3.5 デバイスのプロパティの表示および変更
3.5.3 ドライブのプロパティの表示
「Physical Drive」画面には、選択したドライブのプロパティが表示され、そ のドライブに対して操作を実行できます。「Physical Drive」画面にアクセス するには、次の 2 つの方法があります。
● メインメニュー画面で、「Physical Drives」という見出しが付いている右 側のパネルのドライブをクリックします。
● メインメニュー画面で、左側のパネルの「Physical Drives」をクリック して、「Physical Drive」画面を表示します。次に、右側のパネルでドライ ブをクリックします。「Properties」ボタンをクリックして、「Go」をク リックします。選択したドライブのプロパティが表示されます。
図 45 は「Physical Drive」画面です。
図 45: 「Physical Drive」画面
物理ドライブのプロパティは表示専用で、説明がなくてもわかるようになっ ています。これらのプロパティには、ドライブの状態も含まれます。
画面下部には、実行できる操作が表示されます。操作を選択してから、「Go」
をクリックして操作を開始します。表示される操作は、ドライブの状態に よって異なります。ドライブの状態が「Online」の場合は、以下の操作が表 示されます。
● ドライブを強制的にオフラインにする場合は、「MakeDriveOffline」を選 択します。
I
ホットスペアのある冗長なドライブグループに属する良好なドライ ブを強制的にオフラインにすると、そのドライブはホットスペアド ライブにリビルドされます。強制的にオフラインにしたドライブ は、「Unconfigured Bad 」(未設定で無効)状態になります。ユー ティリティを使用してドライブを「Unconfigured Good」状態に設定 してください。● ドライブ上の LED を点滅させるには、「Locate」を選択します。このオプ ションは、ドライブエンクロージャにドライブが取り付けられている場合 にのみ機能します。
ドライブの状態が「Unconfigured Good」の場合は、さらに 4 つの操作がこの 画面に表示されます。
● すべての仮想ドライブが使用できるグローバルホットスペアを作成するに は、「Make Global HSP」を選択します。
● 特定の仮想ドライブ専用のホットスペアを作成するには、「Make Dedicated HSP」を選択します。
WebBIOS では、グローバルホットスペアは「Global」と表示され、専用 ホットスペアは「Ded」と表示されます。専用ホットスペアのアイコン は、該当する仮想ドライブの下に表示されます。ドライブ番号、ドライブ の状態、ドライブの容量、ドライブのメーカーが表示されます。
● スプリット構成のバックプレーンで複数のドライブに故障がある場合は、
「Enclosure Affinity」を選択します。ホットスペアが存在するバックプ レーンに対してホットスペアが先に使用されます。
● エンクロージャからドライブを取り外す準備をするには、「Prepare for Removal」を選択します。
「Prepare for Removal」機能には、取り外し準備ができているというフラ グをドライブに立てる動作も含まれるため、ドライブを省電力モードにス ピンダウンすることとは異なります。そのため、ドライブの取り外し準備 を選択すると、「Powersave」ではなく「Ready to Remove」が該当ドラ イブのデバイスツリーに表示されます。
3.5.4 バッテリーバックアップユニット情報の表示および 変更
ご使用の SAS コントローラにバッテリーバックアップユニット(BBU)が装 備されている場合は、その情報を表示して、一部の設定を変更できます。こ れには、以下の手順に従います。
1. WebBIOS CU のメインメニュー画面で「Controller Properties」をク リックします。
最初の「Controller Properties」画面(図 46)が表示されます。
図 46: 最初の「Controller Properties」画面
2.「Next」をクリックして、2 番目の「Controller Properties」画面を表示し ます。
2 番目の「Controller Properties」画面(図 47)が表示されます。この画 面の左上部の「Battery Backup」フィールドは、iBBU があるかどうかを 示します。
図 47: 2 番目の「Controller Properties」画面
3.「Battery Backup」フィールドの「Present」をクリックします。
「Battery Module」画面(図 48)が表示されます。この画面には、以下の 情報が表示されます。
– バッテリー情報
– 設計情報
– 容量情報
– 自動確認のプロパティと設定
図 48: 「Battery Module」画面
バッテリーモジュールのプロパティのほとんどは表示専用で、説明がなく てもわかるようになっています。
画面の右下隅に、自動リキャリブレーションのオプションがあります。リ キャリブレーションとは、バッテリーの状態を確認するためにコントロー ラによって定期的に実行されるバッテリーの調整動作です。「Learn Delay Interval」と「Auto Learn Mode」の値を変更できます。
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「Learn Delay Interval」と「Auto Learn Mode」は、デフォルト設定 のままにすることをお勧めします。リキャリブレーションの遅延間隔の設定
リキャリブレーションの遅延間隔とは、自動リキャリブレーション間の時間 の長さのことです。この間隔を変更するには、以下の手順に従います。
1.「Auto Learn Mode」フィールドのプルダウンメニューを開きます。
2. 確認モードとして「Auto」(デフォルト)を選択します。
このモードを選択すると、コントローラによって確認サイクルが自動実行 されます。
3.「Learn Delay Interval」フィールドの時間数を変更します。
確認サイクルの開始は、168 時間(7 日間)まで遅延させることができま す。
4.「Go」をクリックして、間隔を設定します。
自動リキャリブレーションモードの設定
バッテリーのリキャリブレーションサイクルは、手動または自動で開始でき ます。自動リキャリブレーションモードには、以下のものがあります。
● BBU Auto Learn : ファームウェアは、最後の確認サイクルから時間を追跡
し、期限が来たら確認サイクルを実行します。
● BBU Auto Learn Disabled : ファームウェアは、確認サイクルをモニタまた は開始しません。確認サイクルを手動でスケジュールできます。
● BBU Auto Learn Warn : ファームウェアは、保留中の確認サイクルに関し
て警告を行います。確認サイクルを手動で開始できます。確認サイクルが 完了すると、ファームウェアはカウンタをリセットして、次の確認サイク ル時間に達すると、警告を発します。
自動リキャリブレーションモードを選択するには、以下の手順に従います。
1.「Auto Learn Mode」フィールドのプルダウンメニューを開きます。
2. 自動リキャリブレーションモードを選択します。
3.「Go」をクリックして、自動リキャリブレーションモードを設定します。
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iBBU を交換すると、充電サイクルカウンタが自動的にリセットされます。
3.6 システムイベント情報の表示
SAS コントローラのファームウェアは、システム内のすべてのストレージ構 成およびデバイスのアクティビティとパフォーマンスをモニタします。イベ ント(新規の仮想ドライブの作成やドライブの取り外しなど)が発生すると、
イベントメッセージが生成され、コントローラの NVRAM に保存されます。
WebBIOS CU を使用して、これらのイベントメッセージを表示できます。そ れには、WebBIOS CU のメイン画面で「Events」をクリックします。「Event Information」画面(図 49)が表示されます。
図 49: 「Event Information」画面
表示するイベントを選択するまで、画面の右側には何も表示されません。画 面の左上部の「First Sequence」フィールドと「Last Sequence」フィールド には、現在保存されているイベントのエントリの数が表示されます。
イベントのエントリ情報を表示するには、以下の手順に従います。
1.「Event Locale」のメニューから、いずれかを選択します。たとえば、ド ライブエンクロージャ関連のイベントを表示するには、「Enclosure」を 選択します。
2.「Event Class」フィールドで、「Information」、「Warning」、「Critical」、
「Fatal」、「Dead」のいずれかを選択します。
3. 開始シーケンス番号を、最初のシーケンス番号と最後のシーケンス番号の 範囲内で入力します。この番号が大きいほど、より新しいイベントになり ます。
4. 表示するこのタイプのイベントの数を入力し、「Go」をクリックします。
シーケンス内の最初のイベントが、右側のパネルに表示されます。
5.「Next」または「Prev」をクリックして、イベントシーケンスを前後に ページ送りします。
6. 必要に応じて、左側のパネルで別のイベント条件を選択し、「Go」を再度 クリックして、別のイベントシーケンスを表示します。
各イベントエントリにはタイムスタンプと説明が記載され、いつ、どのよう なイベントが発生したかを確認するのに役立ちます。