• 検索結果がありません。

手動構成の使用 : RAID 5

ドキュメント内 LSI MegaRAID® SAS Software (ページ 114-120)

3.4 ストレージ構成の作成

3.4.3 手動構成の使用

3.4.3.3 手動構成の使用 : RAID 5

9. その仮想ドライブ構成でよい場合は、「Accept」をクリックして構成を保 存します。それ以外の場合は、「Back」をクリックして前の画面に戻り、

構成を変更します。

10.その構成を受け入れる場合は、構成の保存を促すプロンプトが表示された ら「Yes」をクリックします。

WebBIOS のメインメニューが表示されます。

11.高速初期化を実行するには、「Yes」をクリックします。「No」をクリック

すると、バックグラウンド初期化が開始します。

I

高速初期化を実行すると、各ドライブの初期ブロックが消去されま す。その後、バックグラウンド初期化が開始します。

V

注意 !

新規の論理ドライブを作成する際に既存の MBR データが含まれて いるハードディスクドライブを使用する場合は、「Yes」を選択し て、それらのドライブ上のマスターブートレコードを消去してくだ さい。

2.「Add To Array」をクリックし、右側の「Disk Groups」パネル内の推奨さ れたドライブグループ構成にドライブを移動します(図 23)。

変更を取り消す必要がある場合は、「Reclaim」ボタンをクリックします。

図 23: WebBIOS の「Disk Group Definition」画面

3. ドライブグループに対するドライブの選択が完了したら、「Accept DG」

をクリックします。

4.「Next」をクリックします。

「Virtual Drive Definition」画面(図 24)が表示されます。この画面を使用 して、新規の仮想ドライブの RAID レベル、ストライプサイズ、読み取り ポリシー、およびその他の属性を選択します。

図 24: WebBIOS の「Virtual Drive Definition」画面

5. 必要に応じて、仮想ドライブオプションを、画面に表示されているデフォ ルトから変更します。

以下に、仮想ドライブオプションについて簡単に説明します。

RAID Level : 仮想ドライブに指定できる RAID レベルが、ドロップダ ウンメニューにリストされます。「RAID 5」を選択します。

Stripe Size : ストライプサイズは、RAID コントローラが複数のドライ ブ(パリティドライブは除く)にわたって書き込むデータセグメント の長さを指定します。たとえば、ドライブスペースが 64 KB で、スト ライプ内の各ドライブ上に常駐しているデータが 16 KB のストライプ を考えてみましょう。この場合は、ストライプサイズは 64 KB で、ス トリップサイズは 16 KB です。ストライプサイズは 8、16、32、64、

128、256、512、および 1024 KB に設定できます。ストライプサイズ を大きくすると、読み取りのパフォーマンスは上がります。ご使用の コンピュータで、ランダム読み取り要求を定期的に実行する場合は、

小さいストライプサイズを選択してください。デフォルトは 64 KB で す。

Access Policy : この仮想ドライブに許可されるデータアクセスのタイ プを選択します。

RW : 読み取り/書き込みアクセスを許可します。これはデフォルト

です。

Read Only : 読み取り専用アクセスを許可します。

Blocked : アクセスを許可しません。

Read Policy : この仮想ドライブの読み取りポリシーを指定します。

Normal : これを選択すると、先読み機能は使用不可になります。こ

れはデフォルトです。

Ahead : これを選択すると先読み機能が使用可能になり、コント

ローラは要求されたデータを順次先読みし、そのデータがまもなく 必要になることを予想してキャッシュメモリにその追加データを保 管しておくことができます。これによってデータの順次読み取りが 高速化されますが、ランダムデータへのアクセス時には効果はほと んどありません。

Adaptive : 「Adaptive」(適応先読み)を選択すると、直近の 2 回の ドライブアクセスが連続セクタで発生した場合に、コントローラが 先読みの使用を開始します。読み取り要求がランダムの場合は、コ ントローラは「Normal」(先読みなし)モードに戻ります。

Write Policy : この仮想ドライブの書き込みポリシーを指定します。

WBack : ライトバックモードでは、コントローラのキャッシュがト

ランザクションのすべてのデータを受信した時点で、コントローラ はデータ転送完了信号をホストに送信します。

この設定は、標準モードで推奨されます。

WThru : ライトスルーモードでは、ドライブのサブシステムがトラ

ンザクションのすべてのデータを受信した時点で、コントローラは データ転送完了信号をホストに送信します。

これはデフォルトです。

Always Write Back : コントローラにライトバックモードを使用させ たいが、そのコントローラに BBU がなかったり、BBU が不良な場 合に、このモードを選択します。

V

注意 !

ライトバックモードは、バッテリーがある場合もない場合も使 用できます。バッテリーを使用してコントローラのキャッシュ を保護するか、無停電電源装置(UPS)を使用してシステム全 体を保護するかのどちらかをお勧めします。バッテリーまたは UPS を使用していない場合に停電があると、コントローラの キャッシュ内のデータを失う危険性があります。

IO Policy : 「IO Policy」は、特定の仮想ドライブ上の読み取りに適用 されます。先読みキャッシュには影響を与えません。

Direct : ダイレクト I/O モードでは、読み取りデータはキャッシュメ

モリのバッファに格納されません。データはキャッシュとホストに 同時に転送されます。同じデータブロックが再度読み取られる場合 は、キャッシュメモリから取り出されます。これはデフォルトで す。

Cached : キャッシュ I/O モードでは、すべての読み取りデータが

キャッシュメモリのバッファに格納されます。

Drive Policy : ドライブキャッシュポリシーを指定します。

Enable : ドライブキャッシュを有効にします。

Disable : ドライブキャッシュを無効にします。

NoChange : 現在のドライブキャッシュポリシーをそのまま変更しま

せん。

このドライブポリシーはデフォルトです。

Disable BGI : バックグラウンド初期化のステータスを指定します。

No : バックグラウンド初期化を有効なままにします。つまり、

WebBIOS を使用して他の構成作業を行いながら、バックグラウン ドで新規の構成を初期化できます。

これはデフォルトです。

Yes : このコントローラの構成でバックグラウンド初期化を許可しな

い場合は、「Yes」を選択します。

Select Size : 仮想ドライブの容量を MB 単位で指定します。通常は、

右側の「Configuration」パネルに表示される RAID 5 の最大容量になり ます。同じドライブグループに他の仮想ドライブを作成する場合は、

これよりも小さい容量を指定できます。

V

注意 !

マスターブートレコードのパーティションテーブルの仕様によ り、OS がインストールされている論理ドライブを正常に動作 させるためには、容量が 2 TB を超えないようにしてください。

論理ドライブが上限の 2 TB を超える場合は、OS に応じて追加 の設定(GPT パーティションの使用など)が必要になることが あります。

6.「Accept」をクリックして仮想ドライブ定義の変更を受け入れるか、

「Reclaim」をクリックして前の設定に戻ります。

7. 仮想ドライブの定義が完了したら、「Next」をクリックします。

「Configuration Preview」画面(図 25)が表示されます。

図 25: RAID 5 の「Configuration Preview」

8. 構成のプレビューで情報を確認します。

9. その仮想ドライブ構成でよい場合は、「Accept」をクリックして構成を保 存します。それ以外の場合は、「Cancel」をクリックして操作を終了し、

10.その構成を受け入れる場合は、構成の保存を促すプロンプトが表示された ら「Yes」をクリックします。

WebBIOS のメインメニューが表示されます。

11.高速初期化を実行するには、「Yes」をクリックします。「No」をクリック

すると、バックグラウンド初期化が開始します。

I

高速初期化を実行すると、各ドライブの初期ブロックが消去されま す。その後、バックグラウンド初期化が開始します。

V

注意 !

新規の論理ドライブを作成する際に既存の MBR データが含まれて いるハードディスクドライブを使用する場合は、「Yes」を選択し て、それらのドライブ上のマスターブートレコードを消去してくだ さい。

ドキュメント内 LSI MegaRAID® SAS Software (ページ 114-120)