文字どおりに理解するべき事柄であって,神秘的 あるいは比ひ喩ゆ的な事柄ではありません。5
2
神を信じる信仰を働かせ,神を礼拝するには,
神の特質を理解しなければならない
わたしたちに与えられている啓示の一つは次のように教えています。キリスト が御父によって栄光を受けておられるように,わたしたちがキリストによって栄 光を受けたいと望むなら,礼拝する方法と自分が礼拝する御方を理解して知る 必要があります(教義と聖約 93:19 - 20 参照)。
わたしが皆さんに望むのは,神の属性と特質を思い起こしていただくことで す。そうすれば,霊とまことをもって神を礼拝し,それによって神の福音に伴う すべての祝福を受けることができるでしょう。
神は啓示によってのみ知ることができる,すなわち啓示によらずには神を知 ることは永久にできないということを,わたしたちは知っています。神にかかわ る真理を学びたいと思うならば,科学者や哲学者の言葉ではなく,聖文を研究 しなければなりません。まさに,中なか空ぞらを飛ぶ天使によりもたらされる福音の回 復についてのヨハネの偉大な預言は,人がまことの神についての知識を得て教 えられるように,回復が起こることになると述べています。「神をおそれ,神に 栄光を帰せよ。……天と地と海と水の源とを造られたかたを,伏し拝め。」(黙 示 14:7)。言い換えれば,この神権時代に福音が回復されて以来,人は世に 広まっている神にかかわる誤った概念を受け入れるのではなく,創造主を礼拝 し,創造主に仕えるように求められるのです。
どの時代にも,主の預言者は偽りの礼拝と闘い,神にかかわる真理を宣言す るように求められてきました。古代イスラエルには,偶像や異教の神々を礼拝 する人々がいました。イザヤは次のように問いかけています。「それで,あなた がたは神をだれとくらべ,どんな像と比較しようとするのか。」
「あなたは知らなかったか,あなたは聞かなかったか。主はとこしえの神,地 の果ての創造者であって,弱ることなく,また疲れることなく,その知恵ははか りがたい。」(イザヤ 40:18 ,28)
今こん
日にち
,世の多くの人々は神にかかわるこの知識を持っていません。〔教会〕
の中にさえも,永遠の御父である栄光に満ちたその御方について完全に理解し ていない人々がいます。この知識を持っていない人々に,次のように言ってもよ いのではないでしょうか。「なぜあなたは神の栄光を限りあるものとするので しょうか。あるいは,なぜ神が実際よりも小さな御方であると考えるのでしょ うか。あなたは知らなかったのですか。とこしえの神,主,地の果ての創造主
第 1 章
は無限かつ永遠であり,すべての力,すべての威勢,すべての主権を持っておら れ,すべてのことを御存じであること,そして万物は主の御み前まえにあるということ を,あなたは聞いたことがないのでしょうか。」
教義と聖約第 20 章には,この神権時代に教会を再び組織するように預言者 ジョセフ・スミスに命じられた言葉が書かれていますが,その中に救いの基本 的な教義の幾つかに関する要約が啓示されています。神について,その啓示で は次のように述べられています。「……わたしたちは,天に神がおられ,この神 は無限かつ永遠で,永遠から永遠にわたって変わることのない同じ神であり,
天地とその中にある万物を形造られた御方であることを知っている。」(教義と 聖約 20:17)……
神はわたしたちの御父であり,人は神の形に創造されています。神は,人間 の体と同じように触れることのできる骨肉の体を持っておられます(教義と聖 約 130:22)。文字どおり人格を持っておられる,全人類の霊の御父です。神 は全知全能であり,あらゆる力と英知を持っておられます。御父が完全であら れるのは,すべての知識,すべての信仰や力,すべての正義,すべての裁き,す べての憐あわれみ,すべての真理,さらに神としてのあらゆる属性を備えておられる からです。……わたしたちは,そのような完全な信仰を持ち,それにより永遠 の命を受けたいと望むならば,神がこれらの完全な特性と属性を備えた御方 であることを信じなければなりません。また,次のように申し上げたいと思いま す。神は無限かつ永遠の御方であり,変わることのない御方であって,永遠か ら永遠にわたってこれらの完全な力と属性を備えておられます。6
天の御父は栄光に満ち,昇栄された御方であるということを,わたしたちは 知っています。あらゆる力,あらゆる威勢,あらゆる主権を持っておられ,すべ てのことを御存じです。御父が独り子を通してこの地球と無数の世界を創造さ れたことを証あかしします。7
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神は人格を持った御方であり,わたしたちの霊の御父であられる わたしたちは天の御父である神の霊の子供です。…… 御父の家族の一員で す。……前世で長い間,御父とともに住んでいました。…… 御父は進歩と救い の計画をお定めになりました。それは,わたしたちがあらゆる点で忠実かつ誠 実であるならば,進歩成長して御父のようになることができるという計画です。8 わたしたちは聖典の中で,神が比ひ喩ゆ的な意味ではなく,文字どおりわたした ちの永遠の御父であられると教えられています。贖あがない主はよみがえって死に対 して勝利を収められましたが,その墓の近くで贖い主がマリヤに語りかけられ た言葉には,非常に荘厳で輝かしい意味が込められていました。「わたしにさ